広尾町議会 令和8年第2回定例会 2026年6月18日
(1)「集いの杜プロジェクト」の現状と再構築体制について/(2)原油高による支援体制について
2026年6月18日、広尾町議会の一般質問で、前崎茂議員が「「集いの杜プロジェクト」の現状と再構築体制について」「原油高による支援体制について」について質問し、町長 田中が答弁しました。
- 質問者
- 前崎茂 議員
- 答弁者
- 町長 田中
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 10番 前崎茂
私は、2点について町長に質問いたします。まず、第1点目であります。「集いの杜プロジェクト」の現状と再構築体制についてであります。昨年3月に開催された議員協議会及び本年2月の産業常任委員会において、集いの杜プロジェクトの計画及び運営状況について説明されました。その内容は、野塚交流館を再生させ、様々な人が集まる場所にし、地方創生プロジェクトとして進めるとのことでありました。集いの杜プロジェクト管理運営については、令和4年3月定例会において「野塚交流館の設置及び管理運営に関する条例」が制定されたところであります。これに伴い、令和4年度から集いの杜運営に係る地域おこし協力隊として2名を配置し、5年度は協力隊1名、6年度は2名、7年度は3名を配置し、事業を展開してきております。この間、毎年度サンタランドに5,000個から1万個のウッドイルミネーションを設置し、大丸山森林公園の来場者が、令和2年度の1万6,000人から令和6年度には5万人までの集客に貢献してきたところであります。また、令和4年度から7年度までのこれまでの4年間の事業費は、人件費を含めて9,520万7,000円となっております。さて、昨年の議員協議会で説明された集いの杜プロジェクトの計画では、本町の木材産業の課題として、木材工芸をなりわいとして行う職人が少ないことから、木工職人を志す地域おこし協力隊を採用し商品開発に取り組むこととして、その商品事例としては、アクセサリーや食器、おもちゃ、椅子など、今後、商品開発を推進するとしています。昨年度は、地域おこし協力隊3人体制で行い、今年度はプロジェクトマネージャー1名を含む3人を新たに採用し、合わせて6人体制でスタートさせたいとのことでありました。しかし、本年3月には集いの杜プロジェクト推進員である協力隊の3名全員が退職され、新年度も今のところ応募がないとの状況であります。そこで、町長にお尋ねいたします。1点目でありますけれども、本年2月に開催された産業常任委員会で、3月末までに計画どおり地域おこし協力隊の応募がないときは、4月以降も引き続き公募するとのことに対して、現在の公募状況について伺います。また、昨年11月に開催された第6次まちづくり推進総合計画の後期事業として、今年度から3,870万円、令和12年度までの後期5か年間で1億9,350万円、約2億円の事業費を見込んでいますが、現在の地域おこし協力隊の応募状況を鑑みて、当該計画の縮小・休止等、抜本的な見直しが必要ではないかと思いますが、どのように見直しを検討されているか伺います。2点目です。プロジェクトの計画で取り組む中で、木工職人を志す地域おこし協力隊員を採用し、商品開発を推進するとしていますが、昨年度までの木工職人としての指導・教育体制に係る日数はどの程度かかってきたのか。また、習熟度の到達等並びに課題について、どのように把握されているのか。社会人になって間もない方が、高い志を持って本町の地域おこし協力隊に応募していただいて従事してきたものの、任期半ばで退職されることは、本人にとっても、また、本町にとっても誠に残念なことと言わざるを得ません。また、今後の課題として、技術的な指導体制を精査、構築し、協力隊員との情報共有を図る必要があると思いますが、どのように検討されているのか、お伺いをいたします。3点目であります。昨年度までの集いの杜は、木曜日から日曜日までの4日間、とりわけ土日の開放は、平日就労されている方にとって集まりやすい設定となっていたところであります。4月以降については、協力隊が不在なことから、平日の第2、第4金曜日、月2回の開放となっております。当然、利用者は限定されることとなり、結果として集いにくい施設となっております。多くの町民が利用できるような検討をする必要があると考えますが、答弁を求めます。次に、2点目であります。原油高による支援体制についてを質問いたします。本年2月末に、アメリカ、イスラエルによるイラン攻撃により、双方が応戦する形で紛争が4か月近く続くこと、ホルムズ海峡のタンカー等の航行制限がされている状況が続いております。現在、両国で停戦合意に向けて協議中とのことで、その成り行きが注視されております。しかし、この間の原油の供給が滞っている状況の下で、4月の貿易統計によると、ナフサの輸入量は前年同月比と比べ5割程度に落ち込んでいます。これにより原油価格の高騰や石油関連製品の原料であるナフサが不足し、医療、建設、農業など、幅広い分野で企業等の経営に影響が出ております。ナフサ製品が出回らなくなり、断熱材、接着剤、養生剤、溶剤などが新たに入りにくくなっており、加えて価格も高騰しているとのことであります。市民生活にもこれらの影響が出始め、札幌市では、ごみ排出用の家庭用指定ごみ袋が店頭に在庫がなくなり、購入できないことから、今週から指定外の透明の袋で排出しても回収するとしております。また、北海道は、今週の15日、中東情勢の悪化による経営の状況について、道内900社の調査結果を公表しました。それによると、「影響がある」と答えた経営者を業種別に見ると、製造業が72.9%、卸・小売業が66.7%、建設業が64.3%になっているとし、原料・資材の調達に制限がかかっており、商品の供給に支障を来しているとの回答もあったとしております。経済団体でも、北海道商工会議所で会員企業を調査したところ、原油高により「影響が大きい」と回答したのは76%に達したと公表しております。十勝でも、帯広商工会議所や帯広民主商工会がそれぞれ帯広市に対し、価格の高騰や資材不足で納期の遅れが建設現場でも影響が生じているとして、工期の延長や完成前の部分払いや市民生活の支援体制などについても要望を行っております。本町における今日の原油高や資材不足などに伴う企業の経済活動や、住民生活に係る影響等について伺います。また、内閣府は、今月5日に「中東情勢対応に係る重点支援地方創生臨時交付金」として、全国で1,000億円、道内市町村分として24億5,800万円、本町分として616万円の交付額が示されたところであります。低所得者、高齢者、子育て世代、中小零細企業、農林水産業への支援策として、早急に取り組む必要があると思慮いたしますが、交付金の活用についてどのように検討されているか、お伺いをいたします。
答弁 町長 田中
前崎議員のご質問にお答えいたします。1点目でありますが、「集いの杜プロジェクト」の現状と再構築体制についてであります。まず、地域プロジェクトマネージャーと地域おこし協力隊の公募についてでありますが、4月以降は、7月1日の採用を目指して、5月15日から6月5日までを公募期間として、町ホームページに応募要領を掲載したところであります。次に、第6次まちづくり計画後期事業の中で計上した事業費につきましては、地域プロジェクトマネージャーや地域おこし協力隊を採用することを見越した計画となっておりますが、残念ながら応募がない状況であり、この状況を踏まえた現段階におきましては、計画の見直しを含め、今後の事業の在り方について再検討が必要になると認識しております。今後の応募状況等を見極めながら、事業内容の見直しも含めて検討してまいりたいと考えております。2点目の木工職人の関係であります。昨年の木工職人としての指導・教育に係る日数につきましては、19日間(152時間)でありました。習熟度につきましては、一輪挿しや風鈴等の簡易な木工製品の製作をマスターしたというふうに認識をしております。木工職人を志す地域おこし協力隊の技術的指導体制の構築につきましては、地元の木工職人の皆様に対し、地域おこし協力隊に対する技術指導を依頼する方向で検討を行っておりますが、地元木工職人の皆様も大変多忙を極めていると伺っており、木工職人以外でも木工技術の指導が可能な方がいないか情報収集を図った上、新たな指導体制の構築に向けて検討を進めてまいります。地域おこし協力隊の応募採用がない状況の中で実務的な動きができていないのが現状でありまして、こちらにつきましても、今後の状況を見極めながら方向性を検討してまいります。3点目の今後の運営に対する見通しであります。地域プロジェクトマネージャーや地域おこし協力隊が採用できていない状況においては、現在、月2回の開館を行っておりますけれども、それ以上の開館については困難であると認識をしております。当面は、農林課職員による月2回の運営を継続してまいります。あわせて、「木育フェス」と民間イベントとの連携など、新たな活用方法についても検討を進めており、こうした取組を積み重ねながら今後の運営の在り方を模索してまいりたいと考えております。次に、2点目の原油高による支援体制についてであります。世界情勢の不安定化により、エネルギー価格、食料品価格の高騰が長期化しており、さらに中東情勢の緊迫化による原油価格の上昇や供給不安などから、町民生活や事業活動に大きな影響が生じているものと認識をしております。本町におきましても、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、福祉灯油の上乗せ助成、水道基本料金の減免やプレミアム商品券、生活応援クーポン券の発行など、生活支援策を実施してきたところであります。昨日の行政報告でも申し上げましたとおり、エネルギー・食料品価格等の物価高騰の影響を受けた生活者や事業者への支援を目的として、国の補正予算により交付金が措置され、本町への配分額は616万3,000円となったところであります。低所得者、高齢者、子育て世帯をはじめ、各産業分野におきましても物価高騰やエネルギー価格の上昇による影響が続いておりますことから、限られた財源の中ではありますが、地域の実情や支援ニーズを踏まえ、効果的な支援策について検討してまいります。以上、答弁とさせていただきます。
質問 10番 前崎茂
ただいまの答弁の中で、特に地域おこし協力隊の公募については応募がなかったというところで、今後の応募状況を見ながら事業内容の見直しを含めて検討していきたいということでありましたけれども、先ほど答弁の中で、5月15日から6月5日までということで公募したけれども、応募がいなかったということでありますけれども、1つには、公募期間が20日間という非常に短い期間ということで、なぜ20日程度の期間しか設けなかったのか。また、2月の産業常任委員会でも、仮に3月まで応募がなければ4月以降も引き続き公募しますということであったものですから、当然私どもの認識としては、4月1日以降から、例えば一定の応募があるまで公募を続けるものというふうに認識していたのですけれども、今の答弁では20日間という非常に短い期間であるということで、その点について、なぜそういった短期間であったのかの説明と、あわせて、現在は現隊員も退任されてゼロ人ですから、今後どういった形で再公募をするのか、これについてもお答えをいただきたいと思います。
答弁 町長 田中
採用の部分につきましては、7月1日の採用ということでありまして、やはり採用していくに当たっては、随時採用をという部分もあるのですけれども、今なぜ短期間でということのお話でありましたけれども、事務のやり方として7月1日の採用ということの期限を決めて、こういった形になったわけでありますけれども、今後の部分につきましても、先ほど状況を見極めながらというお話をさせていただきました。公募については今後も引き続き行ってまいりますので、今後、公募の在り方については、ずっと継続してやる形がいいのか、少し期間を延ばして、また、採用月日をきちっと知らせた中でやるほうがいいのか。採用される側というか、応募してくる側も、いつ採用になるのかということも含めてやっぱり応募してくる方もいらっしゃると思うのです。ずっと期限のない応募をしていても、いつの採用なのかが分からないという部分もあると思いますので、そういった意味で今回、7月1日の採用についてはこの期間でという応募をさせていただきました。今そういう応募がない状況でありますから、公募の仕方については今後検討してまいりたいというふうに思います。
質問 10番 前崎茂
地域おこし協力隊、総務省がこの事業を展開して15年程度たちますけれども、総務省のホームページでは、例えば全国での地域おこし協力隊員、2026年度までに1万人を目指すという方針だったのですけれども、昨年度2025年度までで8,196人が、今、全国で活躍していると。平成28年度、2016年度が4,090人ですから、ちょうどこの10年間で倍増したということであります。そういった中で、道内でも1,370数名が地域おこし協力隊で協力していますし、そのうちの道内で一番多いのが別海町でありまして、73人だかが今、活躍しているということであります。さらに加えて、この協力隊のいわゆる任期満了後に地域に定着する割合、これについては、この5年間で70%に達しているということなのです。それぞれ地元に定着して、起業したり就農したり、地域を支えているという形で、高く評価されているところであります。そういった中、本町は、昨年度末で地域おこし協力隊、6名の方が退任されておりますけれども、そのうち4名が1年目、2年目の方であります。先ほども言いましたけれども、高い志を持って広尾町に応募していただいたというふうに認識をしておりますけれども、今回、任期の途中での退任については、単に自己都合等で整理するのではなくて、やはり町と協力隊員との情報共有、意思疎通がどうだったのかということも含めて検証していく必要があるかと思うのですけれども、この点についてお伺いをいたしたいと思います。
答弁 町長 田中
議員がおっしゃったように、残念ながら今年の3月末で7名かな、が任期満了も含めて退任されて、任期途中での退任もあったということでありまして、私も非常に残念だというふうに思っているところであります。その中の原因の一つとして、やはり考えられるのが、今、議員がおっしゃった内容だというふうに思っております。まず1つには、やっぱり事業そのもの、広尾町が求めている事業の内容と、地域おこし協力隊で応募してくる方とのギャップといいますか、ミスマッチがあるという部分も確かにあるというふうに思いますし、事業を1年、2年やっていく中で、また考え方が違ってくるということもあるということで、そういった部分も含めて、やっぱり協力隊員と役場側の意思疎通といいますか、情報共有といいますか、そういったことも今現時点では反省点として考えられるところだというふうに思っております。先ほどの中でもありましたように、やっぱり地域おこし協力隊を公募していく中で、広尾町が公募をしている事業が、地域おこし協力隊にとってどんな魅力があって、ここでそれをやりたいというふうに思ってもらえるか、そういう仕組みも必要なのだというふうに思っております。今現在、集いの杜で応募しておりますけれども、この部分ついても再度早急に、今、公募を行う準備をしているところでありまして、その情報発信のツールについても、単にホームページ等々ではなくて、いろいろな媒体を使いながら、公募に向けて進めていきたいというふうに思っております。
質問 10番 前崎茂
この地域おこし協力隊員の採用にあっては、今年度から5年間に延長できるというような形で総務省で見直ししていますけれども、従前3年間という中で、今まで年度途中で退任した方は何人かおりましたけれども、やはり思うのですけれども、限られた年度の中で事業展開していくためには、密度の高い町と隊員との打合せといいますか、そういった意味では、当然予算編成も伴いますし、翌年度の事業計画等もあると思うのですけれども、たまたま今回の事例としては、私もいろいろな方から聞いているのですけれども、辞められた、退任する方は1月に町に伝えたというふうに話をされていますし、ただ、町のほうでは把握していないということで、その辺の意思疎通も欠けていたとは思うのですけれども、その点についても、やはり次年度の計画を立てる上で、その辺の部分についてきちんと確認をする必要がある。それから、あわせて、先ほども言いましたけれども、情報共有や意思疎通、そういったことを常に町と隊員との間でしっかり図っていく、そういった必要があるというふうに考えております。昨年の3月の議員協議会で集いの杜プロジェクトの計画が説明されましたけれども、先ほども触れましたけれども、この中で木材工芸等をなりわいとして行う職人が少ないというのが本町の木材産業の課題であるというような形の中で、その解決策として、いわゆる集いの杜をサンタランドウッドの製品の拠点とするということで、木材工芸を本町の新たな産業にするというふうにうたっているのですね。そういった崇高な目的を掲げている中で当該プロジェクト事業がスタートしたものと認識しておりますけれども、こういった中で当時3年間の中で木工職人を育成して、その中で広尾町に残ってやっていただくというような構想もあったというふうに常任委員会でも説明がありましたけれども、この中で、先ほどの答弁では指導体制期間といいますか、19日間しかないと。ということは、月当たりにすれば1.5日平均なのです。これは職人を育成するという観点でいけば、非常に日数が少ないなというふうに認識をしております。確かに指導する側の木工さんも広尾町には少ないですから、なかなか日程が取れないというのは理解できますけれども、そういった中で特に、いわゆる本人の見通しといいますか、そういった部分でもギャップがあったのではないかというふうに思うのですけれども、今後そういった意味では、この点きちっと体制を整備しながらやっていく必要があるかと思うのですけれども、その点についてはどのように考えているか、お答えをいただきたいと思います。
答弁 町長 田中
議員おっしゃるとおりでありまして、木工職人の技術的な指導体制の部分については、今申し上げたとおり19日間ということで大変短い期間でありました。その原因としては、先ほど一次答弁の中でも申し上げましたけれども、木工職人の方が少ない中で、自分の仕事もある中で指導していただいているということでありまして、なかなかそこに集中できなかったというところがあるというふうに思っております。そういう中で、今後の部分につきましては、当然広尾町に何軒かの木工職人の方がいらっしゃいますので、そういった方と再度協議をさせていただくということも考えておりますし、また、職人以外でもそういった技術を持っている方もいるというふうに伺っておりますので、そういった方がいないかどうかも含めて検討していかなければならないし、情報収集をしながら、今後そういった部分の進めをしていきたいなというふうに思っております。いずれにしても、この集いの杜プロジェクトの部分につきましては、今こういう現状で行っておりますけれども、今後どういった形になるかという部分については、そういった状況もきちっと見ながら、今後の事業、全体の事業の見直しの部分についても検討してまいりたいというふうに思っているところであります。
質問 10番 前崎茂
2月に開かれた産業常任委員会で令和4年度からの集いの杜の集客数、入場者数、これについて説明があったところでありますけれども、とりわけ令和6年度は、150日間オープンしていて、2,500人の方の来場をいただいたという報告がありました。そのときの説明で、令和8年度の目標ですけれども、5,000人の年間入場者数を見込んでいるということで説明がありましたけれども、結果としては隊員がゼロ人ということで、今、月2回、しかも平日ということで、目標とは大きく乖離しているのではないかと思うのですけれども、なかなか今までみたいに土日に開いていないものですから、仕事をしている方が利用できないとか、そういったギャップがあるのですけれども、その点について今後どういった形で利用者の拡大を図っていくのか、お答えをいただきたいと思います。
答弁 町長 田中
現実問題として、今の状況では月2回の開催、開設しかできないだろうという認識でおります。現状、先ほど一次答弁で申し上げましたとおり、この状況を続けさせていただいて、早急に地域おこし協力隊の公募をした中で再開をしていきたいなというふうには思っておりますけれども、その状況については、先ほども申し上げましたとおり、今後応募があったらという話でありますから、そこの部分をきちっと見極めながら、事業全体も含めて、見直しも含めて検討してまいりたいというふうに思っています。
質問 10番 前崎茂
いずれにいたしましても、この集いの杜プロジェクトは、広尾町にとっても大きなプロジェクトでありますし、これまでの運営方法等についてきちんと検証して、再構築を目指すべきではないかと思っております。あわせて、地域おこし協力隊の公募について、できるだけ早く充足できるようにということと、例えばほかのジャンルの地域おこし協力隊の募集についても影響があるかというふうに危惧しているのですけれども、そういうことのないように早急な解決策で取り組んでいただきたいと思います。次、2点目の原油高による支援体制について再質問いたします。2月末にアメリカとイスラエルがイランを攻撃してから107日目にして、双方の、両国の停戦合意、ホルムズ海峡の開放ということで合意されつつありますけれども、これも言ってみれば戦争前に戻っただけでありまして、ただ、この間の紛争によって、イランはもとより中東諸国のインフラ施設が修繕を要するとすれば、原油等の輸入についても時間がかかるのかなというふうに思っております。そういった中で、帯広市などでも工事現場で塗装の原料が入ってこないだとか、あるいはスタイロフォーム、そういったものが発注した半分しか手に入らないという形で、当然工事も、それに合わせて遅れるといいますか、そういった事態があちこちで発生しているということが業者の声として聞いてございます。このような状況の下、本町においても、特に大きな工事の工期については、長いものでは来年1月、2月までの工期がありますから、今始まったばかりの部分では、まだそれほど影響すると思っておりませんけれども、いろいろな形で、多分短い工期の中では、帯広市なんかでも工期の柔軟な対応といいますか、そういった形ですとか部分払い等にも対応しているのですけれども、本町についてはどのように現状を捉えているか、それについてお答えいただきたいと思います。
答弁 町長 田中
本町の公共工事の部分でありますけれども、おっしゃるように大型工事も今年、予定をしておりますので、入札で落札をされた業者の皆さんとも原課のほうできちっとその内容について協議を行っているところでありまして、例えば工期の延長ですとか資材の遅延、そういった状況があれば、適切に判断をしながら、お互い双方理解しながら進めていくということで、話合いをさせていただいているところであります。今現在、何かこうというところはないのですけれども、そういった状況が起きれば、すぐにそういった協議を進めながら、適切な対応をしてまいりたいというふうに思っております。
質問 10番 前崎茂
先ほど言いましたけれども、工事現場では資材もなかなか入手困難だという状況の中で、価格も30%から40%上がっているものもあるというふうに聞いておりますし、そういった意味では、今言ったように、入札が終わったばかりで、まだそれらの部分は今後も流動的な要素がありますけれども、例えば設計変更とか、そういったものもあり得るのかというふうに思っております。実は、昨日の行政報告でもありましたけれども、内閣府が今月5日に、いわゆる中東情勢に対応した国の臨時交付金が措置されたのですけれども、さきにも話ししましたけれども、今回、国費ベースで1,000億円なのですけれども、昨年12月の物価高騰対策に係る国の臨時交付金、このときは国費ベースで2兆円だったのです。本町の交付金も1億4,500万円。今回は616万円ということで多分5%程度の額なものですから、そういった意味では、前回の物価高騰対策では、例えば水道料を1か月、基本料金を無償にすると、全世帯にすると月350万円から400万円かかりますよね。そうなると、600万円という財源の中で、そういった全世帯について支援するというのは、なかなか難しいのかなというふうに思いますけれども、そういった意味では、低所得者ですとか高齢者、子育て世代、そういった部分で重点的に支援をする範囲をかなり狭めていかなければならないかというふうに思っておりますけれども、その点についてどのように考えているか、お答えをいただきたいと思います。
答弁 町長 田中
確かに600万円という金額ですから、できる部分については限度があるというふうに思っております。限られた財源でありますから、どういった形で町民の皆さんに、今、困っているものについて早急に対応していかなくてはならないというふうに考えているところでありまして、今、議員がおっしゃったような部分も含めて検討して、補正予算等で対応させていただきたいというふうに考えております。