みんなの議会

新得町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月15日

新得町観光振興策の具体的な取り組み強化を

2018年6月15日、新得町議会の一般質問で、廣山輝男議員が「新得町観光振興策の具体的な取り組み強化を」について質問し、町長 浜田正利が答弁しました。

質問者
廣山輝男 議員
答弁者
町長 浜田正利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 廣山輝男

2.新得町観光振興策の具体的な取り組み強化を新得町の観光振興策の基本方針を踏まえつつ、具体的な対応について3点ほど伺います。昨年の台風被災で、トムラウシ方面も含め国有林を中心に林道の不通個所が多く、観光客の「なんとか通れるようにしてほしい」という要請も強くなっていますが、そういった面での行政の認識を1点伺っておきたい。不通個所の修復を早期に強く関係機関に要請することが今求められているのかな、ということが1点です。2つ目にさまざまな歴史的な名所・名跡・並びに最近のマスコミ、あるいは映像等で新得町内に多く存在してさまざまなアピールがされてきていますが、これらを生かしたイベント等を検討して具体的に新得町の観光振興を図るべきと考えます。3つ目に狩勝峠のトイレが故障中と聞いており、早期復旧を強く求められております。一般的に観光客が来てトイレが故障していると、例えば富良野方面から来た場合は新得町とは思ってないかもしれませんが、そこにトイレがあるというのが一般的に考えられておりますから、それが故障となりますと必ずしも良いイメージではないので、早期の復旧を強く求めたいと3つ目にあげたいと思います。以上です。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

廣山議員のご質問にお答えいたします。平成28年の台風被災によりまして、十勝西部森林管理署東大雪支署が管轄する新得町内における林道の被災個所につきましては、73路線158カ所と報告を受けております。現在までに26カ所が復旧し、2カ所で災害復旧工事が行われております。そのうちのトムラウシ地区の観光施設へ通じる林道につきましては、十勝岳登山口および秘奥の滝へ向かうシートカチ支線林道(レイサクベツ林道およびトノカリ第1支線林道)が通行止めとなっており、トノカリ林道をう回している状況にあります。また、平成24年度からヌプントムラウシ温泉へ向かう林道も通行止めとなっております。森林管理署では森林整備を行う林道を優先して復旧するとお聞きしておりますが、両林道につきましても、引き続き早期復旧に向け要望してまいりたいというふうに思っております。2点目の歴史的な名所名跡、並びにマスコミ情報などを生かした観光振興につきましては、土木遺産や近代化産業遺産にも認定された旧狩勝線を活用し、フットパスルートの整備や、線路跡を走るトレイルランニング大会などが開催されているほか、そばの花が咲くころには「そばの里まつり」が開催されております。また、来年4月から放送されるNHK連続テレビ小説「なつぞら」のロケ地となったことから、関係団体との連携により、町の観光振興につなげてまいりたいと考えております。3点目の狩勝峠トイレにつきましては、トイレへ水を供給するポンプ設備(ポンプ、計装盤、水位計)の老朽化による故障のため、昨年12月より使用できない状況となっております。この間、狩勝峠チェーン脱着場のトイレ、狩勝高原園地のトイレをご利用いただいている状況であります。早急な修繕が必要と認識しておりまして、本年3月の定例町議会において補正予算により早期発注を行い、対応しているところでありますが、利用者の皆様にはご迷惑をお掛けしており、たいへん申し訳なく思っておりますが、復旧の見通しにつきましては今月中と伺っているところであります。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

質問 廣山輝男

ご回答いただきましてありがとうございました。1点目の関係については要請しかないと思いますし、ある面ではやむを得ないのかなと思っております。しかし、今年に入ってですけどトムラウシ方面に行くお客さんがたいへん増えてきてるんです。なぜかはよく分かりません。いろんな人に聞いても「ネットで調べたの」と聞いたら、「いや違う」と。なぜか聞いたら、きれいな空気があるし、山があるから、森があるからと、いろんなことを言いますけど、何となく増えてきています。ところが現実に行こうとしたら、行けませんよというのがある。あるいは今言った秘奥の滝は話があったように、かなりう回した路線なんです。あそこで私が従事した立場からすると、不安な林道であります。林道そのものが険しいというわけではありません。平らなところも多いですけど。しかし、あそこで遭難したらそれこそたいへんな事態になるような場所ですから、やはり現状もっとも身近なシートカチを通ってレイサクを通って行けば一番良いのですが、今話があったように通行止めになっておりますから。いずれにしても林野庁の説明は事業優先というかたちが必ず出てくるんです。これは私は間違いですよと言ってるんです。なぜかというと、林野庁の使命のひとつに地域振興という策があるんです。もちろん、木材の振興とかさまざまあります。となれば地域と一体となってさまざまな課題について、もちろん林業政策が中心ですけど、そこでオープンされてる林道についても最大限確保しながら地域に寄与しようというようなことも当然あると思うんです。そういった意味で私は要請の仕方をより強化してほしい。それしかないんですよ、率直に。町長も林野庁、あるいは中央に行った場合にはそういう要請をしているということは私は受け止めております。だけど、こういうような状態になると新得町の観光客の振興のためには、不幸を招いているような状況ですから、なんとか地域振興の立場からもこういうことは早期に対処してほしい。私は文書的な方法もないのかなというか、文書を出したからすぐ解決するなんて思っておりませんけれども、地域としてはより真剣にこの問題について解決してほしいという立場でもの申した方が良いかなと、今回問題提起させていただきました。それから2点目の関係、いわゆるアウトドア的なことはたくさんやっておられるということは受け止めております。今回私が取り上げたかったのはテレビ放映だとかあるいは、私が特に今日言いたいのは現在映画化されました、本屋大賞作家、宮下奈都さんの「羊と鋼の森」。これ映画化されまして、6月4日から放映中なんです。私もさっそく鑑賞させていただきました。トムラウシのことは一言も出ておりません。ところが宮下さんに聞きますと、実はあの場面はすべてトムラウシの森を意識して、そこのイメージを持って主人公をつくった。やっぱりあそこの自然の中です、つまり森。その主人公の葛藤の中で調律師が森のイメージを受けながら成長していく。そしてその調律師は美しい羊がピアノの中にいるんだという、これは外国でよくそういうイメージがされるんですけど、その美しい羊のいるピアノをより美しく弾いていただくために、そして森とともにというようなことで、そこからできたものがこの「羊と鋼の森」の映画。私がここで言いたいのは、そういう文化的なものもこの新得町もいろいろたくさん取り組んでいますけれども、新得町に宮下さんいたわけですから、そこにいた存在を具体的にイベント等でアピールしていってはどうなのか。私が個人的に検討しているのは、ピアノの演奏がたくさん出るんです、10曲くらい。ピアノを弾く人をトムラウシに呼んで、宮下さんとバックアップしながら全国にアピールする手もひとつあるかなと具体的には検討してるんですけど、こういった表に出ることと出ないこと、やっぱり新得にある財産を最大限に活かせることを大いにアピールすることも、観光のひとつの手段かということも私は率直に思ったので。狩勝線もガンケもいろんなことをしてますから、アウトドア的には良いことをしてるんですけど、この文化的な価値も問題についても最大限、新得町の財産を生かした取り組みをさらに発展させる意味で、行政の方でも力を入れてもらえないか、かつ、そういう取り組みも教育委員会の部分もあるかもしれませんけど、そんな発想もひとつできないのかということで問題提起しておきます。最後にトイレの関係、実は私はあまりあそこへ行ってないんですけど、狩勝牧場の感謝祭のときに終わった後、狩勝峠まで行ってみたときにトイレが閉鎖されていることが分かりました。事務局に聞きますと、12月からだという。なぜそういうことを言うかというと、あの日、日曜日だったのですが貸し切りバスが3台来ました。3台とも止まってトイレに向かいました。残念ながらすべての人がお帰りになりました。もちろん、鍵が掛かってますから、入ることができません。つまりそのとき何と言ってくれたか。「開発さんもお金がないから直さないんだね」。変な話ですけどほっとしました。しかし、やっぱり入ってきたときに新得町のイメージというものをそう取られるとしたら残念です。そういった意味では今月中に直るということでしたけど、修理に時間がかかったということは私も聞いて知っていますけど、お客さんの多く来る、こういうところはなんとかしっかり早期に直すような取り組みの仕方を問題提起として報告しておきます。この辺についてはよろしくお願いします。以上です。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

まず1点目の国有林野の中の林道、災害があったことによって、はっきり言うと、いろんな今までできなかったことができますね、という会話もありました。しかし、ここからは私自身のぼやきにもなるのかもしれませんけど、財務省というのはやはり現実は厳しいという、これは林野だけではないんですけど、なかなか前に進まない、これが現状かと思っておりまして、林野の担当の人もある意味われわれ側の立ち位置にいてくれてる人もたくさんいるので、これからも努力していくとしか言いようがないんですけども、なにか違う方法も含めて考えられるか、それらも一緒になって相談をし続けながら進めていきたいと思っております。それから宮下さんの「羊と鋼の森」。たいへん申し訳ないんですが、私もまだ見ていないんでなんとも言えない部分もあるんですけども、しかし、活字の中では「トムラウシ」という名前がたくさん表記されておりまして、本当に感謝しているところでございます。その上で、ロケ地という切り口で今回答弁してしまったので、宮下さんの方まで思いがいかなかったということでありまして、これらについても担当課といま一度、対応につきまして考えていきたいと思っております。それからトイレであります。故障したものを直すのはもちろんでありますけど、なるべく早くということでありますので、これらについても技術的なことも含めて内部で十分議論していきたいというふうに思っておりますし、使えないという看板の案内のありかたについてもどんなことができるのか、その辺もまた考えていかなければならないかなと、聞いていて思いました。これについてもせっかく来られたかたがたに良い印象を与えるという意味で努力していきたいと思っております。以上であります。

質問 廣山輝男

細かなことがたくさんあるかもしれませんけど、町の活性化のためには少しでもお客さんに新得に来ていただいて、新得町はすばらしいところだと、また来てもらえるような取り組みをしなければならないという意味ではトイレの話はふさわしい話題かなと思いまして、今月中に直ることは分かっていましたけど、あえて取り上げさせていただきましたので、その辺よろしくお願いします。最後に、同じような観光の視点なんですけれども、東大雪荘、いろんなお客さんが来るんですが、たまたま今年、道道が通行止めになることがあって、極端に言いますと12分の10カ月しか営業してないなんて、普通商売にしたら絶対成り立たなくなります。私たちの立場でしたら。道道の通行止めをなんとか解決する策はないのか、それは土現さんがすることですから、通行止めにしますとなったらそれまでですけど、しかし、同じ通行止めをするにしても何らかの方法で、極端に言えば東大雪荘が年がら年中運営できるような策はないのかなということで、知恵を絞りながら苦労していただけないかなと、行政の立場でもひとつご検討願えないかということで申し上げておきたいと思います。[廣山輝男議員 降壇]

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

お答えいたします。防雪柵の設置ということで、近いうちに鹿追の土現の所長と懇談することになっておりまして、すぐにできるかどうか、予算的な問題もあるんですけど、かなり意識はしてくれていると思っておりますので、12分の10にならないように、われわれも努力していきたいと思っております。以上であります。

出典:新得町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月15日 議事録 PDF(45ページ) 間違いを知らせる