新得町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月11日
高齢者等の足の確保の充実を
2020年3月11日、新得町議会の一般質問で、長野章議員が「高齢者等の足の確保の充実を」について質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 長野章 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 長野章
私は今回の一般質問では、このほど町民の方と意見交換をする機会に恵まれ、その中で、高齢者等の足の確保についてご意見をいただきましたので、町長と議論させていただきたいと思います。私は1項目ですので、高齢者の足の確保の充実をということで、お伺いしたいと思います。1.高齢者等の足の確保の充実を2011年3月の一般質問で、高齢者・障がい者の交通弱者と言われる方の足の確保のために、コミュニティバスの運行を要望したところであります。平成25年10月には運行が行われ、昼間の高齢者の移動に寄与してきたと思います。このときの高齢化率は本町では32パーセントでありました。現在は36.5パーセントの高齢化率になっています。コミュニティバスの利用も年間8,890人というふうになって、ますます利用が増えていくのかなというふうに思いますけれども。しかし、高齢化に伴い、バス停まで行けない、それから買い物をして、バス停から自分の家まで距離があるため、コミュニティバスの利用の減少が今後予想されます。そこで、次なる足の確保ということで考え、市街地区から離れた地域、これは公共交通空白地域というふうに伺っているわけですけれども、その移動手段を確保するために、乗合タクシーの運行を提案したいと思います。今後の対応として、やはり戸口から戸口までの足の確保のための予約制乗合タクシーで、乗りたい人が選んで必要な区間だけ乗るのが基本的な考えであります。現在、農村部から強い要望のある「そばくる」の運行で、路線の増設は困難と思われ、乗車がなくても運行しなければなりませんが、乗合タクシー制度を導入することにより、これらの問題が解決すると思います。今後、制度のニーズが増えていくというふうに思っておりますので提案したいと思いますが、「そばくる」はやはりそのまま運行というのはこれからも必要かなというふうに思いますので、乗合タクシー導入についてぜひ検討する考えがないか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
長野議員のご質問にお答えいたします。現在の公共交通、交通弱者対策を含めた状況でありますが、町が民間事業者と協定を結んで実施しているコミュニティバスは、新得市街地と屈足市街地を巡回運行しているほか、町が実施する無医地区通院バスは、トムラウシ地区・新屈足地区から新得間を週1回往復しております。一方、民間の路線バスでは、新得帯広線をはじめ4つの路線を運行し、町で運行費用の一部を補てんすることによって、町内の利用については同一料金で利用することが可能となっております。また、今年度からは、福祉交通費の助成を拡充し、農村部地域への対応を進める中で、高齢者等の足の確保に努めているところであります。市街地から離れた地域の方々の移動手段を確保するための乗合タクシーの導入というご提案でありますが、当面は福祉交通費助成制度による利用者同士の共同利用によるタクシーを利用していただきたいというふうに思っております。今後の問題もありますが、受け皿となる事業者の体制、利用見込み者数、必要経費などの課題はありますが、ますます高齢化率が高まっていく中で、新たな移動手段確保が必要になると予想しておりますので、今回の提案につきまして、将来的な課題として調査・研究をさせていただきたいというふうに思っております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]
質問 長野章
答弁をいただきました。第8期総合計画の中でも、町民が生涯にわたって交通に不便を感じない地域を目指しますという項目があります。今後、高齢の方の免許証の自主返納などが、現在、もう行われております。平成28年には8名、平成29年には20名、令和元年4月から本年2月までは42名の方が返納しているわけですけれども、そういった人たちが、今現在はたぶん「そばくる」で大丈夫かなというふうに思っているんですけれども、そういう方がどんどん高齢になっていくと、今、要望のあるドアツードアといいますか、戸口から戸口へのニーズが高まるのではないかというふうに思っています。町長も今後の課題としてということですから、私も今後の課題として提案して、今すぐ実施できるなんていうふうには思っておりませんけれども、やはり今のうちからきちっと考えていくことが必要ではないかなというふうに思っています。交通弱者、買い物難民という方が本町ではならないように、この総合計画の中にある町民には生涯にわたって不便をかけないというような、そういうあれもありますから、ぜひそういうふうにしていただければなというふうに思っています。先ほどもお話ししましたけれども、ではタクシーがあればコミュニティバスはいいのかということには、これは絶対になりません。いずれにしても、先ほどもお話ししましたけれども、例えば免許証をお返しになった人は、しばらくの間はコミュニティバスで移動してもらうというのが必要というふうに思いますので、コミュニティバスという話をしていたわけですけれども、だんだんコミュニティバスが今、先ほどもお話ししたとおり、やはり8,000人近くが利用していただくようになると、どうしてもそこからまた一歩進んだような形で、やはり買い物をしてなかなか手に提げて家まで行けない、バス停まで行けないとか、そういう関係ですとか、この間の意見交換会では上佐幌の人からお話しもありました。やはりみんなで乗り合いをして町まで用を足しに行くというような話から、では事故があったらどうするというような話も出たところで、それは事故がないのが一番ですし、今もそういう事故がありませんから大丈夫かなというふうに思っていますけれども。そういう中でもう1つ言われたのは、やはり町の中でそのコミュニティバスというか、「そばくる」が、乗車ゼロでも走っているんじゃないかというようなことから、その分を回してくれと言われたんですけれども、それはちょっと難しいかなというふうに。やはり路線変更ですとかそういった問題がありますので、ですから私はやはり予約制の乗合タクシーというのが、今後ここでも利用できるのではないかなというふうに思います。考えているのは、毎日どこでも運行しますじゃなくて、やはりきちっとその週の運行経路を決めて、乗っていただく人数にもよりますけれども、きちっと前の日までには予約をしてもらって、どこからどこまで乗るというようなことで、そういうふうにしないとなかなかこれは無理かなというふうに思っています。さっき町長も少し費用についてというようなお話しもありましたけれども、私もいろんなところを調べて見ると、やはり300円から500円ぐらいの、1回に乗る方ですね。障がい者の方だとか、そういう方もいますので半分と。それから、実は大人に子どももついてくるということからその半分と。300円でしたら150円というふうになるかと思います。ただし、だいたい1万人ぐらい利用しないと、なかなか今、300円ですから、1万人乗っても300万円にしかなりません。ですから、個人の負担だけでは難しいのかなということから、行政の負担もやはりある程度出てくるのかなというふうに思っています。では、その負担の捻出はどうするかというと、今、タクシーの券ですとか、そういったので助成をしているわけですけれども、免許返納は1年限りみたいですから、これはこれであるのかなと思いますけれども、年間の例えば高齢者の医師タクシー、全員じゃありませんけれども、そういったところがこれに転嫁することによって、そこに例えば1万人が乗って、本人が300円負担、町が300円負担、600円というふうになると、年間、だいたい600万円ぐらいになります。そうすると、企業の方にお願いしてもやれるのではないかなというふうに思いますけれども、ただ、それだけではなかなか、燃料代ですとか、車の更新ですとか、そういったのが本当にやれるかというのはちょっと難しいかなというふうに思っています。北海道でいくと、今、伊達市が取り組んでいるみたいですので調べましたら、伊達市はこれを利用するか利用しないか登録制になっていて、登録料を1,000円、まず最初にいただくんですよね。それから、乗るときに1回500円というお金をいただいて、それで運営をしているというようなことですけれども。全国的にまだ相当数ではありませんけれども、やっているところはあるんですけれども、だいたいそういうところを見ると、1回当たりの経費というか、年間、例えば1万人、2万人というふうに乗るわけですけれども、利用されるわけですけれども、1,200円ぐらい1人掛かるんです。では、本人が500円で、あとの700円は行政が負担できるかといったら、これはなかなか難しいところもあるかなというふうに思うんですけれども、そういうような状況でありますので、今後の課題というふうに、私も思っているわけですけれども。しかし、ニーズがかなりあるということと、今後、北海道でも、結構増えていくのではないか。十勝管内今、音更と帯広でしたか、音更はあまり、帯広は早くから大正地区から帯広の市街に9人乗りというか、10人乗りのバスが予約制で走っているというようなことですので、そこに掛かる経費がどのくらいかというのは調べてこなかったんですけれども、そういうふうな状況かというふうに。タクシー業界もこれらに注目しているわけですけれども、全国ハイヤー・タクシー連合会というところがあるんですけれども、乗合タクシーについて、住民の足、移動手段、今後自治体にその実態を調査しながらやっていかないとならないということで、そういうようなコメントも出ています。それで、さっき北海道では伊達市と言ったのですけれども、全国的にはだいたい石川県加賀市ですとか、それから大阪府堺市などがやはり1人300円ぐらいのあれで運営をしているという、そういう状況ですので、今後たぶんこういうことがどこの町でもやはり考えられていくのかなというふうに思っています。うちもそうですけれども、やはりたぶん少し「そばくる」の乗合がだんだん減ってくるのかなと。それは住民の数にもよりますし、高齢となる人たちの数もわれわれをピークに下がっていくわけですから、そうすると、だいぶ落ちてくるのかなというふうに思っています。そうは言いながらも、出掛けることができないというようなことで、ニーズはあるのかなというふうに思いますので、ぜひ考えていただければなというふうに思いますので、私ももう少し勉強しながら、また次の機会にお話しをさせていただきたいというふうに思います。いずれにしても、今、町内的にあれなんですけれども、やはり農村部がなかなか、先ほど町長も話していただきましたけれども、路線バス的なものは運行しているので、そこまで行けないという方がいたりして、やはり考えてあげないとならないのかなというふうに思っています。この間言われた中で提案があったのは、「そばくる」を週に2回ぐらい回してくれないかと。佐幌基線をずっと下佐幌というか、佐幌から上がっていって、30号を下りて、屈足を下りてと。屈足の西1線辺りは走って、それはもう予約制になるのかどうか分かりませんけれども、路線的にそういうのはたぶん国土交通省が「うん」と言わないと思いますので、きちっとした路線変更してというふうになると、ちょっと難しいのかなというふうに思いますので、緊急の課題とは言いませんけれども、もう少し早めにこの乗合バスというのを検討していただきたいなと思いますので、先ほど検討したいというお話しをいただいていますけれども、今の私のお話しを踏まえて、町長から何かあればお伺いしたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
お答えいたします。先ほど話したとおり、今の段階もうちょっと勉強していかなくてはならないかなというのが第1であります。私は私の立場で、いろんな方と懇談をする機会があった中の1つに、足の確保を担う側の問題というのは、これはやはりかなり現実に厳しいものがあります。それらもどうクリアしていくのか。例えば社会福祉協議会ということも頭にないわけではないんですけれども、かなり目的のはっきりした例えば通院に限るとか、そういったものでないと、なかなか現実にドアツードアで足の確保というのは、やはり厳しいかなという思いはあります。話が飛ぶかもしれませんけれども、ある方との中では、例えばタクシーの運転手の方、今、二種の免許がいります。地域限定でそういう二種の問題を外すことはできないでしょうかという、そういう懇談も実際させていただいておりまして、いずれにしても、担う側の受け皿の問題、お金の問題、必要性の問題を含めて、いろんなところから手をつけながらドアツードアというものを念頭に置きながら考えていきたいなというふうに思っております。たいへん申し訳ないんですけれども、今答えられるのもそれが限界ということでお許しをいただきたいなと思っています。以上であります。
質問 長野章
最後のお話しになるかと思います。私も受けていただくところは本当に受けられるのかというのも含めて、やはり受けていただくのにはそれなりの事業費が必要ですし、車、人を確保するのにはやはりそれだけのお金が掛かるということですから、一定程度の負担は個人負担も含めて必要なのかなというふうに思っています。この制度を取り入れたところのアンケート調査があれしているんですけれども、それまではどうしているかといったら、徒歩、自転車、自動車、バイク、家族・知人などに送り迎えをしていただいたということなんです。この制度を取り入れることによって、それを利用することによって、家族の送迎の負担が軽くなった、それから事故の防止につながっているという、そういうようなアンケート結果も出ています。今、行っているところの利用の目的というのは、1番は先ほど町長からお話しがありましたやはり病院・通院ですとか、それから2番目は通常の買い物、食事、それから3位が趣味・娯楽・習い事というふうに。4位には家族・友人とのお付き合いというか、そういうのに利用していますということですので、私は一定程度やはりそういうのが制度的に確立されれば、利用はあるかなというふうに思っています。コミュニティバスが8,000人ですから、それをタクシーにしたから1万人になるかといったらなかなか難しいところもあるかなというふうに思いますけれども。しかし、お話ししましたように、やはりコミュニティバスのバス停までなかなか行けないという方と、行って乗ってきても帰りは大変というようなことで、そういうような状況もありますので、ぜひ検討していただければなということを思っています。先ほどお話ししましたけれども、全国ハイヤー・タクシー連合会もここに注目いたしまして、地域交通がやはり必要であるというようなことから、ここでもそういう取り組みを今後していくというようなことも言っておりますので、もう少しタクシー業界でもやりやすくなるのか分かりませんけれども、先ほど二種の免許というのもありましたから、そういう問題がクリアできるかどうか分かりませんけれども、ぜひ本町としても忘れないで検討していただきたいなというふうに思いますので、答弁は先ほどいただきましたので、ぜひ前に進んでいただくようにお願いして終わりたいと思います。[長野章議員 降壇]