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新得町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月15日

高齢者の移動手段の公共的な構築を

2021年12月15日、新得町議会の一般質問で、青柳茂行議員が「高齢者の移動手段の公共的な構築を」について質問し、町長 浜田正利が答弁しました。

質問者
青柳茂行 議員
答弁者
町長 浜田正利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 青柳茂行

今回は、高齢者の生活、暮らし、安心して暮らせるための支援策といいますか、そのための質問、2つともその課題で質問させていただきます。まず、1問目でありますけれども、高齢者の移動手段の公共的な構築をお願いして、質問させていただきます。1.高齢者の移動手段の公共的な構築をこのほど、町内の老人クラブであるすこやかクラブが、今年8月2日から9月6日にかけて、当会員が各種会合へ参加する際の移動手段についての意識調査を行っております。調査結果によると、高齢者の運転免許証の返納とも合わせて、サークルおよび例会への参加について、移動手段が不便であるということが浮き彫りになっております。日常的な例会等の参加についてアンケート調査を行った結果、徒歩、自家用車、自家用車への同乗、家族の送迎、「そばくる」の利用などが挙げられていますが、現実の問題として、高齢化が進むことにより、徒歩での移動が困難。冬期間の降雪時には歩道の除雪も不十分なこと等も重なり、徒歩での移動が困難。免許返納の推進等もあり、自力での移動可能な方が少なくなる。同乗して移動することは、万が一の交通事故発生時の対応が困難になる。「そばくる」の移動も難しいなどの回答がありました。以上の点から、高齢者をいかにして自宅からサークル等に参加していただくかということが今後の課題となっております。高齢者の移動手段を確保するために、改善策の提案として、①タクシーの助成金の増額、②「そばくる」の運行時間、運行ルートの柔軟な対応、③利用したいときに利用できる乗り合いタクシーのような制度の構築はできないか。以上の提案を申し上げて、ご所見を伺いたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

青柳議員のご質問にお答えいたします。老人クラブ活動や高齢者のサロン活動は、引きこもり防止、仲間との交流の場となっているなど、たいへん重要な役割を担っていただいていると認識しております。また、参加の際の足の確保につきましても、自らの対応、乗り合わせや団体内で送迎をいただくなど、それぞれで成り立っているものと考えております。ご提案のありました1点目のタクシー助成券の増額についてでありますが、タクシー券の助成制度は、タクシー料金の一部を助成することにより、日常生活の利便性の向上および生活行動範囲の拡大を促進することを目的に、平成27年4月から運用をスタートしまして、幾度かの見直しを経て、今日に至っております。令和2年度の使用状況ですが、高齢者分として545名の方に交付しまして、金額ベースで使用率が約63パーセントとなっており、免許返納分としましては、62名の方に交付しまして、使用率が約56パーセントとなっております。老人クラブやサロン参加者の方々の、詳細な使用状況までは分析しておりませんが、交付分全体の4割近くが未使用となっていますので、まずは、交付された分を活動参加にお使いいただきたいというふうに今、考えております。2点目の「そばくる」の運行時間、運行ルートの柔軟な対応についてでありますが、「そばくる」は平成25年10月から運用を開始し、市街地区の高齢者などの移動に寄与しているところでありますが、この間、地域のニーズに合わせまして、できる範囲でルートの変更やバス停留所の位置変更を行ってきているところであります。「そばくる」は町内を巡回する路線バスとして認可をいただき運行しておりますので、そのときどきに合わせた時間の変更は簡単にはできません。今後も、運行時間やバス停留所の位置につきましては、できる範囲で運行スケジュールや利用ニーズに合わせ、より利用しやすい運行に心がけてまいりたいというふうに思っております。3点目の利用したいときに利用できる乗り合いタクシーのような制度構築についてでありますが、受け皿となる事業者の体制、利用見込み者数、必要経費など、さまざまな点から調査研究をさせていただきたいというふうに思っております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

質問 青柳茂行

今、町長の答弁の中でも老人クラブ活動や高齢者のサロン活動、こういう活動というのが、いわゆる家に閉じこもって外に出ない方々のために、精神的な健康上のことも考えて、さらに元気な生活を送ってもらうための大きな役割を果たしているということは全くそのとおりだと思うわけです。そういう立場で、さらにということで質問させていただきたいと思うんですけれども。この間、タクシー券の増額につきましても、70歳以上の要支援以上の方々、545名、枠を広げているということで、町としてもそれなりの努力はされているのかなというふうに考えております。そういう点で、今回、たまたますこやかクラブのアンケート調査を行ったということで、それに基づいて質問に立っているわけでありますけれども、今回、すこやかクラブがアンケート調査を行ったその結果、53名の方からの回答が寄せられております。その内訳なんですけれども、自家用車で参加されている方が17名、徒歩が16名、タクシーが3名です。「そばくる」が9名、家族の送迎が4名、同乗者4名という中身になっています。先ほどの答弁の中で、使用率が62パーセント、免許返納者に対しても56パーセントということで、全部使われていないということでありますけれども、すこやかクラブの中身を見ましても、タクシーの利用者が3名ということで、非常に少ないわけですよね。何で少ないのかということで私も尋ねているわけですけれども、タクシー券というのは非常に貴重なものだという認識があって、いざというときに使うために取ってあるということのようなんです。ですから、極めて53名のうちわずか3名しかいないということのようです。ですから、先ほどの使用率が62パーセント、あるいは56パーセントというふうに中身にもある程度共通するのではないかなと。そういう点では、さらにまだ考える余地があるのではないかというふうに私は察しております。そういう点で、もう1つ、一歩中身を推し進めて、ぜひ考えていただければなというふうに思います。それからもう1つ、「そばくる」の運行についてなんですけれども、これはあくまでもサークルに限っての話なんですけれども、いわゆるなごみ前に到着する「そばくる」の時間帯がすこやかクラブのあらゆる行事、例会、カラオケとかダンスとかパークゴルフとかゲートボールなど、いろいろありますけれども、その始まる時間帯にぴったりちょうどいい時間帯のものが一本もないということなんです。これはあくまで、すこやかクラブに合わせてコミバスが走っているわけではありませんから、そこを合わせろというのは無理な話かもしれませんけれども、現状とすれば、非常に使いづらいという認識になっております。それから、「そばくる」の運行時間も私、昨年の10月1日現在のものを見ているんですけれども、いわゆる新得市街の東側の町、市街地を走る場合は新得駅に到着する時間帯、例えば第1便が8時30分出発なんですけれども、JR新得駅前にまた戻るのが46分ということで、16分なんです。16分で一応往復できると、一周してくるということになっているんですけれども。もう1つ、西側のほうなんですけれども、第1便、JR新得駅が8時です。そして、また駅に戻るのが8時25分ということで、25分かかっているわけです。これも私、町内の方からも聞いたのですが、実際に25分なんですけれども、30分くらいかかって、非常に時間が、駅まで着くのがかかり過ぎだという認識を持っているわけです。ですから、そこの中の話も出たんですけれども、例えば、サホロクリニック前、8時に駅を出て、取りあえずぐるっと回ってきてまた、若草とかさくら、西和会を回ってきて、サホロクリニック前にまた1回、同じような地点に戻ってきて駅前に戻るという、そういうルートになっているのだけれども、これを例えば2つのルートに分けたら、時間がその半分に短縮できるのではないかなと。これは私の勝手な思いなんですけれども。今、2コースになっていますけれども、これを3コースにすれば、西側のセイコーマート地域から出たものは15分くらいで駅前に着くんじゃないか。これは私の勝手な推測です。ですから、こういうふうに改善の余地ももっとあるのではないかなというふうに思います。それから、「そばくる」につきましては、最近、北海道新聞の11月11日付けに、福祉バス全町民に開放ということで、上士幌町が実証実験をやっている記事が載っております。これを見ると、1カ月間、実証実験をやるということなんですけれども、何をやるかというと、福祉バスの運行時刻をそのまま生かして、道内の地方部で広がりつつあるフリー乗降区間を経路の大半に導入したと。交通量の多い区間など、危険な場所を除いて、歩道で手を挙げるとバスが止まる仕組みだと。降車時は運転手に社内で声をかけると。利用対象は全町民に限られる。買い物などでの活用を求める子育て世帯の要望を受けて100円で乗れるようにしたと。65歳以上と障がい者、中学生以下は無料にしているという記事が載っております。これまでいろんな町民の皆さんから不便だという声を聞いて、いろいろ路線の変更とか、停車場の変更とかという要望を上げたのですけれども、非常に変更するのがいろいろ難しいということなんですけれども、路線もそのままにして、いつ、どこでも手を挙げれば乗れるようにしてもらえれば、それほど大きな時間のずれがなくできるのではないかなという気がいたします。これは可能な話ではないかと思います。あくまでも、上士幌町は実証実験ということでありますけれども、来年度から本格的に導入したいという考えもあるようです。ですから、これをぜひ参考にして進めていただければなというふうに考えております。そういう点で、さまざまな改善点があると思うんですけれども、ぜひ、町長のご意向をさらに伺いたいなと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

お答えいたします。老人クラブなり、すこやかクラブ含めて、町内にいろんなクラブがありまして、その存在感というのは、青柳議員と同じように私もたいへんありがたいと思っていまして、とりわけそれを担っていただいている受け皿の方々というのは、本当に心から感謝を申し上げたいというふうに思っておりまして、ぜひ、これからもそういったところが少しでも利用が広がればありがたいなというふうに思っております。その上で、利用を広げるために、対象の人がいかに家庭からその場に行く方策でありまして、一番いいのはもしかしたらドア・ツー・ドアかもしれない。人によっては、天気のいい日は歩行がいい人もいるかもしれない。やはり個別にいろいろあるかなと、私も認識をしております。その上で今回、質問を受けた後に、それぞれのクラブの事業運営にあたって、担当しているところとあらためて今、意見交換を内部でさせていまして、その意見交換の結果、私、取りあえず答弁させていただいたんですけれども、その答弁が今の状況の中での答弁でありまして、これから深みを持った議論が進んだときには考え方を変えさせていただくかもしれませんけれども。いずれにしても、どうやったら家庭にいる方がそういう場所に行けるか、そういったものを、時間の変更なのか、チケットなのか、実証実験の問題なのか、もっとほかにあるのかどうかも含めて、努力していかなくてはならないかなと思っています。中途半端な答弁になってしまっていますけれども、今、あらためて担当のほうと議論を深めているということで、その結果によっては答弁と変わってくるかもしれませんけれども、前に進めるよう努力していきたいなというふうに思っています。以上であります。

質問 青柳茂行

意見交換等を含めて、今後の課題ということで。私、今時点では、それもやむを得ないのかなと思いますけれども、現実、やはりとにかく「そばくる」の問題については、さまざまな不満の声がありますので、なんとか皆さんの意見を聞き入れて、ぜひ、改善できるところはしていただきたいなというふうに思います。

出典:新得町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月15日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる