みんなの議会

新得町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月18日

地域包括ケアシステムの充実に向けて

2018年12月18日、新得町議会の一般質問で、廣山輝男議員が「地域包括ケアシステムの充実に向けて」について質問し、町長 浜田正利が答弁しました。

質問者
廣山輝男 議員
答弁者
町長 浜田正利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 廣山輝男

私から2項目について、ご質問させていただきたいと思います。まず1項目については、地域包括ケアシステムの充実に向けてであります。1.地域包括ケアシステムの充実に向けて高齢者の尊厳の保持と自立生活の目的のもと、可能な限り住み慣れた地域で、人生の最期まで続けることができる包括的支援、サービス提供体制である「地域包括ケアシステム」が実践されています。そして2025年を展望して、高齢者等の生活を支える取り組みがスタートしています。とりわけ新たな視点での必要性として、第5期介護保険事業において大きなテーマとして位置付けた「医療と介護の連携」があげられています。そして、医療が必要な高齢者や重度の高齢者が在宅で暮らせるための仕組みとして、地域包括ケアシステムが構想されていると理解されます。地域包括ケアシステムでは5つの視点、1つは医療との連携強化、2つには介護サービスの充実強化、3つには予防の推進、4つに多様な生活支援、5つに住まいの整備の取り組みが包括的に、継続的に行われることになっていると受け止めます。以下の点について伺います。1点目として、「医療と介護の連携強化」について、基本的な在り方としては理解しますが、では「医療と介護の連携強化」という表現から、どのように町民へ「見える化」されるのか、分かりやすい姿を伺います。2つ目に「医療と介護の連携」を踏まえ、町の医療体制や福祉施設等の充実に向けた今後の取り組みはどうなのか、伺います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

廣山議員のご質問にお答えいたします。まず、「地域包括ケアシステム」でありますが、団塊の世代と言われるかたがたが全て75歳以上となる2025年までに、重度の要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が切れ目なく一体的に提供されることであります。その上で、1点目の「医療と介護の連携」についてでありますが、さきほど説明いたしましたシステムを構築していくための新たな視点とされております。連携の必要性でありますが、75歳以上の高齢者の特徴として、1つ目には、高血圧や糖尿病といった慢性の疾患による医療機関の受診が多いこと、2つ目には、複数の疾病にかかりやすいこと、3つ目には、腰痛や膝痛などによる要介護の発生率が高いこと、4つ目には、認知症の発生率が高いことといった特徴がありますことから、医療のサービスと介護のサービスの両方を必要とすることが多くなります。このことから、支援を必要とされるかたに対して、切れ目なく一体的にサービスを提供するために医療と介護の連携が必要となります。次に、具体的な医療と介護の連携といたしまして、例えば、腰痛などにより要介護状態となり、介護サービスとしてデイサービスやホームヘルパーを利用しましたが、医療ニーズもあり、介護保険制度の枠内で完結できない場合、高齢者を地域で確実に支えていくために、訪問診療や訪問看護、訪問リハビリテーションといった医療を介護サービスと組み合わせながら一体的に提供できるようにしていくことであります。議員からお話しのありました「見える化」でありますが、町民のかたがたそれぞれがさまざまな状況にあり、個別によって対応が違ってきますが、具体的な取り組みや流れについては、介護・医療に関する総合相談窓口となっております地域包括支援センターが町民のかたへの周知を行います。また、町広報紙、ホームページをはじめ、講演会等による普及啓発活動、また、必要に応じて各種団体等への制度の説明や情報提供を行うことにより、町民に対してきめ細かく制度の仕組みを伝えていきたいと考えております。次に2点目の、町の医療体制や福祉施設等の充実についてでありますが、全ての町民のかたが安心して生活することができるよう、町民のかたの医療ニーズや介護ニーズを把握するとともに、必要な医療や介護老人福祉施設を確保・維持することに努めていきたいと思います。また、町民ニーズに対して地元で対応できないものにつきましては、近隣の医療機関や介護施設等との連携や活用も図りながら、町民のかたに対して切れ目のないサービス提供に努力してまいります。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

質問 廣山輝男

2点についてご回答いただきました。率直にこの場で議論する場合は、私なりに多少勉強しておりますから理解しやすいんですが、「見える化」というあえてかぎかっこ付きでご質問させていただいたのは、やはり町民サイドの立場に立ちますと、一体どういうことなんだろうということなんです。介護、医療という言葉がついていますから、当然、福祉対策のたいへん大切なことだろうと。では、実際にどうなんだろうと。さきほどもさまざま町長のご答弁ありましたが、1つ目には高血圧やら糖尿病だとか、2つ目には複数の疾病だとか、3つだとか4つだとか、認知症の問題とかいろいろありました。具体的にはそういうことですから、私たち町民サイドに立つと一体どういうことなんだということで言えば、率直に町民の皆さんにも分かりやすい表現と在り方をいま一度町民の皆さんにお示しして協力を練ったり、あるいは場合によってはさきほどあったようにいろんな相談するシステム、総合相談窓口というものもあるわけですから、そこまで来ればいいのですが、残念ながら私、今、介護ではないんですけれども、どうもこんな不安があるといったときに本当にここまで来れるのかどうなのか。支えるという立場の包括ケアシステムの中でもありますから、そういうことらも含めると、よりこの取り組み、包括ケアシステムは町民の皆さんがより明確に対応しやすい1つの形というのはどうしてもあってしかるべきかなというふうに私自身も考えまして、問題提起させていただいたところであります。いずれにいたしましても、たいへん重要な課題でありますから、その辺、いま一度行政のほうでも町民の皆さんに十分分かり得るような、一言で言えばいろんな町民集会だとか、町内会に入って具体的な福祉の関係についていろんなお話しをする。あるいはいろんな機会があれば、町民の皆さんにも協力や理解を求めていくというようなことは当然あるべきだろうと思っております。そういった意味では、どうも「見える化」をもう少し簡単に言えるものがあるといいかなというようなことで、町長にもいま一度ご答弁いただければ、あるいは町長のお考えもあれば、この際、伺っておきたいと思います。当然、在り方としては十分私も分かっているつもりであります。それから、2つ目の関係でありますけれども、少子高齢化、あるいは高齢者が一般的に多くなってきています。結果として、医療や場合によっては介護、そして施設の対応も多くなると思います。新得町には医療機関の専門科目がたいへん少ないと思っています。したがって、他市町村の病院等を選択せざるを得ない、こういう状況かなと思います。私からの提起は、町では医療機関、あるいは医療体制、あるいは小規模医療施設等々の中で、できるだけ現在の医療機関の体制維持、例えば、屈足では残念ながら週1回しか来ておりませんけれどもこういったものの充実、あるいは他の医療でもかなり縮小傾向にあるようにも聞くし、施設では十分養護老人ホーム等では確保できるのですが、残念ながら介護士が不足しているためにまだ確保できていないというような、こういう状況もさまざまあります。それからもう1つ、この包括ケアシステムを今後実施する場合、在宅医療というのはかなり重視されてきているようであります。この地域の中で本当にそれが可能かどうなのかというのは私もしっかり分かっておりません。つまり、都市にいれば近くに医療機関があればすぐ往診とか何とか結構対応しやすい条件にあるかなと思うんですが、残念ながら私の町ではまだそんなような状況でないことも多々あります。そういった意味では、この地域において、新得町にさらなる医療機関の充実は当然必要になってくるだろうと、あるいはしていかなければならないと、このように私自身も思っているがために、今後の医療や施設のいわゆる充実に向けて、確かに介護問題についてそれなりの対策は人材確保のためのものはいろいろと努力されてはいるものの、必ずしも十分ではないような気がいたしますから、そういった問題についていま一度その辺の考えについても、町長のお考えを伺っておきたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

新得の地で人生の最後まで住んでいきながら人生を終えるというのは、やはり私自身にとっても理想だというふうに思っております。そのために、では具体的に何をするかと、やはり医療も介護も絶対条件というふうに思っておりまして、そういった姿勢の中で、この間、多くのかたと相談をしながら対応してきたというふうに思っています。しかし、そのことが町民のかたに理解をいただけるかどうか、これはまた違う意味で評価というものがあろうかなと思っています。いずれにしても、これからもそういう安心できる体制というのは作っていくように努力していきたいなというふうに思っています。その上で、「見える化」のお話しします。地域包括ケアシステムだけの問題でなくて、われわれ行政が担っている仕事というのは、やはりいかに町民のかたに理解をしていただくかというのが、われわれの当然当たり前の仕事であります。なかなか町民のかたがたも当事者でないと興味のないかたもいらっしゃる、これも現実でありますけれども、少しでも多くのかたに知っていただくという意味では日常的な啓もう活動しか私、ないかなというふうに思っておりますので、その日常的な啓もうの中に、いろんな講演会を含めてこれからも対応していきたいというふうに思っております。次に医療と介護の連携のほうにいきます。人材の確保というのはここの場に限らず全産業共通の課題でありまして、そういう体制をやはりきちんと整備していくのが、われわれに課された1つの責任かなというふうに思っていますので、そういう状況の中で実際、現場を担う医療なり介護の人たちと連携を深めながら、今まで以上に安心した体制が取れるように努力していきたいなというふうに思っております。若干、廣山議員の質問と私の答弁、ちょっとかみ合っていない部分もあるかもしれませんけれども、今の思いということで答弁させていただきます。

質問 廣山輝男

町長もそれなりにお考えだろうと思うのでありますが。しかし、現実は、この町もたいへん高齢化が進んでおりますし、私、一番地域にいて思うのは、屈足に私、住んでいますけれども、独り生活者といいましょうか、高齢者です。たいへん多いんですよね。率直にいろいろとお話しすると、私、悩んでいることを、福祉以外のことも誰に言ったらいいのかなということから出発するんですよね。たまたま私たちに逆に言えば話できる間はそういうことも吸収できるんですけれども、私のところにも来れない人もやはりいるわけです、いろんなことを考えている中では。そんなようなことらも含めますと、やはりせっかく私は今回の地域包括ケアシステムというのは、たぶん今の高齢者福祉関係では集大成の1つのやり方かなというふうに私は思っているんです。ただ、その中身が十分知れたり、あるいは対応できていなければ何の役にも立たないみたいな形にも逆に言えるわけですね。そうなると、私自身あるいは町民の1人として考えるならば、やはりより町民の立場に立って、町民の側に立って、いろいろ支えていく以外ないのかなと。そのことによって介護にもなるし、介護から逆に医療機関にお世話になる場合、あるいは逆に戻ってくる場合もある。あるいは施設に入りたくても施設できない間はどうすると。あるいはリハビリしなくてはならない場合はどうするとか、いろんなことが後々出てくるわけで、行政に全てやっていただきたいなんていうことは私は考えておりませんけれども、そういった1つのはしりの中では、この地域の支えというのはたいへん重要だなというような感じはしないわけでもありません。そういった意味で、町長もさまざまなことは努力するということは言っているから、そのことは受け止めていきますが、そういうような町民の立場に立ってどうすべきなのか、そしてどうあるべきなのかということを、この今回の地域包括ケアシステムが実践されていく中で、まして2025年、すぐ来ます。それまでにはこうしましょうなんて国は言っているんですけれども、たまたま一方では財政問題これありと。あるいはその地域地域にそれなりの体制があるのかないのかとか、あるいは地域医療構想なんて、十勝レベルでいわゆるベッドをどうするとかなんとかという議論まで今、これから始めようとしているわけですけれども、そういう大きな視点もかぶってくるわけでありますけれども、ぜひこういったものも含めて考えていただきたいし、1つだけ最後に伺っておきますが、屈足の医療機関に何名かかかっているという、週1回しか来ておりませんけれども、これをなんとか2日ぐらいに拡大するとか、極端にいえば毎日来てもらえれば一番ありがたいのですが。そうしないと、やはり病気でなくても行って相談できる医療機関というのも、こういう地域包括ケアシステムが制度化されてきた場合にはあってもいいのではないかと思うんです。つまり、近いところに医療機関が、町長がよく言うんですけれども、やはり生活圏の中にそういう場所があったら望ましいということを言っているわけですから、そういうものがあればやはり医療の問題について相談もできるわけです。そういった意味では、屈足は今のところはたった週1回しかありませんから、これを2日、3日と拡大できるように私自身は要求しておきたいのですが、その辺について最後に町長に伺っておきます。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

お答えいたします。1人で住まわれているかたの悩みという意味で、われわれがどこまでその家庭に行って、どういったことが時間を費やしながらできるのか、今、ちょっと私、明確な答弁できませんけれども、いずれにしても、生活に寄り添うような、そういう行政になっていくよう努力していきたいなというふうに思っております。次に医療の問題です。医療についてはこの間、私の持論として医療は生活に近いところにあるべきと、これは持論、今も変わっておりません。そういった中で、屈足地区、ちょっと結果を出せていないということに関しては本当に申し訳ないなというふうに思っております。今、週1回を複数回という、そういうお話しでありますので、担当課のほうと含めて、今現在担っていただいている医療側のかたとも十分相談しながらどこまで対応が可能なのか、努力していきたいなというふうに思っています。以上であります。

質問 廣山輝男

よろしくお願いします。

出典:新得町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月18日 議事録 PDF(63ページ) 間違いを知らせる