みんなの議会

新得町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月16日

宿泊税を利用した新得町らしい観光振興を

2025年12月16日、新得町議会の一般質問で、森本洋子議員が「宿泊税を利用した新得町らしい観光振興を」について質問し、町長 湯浅真希、産業課長 桂田聡が答弁しました。

質問者
森本洋子 議員
答弁者
町長 湯浅真希、産業課長 桂田聡

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 森本洋子

それでは、2項目目になります。宿泊税を利用した新得町らしい観光振興をという質問になります。2.宿泊税を利用した新得町らしい観光振興を昨年6月定例議会の一般質問で、今は亡き貴戸議員より「北海道と連動して本町も宿泊税導入を」と提言がありました。そのわずか1カ月後の7月に、宿泊事業者、観光事業者など6名の構成員による「新得町宿泊税検討会議」を設置、意見交換を5回開催し、12月には「新得町における宿泊税導入に向けた検討報告書」が作成されて、スピード感のある早さで、今年6月定例議会に「新得町宿泊税条例案」が提案され議決されました。いよいよ来年の4月から宿泊税の徴収が始まります。検討報告書の中には、「宿泊税を導入するにあたっては、使途を明確にし、具体的にどのような事業に充当されたのかなど、丁寧な説明を行っていくことを求める」、また、「宿泊税を財源とする観光振興施策について宿泊業のほか、飲食店や小売業など、観光消費によって町内経済への波及効果、町全体の経済の底上げにつながる施策を求める」とあります。宿泊税は法定外目的税であり、どのような施策があるのか、本町の現在の進捗(しんちょく)状況、来年度予算に向けて、今後、どのように進められていくのかをお伺いいたします。

答弁 町長 湯浅真希

森本議員のご質問にお答えいたします。本町の宿泊税の検討は、昨年6月の一般質問を契機に、宿泊事業者や観光事業者などから構成される「新得町宿泊税検討会議」を設置し、5回の意見交換や、北海道と本町の共同により宿泊事業者への説明会や意見交換会を開催のほか、宿泊事業者への個別訪問も行ってまいりました。12月には「検討報告書」が取りまとめられ、本年6月の定例議会において「宿泊税条例案」が提案、可決をされております。現在の進捗(しんちょく)状況でございますが、10月30日に宿泊事業者を対象とした制度や事務処理についての説明会を開催し、8つの宿泊事業者にご参加をいただいております。また、12月10日には「新得町宿泊税検討会議」を開催し、宿泊税の使途について具体的な協議を行ったところであります。宿泊税の使途につきましては、宿泊業のほか、飲食店や小売業など、観光消費によって町内経済への波及効果、町全体の経済の底上げにつながる施策が求められております。そういったことから、令和8年度の使途につきましては、「二次交通の整備」、「多言語化への取り組み」、「観光プロモーションの促進」、「観光パンフレットのリニューアル」、「基金への積立」と大きく5つの分野において、予算計上を行う予定としております。宿泊税は、観光振興を通じた町全体の経済の活性化を目指す重要な財源であり、本町が直面する課題解決と持続可能な発展へ資するものと認識をしております。今後も検討報告書の趣旨を踏まえ、使途の透明性を明確にし、観光関連産業のみならず、町内全体の波及効果を最大に発揮できるように各事業者と連携を密にして実施してまいります。以上です。[湯浅真希町長 降壇]

質問 森本洋子

ご答弁ありがとうございます。宿泊税は、平成14年東京都で初めて導入し、大阪や京都など大都市に広がり、道内では倶知安町から始まり、これからニセコ、赤井川、占冠、帯広市や音更町など、複数の自治体で導入が予定されております。本町は来年4月、北海道に合わせて徴収をいたすことになりますが、新聞報道によりますと、北海道はまだ使途・使い道が決まっていないということが書かれておりました。宿泊税は法定外目的税であり、各自治体で使い道を決められ、新得町の令和8年度の使途については、5つの分野において予算計上を行うということであります。12月10日に宿泊税検討会議があり、来年度の使い道を決めたということですが、基金などもあり、その使い道はこれからもこの検討委員会が審査を行うのでしょうか。財源は年間おいくらくらいを予想しているのでしょうか。もう少し来年度の詳しい計画があればお教えください。現在、観光協会では、既に北海道観光機構の伴走支援型観光地域力強化推進事業の助成金を活用し、サホロスキー場と街中を結ぶシャトルバスの運行を行っていますし、市街地の飲食店や観光スポットを英語表記で紹介するガイドマップも作成いたしました。今後、北海道からの宿泊税の財源もどのように入ってくるのか分かりませんけれども、今までと同じように北海道からもこのようなお金が回ってくるのではないかとは思います。新得町の宿泊税は北海道と使途を分け、新得町独自の観光資源の発掘に利用してほしいなと思います。この先、スマートインターチェンジが完成しますと、街中への観光客の誘導も必要かと思われます。新しい財源を使って、新得らしい観光の魅力アップと、新しい観光を考えてはと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 湯浅真希

ありがとうございます。今、第9期総合計画、こちらを策定している最中であります。こちらの中でも観光施策というものを作っておりまして、やはり、今、どうしても新得町は冬場の観光客がメインになっておりますので、新得町はやはり北海道の中央部という自然豊かな立地、そして十勝の食というものがたいへん魅力的ではないかなというふうに思います。そういう意味では、冬だけではなくて、全てのシーズンを通して観光振興というものをしていくことが重要ではないのかなというふうに思っております。こういった資源を生かしながら、民間の観光業者がしっかり稼ぎやすい、そういった素地を作るのが私たち行政の役目であり、稼ぐのは民間で、その後方支援をしっかり行政はしていきたいというふうに考えております。官民連携しながら、持続可能な観光地というものをこれからも目指してまいりたいと思います。宿泊税の具体的な内容については、担当課のほうからお答えいたします。

答弁 産業課長 桂田聡

その他の部分について、私のほうからご答弁させていただきます。使途はどこで決めていくかということで1点目だったのですが、原則、新得町宿泊税検討会議のほうで使途のほうも決めていくというようなことを要綱のほうでうたっておりますので、今後につきましても、そちらを中心に考えていきたいというふうに考えてございます。続きまして、財源についてお答えいたします。令和8年度の宿泊税の使途で、先ほど町長から答弁がありました5つの分野での全体事業費で1,850万円を想定しております。そのうち、宿泊税の税収見込みでございます1,450万円を充当する予定となってございます。3点目の5つの分野での具体的な内容についてお答えさせていただきます。二次交通の整備につきましては、新得市街地とサホロエリアをつなぐ観光循環バスの充実を図り、宿泊客を新得市街地に誘導し、商店街の活性化を図ろうとするものでございます。多言語化への取り組みにつきましては、町内の料飲施設、宿泊施設や観光集客施設等における多言語化による案内板、メニュー表の設置や自動翻訳機の購入等をする事業者に対する補助制度の創設を考えているところでございます。観光プロモーションの促進につきましては、北海道新得町の認知度を高め、本町に来ていただくための誘客プロモーションを行ってまいりたいと考えてございます。観光パンフレットのリニューアルにつきましては、写真を多く使った目を引くような観光パンフレットの作成をしてまいりたいと考えております。基金の積み立てにつきましては、災害等、不測の事態に備えた観光経済対策用基金として、例えばでありますが、コロナ禍において本町で実施しました「しっとく割」等を行う際の財源として、基金の創設を考えているところでございます。以上でございます。

質問 森本洋子

ありがとうございます。使途目的、今現在やっている事業がそのまま令和8年度にも続いていくのかなというようなスタンスだと私は今、受け止めたのですけれども、ぜひ新しい、何と言うんですか、新得町の魅力を発見するようなものへの投資というか、そういうものへの使い道を考えてもらいたいなと思っております。北海道からもお金が回ってくるものもあるかと思いますので、新しい発想、そういうものを私は期待するものでありまして、2018年に新得町観光ビジョンという観光振興に向けた指針とする計画が発表されております。令和9年度までの計画が示されております。その尺の中に実行されているものとか、進んでいないものもあるようであります。ビジョンの進捗(しんちょく)状況を随時点検すると、その中にもあるようなんですけれども、例えば佐幌川公園から新得神社山までの桜の並木を作ってほしいとか、紅葉の並木を作ってほしいとか、とても新得らしい、そういうアイデアも載っていたと思います。それと、やはり先ほども言いましたけれども、「まきと未来トーク」ですか、町長が盛んに今、いろんな町民からの意見を聞き取っている中の1つですけれども、新得山の展望台の周辺の整備、この辺を望む声というのもこの中にも含まれておりました。新得町にはこのように、何と言うんですか、観光地として使ってもらえそうな素材というか、そういうものもたくさんありますので、そういったところを忘れずに発掘していってほしいなと思っております。新得町における宿泊税導入に向けた検討報告書もたいへんよくまとめられていたと思われます。宿泊事業者の皆さまには、これから手間をかけ、新得町にとってたいへん大切な財源を徴収していただくことになります。使途を明確に公表し、新得町の持続可能な観光振興に取り組んでいただきたいと思います。最後ですけれども、町長が思う新得らしい観光というものは、どのようなものがあるのか、私は聞きたいと思います。今、たぶん第9期総合計画、先ほどお言葉もありましたけれども、そういった策定をされていく中で、町長もやはりいろいろ考えることがあるかと思いますので、もう一度その辺、お聞きしたいと思います。私も観光協会の理事もやっているものですから、観光に関しては、やはり町長のご意見もお聞きしておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 湯浅真希

桜や紅葉の並木ですか、たいへんいいアイデアだなというふうに私も思います。その観光振興ビジョンなんですけれども、進捗(しんちょく)がなかなかうまいことを進んでいないのではないかというご指摘ですが、そうであれば、やはり見直しをかけていくというところも必要ですし、ぜひ議員の皆さんもチェック機能ですから、そういったところも合わせてチェックしていただければありがたいなというふうに思っております。ただ、この観光振興ビジョンの推進と宿泊税というのは、別に考えてもらったほうがいいのかなと思います。もちろんあてられるものはあてていくというところではありますけれども、まずは議題にあがっている宿泊税、森本議員おっしゃったように、手間をかけて納税してもらう。そして、一番は納税していただく方に納得感のあるものをやはり新得町も出していかなければならないだろうというふうに考えております。なかなか全員が一致する事業というものはないのかもしれませんけれども、新得町の宿泊税の検討会議がありますので、こちらにも宿泊事業者の方も入られています。そういった方々のご意見をはじめ、いろんな方のご意見を参考にしながら、しっかりと使途を明確にしながら使わせていただければいいのかなというふうに思っております。観光振興のビジョンというところなんですけれども、先ほど申し上げましたように、やはり新得の恵まれた立地と十勝の食というものをまだまだ新得町は生かしきれていないのではないのかなというふうに感じております。官民一体となって、これからも持続可能な観光振興の推進というものに力を上げていきたい、そのように考えております。以上です。[森本洋子議員 降壇]

出典:新得町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月16日 議事録 PDF(46ページ) 間違いを知らせる