みんなの議会

新十津川町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月12日

小・中学校の口腔衛生とフッ化物洗口について

2012年12月12日、新十津川町議会の一般質問で、安中経人議員が「小・中学校の口腔衛生とフッ化物洗口について」質問し、教育長 熊田義信が答弁しました。

質問者
安中経人 議員
答弁者
教育長 熊田義信

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 1番 安中経人

ただ今議長よりお許しをいただきましたので、一般質問の通告どおり、私は、熊田教育長に対し質問をいたします。小・中学生の健康な体で教育環境の場を提供することが大変大切であると考え、その一つとして小さなことではありますが口腔衛生があると思います。このことについて、その考え方を質問するものであります。子供たちは、出生から健康な体を維持しながら、長い時間をかけて成人へと成長していくなか、その時々に応じウィルスなど様々な外敵に打ち勝てるような予防接種などにより抗体を作り、日々育ってきていると思います。そんな中で、人は食物を口から摂取し、生命活動を維持していることから口腔衛生も大切なことと考えております。歯が健康であること、虫歯により歯の損傷は長い人生を育む中で大きな問題であります。また、併せて、医療費上昇の抑制からも好ましいものではありません。そのようなことを考える時、歯の健康管理が大変重要であり、普段行なっている歯磨きの励行は当然でありますが、新たに口腔洗口も考えられるところであります。具体的には、フッ化物、これはフッ化ナトリウムでありまして、この薬剤で洗口を行なうことにより歯の再石灰化を促進させるという虫歯予防であります。この件は、長い間、医療会、行政、それから親たちや水道会を巻き込み、様々なところで見解が分かれてきているところでありますが、数多くのテクニカルレポートの蓄積、治験から監督官庁である厚生労働省も、平成15年各都道府県知事に対しフッ化物洗口について見解を示したものであります。その内容は、フッ化物洗口ガイドラインを通達したものであり、このことについて、今一つ検討の余地があるのではなかと私は考えております。現在進めている、80歳まで健康な歯を20本という歯の健康の標語、8020運動を更に進める上で、フッ化物洗口について、次のとおり教育長の考え方について答弁を求めるものであります。以下、三点について具体的に質問いたします。まず、一点目は、今までの学校医における歯科健診における虫歯のデータが、全道市町村比較、あるいは、町における過去と現在とのり患率について、どのようになっているか。増える傾向にあるのか、あるいは口腔健康の実施により減少しているのか、これを一つ伺いたい。二つ目は、今ほど申し上げましたフッ化物洗口について、現在、町で実施しているかどうかという点でございます。それから三つ目は、フッ化物洗口について、学校や父兄などと過去において議論をした経緯があるかどうかという内容について、お尋ねしたいのもであります。以上、要約して三点について、教育長の考え方をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 教育長 熊田義信(教育長は2015年3月まで)

それでは、1番議員さんのご質問の小・中学校における口腔衛生の観点から、フッ化物洗口についてお答えを申し上げたいと思います。まず三点あるうちの1点目、虫歯り患者実態でありますが、本町の正確な数値というものはありませんけれども、永久歯がほぼ生えそろう12歳、小学6年生の状況を申し上げますと、ここ数年、一人当たり平均2本程度というで推移をしておりますが、全国平均では、平成20年が1.5本、平成23年になると1.2本と減少してきております。ちなみに、全国の状況の中で新潟県が、このご質問のフッ化物洗口を先駆けて取り組んでおり、先ほどと同じ12歳では、一人当たり0.68本と、先ほど言った全国平均の約半減という状態で非常に虫歯の本数が少ないことが確認されております。そのようなことから、その他の都府県も追随し、フッ化物洗口に取り組んでいる関係から、全国平均も年々減少する傾向になっているものと推測されております。北海道においては、一部でフッ素は健康に悪いという誤解があり、全国的に比べ普及していなかったのが実情かと思われます。しかしながら、平成21年第2回の北海道議会において、北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例が議決されております。この条例が、議決されるまでの間、あらゆる観点からいろいろ道議会において充分に議論が尽くされ、安全性と虫歯予防の効果がある旨、実証、確認されているところでございます。特に永久歯が生えて間もない幼若な時期には、歯の表層にあるエナメル質が酸に溶けやすく、また、第1大臼歯は、ステップというのか、溝があり歯垢がたまりやすいようなことから、虫歯になるリスクが多いと言われております。歯磨き効果も当然高いのでありますけれども、奥歯の細い溝を守るには、フッ化物洗口の液体によるうがいが有効であるとされているところであります。そのようなことから、1番議員さんが申し上げていた8020、この運動の目標に向かっての対策の一環であります、幼稚園、保育園、小学校での虫歯予防として、有効なフッ化物洗口の実施が急激に増え始めております。中学校においては、ある程度エナメル質で歯がしっかり守られているということから、小学生以下の段階で増え始めているという状況になっております。全道の状況は、131の市町村が既に実施済みであり、空知管内においては、平成22年度から保健所管内ごとに推進重点地域を指定しながら積極的に推進をしてきており、現在、空知管内19市町村が実施済みの状況になっております。2点目のフッ化物洗口を本町が実施しているのかということでありますけれども、現時点では、未実施という状況にあります。3点目の学校や父兄などにおける健康管理上の向上から口腔衛生における手法としての議論についてという質問でありますけれども、実は先月、学校教職員の研修会を済ませておりますが、今後においては保護者の皆さんに説明会を開催し、学校現場において集団で行う公衆衛生の必要性を理解していただき、合意形成と共通理解をいただくよう計画をしているところであるということであります。以上、1番議員さんのご質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 1番 安中経人

私も質問要旨の中でフッ化物については様々な議論があるということで、多くの国民の中で意見が大きく分かれております。特に、フッ素というのは、元素配列ではハロゲン属に属しておりまして、これがメタンとの間に発ガン性物質だとか、そういうような問題で水道会では非常に考え方が後退したような考え方でおります。また、そういう中でもフッ素の有効性というのが、かなり治験的に向上している中で、今教育長が答弁いただいた中では、少し前向きに私は受け取っております。そういうことで、今後、父兄や学校、それから学校医を含めた医師、あるいは所管は違いますけれども、保健師さんと、あるいは、薬剤師さんと踏まえた中で、そういう中の薬物、フッ化物の安全性について十分協議をしていただいて、このことについて取り組んでいくように、私は、お願いしたいと思っております。確かに、有毒であるということもありますけれども、物事は使い方によってはそれを有効に活用しているという、いろいろな分野で用いられておりますので、質問を重複するような形になりますけれども、今後、父兄や学校とそういう問題について深く安全なもの、あるいは、扱いが重要であるということをはっきり述べて議論をして、進めていただきたいなと思います。再度教育長の答弁を求めたいと思います。

答弁 教育長 熊田義信(教育長は2015年3月まで)

それでは1番議員さんの再質問、ご指摘のこともありましたけれども、そのことについてお答えを申し上げたいというふうに思っております。まず、フッ素というものについては、1番議員さんも十分に知られておりまして、フッ素の元素のことも言われておりました。フッ素については、水道会というのですか、特にアメリカでは多く水道水にも入れて、歯の虫歯予防ということで使われているということになっておりまして、特に、アメリカはいろいろ訴訟というのですか、表現は不適切かもしれませんがクレームだとか、非常にそういうことが多い国柄でありますけれども、フッ素を長年入れていて、入れる量も微量でありますけれども、そういう問題も一切無いという状況になっておりまして、フッ素自身が自然環境物質の中にあるということです。いわゆる、我々の生活の中にあるということも十分認識をしていただければなというふうに思っております。1番議員さんは十分に認識されているかと思いますが、父兄にもしっかり話をしていきたいというふうに考えております。フッ素の量についても、一回わずかな量になってまいりますので、万が一誤飲しても、全体のフッ素の混入量として問題ないということになっておりますし、誤飲をしないようにフッ化物洗口を実施するときには、水からどういうふうにうがいをするのか、低学年もおりますから、わずかな量でもしっかりブクブクうがいをして、必ず口から吐き出すということを練習して、子供たちに誤飲をさせないような対応をしていきたいというふうに考えております。話は前後して大変申し訳ありませんが、保健関係との連携はどのようになっているのかという質問の趣旨があったかと思います。先ほども、幼稚園、保育園という話もさせていただきました。当然、実施段階では学校の低学年、特に歯の生え変わる時期が重要な時期ですということも申しましたけれども、その前の、早く歯の生え変わる時期もありますので、幼稚園、保育園の園児においても一緒に実施できれば一番望ましいというふうに考えております。そのためには、当然、町の保健福祉部局、道の保健所、そして、学校関係では、学校薬剤師、学校歯科医の方々と連携をとって、北海道の8020条例の趣旨を踏まえて、しっかり北海道の役割、市町村の役割、そして、教育委員会の役割のもとに子供たちの虫歯予防をして、先ほど言われた80歳になって20本歯がある。元気で長生きをするためには、毎日食べる、歯の健康がないと元気で長寿、生活にできていかないということになっておりますので、教育委員会としては、今ほど言った保健福祉関係の町の保健福祉課、そして、保健所、学校医、学校薬剤師とも連携をし、フッ化物洗口の前向きな実施に向けて協議を整えております。道の保健所にはいろいろフッ素のそういう内容、歯科医という免許を持っている方もおりますので、専門的な知識、そして、内容をどういうふうに適正に扱っていくのかという指導の仕方なども本町の小中学校、そして、幼稚園、保育園に招いて指導もしていただいております。今度は次の段階として、今ほどご指摘のあった保護者にそういうフッ素の洗口の重要性を十分説明し、80歳になっても20本歯が残るように説明をして、学校現場である公衆、集団で行なう公衆衛生が一番望ましいということを説明して実施していきたいというふうに思っております。一部にはフッ化物洗口を家庭でやれるのではないかというご意見もないわけではありません。ただ、家庭ではいろんな家庭環境もあるので、集団で行なうことが一番虫歯が予防の効果が高いというふうに言われておりますので、そのように進めていきたいというふうに考えております。また、もう一つ付け加えてさせていただきますと、本町には学校薬剤師が存置しておりまして、学校薬剤師の協力を得て、学校現場であまり負担にならないように、学校薬剤師が週1回うがいをするいようなマニュアルなっておりますので、学校現場でスムーズにクラス単位で実施ができるように、今、協議を整えている段階でありますので、あとは保護者の理解を得るようにしっかり説明を行いたいと考えております。以上、質問の答弁に変えさせていただきます。

再々質問 1番 安中経人

再再質問は、私の疑問に対して教育長の考え方や方向性が非常に一致しておりますので、疑問点は解消されております。質問の一つ目の、本町の虫歯の罹患は全国平均、あるいは全道平均から少し良い状況ではないということで、大切な子供たちがこれから健康で大人になって次を支えていくためには、いろんな健康方法があると思いますけれども、一つ歯をとっても、行政がそういうとこを支えていけるものであれば、支えて健康な体に作っていっていただきたいなということを願いまして、私の質問を終わりたいと思います。併せて、今回の質問に対しまして、教育委員会の職員の皆様には、私のために答弁書作りに、いろいろご尽力をたまわりましたことをお礼申し上げて、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。

出典:新十津川町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月12日 議事録 PDF(20ページ) 間違いを知らせる