みんなの議会

新得町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月13日

教職員の長時間労働是正に向けた経過と今後のさらなる是正強化に向けた取り組みについて

2019年3月13日、新得町議会の一般質問で、廣山輝男議員が「教職員の長時間労働是正に向けた経過と今後のさらなる是正強化に向けた取り組みについて」質問し、教育長 武田芳秋が答弁しました。

質問者
廣山輝男 議員
答弁者
教育長 武田芳秋

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 廣山輝男

それでは、私から2項目について質問させていただきたいと思います。まず1項目目、教職員の長時間労働是正の関係についてご質問させていただきます。1.教職員の長時間労働是正に向けた経過と今後のさらなる是正強化に向けた取り組みについて教育現場における長時間労働を含め業務の適正化が問われる中、国が平成29年に「働き方改革実行計画」を出した以降、北海道教育委員会の「アクションプラン」で平成32年度末を目標に4つの指標、部活動休養日の完全実施、変形労働時間の活用、定時退勤日の実施、学校閉庁日の実施を100パーセントとすることを設定。具体策として、本来担うべき業務に専念できる環境整備、部活動指導に関する負担軽減、学校運営体制の充実、教育委員会における学校サポート体制の充実を求め、町としても調査し、具体策を現在検討中と思います。そして職場定着に向けた学校、教育委員会とも役割に応じた取り組みを進められていると思います。1971年には「給与特別措置法」の改正で残業代を支払わない代わりに、月4パーセントにあたる調整額を支給されて以降、勤務時間管理がおろそかになった背景があり、その見直しが必要とは思いますが、今日、社会的な情勢も含め目標達成に向けて、今後の具体策、取り組み課題、町としてのさらなる是正に向けた取り組み姿勢について伺います。

答弁 教育長 武田芳秋(教育長は2023年3月まで)

廣山議員のご質問にお答えいたします。教職員の長時間労働是正に関するご質問についてでありますが、昨年の3月議会におけるご質問に対し、働き方改革「北海道アクションプラン」を踏まえ、各市町村においても、その役割に応じた対応が求められることや、教職員の勤務状況調査の結果をもとに、時間外勤務縮減に向けた検討を進めていきたい旨の答弁をさせていただきました。その後の取り組みでありますが、昨年8月に「新得町立学校における働き方改革業務改善計画」を策定し、北海道のアクションプランとの整合性を図りながら、「1週間あたりの勤務時間が60時間を超える教職員をゼロにする」目標と、平成32年度末に目指す4つの指標として1つは部活動休養日を年間73日とし、完全実施している部活動の割合、2つ目は変形労働時間制を活用している学校の割合、3つ目は定時退勤日を月2回以上実施している学校の割合、4つ目は学校閉庁日を年9日以上実施している学校の割合をそれぞれ100パーセントとする指標を設定し、改善に向けた具体的な11項目の取り組みを進めているところであります。また、望ましい部活動の環境を整えるという観点から、本年1月に「新得町の部活動の在り方に関する方針」を策定し、適切な運営のための体制整備や適切な休養日の設定など、合理的かつ効率的、効果的な部活動の運営を目指しているほか、教育関係団体の在り方について検討し、効率的な組織体制とするため、活動目的などを勘案しながら組織の統廃合を進め、教職員の負担軽減を図る取り組みを進めております。今後においても、これらの取り組みの検証や改善を行いながら、教職員の長時間労働の縮減に向けて努力していきたいと考えております。以上であります。[武田芳秋教育長 降壇]

質問 廣山輝男

ご答弁いただきましたけれども、すでに実践中という、大ざっぱに言いますとそういうことで承っておきたいと思いますが、いろいろ何点か、私としては不満なところもないわけではありません。国の方針はひとつあるんですけれども、教職員の長時間労働の是正についてはさまざまな形で文部科学省、北海道でも具体的に調査したり、取り組みをしてきたところがあるのでありますけれども。道の調査では、時間外勤務が月80時間を超えているという調査がひとつある中で、今回週60時間勤務を目標とすると、こういうことなんですけれども、このことそのものは私も否定はしないし、最大限実行のために努力してもらいたいのですけれども、たいへん心配はあるわけです。つまり、大幅に週20時間もカットするような状況であります。これは先生にとってはそれなりの中身で、授業は削減できませんけれども、さまざまなことが、報告業務やなんかもたくさんあるように聞いておりますけれども、そういうことをクリアしながらこの60時間勤務をするということです。この辺について、いまいちどんな形になるのかちょっと心配なので、どう進められるのかと。特に何点か伺っておきたいのですが。改善に向けて11項目ある、全て私、今日、ご回答いただきたいということは言いませんが、教育委員会の対応と検証の取り組みなど、特に部活が週2日休養日、あるいは年間100日以上ですから、部活の場合、対外試合だとか、さまざまな文化的なコンクール等の関係が当然出てくるだろうと思っています。そうなると、休養日と重なる場合もあるのでありますから、当然こういったものは繰り返しながら、先生の長時間労働の是正をするようなことになるはずなんですけれども、これが実施されることによって、いわゆる授業への心配が、私自身はあるのではないかというように受け止めております。さまざまな対応があるのでありましょうが、その辺について伺いたいと思いますし、この11項目の中にたぶんあるのであろうと思うんですけれども、部活の場合は先生以外の指導員を配置するみたいな状況もないわけではありません。これをどう対応されていくのかというようなこともお伺いしたいと思いますし、こういう中における校長先生、それぞれの学校があるわけですから、そういった指導体制をどのように検証やなんかをしていくのかということも伺っておきたいし、もう1つこの11項目の中にあるかどうか、よく分かりませんけれども、先生のさまざまな仕事をやっていく中でのメンタルヘルスという対策がどのように行われていくのかなと。結構先生方、疲労困憊(こんぱい)している中で、授業のみならず、いわゆるPTA、あるいはご父兄との対応などからしますと、悩まれる先生もたくさんいるというふうに伺っております。新得町にはそういう方はいないのかもしれませんけれども、しかし、今後もあり得るのではないかと思う状況も、やはり私自身も受け止めています。そういった意味では、メンタルヘルスの関係について、今後、どうしていくのか。その辺について、お分かりいただければ、お答えいただきたいと思います。

答弁 教育長 武田芳秋(教育長は2023年3月まで)

お答えいたします。平成32年度までの目標を達成するための改善対策として、11項目設定していますけれども、主なものは部活動に関すること、教職員の勤務時間に関すること、それから業務の改善に関すること、これを含めた11項目を設定しているところでありまして、まず1つの部活動の関係でありますけれども、この中で部活動の休養日の完全実施として週休2日以上、そして年間104日以上休養日とすることを方針として設定しておりまして、今現在、達成しているところであります。それから、先ほどありました部活動指導員の配置ですけれども、これはまだやっていませんけれども、必要に応じて、検討していきたいなというふうに思っています。それから、部活動に対して、複数の顧問を現在配置して実施しているところであります。それから、大会などに行ったときの振り替え授業の関係でありますけれども、休みの振り替えは現在行っていないところであります。それから次に、教職員の勤務時間の関係でありますけれども、これは1つに管理職のマネジメントという問題がありまして、各学校で校長先生、それから教頭先生が常日頃から教員の方々に声掛けをしまして、適切な勤務時間を取るような取り組みをしているところでありまして、長期休業期間中ですか、そのときに学校閉庁日を設定して今年度も行っておりまして、9日以上設定しているところであります。また、新年度におきましては、勤怠管理システムを導入しまして、教職員の勤務時間の実態の把握をする予定であります。先ほど話ありましたメンタルヘルスの対応の関係でありますけれども、これにつきまして、現在、ストレスチェックの実施ということで検討したいなと思っているところであります。それから、学校業務の見直しということで、これが最も大きな課題かなというふうに思っているところでありまして、教職員の日常の業務、学校行事の精査、見直しなどを協議して、学校に関する教育関係の組織、これについても可能な限り統廃合ができるか検討しながら、組織のスリム化を考えていきたいなというふうに思っております。それから、教育委員会の対応と検証ですけれども、毎年取り組みの状況を把握して、その内容を検証しながら各学校長と協議して改善、そして見直しするところは見直しを進めていきたいなというふうに思っているところであります。いずれにしましても、教職員の働き方改革、これからも大きな課題になるかと思いますので、目標が達成できるように、今後、努力していきたいなというふうに思っています。以上であります。

