新十津川町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日
子ども・子育て支援新制度での放課後対策について
2014年12月10日、新十津川町議会の一般質問で、西内陽美議員が「子ども・子育て支援新制度での放課後対策について」質問し、町長 植田満、保健福祉課長 長谷川雄士が答弁しました。
- 質問者
- 西内陽美 議員
- 答弁者
- 町長 植田満、保健福祉課長 長谷川雄士
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 2番 西内陽美
議長のお許しをいただきましたので、町長に質問をいたします。来年4月より、子ども・子育て支援新制度が本格的にスタートします。市町村事業として13事業が挙げられており、新制度の中で放課後児童クラブが、地域子育て支援事業として位置づけられております。それによりますと、対象児童は、現在の小学3年生までの利用が、小学6年生にまで引き上げられ、国が示す省令に基づき、市町村が条例で設備や運営の基準などを定めることになりました。国による新制度の施行は、各年度の予算編成過程において、財源の確保とセットで検討され確定するものですけれども、国会の審議を通じて子ども・子育て支援の量的拡充と、質の改善には1兆円の財源が必要とされたところでありますし、すでに新制度での認定こども園の移行を進めている自治体も多いことから、現在の国の状況を勘案しましても、予定どおり進められていくものと考えます。その中で、放課後児童クラブには、年間600億円余りの予算が見込まれています。本町は、児童館において放課後児童クラブを運営している状況にあり、小学生の保護者の方々からは児童館の開館時間の延長を望む声がありますが、児童館事業に対する予算措置はありません。そこで、次の3点について、町長にお伺いいたします。3点の質問の中身は違いますけれども、通告いたしましたとおり、子ども・子育て支援新制度化での、放課後児童対策に関わるものですので、3点まとめて質問させていただきます。1点目です。現在、児童館事業としての児童館の運営時間が午後5時30分までです。放課後児童クラブは、保護者からの利用希望登録を基に児童館の中で運営されています。保育所は午後7時までの運営が延長保育で整備されています。3月31日に保育所で午後7時まで保育を受けていたお子さんは、翌日4月1日から5時30分までしか保育を受けられなくなります。この1時間30分の差は、お子さんにとっても、働く保護者の方にとっても大きな問題です。ただ、児童館は、児童館事業としてむやみに延長すべきではないと考えます。午後5時30分までの運営で良いと考えますが、財源が見込まれる放課後児童クラブ事業については、これを拡大して、運営時間を延長して整備することで、子供の安全な居場所づくりや、保護者の方々のニーズに答えられると思いますが、この点をお伺いしたいところが1点目です。2点目は、その国が示す設置基準、特に児童数の定員と児童数に対する職員の数などをお聞きしたいと思います。3点目は、児童館に勤められる職員の方々の研修状況についてお伺いします。子ども・子育て支援法では、放課後児童健全育成事業に従事する職員の処遇の改善に資するための施策のあり方について検討して、その結果に基づいて所要の措置を講ずるとあります。利用対象年齢が現在の小学3年生から6年生までに引き上げられれば、利用児童数も当然増えましょうし、障がいを持つお子さんの利用も増えることも予想できますので、職員の方への研修も一層充実していかなければなりません。新制度に対する研修を、どのような計画で進めていかれるのかをお伺いします。これが3点目です。質問は、以上です。
答弁 町長 植田満(町長は2015年3月まで)
ただ今、放課後対策をどう進めるかというふうなご質問でございました。まず最初に、子ども・子育て支援新制度の財源関係について、ご説明申し上げますと、子育てをめぐる待機児童の問題等の課題を解消するための支援新制度に充当する財源として、あの、西内議員からの質問では、放課後児童クラブに対する予算額は600億円というふうな話でしたね。中身はちょっと異なりますけども、国は、消費税率の引き上げにより7千億円を恒久的な財源として確保するとともに、この実施のために不足する3千億円については、その確保に最大限努力するということを言っておられます。そのため、支援新制度の根拠法の施行期日を、消費税率を10パーセントへ引き上げる日の属する年度の翌年度の4月1日までの間において、政令で定める日から施行するということにしてございます。今ほど、27年4月1日から施行するというような話でございましたですけども、こういったようなことでございます。しかしながら、国が、この消費税率の引き上げを1年半、ご承知のとおり先送りをし、平成29年の4月とするといたしました。加えてまして、衆議院を解散いたしておりまして、12月14日は投票日となってございます。その結果によりまして、支援新制度の導入執行、事業等の見直し、絞込みなども考えられます。ただし、総理大臣は、この支援新制度については、予定どおり平成27年4月1日から本格的に実施するというふうに発言をいたしております。しかしながら、支援新制度の根本財源に充当する消費税率の引き上げは、平成29年4月より早まることは、これまでの状況からしますと考えられなく、また、国の支援新制度基準検討部会等では、財源積算、事業別財源配分等を検討しているというふうに聞いてございます。ただ、具体的にはまだ示されておりませんので、こういったような状況下の中では、各地方公共団体におきましても、支援新制度への移行準備等になかなか取り組んでいかれないというふうな状況にもございます。本当に、そういった面では、むしろ困惑をしているという状況でございます。そういったような中から、本町の児童館等の事業実績などについて、ご説明をさせていただきます。児童館は、開設時間を曜日に関わりなく17時30分までとし、1日平均50人ほどの児童が利用いたしております。児童館を利用して試行を実施しております放課後児童クラブについては、小学校の長期休業期間及び振替休校日に、8時から18時30分まで開設し、35人の児童が登録をいたしておりまして、1日平均、長期休業期間にあっては13人、振替休校日にあっては16人しか利用されておりません。このうち、18時以降の利用児童数は、これは日によって異なりますけれども、1日1人でございます。18時15分までには、保護者方が迎えに来られまして退館をしているようでございます。新十津川保育園については、18時までを開園とし、入園児童は、広域入所を含め73人であります。新十津川保育園で、19時まで行っている延長保育の実績は、月平均2人でございます。月の平均日数は4日でございまして、ほとんどの場合は18時30分までに保護者の方が迎えに来ているというのが実情でございます。放課後児童クラブについては、これらの実績を踏まえ、開設場所、実施の詳細等を検討するため、開設日、開設時間等の事業内容を平成26年度と同一といたしまして、利用対象児童を小学校3年生から6年生までに引き上げまして、平成27年度においても試行的に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。次に2番目の質問でございますが、放課後児童クラブの設置基準につきまして、国の基準を満たした運営を行っておりまして、児童の定員数は基準40人に対して、登録児童は35人でございます。職員数は、基準2人に対し4人体制で常時2人の方に従事していただいております。他に、児童1人当たりの面積基準、これは1.65平方メートルのようでございます。面積基準も満たしております。次に3番目の職員の研修の状況でございますけども、4人の児童厚生員が毎年計画的に研修に参加しており、平成25年度にあっては、北海道と北海道教育委員会が主催する支援活動研修会に1人、北海道学童保育連絡協議会が主催する学童保育研修会に2人が参加いたしておりまして、平成26年度にあっても、全く同様でございます。北海道学童保育連絡協議会が主催する学童保育研修会に2人、全国学童保育連絡協議会が主催する学童保育指導員研修会に1人参加しておりまして、他に、近隣の類似施設に赴きまして、見学研修等も実施をいたしております。平成27年度におきましては、国の動向等をしっかりと見極めながら、新十津川保育園及び児童館を適切に運営するとともに、放課後児童クラブを試行し、子育て支援の充実に努めてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。
質問 2番 西内陽美
ただ今の質問、三ついたしましたが、まず児童館の開館時間についてお伺いしたいと思いますが、ただ今のお話ですと、放課後児童クラブ6時半まで、昨年試行されましたが、今、27年度も試行的にというお話でございましたが、試行的ではなくて27年度からは、きちんと6時半からというふうには定められていないのかということがちょっと不安に思ったところでございます。もうすでに、保護者の方への子育て支援に関するニーズ調査は終えておりますし、試行もすでに終えられておりますので、来年度からは、この保育園との整合性を図るということがとても大事だと思うのですね。ですから、児童館としては、児童館事業は5時半でも構わないのですが、放課後児童クラブという形態は、きちんと保育園と同じように6時半までなら6時半までの運営、そして延長でもって、柔軟性をもって7時までというような形になるのではないかと、そういうふうに定めていただきたいなというふうに思っていたところでございます。それと、政府の今、7千億円云々とありました。これはもちろん、消費税が上がった時の、子育て支援事業13事業が全部で1兆円かかるという試算があり、その中で消費税が10パーセントに上がった時点での7千億円を、この13事業に充てるということの政府の発表でした。それで、その中の600億円というのは放課後児童対策に関する事業に対して、年度ごとに違いますが、600億円か、680億円、大体、平成29年度をピークに予算を政府の方で組まれておりますし、もうすでに、認定こども園とかが始まっておりますので、本町でも今定例会には、いろんな小規模保育事業ですとかも上程されてきておりますから、どんどん、どんどん、この試行を推し進められていっている状態です。児童館に関しては、このままでいいのですが、放課後児童クラブを政府の出方を見てというのでは、ちょっと遅いのではないかなというふうに思っています。今年度、5月の末くらいだと思ったのですが、新制度に移行するまでの準備期間としては、結構、助成金が出るという話がありました。5人以上の障害を持つお子さんを配置されるのでしたら、従事者1人増やすだけの賃金アップの分をみますですとか、6時半まで開園している児童クラブが、それ以降、開園した分の時間延長、職員に対する賃金を上げる場合には、それ以前、6時半以前に努めている分の賃金も出しますよということが、今年度初めの方にありましたので、どんどん、どんどん進められているわけですね。ですから、今、お話ありましたように、来年度また新たに試行するというのは、いかがなものかと思いますが、その辺もう少し、保育園との整合性を図るという観点におかれては、町長のお考えはどのように思っていらっしゃるのかお聞きしたいと思います。
答弁 町長 植田満(町長は2015年3月まで)
まず、先ほど試行的にということでございますが、実質的には本格的というふうにも理解してされてもらっても構わないのですけれども、ただ、あくまでも、今、制度そのものが、まだ、法律上、4月から施行するというふうなことにもなっているようですけれども、実際は答弁の中で触れたように、中身が全く不明確であるというふうなことから、そういったものがより明確になった段階でもって取り組んでいくことが、よりベターでないのかなというふうに思っておりますから、これまでも試行的に取り組んできたわけでございますから、試行という文字は残ってますけども、実質的、本格的というふうに理解してもらっても構わないというふうにも思っております。それと、13事業のうちの1兆円というふうなお話ございましたですけども、これも答弁の中で申し上げましたように、国もまだ事業別の財源配分がどういうふうなことになるのかというふうなことは、全く示されてきていない状況下の中で、今、この中でどうこうというふうなことを申し上げる段階にはないというふうにも思っております。それと、新制度に対して、正式にそういったようなものが町の方に連絡としてというか、文書で通知されてきていないというふうな状況でございますから、今、ちょっとその辺については、お答えのしようがございません。ですから、もう一度、一番目の質問に戻りますけれども、試行的とは言いながらも実質的に、本格的なことというふうに理解されてもらっても構わないと思いますけれども、ただ、あくまでも新制度が、より明確に中身も明確に伝えられるということが、最も大事な事であろうというふうに思ってますから、そういったものが明確になった段階で、本格的に試行の頭の文字が取れても、それはそれとして構わないのかなというふうにも思っております。以上です。
質問 2番 西内陽美
試行ではなくて、本格的に実施されるというふうに受け取りました。それで、前回、私ではない議員が、放課後対策児童について質問された時に、執行は児童館事業なんですが、もし延長された場合に対して、児童館の放課後対策としましては無料ではないというお話が出てまいりました。この保育所も、延長の時には延長保育料がかかりますが、この児童館の放課後対策に関しましても、利用者負担についてということがきっと出てくると思うのですが、そこをお聞きしたいと思います。子ども・子育て支援法や児童福祉法では、放課後児童健全育成事業の利用者負担に対するという規定が定められていないのです。その負担の考え方ですとか、金額や徴収方法というのは、各自治体の判断に任せられているというのは、今も現行どおりなのですが、現在の児童館は5時半まで開いておりますので、例えば、本格的に延長された場合、放課後児童クラブでの延長料金が発生するというのは、5時半以降6時半を超えて7時とかその分に発生するのか、それとも放課後児童クラブに登録されているお子さんは、下校時児童館に寄った時点で、5時半前ですね、3時半とか4時頃に寄った時点から閉館時間までに延長料金がかかるのかということは、今、国の方がどうもはっきりしないのでということですが、その辺りの、来年から実施に向けてとなりますと、当然、その利用料の話が出てまいりますので、そこのお考えをお願いしたいと思います。
答弁 町長 植田満(町長は2015年3月まで)
ちょっと詳細になってまいりましたので、保健福祉課長から答弁させますので、はい。
答弁 保健福祉課長 長谷川雄士(保健福祉課長は2015年3月まで)
それでは、ただ今の再々質問にお答えさせていただきます。まず、児童館事業と放課後児童クラブという事業は、まず別物だということで押えていただきたいのが1点。それで、本格的な考えということで、放課後児童クラブにつきましては27年度から、要するに、新十津川小学校の夏休み等の長期休業期間、それから、小学校の振替休日に8時から18時30分という、今年度、26年度に試行している内容と同じ事業内容で実施したいということです。それで、試行につきましては、本格的ということで、町長の方からお話がありましたが、その開設日とか開設時間も含めまして、それから実施する場所とか、それと今、お話のありました利用者負担金についても、いろいろと問題もありますし、いろんなケースもありますので、今までの行ってきた試行を踏まえて、その辺についても検討させていただく試行として、27年度については、時間、場所等を、実質的には26年度と同じ内容で行うということです。それと、放課後児童クラブの利用者負担金につきましては、お話がありましたけども、これもまだ、もちろん検討中で試行の方でどうしようかというのを定めなければならないんですけども、考えとしましては、児童館とは最初に言いましたように別物ですので、児童館の終了時間からの分の利用料金とかということではなくて、放課後児童クラブの事業としての利用料金ということで、そちらの事業の方にというか、時間的には、例えば、8時からということになりますけれども、そちらの事業に対しての利用料金という考えを、まず検討しながら27年度試行ということで実施するように考えております。以上です。