新十津川町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月14日
防災体制について
2017年3月14日、新十津川町議会の一般質問で、西内陽美議員が「防災体制について」質問し、町長 熊田義信が答弁しました。
- 質問者
- 西内陽美 議員
- 答弁者
- 町長 熊田義信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 6番 西内陽美
最後の質問は、防災体制について質問いたします。進藤議員、小玉議員、白石議員に続いて、防災に関する質問4回目になりますけれども、近年の異常気象に加えまして、昨年8月に母村十津川村の水害慰霊祭に参列させていただきまして、十津川村の方ですとか新十津川町を興した方々の苦難の道に触れたということがあったものですから、皆さんそれぞれ防災へは一層気を引き締めていかなければならないという強い意思の現れであるというふうに、ご容赦いただきたいと思います。質問させていただきます。平成27年5月20日に水防法等の一部を改正する法律が公布されました。改正では想定しうる最大規模の洪水、内水及び高潮に対する避難体制等の充実強化を図ることとなっております。2月22日の北海道新聞に札幌開発建設部は、空知管内を流れる石狩川水系9河川の洪水浸水予想予定地区を更新したとの記事が掲載され、新しい浸水想定区域の面積が徳富川流域と尾白利加川流域で拡大をされておりました。水防法の改定により、想定降水量を100年に1度の雨量から考えうる最大の雨量による変更による更新ですが、住民の方々は、どこの川が溢れて、どの地区が浸水するのだろうかと心配をされております。また、新庁舎の建設に当たり大丈夫かと。消防署は高台に移設しなくてもいいのかと、不安を口にする方もいらっしゃいます。改定により公表する情報については浸水想定区域図、浸水持続時間は河川管理者が、ハザードマップは市町村が行うこととなっておりますけれども、危険があると更新された場所や内容等の情報を公開し、周知するのは防災の基本と考えます。そこで、次の2点についてお伺いいたします。1点目は、水防法の改定と石狩川流域の浸水想定図の見直しが、本町に与える影響はどのようなものがあるのか。また、新たに増えた浸水想定地区はどこか。2点目は、今年度、新十津川町地域防災計画策定事業と洪水ハザードマップ策定事業が実施されますので、浸水想定区域の変更等に併せ更新された新たな計画とハザードマップが住民の皆様に公表される時期、また、その周知の方法についてお伺いいたします。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは6番議員さんの三つ目のご質問にお答えを申し上げます。近年、想定を超える浸水被害が多発していることから、避難体制の充実、強化を図るため、平成27年5月20日、水防法が改正され、国、道が指定する重要河川の洪水にかかる浸水想定区域が現行の河川整備の基本となる計画降雨量による区域から、想定し得る最大規模の洪水区域に拡充され、先般、平成29年3月7日に石狩川の新たな浸水想定図が公表されたところであります。石狩川の想定雨量は、現行の150年に1回の確率では3日間で260ミリありました。このたび、想定し得る最大規模の雨量として1000年に1回の確率が設けられ、3日間で358ミリの大雨が新たに設定されたところであります。浸水区域の計算方法につきましては、これまでと同様で500メートルごとに右岸、左岸、それぞれに堤防が決壊するシミュレーションを行い、そのすべてを1枚の地図に重ね合わせ、浸水が深くなる方で表示したものが浸水想定図となります。そのため、今回公表されたものは最大値でありますので、すなわち、最悪の状況の石狩川の浸水想定図となっております。新たな浸水区域の分析につきましては、国から詳細なデータをいただける予定が4月となっており、また、浸水の深さを示す浸水ランクの区分も変更になったことから、単純にこれまでのハザードマップと比較してのご説明は現段階では難しい状況でありますが、口頭で理解をしていただける部分にて説明をさせていただきたいというふうに思います。想定雨量が3日間で、従前からある150年に1回の260ミリから1000年に1回の確率を想定した最大規模として358ミリに増えたことから、物理的に浸水想定区域が広まり浸水ランクが高くなる傾向にあります。ただし、浸水区域の広がりはごくわずかとなってございます。今回の国の公表を受けての本町の対応でございますが、平成29年度中に本町の地域防災計画の改正とハザードマップの更新を計画しており、このあと公表される予定の徳富川の浸水想定と併せて、平成30年の1月の完成を予定としております。新たな地域防災計画とハザードマップは、町民の皆様に広く周知する必要がございますので、町議会議員、行政区長への配布のほか、町のホームページでの公開を予定しております。なお、ハザードマップにつきましては、平成30年の2月の町内回覧にて全戸に配布させていただき、併せて、広報でも周知をさせていただく予定となってございます。石狩川の堤防の整備は進んでおりますが、ハードだけでの対応は難しいことから、全行政区での自主防災組織の設立に取組み、今後も自助、共助、公助によるハードとソフトが一体となった減災対策を推進し、洪水に対する避難体制の充実強化を図ってまいるところであります。質問のありましたとおり、災害はいつ何どき起きても不思議でない時代になっておりますから、気を引き締めて、ちゃんと対応をしていきたいというふうに考えておりますし、また、質問のありました消防と役場庁舎の関係の場所につきましては、ハザードマップの色塗りはされていない状況に今はなっていることを申し上げ、質問に対する答弁とさせていただきます。
再質問 6番 西内陽美
はい、再質問では、この度の水防法の改定では、被害を軽減させるために避難情報の伝達方法や避難経路の周知などをすることとされております。ただ今、町長のご答弁にありましたように、30年以降に公表される新十津川町地域防災計画と洪水ハザードマップに基づいて行われる行政が主体の防災事業とは、どのようなものでしょうか。特に、避難勧告や避難指示の発令とその内容、避難情報の伝達方法、避難経路などはできるだけ早い段階で住民の皆様にお示しをしていただきたいと思いますけれども、行政主体の防災事業の具体的な進め方について、お伺いいたします。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
町の避難対応、指示対応、防災の関係についてどのように進めていくのかということでありますが、今ほど説明した防災計画の見直し、ハザードマップの見直し、そういったものをしっかり住民に周知をしながら、自助、共助、公助の役割をそれぞれ認識をしてもらって、しっかり対応するということが、まず、必要であるというふうに考えております。それと、避難勧告、避難指示の関係の質問もありました。避難勧告、避難指示の関係については、私が責任をもって避難勧告指示をしなければならないと。これ首長の責任であります。ですから、私が責任を持って町民の生命、財産守る。そのために、どのタイミングで避難勧告、避難指示をするかということは、私が責任をもってそのタイミングを見て避難指示、避難勧告をいたします。ですから、夜降る場合だとか、朝方降る場合だとか、いろんな状況がありますから、それはその避難勧告の前に避難準備だとか、そういったことも十分考えた中で対応をする。そういったことも十分考えているところであります。そういったことから、住民に対しての速やかな、手遅れにならないように、住民の方達にも減災の意識、啓発、そういったものを高めていくことが行政の役割でありますし、私自身の責任としても、いち早く準備をすることが安心で避難所に出向く、そして、自主防災計画だとか要支援者の対応だとか、そういったことについても明るいうちにすることによって、その避難所の安心した災害の備えにつながるというふうに考えております。また、ハザードマップについても、しっかり行政区に説明をいたしますし、また、必要に応じて、今、出前講座等もありますから、それぞれの行政区にも出向きながら必要に応じてそういう自主防災組織の意識、啓発と合わせて災害の備え、そして、川の流れ方、そういったものを、新十津川の川の多い状況もそれぞれの地域の状態を認識してもらう、そういうことが大切であるというふうに思っておりますから、ただ、一朝一夕にいかない部分がありますので、しっかり段階を追って、自主防災組織にしても、先ほど答弁をさせていただきましたけども、良い行政区の状態を促すようにしていくのと同じように、災害についても、我々の行政としての責任はありますけども、地域においては地域での十分な助け合いの体制が、顔の見える、そういう地域づくり、コミュニティをしてもらうことが災害の大きな力になっていくものと考えております。災害だけではなく、コミュニティ、そういう福祉の面についても、このコミュニティ活動が大きくその災害の未然防止につながるというふうに考えておりますから、コミュニティ活動の推進等も合わせて進めていきたいというふうに考えていること申し上げ、答弁とさせていただきます。以上です。
再々質問 6番 西内陽美
再々質問というわけではございませんが、再々質問をしようと思っておりましたけれども、白石議員のご答弁の中で町長がいろいろと詳しくお答えくださいました川の中州について、少しお話をさせていただきたいと思いますが、徳富川の中州についてですが、この辺りも中州が大変大きくなりまして菊水区側についている状態です。それで川幅が狭くなっておりますので、徳富川が増水した場合にはみどり区側の河岸の一部がもう抉れている状態になります。中州が大きくなりまして新十津川橋の橋脚と近いものですから、増水をした場合にはそこに流れてきた木や枝が引っかかって溢水をしやすいという状況があります。私も、この点を河川事務所の方には申し入れをしておきましたけれども、なかなか予算の関係もあるということで、速やかな対応はお願いはできなかったのですけれども、この区域はこの度の札幌開発建設部による見直しで、一定の条件下において家屋の倒壊、流出をもたらすような堤防決壊に伴う激しい氾濫流や河岸浸食が発生することが想定される区域とされている場所です。まして想定降水量が出されましたけれども、それは各河川ごとの上流に降っている雨の量でございますので、徳富川の浸水想定量は徳富川上流に降っている雨だけです。でも最近を見ますと、石狩川の上流ですとか空知川の上流に降った水が石狩川に流れ込んで石狩川の水面が上がると、当然、徳富川が水がはけなく水位が上昇している状況がありますので、やはりそういうこと考えますと、万が一にも被害を受けないために、白石議員と同じように河道整備の要望を強くしていただくようにお願いをさせていただきまして、私からの一般質問を終らせていただきたいと思います。ありがとうございます。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
今、6番議員から終らせていただきますということでしたので、うかつにしておりましたけども、私の方から、このことについて答弁をさせていただきたいというふうに思います。新十津川には今ほど言ったように、川、一級河川、二級河川たくさんありますし、一級河川、特に川幅が広くて長年河川改修したあと中州が溜まっているという状況になっております。今、質問のあった徳富川については、当時、ふるさとの川ということの整備の中でやりましたので、ちょっと普通の川の整備と違ってやさしい川の整備にしている関係から、河床部がどちらかというと穏やかな状況になっているかと思います。そういった形の中で整備した関係から、川の流れ、いわゆる流水が片側に、今、少し長年の経年に従って寄っているという状況が散見されるということであります。たまたまこの徳富川については、周辺の流木がきれいに伐採をしていただいたことから川の状況が非常に見やすいことになっておりますから、そういうことが余計みどり区側に散見されるというふうになっております。ただ、流木がきれいになったことによって、河道の全体の側面的な流水を受ける面積が確保されてスムーズに流れるという部分では、今は総体の面積は一定の量が確保できているかなというふうに思ってございますし、徳富ダムもできましたので、徳富川については流水が以前から見るとかなり少なくなっているのかなというふうに伺ってございます。ただ、徳富川についての洪水ハザードマップについてはこれから出てまいりますので、道費河川の分についてはこれから出てまいりますので、そういった状況を見ながら、河道の状況が確認されておりますから、ハザードマップ状況と鑑みて、国、道の機関に治水対策、積極的に要請活動を進めてまいることを申し上げ、答弁とさせていただきます。