みんなの議会

新得町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月15日

平成27年4月に実施された「全国学力・学習状況調査」について

2015年9月15日、新得町議会の一般質問で、湯浅真希議員が「平成27年4月に実施された「全国学力・学習状況調査」について」質問し、教育委員長 浦山兼一、教育長 斉藤仁が答弁しました。

質問者
湯浅真希 議員
答弁者
教育委員長 浦山兼一、教育長 斉藤仁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 湯浅真希

通告に従いまして、私からは学力テストについてお伺いしていきたいと思います。1.平成27年4月に実施された「全国学力・学習状況調査」について2007年から毎年、小学6年生と中学3年生を対象に学力状況の把握、これに基づく指導方法の向上を目的とした全国学力・学習状況調査が行われております。先日、今年度の調査結果が大きく新聞報道されたところでございます。北海道では、道教育委員が掲げた全国平均点以上の目標は残念ながら達成できませんでした。本町におきましては、小学生はさらに道の平均点以下という結果となり、たいへん残念に思っております。この学力の開きをどのように受け止め、上位校との違いは何であるとお考えなのか。また学力だけではなく、学習状況調査も踏まえて対策を講じていく必要があると考えております。そこで2点お伺いいたします。この結果を受けて、今後の教育に生かすため、本町ではどのように役立てていくお考えなのか。また、土曜授業や全町教育で児童に対する取り組みだけでなく、秋田などの上位校の先生と一緒に教育環境対策など取り組むことができないのか、お伺いいたします。

答弁 教育委員長 浦山兼一

湯浅真希議員のご質問にお答えいたします。文部科学省は、全国学力・学習状況調査の結果について8月25日に公表いたしました。本年度も小学校6年生、中学校3年生の全児童生徒を対象として、教科に関する調査では、国語と算数、数学に理科が加えられ、主として知識に関する問題と活用に関する問題が出題されました。併せて、児童生徒と学校に対する生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査が行われています。調査の結果につきましては、北海道においては、全ての教科で全国平均正答率を下回るという結果となっております。また、町内の小学校の結果では、昨年は、国語の知識に関する調査、活用に関する調査、算数の活用に関する調査で、全国、全道の平均正答率を上回っていましたが、今年度は国語、算数ともに全国、全道平均を下回る結果となりました。理科については、全国平均は下回りましたが、全道平均は上回る結果となっております。中学校では、昨年は国語において、全国、全道平均を下回りましたが、今年度は理科を含めた全教科において、全国、全道平均を上回る結果となっております。ご質問の1点目であります今後の取り組みについてでありますが、教育委員会ではこの調査結果を受け、学校長に対し、学校での間違いが多かったところや弱かったところについて分析し、指導内容や指導方法等の学校改善プランの見直しを指示しております。また、児童生徒が間違ったところなどを学習させ、基礎、基本を確実に身に付けた上で、卒業できるよう指導をしております。教育委員会としては、教科における調査や質問紙調査の結果について、詳細な分析を行い、その結果を踏まえ、学校と連携、協力を図り、学力の向上につなげていきたいと考えております。次に学校での取り組みですが、朝読書やドリル学習の実施、反復学習による基礎、基本の確実な定着を図るとともに、家庭との連携による望ましい家庭学習の習慣を身に付けさせる取り組みを進めておりますが、今回の調査を踏まえ、授業の改善や学習環境の整備により一層努めてまいります。次に2点目の質問になりますが、本町においては、子どもたちの学力向上対策の1つとして、平成23年度から全町民参加による「全町教育」の運動を進めています。この運動では、学校教育と地域住民を含めた社会教育が連携を図り、学校や地域において「人とのふれあい」や「さまざまな体験活動」を取り入れた活動を積極的に進める中から、「学ぶ意欲」や「考える力」などを育み、また「知的好奇心」を高めることなどを目的の1つとしています。また、土曜授業につきましては、平成26年度から新得小学校で実施しており、全町教育の趣旨を踏まえ、学校、家庭、地域が役割分担をしながら授業を行うことにより、子どもたちに土曜日の豊かな教育環境を提供しております。これらの取り組みにより「楽しいから勉強する」といった意欲を高め、学習に主体的に取り組んでいく子ども、後伸びする学力を身に付けた子どもを育成したいと考えております。議員からの秋田県などの上位校の取り組みを参考にしてはどうかというご意見ですが、国からも授業の実践例が提供されることになっておりますので、校長会などとも協議の上、学力向上に向け参考とさせていただきたいと考えております。以上でございます。[浦山兼一教育委員長 降壇]

質問 湯浅真希

ありがとうございます。さまざまな取り組みをされていますので、学力テストの結果、順位だけでなく、学習状況調査のほうもしっかりと分析して、児童には自信を持って学習意欲を高めていけるように、私たちもサポートしていく必要があると考えております。今後ですが、道教育委員会では管内別の結果、分析を含めて、11月に発表される予定です。公表につきましては賛否両論あるようですが、本町では広報などで公表する予定はありますでしょうか。それと、全町民参加による全町教育とのことですが、これからの具体的な取り組みがございましたら、お伺いしておきたいと思います。

答弁 教育長 斉藤仁(教育長は2016年6月まで)

お答えいたします。全国学力学習状況調査の結果の公表につきましては、国では平成26年度から、市町村が学校名を明らかにした公表を行うこと、都道府県が市町村の同意を得た上で同様の公表を行うことができるとしております。本町におきましては、この調査の測定ができるのは、学力の特定の一部であることや、学校における教育活動の一側面に過ぎないこと、公表することで序列化や過度の競争につながる恐れがあることから、学校名などの公表はしておりませんが、保護者や地域住民の皆さんに対する説明責任を果たすため、町内の学校全体としての全道、全国平均との状況や、各教科の結果がどのような傾向にあるか、今後の改善計画を含め、広報等でお知らせしたいと考えております。それから2点目の、全町教育の具体的な取り組みでありますけれども、全町教育の事業としては、夏期、冬期休業中に「なかよし学習塾」を開催しております。地域のボランティアのかたがたが中心となり、算数の学習では、子どもたち一人ひとりの分からないところや苦手なところを指導するとともに、集団遊びや体験活動を通じて、異学年や学校間の交流を図ることを目的としております。また今年度から、全町教育推進本部に学校連携会議を設け、その下部組織として教育課程部会、学力向上部会を設置しております。各部会につきましては、小中高の教職員が主催となって運営されており、各学校の連携のもと、全町教育の継続的な取り組みや学力向上に向けた方策がより一層推進されることを考えております。以上です。

質問 湯浅真希

ご答弁ありがとうございます。全町教育のコンセプトと学力テストとは相反するところもあるかと思いますが、社会に出れば難しい問題に直面することもございますので、そういったことにどうやって向き合っていくのか、環境調査の結果なども参考にしながら、精神的な強さや優しさも育めるような取り組みもぜひ全町教育にはお願いして、私からは以上とさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 斉藤仁(教育長は2016年6月まで)

お答えいたします。子どもたちの学力向上を図るということは、子どもたち一人ひとりが、社会で自立していくために必要な最低限の学力を身に付けることであると考えております。今回、調査結果が出ましたので、その詳細を分析させていただいて、学校、家庭、地域と連携をしながら、全町教育、学力向上に努めていきたいというふうに考えております。以上でございます。[湯浅真希議員 降壇]

出典:新得町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月15日 議事録 PDF(43ページ) 間違いを知らせる