新得町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月22日
アピアランスケアの支援を
2023年6月22日、新得町議会の一般質問で、森本洋子議員が「アピアランスケアの支援を」について質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 森本洋子 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 森本洋子
2項目目、まいります。アピアランスケアの支援をということになります。2.アピアランスケアの支援を私、あまりこういう横文字とか造語を使いたくないんですよね、自分も分からないので。アピアランス、外見ケアになります。国立がん研究センター中央病院外見関連患者支援チーム、現アピアランス支援センターが作成した言葉で、がん治療による外見の変化に対し、医療者が行うケアを指しています。十勝では音更町が昨年でありますけれども、それに関する支援を行いました。現在、西日本や東北を中心に全国の自治体で進められている支援ですが、新得町でも、治療中や治療後の方々が自分らしさを実感できる姿を少しでも取り戻せる安心の支援、ウイッグ・乳房補正具購入費助成等をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
森本議員のご質問にお答えいたします。アピアランスケアとは、一般的に治療によって生じる外見の変化を要因とした、患者の苦痛を軽減するケアとされておりますが、がん治療におけるアピアランスケアにつきましては、特に、薬物療法による脱毛や、乳がん治療による形状変化をきっかけに、病気が周囲に知られることによる人間関係への不安があるといわれており、患者の気持ちを支える必要があるとされております。また、近年の医療技術の進歩により、仕事をしながら通院治療を受ける方や、自宅で療養をする方が増えていることなどから、アピアランスケアの必要性について注目がされてきております。現在、町ではがんなどの病気に対し、早期発見による早期治療対策として、スマイルドックをはじめ、各種健診の推進に取り組んでおりますが、ご提案のありましたウイッグ・乳房補正具購入費助成につきましては、現状では自らが対応するものと考えておりますが、治療後の生活支援もがん対策の一連の取り組みとして捉えた中で、アピアランスケアも含め支援の在り方について検討を進めてまいりたいというふうに考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]
質問 森本洋子
ご返答ありがとうございます。今、最後のお言葉、検討を進めたいということ、「検討を進めたい」というのはやるのかやらないのか。これははっきりとしたお答えではなかったと思うんですよね。今やがんは2人に1人といわれています。町民のある方、現在治療中の方なんですけれども、「新得町には医療用ウイッグに対して補助はないのか」と聞かれました。町にも問い合わせがあったと思います。調べてみますと、北海道では音更町のみです。しかし、本州のほうでは先に述べましたように、西日本、関東、近畿もそうなんですが、そして東北地方など、支援する自治体が増えてきています。2023年の5月で110自治体です。抗がん剤など薬物治療の副作用による脱毛は、病気になった者にしか分かりません。ショックと不安はあります。ウイッグの価格は数千円から数十万円と幅広くあり、今回購入された方も新得町の方ですが、30万円以上したと聞きました。これからかかるであろう治療費などの不安のもと、自分に合ったものを購入したくても価格で断念、妥協してしまう方もおります。さらに乳がんの方は手術により、乳房を摘出する場合もあります。そのような方のために、補正具などの支援も必要と思います。新得町の人口からすると、年間に、私は数人だと思います。数人でいいのです、病気にならないほうがいいのですから。これは福祉の町を掲げている新得町だからこそ、あってよかった、少しでも助かったと思ってもらうために、制度を策定してもらいたいと思います。検討することを進めたいとの回答でありますが、もう一度、お答えをお願いいたします。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
担当課もかなり悩んでいます。いずれ担当のほうでかなりこれからもんでいきますので、そのもんできた状況を見ながら、次どうするかというのを考えさせていただきたいというのが1つであります。いずれにしても、このがんの中で、いろんな不安を抱えながら生活をして、できればそういった方が社会復帰をすると、そういった中でどうしてもこういうものが必要だということになれば、これはこれで応援のしがいもあるかなという、そんな感じもしております。いずれにしても、担当のほうで、同じ答弁になりますけれども、やらないための検討ではないと思っていますので、もうちょっと時間をいただければなというふうに思っています。以上であります。
質問 森本洋子
ありがとうございます。前向きな発言と捉えておきます。私が担当に相談したとき、本当に苦労されていました。この制度をやっていただけるような感じがしておりましたので、正直言いまして、私はこの件に関しては一般質問するつもりはなかったんです。ところが、理事者のほうから難色を示されたというお話しを聞きましたので、それでここで今回2項目になったわけなんですけれども。先ほども述べましたように新得町は福祉の町です。耳のご不自由な方には補聴器の助成や不妊治療など、ほかの町にはないような、こういったいい助成が新得町にはあります。そのように同じような形で加えてもらえたら、私はありがたいなと思っております。音更町は昨年度19名の方から申請があったと聞いております。新得町はその人口の約8分の1ということになりますので、数としてもやはり2、3人ではないかとは思うんです。でも、私はこれはあったらうれしいなという、ありがたいなということで、やっていただきたいと思うのですが、私は決して大きな金額補助をお願いしているわけではありません。調べたところ、兵庫県加古川市などは5万円が一番高かったです。音更とか東北、ほかの町村に限っては2万円くらい、だいたいその辺が相場と言ったらいいのか、そういうような値段が出ておりました。相談に行った際に、この支援は金銭的な問題なのだろうかというふうなことも言われました。お金がある、ないに関係なく、がんなど長期で治療される方はこの先、高額医療控除などがあるにせよ、どれだけお金がかかるのかが不安なんです。私たちは4月の選挙で、この町の住民たちが不安ではない、そして、安心して暮らせるまちづくりをしたいということで選挙に当選させていただきました。この場に立たせていただいております。社会で自分らしい生活ができるように、少しでも助けてあげられたらなという思いでおります。なぜ、新得町は難色を示していたのか、理由を教えてください。これで3回目なので、そのお答えを聞いて終わります。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
まず、町議の熱い思いは分かりました。一般論です。われわれ物事をどう政策を、企画立案、実行するかというのは、言葉は悪いんですけれども、理屈もあるし、へりくつもあるんです。それから、その中に目的も含め、必要性も含め、やはりそれなりに、合っているか間違っているか別ですけれども、きちんとしておかないと、必ずあれとこれの違いとか、必ず出るんです。これは内輪の話になってしまうんですけれども。そういったことも含めて、やはり税を使う以上、町民の方を考えたときに、こういう使い方というのを少しでもわれわれ自身も理解をお願いしないといけない立場として、きちんと説明できるような材料というのは持ち合わせないと、ただ単にやればいいということにならないというのだけ、あらためてお話しをさせていただきます。その上で、われわれの仕事といつも言うのですけれども、町民の生活を支えること。では、具体的に支えることとは何だと言ったら、それぞれ職員が判断することというふうになっていますので、同じことの答弁になりますが、担当は担当で結構悩んでいますので、今しばらく方向性を含めて、お時間をいただければなというふうに思っています。答弁になっていない部分もありますけれども、以上であります。[森本洋子議員 降壇]