みんなの議会

新得町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月20日

民地購入の在り方とその後の公有地活用について

2022年9月20日、新得町議会の一般質問で、湯浅真希議員が「民地購入の在り方とその後の公有地活用について」質問し、町長 浜田正利、総務課長 東川恭一が答弁しました。

質問者
湯浅真希 議員
答弁者
町長 浜田正利、総務課長 東川恭一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 湯浅真希

それでは、私のほうから民地購入の在り方とその後の公有地活用についてお伺いしてまいります。1.民地購入の在り方とその後の公有地活用について本町においてコンパクトシティの実現は以前より大きな課題となっています。本年4月に策定されました新得町立地適正化計画ではコンパクト・プラス・ネットワーク、いわゆる集約型都市構造の実現目標のみを示すのではなく、その実現性を高めるために令和4年度から23年までのおおむね20年間の大きな計画が示されるものとなっております。その中の課題の1つとして、使われていない空き地・空き家の活用が挙げられています。町長も町広報紙7月号の中で触れられていましたが、今後、町をつくっていく、形成していく中で増える空き地・空き家の課題対処の方法は早急に広く議論が求められると考えます。そこで、民地の先行取得の考え方、方向性をお伺いいたします。また、先行取得した後の土地の活用の在り方も併せてお伺いいたします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

湯浅真希議員のご質問にお答えいたします。本年4月に策定しました「立地適正化計画」は、都市計画区域において一定の区域を設定し、居住誘導の核となる都市機能誘導施設を定めたほか、居住誘導区域外において一定規模の団地造成やアパートの建設をする際に届出を義務付けることにより、居住区域の拡大を抑制していこうとするものであります。計画に掲載している具体的な誘導施策としては、空き地・空き家の活用や公共交通の充実、歩行環境の整備などについて記載しているほか、低未利用地に対する施策として管理指針を定め、また、今後、町が一定の区域において土地所有者や権利を有する者との調整を行い、土地や建物を一括して利用権などの設定をする計画の策定を検討すること、住宅ゾーンで居住誘導の阻害と成り得る太陽光発電施設を適切に規制する制度を国に要望していくことを記載しております。現在、町の空き地・空き家対策の総合的な相談窓口を町民課に設置するとともに、空き家等対策事業として「活用できる空き家は活用、それ以外は撤去」を基本に、空き家活用奨励金や空き家家財道具等片付け事業の実施、解体して更地にすることで土地の流動化の推進に資する廃屋解体撤去事業を行っているほか、市街地以外で将来的に農地や林地として活用可能な土地の取得を進めており、また、市街地につきましては更地を条件として土地の寄付の意向があった場合は受け入れをしております。ご質問にあります民地の先行取得につきましては、過去に旧新得卸売市場や旧越中屋旅館、旧狩勝牧場跡地などを購入した経緯がありますが、土地の取得につきましては、市街地中心部の行政運営上活用可能な大規模な民地で、放置を続けると周辺住民だけではなく町のイメージを損ねかねない土地を、農地や林地につきましては、町外所有者の流失防止や環境保全のために行ってきたものであります。町としては先行取得に対する基準については定めておりませんが、町民の生活を支えることを前提に、町づくりにおけるさまざまな課題や行政として対応しなければならない多様なケースが想定されますので、これまで取得した考えに基づきながら、そのときどきの情勢に応じた判断をしながら対応してまいりたいと考えております。また、現に先行取得した土地の活用の在り方についてでありますが、旧新得卸売市場につきましては産業担い手育成住宅として、旧越中屋旅館につきましては障がい者グループホームとして活用し、残地につきましては町有財産利活用基本方針に基づき売却をしております。また、旧狩勝牧場跡地につきましては、株式会社アユミルクに農地および一部の施設を有償で貸し付けをしているところであります。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

再質問 湯浅真希

ありがとうございます。2回目の質問なんですけれども、3点、大きくお伺いしていきたいなというふうに思います。この立地適正化計画の中では、居住誘導区域というものを設定して、今後はなるべく中心部に住宅をということは、人口減の今、これからは必要なことであろうと思います。この中でも課題として挙げられているんですけれども、駅前の空洞化であったり、低未利用地や空き家の有効活用、こういったことが課題として挙げられています。では、これをどう解決していくのかということ、この計画の中での施策としては、駅前再整備をしたり、交流拠点や生活拠点の形成をしていく、空き家等の有効活用による都市のスポンジ化の解消というものをしながら課題解決に図っていきたいということでした。ご答弁にもありましたけれども、今現在ですけれども、空き地・空き家の総合相談窓口というものを設けたり、農地や林地においては活用可能な土地の取得、市街地は更地条件で寄付を受け入れているとのことでした。この市街地において、更地で寄付を受け入れるというところなんですけれども、私自身は理解、一定程度するところなんですけれども、一方で今後より一層スポンジ化というものが広がらないのかなというところの懸念があります。行政として今後どういうふうにこのスポンジ化というものが広がるのか、見通しをもし立てているのであれば、その辺を教えていただきたいです。今後のこの土地なんですけれども、民間のほうで売買できればいいのですけれども、今、なかなか残念なんですけれども売れないということで伺っています。持っていれば税金もやはりかかってきますから、相続するほうとして売れないのであれば、寄付ということも、こういう流れというのは今後、私は進んでいくのかなと思うのですが、そうすると、やはり虫食いのようにぽつんぽつんと空き地ができていく、その管理というものも今後行政が担っていくということになるのでしょうから、やはり負担が大きくなるのかなというふうに思います。このスポンジ化を解消するためには、更地で寄付を受け入れるところ、それと、より中心部に近くて使える空き家というものは有効活用していく。リフォームして使っていただくようにする地区というふうにもう少し細かく区域分けというか、ポイントを定めていく必要もあるのではないかなというふうに感じております。町の中においてなんですけれども、集客性の高い土地利用を誘導していくというふうに示されておりました。どういうふうに集客性の高いものを誘導していくのかというところ、ここも疑問に思っております。計画書が、これから20年間の計画ですから、これから検討しますということになっていくのだろうと思うのですけれども、交流拠点や生活拠点をどう配置していくのか、まさに将来に向けて町を小さく作り直していくということになるのだと思います。こういったことを検討する場というものを、どこをどういうふうに再編していくのか、判断するような検討委員会など今後設けるのか、お伺いいたします。2点目です。先行取得の考え方なんですけれども、いま一度整理する必要があるのではないかなというふうに思います。先ほどのご答弁の中でもありましたけれども、旧新得卸売市場、旧越中屋旅館、これは世代間交流住宅等の整備をスムーズに行うために更地主義で先行取得をしています。一方で、旧パチンコ屋さんと付属する北側の土地も駅前再整備に活用する見込みですということで、こちらは土地代と補償補てん費なども入れて先行取得をされてきました。土地の買い方としては、役場の車庫を建てるのに土地を買った場合のように、事業計画がきちっとできあがっていて、どこにこういうものを建てるから、これだけ民地が必要だということを示して、民地を購入していくのが本来ではないのかなというふうに思います。活用見込みの先行取得というものは、今後、少ないほうがいいのかなというふうに思うんですけれども、今後もあり得るのであれば、この活用見込みの先行取得に対する再築補償などの在り方というものを整理していただきたいなというふうに思います。さらに売り払いの場合なんですけれども、町有財産利活用基本方針に基づいて売却するとのことでした。町のほうでも活用見込みがない場合は売却するということ、私はいいと思います。使っていただく方がいらっしゃれば有効に使っていただくのが一番いいのではないかなというふうに思います。ただ、売却するかどうかを検討する場、財産処分審査会、これは副町長が会長で関係する課長さんがメンバーの審査会なんですけれども、どうだったらもう活用見込みがないというふうに判断されるのかなというところを教えていただきたいと思います。例えばなんですけれども、先行取得した土地が短期間、例えば3年、5年経過して、短い期間で売却ということになると、町でその面積を取得する意味が本当にあったのかなということになりかねませんので、売却にかける一定の基準というものがどういうものなのか、お伺いいたします。3点目です。居住誘導のための施策の中には、新得地区の町有地を活用した団地整備と街中居住を推進しますというふうにあります。連動しているかと思うんですけれども、新得町公営住宅等長寿命化計画、これは2027年までの計画ですが、この中でも新得地区の街中居住を推進するため、中心部に仮称街中新団地を新設します、2棟4戸整備しますというふうにあります。今後、これを計画どおり整備されるのか、お伺いいたします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

お答えいたします。まず先に、議員の質問の根底にあるものは、私、ずっと聞いているんですけれども、申し訳ないけれども、よく分からない。場合によっては、事前にやはり担当課と相当詰めていただいて、その上で、方向性の問題ですとか、何がポイントなのかというのは、それを1回やっていただいたほうが答弁するほうもはっきり答えられるかなと。先にお願いになるのですけれども、ぜひ、担当のほうと一度やっていただきたいなというふうに思っています。その上で、まず一般論にいきます。民地の取得については、議員のおっしゃるとおり、1つの目的を持って買っていくのが基本。道路を造ります、何々を造ります、それがはっきりしているものがある。しかし、物によっては相手方のいろんな意向があって、結論から言ってお話しできない中、隠しているわけじゃないんですけれども、なかなか言えない部分も現実、ないわけではない。では、そのときに議員が疑問に思うことはそこにいったときに何があるのかなと行き着くんですけれども、全て明らかにしたらどうなるか。ベールに包まれて物事が進んでいったときにどうなるか。何かその辺、私自身も判断しかねる部分もあるのですけれども、いずれにしても、われわれは町民の生活を支えるためにどうしていくかと、それが行政運営上によって必要なものは必要だということで、この間、いろんな施策もやってきたし、土地の取得もやってきました。その上で、どうもかみ合わないような気がしますので、どこかでもうちょっとやはりお互いやったほうがいいかなというふうに思いました。その上で、ゾーニングというのが昔あったんです。この区域はこういう整備、あの区域はこういう整備と。私も一般職のときもそういう場に何回か出くわしたことがあって、結果としてやはり当時の為政者というのはなかなかそこまで踏み込めないと、現実できなかったという、そういう記憶があります。そのことが議員の質問に答えているかどうかというのは、かみ合わない部分もあるのかもしれませんけれども、なかなか区域を設定して、この土地はどうする、あの土地はどうするかというのは、難しい部分もあると。それはぜひ、お話しをさせていただきたいなというふうに思っています。それから、現実の問題として、人口減少の中でどうやって市街地を含めた新得の機能を維持していくのかというところに私は行き着くのですけれども、では、そのときにいろんなルールが場合によっては必要かもしれませんけれども、そのときそのとき時間軸の中のタイミングのずれでどうしても今、買わなくてはダメだし、いや、今は買えないというのが私は出てくるかなというふうに思っていまして、その辺が基準の作り方なり、考え方を教えてくださいということには、答弁には直接ならないかもしれませんけれども、そういったものを総体で勘案しながらやはり実行していくというのが今の私の答弁の限界かなというふうに思っています。それから、先ほど処分の問題は副町長ということで、担当のほうからお話しさせていただきます。戻りますけれども、土地の問題でいくのはまず私たちが今やったのは産業で振興できるかどうか、これが一番です。その産業の振興とは何と、農地もあれば林地もあるかもしれない。もしかしたらほかもあるかもしれない。その次、環境保全なり、環境保持、どうしてもやはりこういう建物、こういう施設というのは町の景観に合わないなというのをわれわれの情報の中で得たときには、場合によっては先行取得する可能性もあるかもしれません。しかし、それが絶対条件かと言われたら、絶対条件ではないと。いろんなことを勘案しながら政策的に判断させていただくということしか今、言えないです。それから、あえてここからは議員に対するお願いですけれども、先ほど言ったように、できれば事前にもうちょっとやっていただければありがたいというのと、もし、議員の考え方の中にそういう基準等をもしお持ちなら、ぜひ、われわれに示していただければ、われわれもある意味助かるなと、変な言い方ですけれども、参考にさせていただきながら前に進めさせていただきたいなというふうに思っています。私から以上であります。

答弁 総務課長 東川恭一(総務課長は2026年3月まで)

湯浅議員の質問にお答えいたします。私のほうから町有財産の利活用基本方針の関係についてお答えいたします。審査会委員は先ほど湯浅議員おっしゃったように、副町長をはじめといたしまして、教育長を含む関係管理職で構成する8名であります。また、処分については、町が長期間所有しており、利用目的の定まっていない低利用、また未利用と判断した土地などで、具体的な年数などの基準は定めていないところであります。以上であります。

再質問 湯浅真希

なかなか質問の論点が分からないということで、私の質問の組み立てが悪くて申し訳ない部分もあるのですけれども。私としては、この新得町の人口の推移を見ますと、23年後、2045年はこの広い新得町全体で3,667人、うち65歳以上は1,500人ということになるわけです。そうすると、やはり今、5,500人くらいの人口が23年後には3,600人になる。空き地・空き家というのは黙っていてももう増加していくということが数字だけを見ると私は読み取れるのではないのかなというふうに思うんです。その中で、このスポンジ化の解消というのが計画の中で随分挙げられていましたから、今後どう方向性を持って行政はこの問題に取り組んでいくのか、取り組んでいく場というものをどういうふうに作っていくのかなというところでご質問させていただきました。町を小さく再編していくというのは、黙っていてもできませんから、やはりここは行政がお願いして、先頭に立って検討していく場というものは必要なんだと思うんです。何もない町というものは人口減少のスピードというのは私は早くなっていくと思います。町民も巻き込んで広く検討し続ける場というものを作っていただきたいなというところでご質問させていただきました。ぜひ、行政の皆さんだけではなくて、町民一人一人も自分のこととして考えていく場というものが必要ではないかなというふうに思っております。先行取得なんですけれども、今後も出てくるであろうということです。私もそういう可能性というのはあるのだろうというふうに思うんです。だからこそ、いま一度整理というものをしていただきたいなというふうに感じました。町有財産利活用基本方針の中にも出てくるのですけれども、町が行う土地の売買というものは、公平公正で透明性の高いことというふうに出ています。私もやはりこれが基本だと思いますので、いま一度基準の整理というものを、これは議員がするのではなくて、行政の皆さんのほうで整理していただいて、議員に諮っていただくというのが私はいいのかなというふうに考えます。町の中の新団地、これをどうしていくのか、ご答弁がなかったのですけれども、計画書の中には、高齢化社会を見越して車に頼らずとも生活できるようにするためバリアフリー化を推進しますというふうにも書かれていました。車に頼らない、こういった街中にするためには、やはり団地のような居住地というものは整備していく方向性のほうが私はいいのではないかなというふうに考えます。この公営住宅の整備計画なんですけれども、2027年までの計画となっています。あと4年ちょっとと短い期間なんですけれども、こういったものをやはり整備する考えがあるのかどうか、お伺いして終わりたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

議員、先に言っておきますけれども、われわれも町民の生活を支えるというのはいろんなことを考えている。それが議員に伝わらないなら伝わらないでこれからも当然伝えていく努力をしていく。先ほど言ったように、議員もぜひ自分で思っている基準があるなら、さっき言ったように出していただければこれからかみ合うなというふうにあらためてお願いしておきます。それからもう1つ、先を読む、大切なことです。われわれの守備範囲の中でどこまで何ができるか。まず土地の問題だけで言うと、われわれができるのは公営住宅を中心にしたら、町の所有している建物と土地しかないんです。その上で、次に民間の方の土地と建物の手をつけられるか、なかなかはっきり言って難しい。その中において、新得町においては民間業者の方が不動産の取得をしていただいて、リフォームして活用する。これは本当にありがたいことだなと思っています。そういったものをこれからも私は応援していかなくてはならないかなというふうに思っています。それからもう1つ、ここから極論になってしまうかもしれませんけれども、内部の話で議事録に残すのは不適切かもしれませんけれども、行政でも不動産部門を持ったらいいのではないかと、実を言うと声がないわけではない。私が発言しているんですけれども。そういったことをやはり考えていく時代になってきているのかもしれません。いずれにしても、われわれも真剣になって、当然、考えていくのは当たり前のことですけれども、議会は議会でまた考えてもらうのは当然のことですから、その上で、われわれも民間の方ともいろんなこれから議論をしながら、少しでも朽ちた建物がほったらかされないような、そういう取り組みというのはしていきたいなというふうに思っています。それから、さっき交通の問題がありました。駅前の土地の問題、長野議員から老人の、極端なことを言ったらアパート的な話、それもわれわれ頭に入れていますから、これはいろいろやっているんですけれども、では、実際誰が管理して運営していくのかと、いろんなことが出てくるんですけれども、そこにやはり行政の負担なり、協力をいただける民間の方の力なり、そういったものをやはり総体的に勘案しながら進めざるを得ないと。答弁になっていないかもしれませんけれども、決してほったらかしているということはないということだけあえてお話しさせていただきまして、答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。[湯浅真希議員 降壇]

出典:新得町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月20日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる