新得町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月19日
支えあい地域づくりの支援体制について
2017年12月19日、新得町議会の一般質問で、湯浅真希議員が「支えあい地域づくりの支援体制について」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 湯浅真希 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 湯浅真希
それでは、私からは通告いたしました支えあい地域づくりについてお伺いしてまいりたいと思います。1.支えあい地域づくりの支援体制について第8期総合計画の地域福祉において、「だれもが住み慣れた地域で安心して暮らせる環境を実現するためには、個人や家族の力だけではなくボランティアや町内会、社会福祉協議会などと連携し、支援が必要な人を地域全体で支えていくことが必要」とされており、今後の課題として、「地域を基盤としたより横断的な施策の展開と福祉推進体制が必要となり、ボランティアや町内会などの住民同士が主体的になって支え合う仕組みづくりが必要」と記されております。また、これを基につくられた第2期新得町地域福祉計画においても、「今後は行政による公助としての福祉サービスだけでなく、各個人や家庭の自助および地域住民や住民活動団体などが協働し、生活課題の解決や緩和を図る共助と連携・連動する『地域福祉』の視点が重要」とのことです。団塊の世代が75歳以上になるタイミングは2025年と言われ、本町におきましても、2025年には高齢化率は40パーセントを超えることが予想されております。そこで、次の3点についてお伺いしてまいりたいと思います。ボランティアさんや町内会についてでございます。今後も町民の皆さんが主体になって支え合う仕組みづくりが必要であるわけですが、どのボランティア団体も町内会も高齢化が進んでおります。現状では負担が大きいという声も聞こえております。この状況を町ではどう捉えているのかと今後の取り組みについて、お伺いいたします。2点目に住民自ら地域をつくっていく活動は、福祉に限らず多岐にわたります。環境美化や教育関連、本町においては手話の普及活動などでも皆さんご活躍されているのではないかと思います。現在はボランティアの窓口は社会福祉協議会となっておりますが、今後、各課や関係機関と協働していくことを検討していく必要性はないのか、お伺いいたします。3点目ですが、高齢になって重たい物を持つのが大変になってきている、そういうかたがたのゴミ出しの問題です。ゴミステーションの配置場所などは現状として町内会に頼っていますが、福祉の観点からゴミステーションやゴミの収集方法について、町でも検討する必要性があるのではないかと思いますが、どのようにお考えでしょうか。今後の方向性をお伺いいたします。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
湯浅真希議員のご質問にお答えいたします。支え合い地域づくりに日頃からご協力いただいているボランティア各位におかれまして、まずあらためて日頃の活動に敬意を表するとともに、私の立場からも感謝を申し上げたいなと思っています。本当にありがとうございます。答弁に入らせていただきます。支援体制につきましては、第8期総合計画におきまして「地域福祉の推進」を図ることを明記し、その具体的な施策等については、平成28年4月に策定しております第2期新得町地域福祉計画に基づき、現在、取り組んでいるところであります。その上で、1点目のご質問でありますボランティアの現状と今後の取り組みについてでありますが、平成29年12月14日現在、団体ボランティアは13団体134名、また、個人ボランティアにおかれましては6名が登録されているところであります。主な活動といたしまして、いきいきサロン、手話の普及、道路清掃、施設訪問のほか、わすれん塾などの介護予防事業の活動を担っていただいているところであります。また、今後の取り組みについてでありますが、第8期総合計画ではボランティア登録者数の目標を平成37年までに200名と設定しており、具体的には、認知症高齢者のかたに対する見守りや話し相手となる「ふれあい支援員」養成講座の実施、また、介護予防ボランティア推進事業において、高齢者のかたのサロンや介護予防に関する教室などでボランティア活動を行った場合、活動実績に応じてスマイルチケットが受けられる「たす軽ポイント制度」に参加するボランティア養成の強化を図っていきたいと考えております。また、併せて、町民ニーズを踏まえながら、ボランティア活動の対象者や事業内容の拡大など、柔軟に対応していきたいと考えております。次に2点目の関係機関との協働という点でありますが、さきほど申し上げました「地域福祉計画」を推進するため、町づくり推進協議会保健福祉部会の中でその取り組みなどを協議、検討しておりますとともに、今後においても関係各課はもとより、地域の関係機関、団体とも強固に連携、協働していかなければ「地域福祉の推進」は図られないと認識しているところであります。このことから、介護予防の取り組みにおきましても、新得町生活支援体制整備事業として「生活支援コーディネーター」を配置し、町民の生活課題に対応した新たなサービスの開発や、町民の皆さんが求めているサービスと活動されている団体等のつながり、いわゆる需要と供給のマッチングが可能となるようコーディネーターを中心に一般企業や商工会青年部、しんとく女性の会などを構成メンバーとした協議体を設置し、現在、支え合いの仕組みづくりに取り組んでいるところであります。次に3点目のゴミステーションの箇所や収集方法の見直しを含め、検討する必要性についてでありますが、現在、ゴミ出しが困難または負担となっているという声は、一部のかたから聞いているところでありますが、福祉の観点から現時点での対応といたしましては、ゴミ出しの曜日に合わせてホームヘルパーの派遣を設定するなど、現状で可能な限り調整されているかたもいらっしゃいます。いずれにしても、今後、ますます高齢化が進行していきますことから、支援を必要とされる町民の皆さんのニーズや町内会など、地域単位での課題の把握に努めるとともに、必要に応じて調査等を実施した上で、ゴミステーションの箇所や収集方法等の見直しについて、その必要性を判断していきたいと考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]
質問 湯浅真希
ありがとうございます。まず、1点目なんですけれども、養成講座やポイント制度を導入するなど取り組んでおられるとのことですので、今後もピーアールなども含めて積極的に行っていただければと思います。ポイントをためてスマイルチケットに交換できる「たす軽ポイント」というのは、65歳以上のボランティア制度で登録者数は75名、64歳以下のボランティアさんには「ぷらちょこポイント」という同様の制度で、こちらの登録者数は6名というふうに聞いております。この若い世代の人材というのを育てていくということが、今後たいへん重要で急がれる課題になるのではないかというふうに思います。時代とともに働き方も変化しておりまして、定年を迎えられても仕事をされているかたというのがたいへん多くなっています。何かボランティアをしたいという気持ちはあっても、日中働いているのでなかなか難しいという声も聞いています。そこで、個人へのポイント制度とは別に、何らかのボランティア活動に参加してくれる人材を持つ企業に対して助成金を出す、これくらい思い切ったことを町長、検討していただけないでしょうか。この支え手であるボランティアさんというのを増やすには、いろいろなところを巻き込んでいかなければ人口減少、高齢化を迎える今後というのはより厳しく、十分に支えきれなくなるのではないかと思いますが、どのようにお考えになりますでしょうか。2点目でございますけれども、「生活支援コーディネーター」を配置して協議体で仕組みづくりに取り組んでいる最中であるとのご答弁をいただきました。この生活支援コーディネーターさん、以前、女性の会の研修でも地域支援の講習を私自身も一緒に受けたことがあります。女性の会の皆さんにも内容、たいへん好評でした。ぜひ、今後も積極的に活動をお願いしたいと思います。現在、福祉関連のボランティアは社会福祉協議会、全町教育や土曜授業などは教育委員会、花いっぱいは町民課というふうにそれぞれが行政においては分断されている状況ではないかと思います。今後、こういった活動を課で分けるのではなくて、ボランティアの内容も含めてとなりますけれども、人材を横でつないでいく、こういった必要があるのではないかと思います。どこが窓口になっても構いませんけれども、総合的な支援の体制というのを早急に整えていただきたいと思いますが、どのようにお考えになりますでしょうか。最後、3点目ですけれども、調査してから必要性を判断したいとのことでした。このゴミステーションのマップなんですけれども、空き家のデータマップの作成の予算を今、来年度に向けてあげているというふうに聞いています。その予算が付けば、そのシステムを共有してゴミステーションのほうも一緒につくりたいというふうに聞いております。さきほど長野議員のご答弁にもありましたけれども、予算、これからということですけれども、ぜひ来年度この予算を付けていただいて、そのデータの共有というものをしながら、ご検討していただけないかと思います。帯広市や音更町などでは、高齢者や障がいを抱えたかたを対象に、玄関先までお伺いしてゴミを回収する戸別収集を既にされているそうです。ゴミの収集と同時にコミュニケーションが取れたり、安否確認ができるというメリットもあり、利用者も増えて好評というふうにお伺いしております。ゴミというのは町民にとっても毎日の困り事です。早くこのゴミステーションのデータというものを作成していただいて、保健福祉課や町内会とも共有しながら効率的な計画というものをつくっていただきたい、まずはこの予算化かと思いますけれども、町長、どのようにお考えになりますでしょうか。お願いします。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
お答えいたします。地域で生活をして、今までできたことができなくなる。そういうできなくなったことをどう支えていくのかと、議員のお話しのとおり、いろんなかたの協力がないとできないというのが本当に現実でありまして、あらためてこの間ご協力をいただいているかたに敬意を表するところであります。その上で、そういったかたがたもやはり時間とともにそういうことができなくなってくるというのもこれもまた現実でありまして、お話しのあるとおり、次の世代をどうつくっていくかというのは本当に大きな課題という認識をしております。そういった中で、どんなことが本当に取り組めるのか、いろんなことをやはりやっていかなくてはならないというふうにわれわれも考えておりますので、それぞれがそれぞれのかたがたと各課、あまり壁をつくらない中で横の連携をしっかり取って対応していくように、あらためて打ち合わせも含めて再度共通の課題ということで認識すべく対応していきたいなと思っております。これはさきほど言った2点目の横の連携という中の1つになるのかなと思っていますけれども、行政も含め、地域、町民のかたがた、企業のかたがたも含めて、本当にどういうことができるのか、いま一度悩んでいきたいなと思っております。次に、個別にゴミの問題が今、出ましたけれども、やはり見ているとなかなか大変なかたもいるなと、私自身も感じているところもあります。あとはゴミの分別も大変だという声も若干聞こえてくる部分もありますけれども、どんなことがさきほど言ったできることがだんだんできなくなってくる中の1つに、ほかにもきっとあるんじゃないかなと思っていますので、ゴミの問題も含めてどういったことが今以上に不安が少しでも解消されて対応できるか、あらためて内部でも悩んでいきたいなと思っております。以上であります。
質問 湯浅真希
ありがとうございます。企業のほうなんですけれども、現状として、会社の制服のまま1時間、2時間ぐらいでしょうか、職場を抜けて手話のボランティアに参加してくださっているかたもいらっしゃいます。企業のほうも人手がたいへん厳しい中、理解がある職場でありがたいという話も私たちの中ではよく出ています。こういった若手の人材というのを私たちも大切にしたいと思いますし、行政には後押しできるような制度というのをご検討お願いしたいと思います。また、在職中から何らかのボランティアに参加していれば、周りとのつながりができますので、ご退職された後も支える側になったり、支えられる側になったりというのがスムーズに関わりが持てるのではないかと思いますので、企業に対してもピーアールであったり、助成金、ぜひ前向きにご検討いただきたいと思います。2点目でございますけれども、まずは顔なじみ、町内会単位などで気軽に需要と供給のマッチングができるような窓口や制度のご検討をお願いしたいと思います。そして、やはり今参加していただいているかたの人材の共有などをして、横でつないで少しでも大きなつながりにしていただいて、支える側の選択肢も増やして、ボランティアというのは決して労働の強制ではありませんので、気軽に楽しく参加できるような相互支援の体制づくりというものをお願いしたいと思います。3点目でございますけれども、まずはこのデータの予算を付けていただきたい、こちらのほうを強くお願いしたいです。ただ、データをつくって終わりということではありませんので、共有しながら効率的なゴミの収集というものをご検討していただきたいと思います。戸別収集をするにしても、また情報を収集して計画を立てて執行してというふうに、どうしても時間が掛かってしまいます。不便を感じている人が増えるのを待っていてはいけないと私、思いますので、早い段階でのご検討をお願いしたいと思います。いずれにしましても、生産年齢人口が減っていく中、これからの地域を住民同士で支えていくというのはとても大変なことになっていきます。地域の力というものを育てるような行政サービスの提供というものをお願いして、私からは終わらせていただきたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
1点目、2点目、企業、それから町内会のお話しがありました。昨年の台風の話をさせていただきますけれども、本当に町内会のかたがたを含めていろんなかたの支えがあって、なんとか断水の対応ということで乗り切ってきたなというふうに思っておりまして、ぜひああいう皆さんがたの協力が地域を支えるという意味で、今、困っているかたの生活の支えのほうにもきちんと向けていけるよう、最大限本当に努力していきたいなというふうに思っております。そのために、どんなことが背中を押す大きな材料になるかも含めて、検討させていただきたいなと思っています。それから、3点目の予算の話、私、今の段階で分かりましたと、まだ言えないんですけれども、今、予算編成作業中でありますので、担当のほうと今、総務課長を含めてきっと議論しているというふうに思っておりますので、その議論の経緯を見ながらあらためて整理をさせていただきたいなと思っております。以上であります。[湯浅真希議員 降壇]