質問 廣山輝男

直接的なご回答は、具体的なものはあまり示されていませんから、どういうことなのかなということは、分かりにくいところはあるけれども。いずれにいたしましても、基本的にはやはり長時間労働の是正をするという視点の中で、具体的に職場の中で、教育委員会も学校も含めてまた努力しましょうというような、そして結果的には目標に向かってまずはやろうということは、私としては受け止めます。しかし、これは教育ですから、授業あるいは授業以外のこともさまざまあります。さまざまな方針もありますから。そういう中で、先生方もどこまで長時間労働の是正をするがためのさまざまな自分の仕事をやるか。そしてあるいは検証もどうしていくのかということは、たいへん重要なことだろうと思っておりますので、ぜひその辺については、さっき検証では1年に1回なんて言い方をしておりましたけれども、あるいは校長先生の毎日の指導うんぬんと言っておりますけれども、私の経験ですと、上司は「早く家に帰れ、勤務時間オーバーしている」と言うだけで、先生にしてみれば事を済まされないんです。今日はここまで仕上げておかなければならないというものもあるわけですから。そういうことから考えると、やはり先生の立場、あるいは学校の1つの教育の方針、こういったものもしっかり受け止めながら先生に対する対応だとか、そういった是正に向けての最大限の努力をお願いしたいと思います。そういうようなことで、最後に1つだけお聞きしておきたいのは、せっかく是正の方向に向かって取り組むわけですが、新得町の場合は、過去5年ぐらい前からですけれども、土曜授業というのをやっておられます。私は当初からこれについてはやめなさいと。先生の負担も掛かるし、さまざまな取り組みも、どちらかというと総合学習のエリアの中から発展したものじゃないかなという感じがしないわけでもありませんけれども、いずれにしても、この土曜授業については廃止、あるいは取りやめということを私は過去から申し上げてきたところであります。この辺についても、当然、土曜授業をやめることになれば、是正の方向に向かうのではないかなという感じがいたしますが、この辺について、最後に伺っておきたいと思います。

答弁 教育長 武田芳秋(教育長は2023年3月まで)

お答えいたします。今ありました土曜授業の関係でありますけれども、土曜授業、平成26年度から5年間にわたりまして、現在子どもたちがいろいろ体験を通して学習して、興味関心を持っておりまして、その体験活動として5年間の効果はあったのかなというふうに思っているところであります。しかし、課題もあって、日程によってほかの少年団活動などに参加する子どもがいたり、それによって固定化もあって体験の格差が広がるというのも懸念されるところでありまして、子どもたちの取り巻く学習環境も変わりつつあって、2020年度から小学校から全面実施になる新学習指導要領、これがありまして、外国語活動、それからプログラミング教育などの授業の時数が増えていくということもあって、児童、教職員の負担軽減も必要かなというふうに思っているところでありまして、また今、問題になっています教職員の働き方改革、全国的な課題となっておりまして、土曜日、出勤する教職員の負担の軽減を図るということもあって、それから新年度からコミュニティスクールの導入もあることでありまして、総合的に判断しまして、新年度から土曜授業の在り方の見直しも行おうと思っております。その見直しなんですけれども、全町教育で行っています夏休みなかよし学習塾だとか、全町教育まつり、それから社会教育活動で行っていますわくわく体験活動などに統合しまして、子どもたちの体験活動も確保していきたいなというふうに思っているところであります。先日、教職員と話することがあって、勤務時間どうかなということで話したのですけれども、平日の退勤時間が徐々に早くなっているようなことも話しておりましたし、教職員の皆さんの意識も変わってきているというようなことを話で聞いておりますので、今後、時間外の縮減が進んでいくのかなというふうに考えているところでありまして、いずれにしましても、この改善計画に沿って、目標に向かって実施してまいりたいと思っているところであります。以上であります。

質問 廣山輝男

私の受け止めは、土曜授業は見直しではなく廃止していくと受け止めておきたいと思います。いずれにしても、不退転の決意でひとつ教育委員会としても頑張っていただきたいと思います。

出典:新得町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月13日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる