みんなの議会

新得町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日

コロナ禍で経営の厳しい宿泊業及び観光業への支援について

2021年3月11日、新得町議会の一般質問で、森本洋子議員が「コロナ禍で経営の厳しい宿泊業及び観光業への支援について」質問し、町長 浜田正利、地域戦略室長 東川恭一、産業課長補佐 市川栄樹、産業課長 河津祐二が答弁しました。

質問者
森本洋子 議員
答弁者
町長 浜田正利、地域戦略室長 東川恭一、産業課長補佐 市川栄樹、産業課長 河津祐二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 森本洋子

通告に従いまして、1件質問させていただきます。コロナ禍で経営の厳しい宿泊業及び観光業への支援についてであります。1.コロナ禍で経営の厳しい宿泊業及び観光業への支援についてコロナの収束が見えない中、町内の宿泊業者、観光業者は感染対策をしながらも懸命に営業しております。現在、関東圏に出ている緊急事態宣言ですが、解除の見通しは不透明な状況であります。そして、新得町が支援している「知っトク割」の補助も3月31日までとなっています。このコロナ禍の状況は、国の期待するワクチン接種にめどがつき、集団免疫の効果が見られるまで続く可能性が高いと思われます。町内の業者がそれまで踏ん張れるように、新得町のさらなる支援を考えていただきたい。そこで、2つ質問いたします。1.働きながら休暇を楽しむワーケーションのモニターツアーを行った感触と展望は。2.次年度も「知っトク割」のような支援をしていただきたいと思うがいかがか。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

森本議員のご質問にお答えいたします。現在、コロナ禍により、テレワークが普及するなど、働き方が多様化しており、その中でも、本町のアウトドア観光など、豊富な観光資源を生かせる取り組みであります、「仕事」と「休暇」を組み合わせた「ワーケーション」のモニターツアーを、北海道観光振興機構の助成を受けまして、本年2月から新得町観光協会において、試行的に7個人1企業を対象に、11人の方の参加による5つのグループ単位で1人2泊3日、延べにしまして22泊33日間、実施してきたところであります。参加された方に実施しましたアンケートからは、森林トレッキングや冬の乗馬といった野外体験から、そば打ちやステンドグラス作りといった室内体験など、プログラムが豊富であること、豊かな自然が素晴らしいことなど、好意的な意見をいただくとともに、「新得町の満ちあふれた自然の中、職場以上の環境で仕事ができ、新たな発想が浮かぶとともにゆとりある仕事ができた。この体験を通じて新得町の魅力を自分たちも発信するが、町としてももっとピーアールして企業誘致につなげてほしい」などの感想をいただいたところであります。一方、「高速Wi-Fi環境の整備が必要」、「全国的に新得町の魅力が知られていない」などの貴重なご意見も頂戴いたしましたので、今後は観光協会を中心に、町内の観光事業者とも協議しながらワーケーションツアーを造成し、誘客の増加につながるよう必要に応じた環境整備や、さらなる周知活動に努めてまいりたいと考えております。次に、「知っトク割」事業についてでありますが、新型コロナウイルスの感染拡大による町内の消費低迷に対し、町内宿泊施設や体験型観光施設・スポーツアクティビティを利用する場合に、その利用料金の一部を町が支援する事業として、昨年6月から7月までは、十勝管内居住者を対象とした「知っトク新得チケット」事業、その後、昨年8月から本年3月までは、道民を対象にした「知っトク割」事業を実施しており、利用者はもとより、町内事業者からもたいへん好評をいただいております。今後につきましては、新型コロナウイルスの収束が見通せないところでありますが、国の「GoToキャンペーン」や「どうみん割り」の実施状況等を勘案しながら、町内の経済情勢等も考慮し、必要な対策について適切に対応していきたいというふうに思っております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

質問 森本洋子

ご答弁ありがとうございます。新しい旅行の形態に早速取り組んでいただいたこと、ありがとうございます。「ワーケーションって何?」と思われる方々がいるかもしれません。一般社団法人日本ワーケーション協会のウェブサイトを見ますと、以下の説明があります。ワーク、仕事、そしてバケーション、休暇の造語を表すワーケーションとは、非日常の土地で仕事を行うことで、生産性や心の健康を高め、よりよいワーク&ライフスタイルを実施することができる1つの手段と書いてあります。日本の実情に合わせて7つのタイプを定義しています。休暇で観光を楽しみつつ、普段の仕事を行う休暇活用型、生活や働く拠点を生かし分散させていく拠点移動型、普段の職場と異なる場所で集中討議を行い、プロジェクトの立ち会いまでを行うタイプの会議型、普段の職場と異なる場所で集中的に研修を行う、教育の場となる研修型、企業間の交流を通じて新たなビジネス生み出す新価値創造型、6つ目が地域の課題解決を目的としたタイプで、地域課題をテーマに組み込んだ研修活動、地域変革とその地域の新規事業を創出する活動、専門知識やスキルを無償提供し社会貢献するボランティア活動、本業以外で地方に関わる副業の活動などを地域課題解決型としています。そして、最後7つ目ですが、こちらは保養所、健康増進、リカレント教育、学び直しということですけれども、社員の動機付けのメニューとなるタイプの福利厚生型、この7つに分かれております。今回、新得町が行ったワーケーションのモニターツアーは、この中の観光型、休暇活用型というふうに思われます。新得町は基幹産業の農業のみならず、言わずと知れた観光の町でもあります。現在、コロナによって町内のその観光業、宿泊業の経営が苦境に立たされております。人の動きがない、どうやって生きていこうかと、あちらこちらから聞こえてきます。まずは、休暇活用型のワーケーションの広がりを願っております。新得町はその可能性のある町だと思っています。例えば新得農村ホリデー研究会では、マップを作り体験施設などの情報をそろえて、道内ではいち早い段階から、さまざまな体験メニューを通じて、滞在型観光に取り組んできました。今やワーケーションは観光庁や北海道も力が入っております。ほかの町村を見ると、北海道ではニセコや上士幌、そして、下川町は企業のユニリーバ・ジャパンと連携をしております。まずは、新得町を選んでいただくことが重要です。今回のモニター意見はすごく参考になると思われます。ご回答の中にもありましたが、私もこれから人の動きの中には高速Wi-Fiの環境整備は急務だと思っております。町内のどこにいてもストレスなくテレワークができる、そういうのが不可欠な整備だと思っております。新得町は来年度中に農村地区にまで高速Wi-Fiを整備されると思って問題ないでしょうか。ご返答の中に、ワーケーションツアーを造成し、誘客の増加につながるよう必要に応じた環境整備や、さらなる周知活動に努めるというふうになっておりますけれども、どのような環境整備なのか、周知活動なのか、現段階で努めようとしている具体的な内容がありましたら、お教えください。そして、2番目の「知っトク割」ですけれども、町内の宿主の方々から、「知っトク割」はたいへんありがたかったと言われました。もちろん皆さん何も考えずにいるわけではなく、日々新しいことを考えていこうとしている方々もおります。長引くコロナ禍の中、身近なところ、町内の事業所に少しでも手を差し伸べていただきたいと思います。さらなる「知っトク割」のような支援を早急にお願いしたいと思います。お考え、お願いいたします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

コロナ禍で、仕事、生活含め、多種多様ないろんなものが見えてきたというふうに言われておりまして、その多種多様なものがこれからも続くというのが大方の見方でありまして、そういった中で、この間、観光協会の進めてきたこと、本当にわれわれも大切にしていきたいなというふうに思っております。いろんなジャンルがあるというのを、私自身もあまり勉強不足でよく分かっていない部分があるんですけれども、やはりいかにこの新得の地に来ていただいて、経済活動を含めいろんなことをやっていただくと、そういった意味で、われわれ行政としてやれるべきものはやっていきたいというふうに思っています。先ほど長野議員のときにもお話ししましたけれども、現実にやはり走りながら考えざるを得ないというのが、私、コロナかなというふうに思っておりまして、これからも走りながら考えていきたいなというふうに思います。その上で、われわれ行政の思っている消費喚起を1つの切り口にして、そのために、今、何をしていくかという1つの物事の整理の仕方をしておりまして、それが全てではないと思っていますけれども、そういった中でこれからも対応していきたいなというふうに思っています。その上で今、1点目の環境整備の問題、2点目の「知っトク割」、担当課長のほうから現状で説明できることについては答弁をさせていただきたいなと思っています。以上であります。

答弁 地域戦略室長 東川恭一(地域戦略室長は2021年3月まで)

お答えします。森本議員の質問の中で、光回線の整備、いつになるかという質問がありましたけれども、NTTが実施する光回線に町が支援する形で現在進めているところですけれども、今年度、補正予算で予算を承認いただいたところですけれども、事業開始についてはだいたい今ぐらいから事業を開始して、完成予定が令和4年2月の完成予定であります。従って、供用開始については、令和4年3月ないし4月ぐらいになるとの予定であります。以上であります。

答弁 産業課長補佐 市川栄樹(産業課長補佐は2023年12月まで)

先ほどのワーケーションの環境整備と周知活動の件なんですけれども、モニターツアーのほうでご意見のあった高速Wi-Fiの対応の部分なんですけれども、その高速Wi-Fi機器の整備支援なども含めたワークスペースの環境整備についてですとか、二次交通の整備の部分について、ワーケーションができる町として選ばれるような環境整備を、観光協会を中心として観光事業者さんとも協議しながら進めていきたいと考えております。

答弁 産業課長 河津祐二(産業課長は2021年12月まで)

「知っトク割」の関係でございますけれども、これについては、いわゆる町長の答弁にもございましたが、国のやっている今の動向、それから、コロナウイルスの感染の状況、広がり、この辺を十分に注視しながら、「知っトク割」をもしやる場合にあっては、その時期なり、方法なり、そういうことも十分検討して対応していきたいと、こんなふうに考えてございます。今、ここでやりますとかということを即、お答えはできませんけれども、いろんな状況等々を勘案しながら、必要なときにはちゅうちょなく打てるような、そんなことを含めて検討してまいりたいと思っております。以上でございます。

質問 森本洋子

お答えありがとうございます。ワーケーションの必要最低条件は、やはりストレスのない高速通信網だと思いますので、その辺、よろしくお願いいたします。休暇活用型のワーケーションでホテル、民宿などの宿を利用していただいて、新得町のファンを1人でも多くつかんでいただき、そして、さらに近い将来には拠点移動型のワーケーション、企業誘致や移住へとつながればいいなと思っております。以前、私も一般質問で、狩勝牧場の住宅などをワーケーションにしたらどうかという質問をいたしました。空いている空き家、前回、私もそのような一般質問もしましたけれども、新得町はいろんな可能性を持っていると思いますし、この狩勝牧場の跡も研修型、新価値創造型のワーケーションとしても利用できるのではないかと思います。必要に応じた環境整備、そしてSNSなどの周知活動を積極的にやっていただきたいと思います。コロナ禍で経営の厳しい宿泊業や観光業でありますけれども、この苦境を乗り越え、町に対する関係人口、活力ある人口を増やすきっかけの1つになることを期待しています。そして、新得町を外から見た目で柔軟な発想がイノベーションを起こせる人材を1人でも多く増やし、町の活力となることと思われます。これからグランピングをやりたいという話とかも耳にしたりしますし、そのような方たちもできるだけ応援していただければいいなと思います。ワーケーションはまだまだ発展途上で、メリットデメリットがあると思います。今回、新得町が手を挙げて参加していただいたこと、これからの新しい旅行スタイルに挑戦していただいたことはとても良かったのではないかと思います。どんどんピーアールをして、いろんな企業に新得町にお越しいただくように考えていただければと思います。町長も、見つめよ新得町ではなく、見渡そう新得町で、ぜひとも新得町を歩いていただいて、遊んでください。よろしくお願いいたします。以上です、返答はいりません。[森本洋子議員 降壇]

出典:新得町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日 議事録 PDF(47ページ) 間違いを知らせる