新得町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月13日
新得町の観光振興策の取り組みの強化を
2019年3月13日、新得町議会の一般質問で、廣山輝男議員が「新得町の観光振興策の取り組みの強化を」について質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 廣山輝男 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 廣山輝男
2項目目に入ります。新得町の観光振興策の取り組みの強化の関係に入らせていただきます。2.新得町の観光振興策の取り組みの強化を新得町は豊かな観光資源に恵まれていると思います。広大な自然を有していながら、本来であれば有効的に観光客誘致に結びつけることが必要ですが、現状では残念ながら有効な施策が不十分ではないかなというふうに考えられます。具体的な推進策を積極的に推進されることが求められているのではないかと思います。北海道への来客といいますか、入り込み客の数字であります、3,567万人とたいへん多くの人が北海道に訪れてきており、十勝にもやはり700万人も年間訪れているというような実態も明らかになってきております。もちろん新得町にも相当なお客さんが来ておられるということも、認識しております。このような情勢を踏まえまして、観光施策の充実を求め具体策を以下、項目を2つに絞ってお伺いさせていただきます。1つは狩勝高原園地再整備事業計画案の進捗(しんちょく)状況と、今後の段階的整備の推進はどうなのかということ。細かくは省略しますけれども。2つ目にトムラウシ地域の「ジオパーク構想」、これは初めて提起するのでありますけれども、「ジオパーク構想」の取り組みを含めた観光振興策はどうなのかということの2点について、お伺いします。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
廣山議員のご質問にお答えいたします。1点目の狩勝高原園地再整備事業についてでありますが、例年本町には大勢の観光客の方が訪れており、町の玄関口の1つでもある狩勝峠からの誘客は、リゾート地や市街地への誘導につながる、重要な観光拠点と捉えております。狩勝高原再整備につきまして、あらためてこれまでの経過を申し上げますが、平成23年度から狩勝高原園地再整備基本計画を策定しております。その後、再整備基本計画作成と同時に、園地周辺における資源の磨き上げや、関係事業者とのネットワークづくり、町民の意見反映を目的に、再整備内容への検証や方向性を確認してきたところであります。平成27年には、この間の取り組みを踏まえ、整備の全体像を具体化するとともに、有料観光ガーデン化に向けて、魅力ある持続可能な園地とするため実施設計業務を行い、平成29年には再整備事業計画案現地説明会やパブリックコメントを実施するとともに、先行して、駐車場、それからトイレ整備を実施してきたところであります。なお、現地説明会ならびにパブリックコメントの結果では、町民の関心は低い状況でありました。今後におきましては、今ある資源を活用した園地の魅力づくり事業を継続して取り組むとともに、庭園植物の試験的な植栽を実施し、継続して環境整備に取り組み、引き続き合意形成に向けての努力をしていく予定であります。次に2点目のトムラウシ地域の「ジオパーク構想」についてでありますが、まずジオパークとはということでありますけれども、地球科学的な価値を持つ遺産を地域全体で保全し、保護活動のみならず、教育活動、また、ツーリズムに結びつけ活用し、持続可能な開発を進める地域認定プログラムとお聞きしております。ジオパークの言葉の意味も、地球、大地と公園を組み合わせた造語で、北海道では隣の町の鹿追町の「とかち鹿追ジオパーク」をはじめ、5カ所が日本ジオパーク委員会の認定を受けているところでありますが、いずれも貴重な自然の遺産を学ぶ場所となっております。ご指摘の「ジオパーク構想」の取り組みですが、これまで本町では、ジオパークについての研究は行っておりません。今後、議員のご指摘を踏まえ、先進事例を参考にしながら、勉強させていただきたいというふうに思っております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]
質問 廣山輝男
2点について、ご回答いただきました。なかなか2つとも大変な状況かなというようなことなんですけれども。まず1点目の関係なんですけれども、過去から取り組まれていることは、私はどちらかというと推進派です。ただし、中身とか、財政問題、これはやはりそんなに掛ける必要は全くない。あるいはもっと創意工夫した公園づくりが必要、それはイコール地域振興、観光客が今、目先の私の求めでありますけれども、北海道のど真ん中にあって、極めて好条件の位置にある狩勝高原であります。サホロリゾートにも多くのお客さんも来ております。確かに交通の量は減ってはいますが。しかし、いわゆるトロッコだけでも、年間1万人も来るなんて、そんなところはあまりないのではないかと。もちろん何十万人も来る公園もたくさんありますけれども。私はそういう魅力ある公園をやはりこの際推進して、あそこをなんとか早いところ整備させて、観光振興あるいは地域振興、こういったことに結びつけていただきたいなという思いで、今回の取り上げになったわけです。一応、この計画は観光地の花と緑と憩いの地域であるということについては、そんなに意味はないわけでありますが、いわゆる充実推進の環境整備を強めてもよいという思いで、質問させてもらっているんですが、ご回答の中でも魅力ある園地づくりということも言われておりますから、なんとかこの計画の中でも、段階的な整備を早めるという言葉はないんですが、進めることにはなっているんですけれども、もう少し具体的に早期にこの問題について明らかにして取り組んだほうがいいのではないかということで、再度、伺っておきたいと思うんです。いわゆる今のところ計画性がないし、それからあるいは今年はどんなことを取り組むのかということも、残念ながら今のところは明らかになりません。ただ、いろいろな花、緑、そういったものに対する試験研究的なこともやるようなことは伺っております。ここの場合、私、アウトドア関係結構やっている経験上、新得町に住んでいて一番残念なのは、草花といったら変ですね、花類やなんかを、あるいは木もそうですけれども、やるとだいたいシカにやられてしまうんです。ですから、一般的に進める過程の中で、そういった防御対策みたいな余計な仕事もしながらやらないと、これははっきり言いますと、今の花と緑の関係についてはなかなか大変なのかなというようなひとつありますから、そういったものもちゃんとしっかり対策の中に入れて取り組むと、計画を具体化するということは私は必要かなということで、その辺についても伺っておきたいなと思います。それからトムラウシの関係、「ジオパーク構想」の関係ですけれども、いろんな取り組みがあります。私もあそこに3年ほど勤務させていただいて、地域の皆さんとともに、同じような取り組みをしてまいりました。ただ、それがジオパークとかという視点で取り組んだわけではありませんが。しかし、地域の皆さんあるいは学校もそうですけれども、あるいは当時は東大雪荘へどうお客さんを組み入れるかと。あるいはトムラウシ地域の観光をどう普及させるかということの中で、さまざまなところに例えばここは地球的ないわゆるトムラウシの誕生、トムラウシ山、高山植物、あるいは未開地の広大な自然、こういったものを目にしながらさまざま取り組みもできるし、大雪山、国立公園ですから、たいへん貴重な国立公園、そういう意味ではお客様に受ける条件はたくさんあるわけで、例えば丸山の石灰華、「華」と書きますけれども、石灰華についても、なかなか一般の人はそこには行くことはできませんけれども、いわゆる地球規模の遺産という意味では、積極的な利活用というのはあるだろうし、また地域では産業振興として、酪農、森林業、こういったものはたいへん盛んであります。そういった意味で、最大限こういったものも活用、あるいは教育関係でも富村牛小中学校ではふるさと学習ということで、今から8年前にトムラウシジオパーク構想冊子を作成いたしました。トムラウシにあるさまざまな地域等を調査して、私もその中に参加したんですけれども、学校教育等にも使うし、一般的な地域のさまざまな活動にこれを利用したり、活用したりした経験があります。そういった意味からしますと、まさにここは「ジオパーク構想」の1つの戻り的な状況がもうすでにあるのではないかと思うわけで、これを最大限振興させることによって、つまり私は「ジオパーク構想」というレベルで振興させてはどうかということで、ご回答では「研究させていただきたい」ということでありますから、それは否定はしませんけれども、もっともっと積極的に研究して、できれば一定の専門家を呼ぶ、あるいは地域の皆さんとともに検討委員会ぐらい組織して、これをさらに進めていくということも必要ではないかということで、問題提起させていただいたところであります。もちろん、残念ながら過去3年ぐらいの間にたいへん大きな災害が起きておりまして、私たちが行けるようなところのいわゆる道路事情といいましょうか、例えばせっかくあったヌプン温泉なんか今は全く行ける状況にはありません。あるいは秘奥の滝においてもときどき公開しますから、お客さんに行ってくださいといっても、当日行ってみれば道路が決壊して行けないというようなこともあって、たいへんそういう面では不十分な状況にあるのは事実であります。しかし、こういうことを推進するとなれば、関係機関、あそこの場合は全て国有林でありますけれども、そういったところとの協力、あるいは最近ですと、今年は全くありませんけれども、昨年はいわゆる道道忠別清水線の雪崩事故等で、トムラウシ温泉が1カ月も休止せざるを得ないという、こういうデメリットもたくさんあの地域はあるのもまた事実であります。しかし、そういったものも当然、克服していく策も一方ではやらなければなりませんけれども、そういった研究をさらに強く進めるという意味では、町長のご答弁をいただきたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
まず、最初に園地の話、先ほど湯浅真希議員からも選ばれる町という話がありまして、同じように選ばれる町の中の魅力の1つとしての園地というものをあらためて考えていかなくてはならないかなというふうに思っております。その上で、この間もコンサルも含めていろいろ相談をした中で、1つの方向性を出して、この間皆さんにもお話しをしてきています。それが現実にお金の面も含めていろんな課題も現実にやはりないわけではないという、そういう認識も持っていますので、あらためて少しずつですけれども、やはり手を付けていかなくてはならない場所だというふうに思っておりますので、あとは整備の方法がきっともう少しきちんと見えればいいという、そういうお話しと、やはりあとシカの食害も含めて、場所柄もきちんと理解して進めたほうがいいというお話しなのかなと思っていますので、その辺、担当も含めていろんな悩みを抱えながら、いろんな方の意見も伺っておりますので、それらを総合的に判断しながら、少しでも計画性の中できちんと見える形で、皆さん方のほうに提示できるように、これからも努力していきたいなというふうに思っております。次、ジオパーク、先ほど言った、私自身もジオパーク、勉強不足であります。とんちんかんな答えになるのかもしれませんけれども、先ほど丸山の石灰華の話もありました。場所は違いますけれども、ヒカリゴケもあります。私、ピーアールするのは間違いだとは思っていないんですけれども、やはりきちんと保護されるべきという立場でありまして、それがきちんと担保されないうちは、華々しくいろんなことを、自然環境について私は言うべきじゃないのではないかなと、そういう思いもあります。現実になかなか丸山までは簡単には行けないので、そういった意味では、心配はしていないんですけれども、ただ、現実に行ってらっしゃる方もおります。その結果、どんなふうに環境が壊れているか、私まだ見ていないので分かりませんけれども、そういう思いもあります。その上で、どうジオパークというものを地域の魅力の1つに創り上げていくか、これはこれで先ほど言ったように勉強させていただきたいなというふうに思っています。また同時に、地域の子どもたちがトムラウシの学校の人、自分たち自らが地域のことを勉強していこうというのは、これは本当にいいことだなと思っています。それがジオパークというくくりの中で議論を進めるのがいいことなのかどうなのか、いまいちまだ判断できませんけれども、いずれにしても、地域のことを自分たちが自ら学ぶという意味で、われわれが背中を押せることがあれば、背中を押すような努力をしていきたいなというふうに思っています。それからもう1点、現実の問題で台風の話ありました。あえて答弁させていただきますけれども、被害の状況について、次どうするという復旧に関しては平成28年の台風以後、本当にわれわれも営林署、それから林野庁も含めてお話しをさせていただいております。現実は廣山議員ご承知のとおり、なかなか進まないのが現状でありまして、これらについても諦めることなく、これからも声を上げながらトムラウシの東大雪全般でやはり災害復旧というものをこれからも努力していきたいなというふうに思っています。あらためて答弁、元に戻りますけれども、地域振興の中でのこのジオパークというものがどういう状況におけるのか勉強させていただいて、対応を進めていきたいなと思っております。以上であります。
質問 廣山輝男
最後になります。狩勝高原園地関係は今後、見える化という言葉も使っておりますけれども、とにかく前に進めていただきたいんです。私はあのままの形では賛成はしません。しかし、せっかくの公園、極端に言えばトロッコだけなんです、悪いですけれども。それはそれでいいのですけれども、プラスアルファ、せっかくの公園、あるいは考えられない梅園まであるんです。そういう梅に携わっている札幌辺りの精通者に聞くと、「狩勝峠に梅なんかあったのか」みたいなことなんです。これは私は温暖化のせいもひとつあるとは思うのでありますけれども、あの地域はたいへん難しいところだというのは分かっています。しかし、せっかくあるのなら最大限生かすことだってあってもいいと思う。過去、いろんなことをやりました。お金を取って一定程度取ってもらうというような効果もあって、お客さんもこの近辺からは来ました。そういったものも、せっかく現実あるものもあるわけですから、そういったものを生かすようなことも含めた公園の再整備というのは、ぜひ計画的に進めていただきたいということは最後に申し上げておきます。それから、ジオパーク関係でありますけれども、確かに今、町長が言ったようにたいへん台風やなんかで必ずしも十分な施設になると思ってはいないわけでもないんですけれども、実はやはり遠方の皆さんは、遠方というか、北海道は別にしても、遠くの人からはよく私たちのところに電話が来るのは、「トムラウシにどうやって行くのか」と。つまりどちらかというと風評被害的なことを言いますと、「いついつから通れません」、ヌプンでもそうでしたし、あるいは今の道道でもそうです。あるいは東大雪も公園使えません。確かにそれはストップしているのは事実です。だけれども、オープンしたときの宣伝がないんです、悪いですけれども。それが全国的に広がれば、本州のほうからお客さん行きたいと、トムラウシ温泉たいへん有名なところなのでぜひ行きたい。しかし、「閉鎖しているようだけれども、どうなのか」みたいな、「全然違います」というようなことは言うんですけれども。つまり行けないのは事実ですから、それはそれでいいのですけれども、例えば復旧したら復旧したなりに全国版ぐらいに大きくピーアールするぐらいのことをしないと。それともう1つ、今の国有林関係の1つの政策の在り方なんですけれども、私も批判しております。しかし、逆に言えば、ここでさまざまな地域活性化のための策をトムラウシ地区でやっているとしたら、彼らもといったら変ですけれども、失礼ですけれども、やはり国の使命としては地域振興というのは、国有林なんぼ大きな組織であっても必ずあります。そうなれば、やはり一部の道路を優先的に直していかなくてはならないという政策に変わってくるんです。そういったものがわれわれにもあまりないものですから、別にそこがストップしたからといっても、役場から何回か東大雪支署になんとかしてくれというあれはあっても、地域的にはそんなに問題はないみたいな形になっています。その辺がやはり向こうもちょっと悪いんですけれども、こちらもやはり積極的にそういう施策をする中で、そういうやれ台風後の処置なんかは解決できるのではないかなという感じがしないわけではありません。そういった意味で、ちょっと蛇足になりましたけれども、せっかくの財産がこのトムラウシ地区にもあるのに、せっかくお客さんもある面では期待、そういう期待される場所でありますから、積極的なこのジオパーク、あるいはジオパーク的でもいいですので推進を、ぜひ研究だけではなく、さらに研究を強めることぐらいはやっていただきたいということを申し上げて終わりたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
お答えいたします。今の議員からの話、担当の課長も含め、きっと議場の外でも職員も聞いているというふうに思っておりますので、議員からの思いというものを十分踏まえた上で、ただもうわれわれの立場はやるしかないという立場でありますので、少しでも地域振興につながるように、努力していきたいなというふうに思っております。以上であります。[廣山輝男議員 降壇]