みんなの議会

新十津川町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月9日

一般住民ができる農業振興策について

2015年12月9日、新十津川町議会の一般質問で、西内陽美議員が「一般住民ができる農業振興策について」質問し、町長 熊田義信が答弁しました。

質問者
西内陽美 議員
答弁者
町長 熊田義信

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 6番 西内陽美

議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づきまして町長に対して2点一般質問させていただきます。まずはじめに一つ目ですね、一般住民ができる農業振興策についての質問でございます。本町の農業の振興に、積極的に一般の住民の皆様方が関わっていける仕組みには、どのようなものがあるか。町民の皆様方からは、本町産のお米や野菜をもっと食べたいと。売っている所や量が少ないなどの声をいただいております。議会報告会の中では、農業を営む方々からは、直売所のようなものがあれば出品したいとか、農業者以外の方からは、もっと農業者の方々の悩みやお話を聞いてあげて欲しいといった声もあります。農業者以外の方が、農業を心配している状況を伺い知ることができました。そこで、一般の町民の方々が農業を応援するために、どのようなことができるのでしょうか。それはやはり、地元の農産物を積極的にいただくことが一番なのではないかというふうに考えます。そこで本町では、地元の農産物をいただくことを促す事業について、どのようなものがあって、どのように展開をされているのか。ただいまの5番議員さんの質問にも重複する部分があるかもしれませんけれども、農業者以外の一般の住民の方々ができる、農業振興策についての、町長のお考えをお伺いいたします。

答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)

それでは、ただいまご質問にありました6番議員さんのお答えを申し上げたいというふうに思います。今、5番議員さん、6番議員さんと、それぞれ農業を基幹とする町の振興発展のために必要な手立てという部分でのご質問だったというふうに伺っております。お答えをさせていただきたいというふうに思います。日本の食糧自給率は約4割でありますけれども、外国から多くの食糧が輸入され、地元以外の食材に頼っているのが現状であり、食の安全に対する関心も高まっているところであります。今ほどの質問にあったとおり、農業や農家を支えているのは、消費者の皆さんであります。地元で生産されたものを食べていただくことは、地元農家の応援や地域農業の振興に寄与するだけではなく、町民の皆様にとりましても、地元で採れ、作った人の顔が見える新鮮なものが食べることが、一番安全で安心な食であるというふうに考えております。仏教の言葉に、身土不二という言葉があり、地域で採れたものが安全、安心ということにつながっているというふうに考えております。今、新十津川で購入できるのは、JAピンネ女性部が月一度、土曜日、Aコープ新十津川で自家野菜の直売を行っていることと、Aコープ店内には地元農家の方々が野菜を販売しているという状況になっております。そういったことから、広く町内で生産された農産物を広められないのかということの質問だというふうに伺っております。町民の皆様に食べていただく以外、今、他の部分をちょっとお答えさせていただきますけれども、地元の特産品や農産物をお中元やお歳暮などの贈り物として購入していただいておりますけども、これも全国各地に新十津川の農特産物を知っていただく上で、貴重なPRの機会となっております。ぜひ、多くの皆様方に贈り物として活用いただければというようなことも、まずは1点あるところでございます。また、これに関連して、ふるさと納税という制度も行っておりまして、全国各地から非常に多くのご寄附をいただいており、現在4,400人、金額にして6,200万円という大きなふるさと納税の金額が新十津川にきております。大変有難く、我が町を応援してくださる全国の皆様に深く感謝をいたしているところであります。このふるさと納税の返礼品としては、農産物が非常に多く、米、玉ねぎ、メロン、椎茸、スイートコーン、トマトなどを送らさせていただいております。大変、好評をいただいており、返戻品における農産物の取扱件数は、約3,800件と全体の返戻金の73パーセントを占めており、返礼品の金額も約1,420万円の大きな額となっております。ぜひ、ふるさと納税のPRにも一役かっていただければ、農業の振興にもつながるというふうに思っておりますので、いろんな方々へのそういうPRもよろしくお願いしたいというふうに思っております。町民の皆様に、本町の農産品を安心して食べていただき、自信を持ってお薦めいただくためには、生産者とともにJAピンネや関係機関、団体が協力して、高品質で安全な農産品を生産していただいていることはもちろんでありますけども、併せて、広く農村や地域農業への理解を深めていただければ、なお、大変ありがたいと思っております。これらのことを進めるに当たって、現在、小中学校においては、地元食材を使用した給食の提供、さらには、食育活動や農業体験活動なども実施をしております。このような取組みも、必ず将来の新十津川町の農産物のフアンづくり、そして魅力、そういったものにつながっていくというふうに考えております。いろいろちょっと前後しましたけれども、先ほど、直接町民の方が買える、購入できる方法ということでは、先ほど5番議員さんが質問をした直売所、これをできる限り早く農業関係機関、さらには、農業者の前向きな取り組みによって作り、町内の農産物を町民の方々に食してもらうと。そういったような展開をできるように、先ほど5番議員さんの回答で言ったとおり、町では支援方策も、今、検討しているということでありますので、直売所ができた段階には、町民の皆さん方に直売所で販売される農産物を広く消費をしていただき、新十津川の農産物の安全、安心、さらには、農業の高品質、そういったものを味わっていただきたいなというふうに思っております。今後とも、様々な場面において、地元農産物の利用とPRにお力添えを賜りますようお願い申し上げ、お願いするのは回答にはなりませんけれども、全体を申し上げて、ご質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 6番 西内陽美

ただいま町長からは、町内での農産物をいただく手段として直売所を検討を始めているというお答えいただきました。私からは、再質問といたしましては、少しでも町内産米、お米を食べる取組みについて、作る側と売る側の向こうに、一般の住民の方々が見える方策について、2点ほど提案したいと思いますので、それについてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。1点目は、産業振興に、子育て支援と高齢者福祉を絡めた取組みです。食育を兼ねて、大人と同じご飯を食べ始めて味覚が形成される頃の2歳半のお子さんと、米寿を迎えた方へのお祝いにお米を贈呈したらいかがかという提案です。産業振興と子育て支援、高齢者福祉、三者の連携事業に、おめでたい感を添えて町民全体の共感を募りたいと考えます。ネーミングも例えば「初めてごはん」、「ずっとごはん」などというやわらかいイメージや、プレゼンテーターに「とつかわこめぞー」を活用した、おもしろさなどがあれば、マスコミ等活用して、お米のまち新十津川を町外へPRする機会にもなります。幼い子供さんの前に突然こめぞー君が現れて泣き出したとしても、それはそれで微笑ましい場面ではないかと思います。幸い本町には、すでにお米の袋に新十津川町の名前が入った商品がありますので、そういったサイズの小さなもの、詰め合わせを折々のギフト商品として活用もしておりますので、こういったことの販売促進の弾みをつける面も期待できると思います。さらに2点目としましては、お米の消費に住民発動を結びつけた提案でございます。米粉の利用や周知を促すために、ご飯や米粉を使ってパンを作るライスブレッドクッカー、商品名は申しませんが、ご家庭で米粉や冷ごはんを使ってパンを作る炊飯器のような家電があります。この機械を産業振興課で購入をして、町内の行政区や町内会、女性の会や子ども会、PTAの行事などに貸し出ししてはいかがでしょうかという質問です。米粉で作ったパンは学校給食で、もうすでに取り入れられておりますけれども、まだまだ一般町民の方には周知されてはおりません。また、お米を作っていらっしゃる農業の方々でも、朝食はパンという方がいらっしゃいますので、ぜひ、米粉パンを食べてお米の消費に協力いただきたいというふうに思いますし、また、地域では物珍しさでもって、どれで、ご飯でパンを作るのだろうと出かけていらっしゃる方々、外に出かけるきっかけづくりにもなると思いますので、以上、2点について、提案させていただきますけれども、町長はどのようにお考えになられるか、お伺いいたします。

答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)

ただいま再質問で新十津川のお米を違った形でPR、そして、食して、いろんなアピールする機会を作ってはどうかというような提案型の質問だったというふうに受けております。非常に微笑ましくて、非常に心温まる、そういうタイミングでのお米を食する機会だというふうに思っております。ただ、私の考えでは、そういう「はじめてごはん」。例えば、2歳半のはじめてごはんというのは、やっぱりお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの役割なんですね。そして、米寿の時にそういうプレゼントするのも、子供さんだとか、お孫さんの役割。その役割を行政はとってはいけないんですね。やっぱり家族の温かさ、そして、家族の団らん、そういったものはやっぱり家族の中で形成されることが一番だと思うのです。ですから、このことは広く非常に大切で良いことだというふうに思いますから、家族の中で、新十津川のおいしい米を、ぜひ、「はじめてごはん」を、この新十津川のこめぞーのマークを付いた新十津川のお米の袋、そういったものを大事に保管をしたり、そういった写真を撮ったりだとか、そういう場で、家族でそういうものを満喫するのが一番だというふうに思います。これは同じことであっても、行政から持っていくということは、それは決して形は同じであっても、温もり感というのが、そういうものが少し欠落するのではないかなというふうに思いますので、こういったことは家族でやっていただきたいというふうに、まず、1点目のことは考えておりますので、ご理解をしていただきたいというふうに思います。2点目の米粉、ご飯を使ったパンですね。パンに代えていくという仕組みです。米粉を使ったパンという意味では、米粉を購入したり、米粉を自分で作ったりしてパンにすることは、うちにはゆめりあに加工室があります。まず、この加工室を使えるかどうか。地域のグループを作ってパン加工というものを、地域の人方で楽しみながらパン加工をすることも一つの方法だというふうに思っております。もう一つ、今、提案されたのは、行政区においてというような形になっているかと思います。これは、地域の行政区の活動を支援する方法としては、町の方では行政区活動支援交付金がありますので、区長さんが地域の三世代交流だとか、婦人会から子供達にそういったものを作って食べさせる方法だとか、いろんな内容は工夫できると思うわけです。ですから、そういったものは、行政区の活動としてどのようにことを展開するのかということを活動支援交付金の内容にうまく合うように提案をしていただくと、そういうことが実現になっていくのではないかというふうに思っております。ですから、米粉パンをうまく活用するためには、先ほどの冒頭の回答と同じように、やっぱり行政がすぐやるということでは、ただの物を使うということは、最後はうまく活用できないんです。ですから、そういう物をどういうふうに活用していくのかということは、使う地域の人だとか、そういう人が考えて、そのことを有効に活用していくことがより末永く良い状態でつながっていくのではないかと、私は考えておりますので、今、言われたことは非常に大切なことだというふうに思いますけれども。使い方によっては、行政が支援をする、支援をするということはできますけれども、使う側を行政区だとか、そういうふうな形の中でうまく進めていただくことが一番望ましいというふうなことを考え、答弁とさせていただきます。

出典:新十津川町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月9日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる