新得町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月16日
人口対策は
2015年3月16日、新得町議会の一般質問で、長野章議員が「人口対策は」について質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 長野章 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 長野章
私は今回の一般質問で、人口問題についてお伺いしていきます。本町にとっては、たいへん重要課題であり、この問題はたいへん難しい問題と認識しております。しかし、この問題については、やはりみんなで考え、知恵を出し合わなければならない問題というふうに思いますので、質問させていただきます。人口対策はということで。1.人口対策は私は、人口対策については、2010年12月の一般質問でも行いました。そのときに「定住対策、産業の振興、少子高齢化対策など各種施策を実施してきたが、厳しい経済環境や少子高齢化が進む中にあって、人口減少に歯止めがかからない」との町長の答弁をいただいておりました。さて、昨年、日本創生会議は、十勝管内の13町村で2040年時点で、20歳から30歳の女性は現在の半分以下なるなど、「消滅可能性がある自治体」の現実味が浮き彫りになりました。本町においても20歳から39歳の女性の減少率は、64.6パーセントと推計されております。国も人口減少に向けた政策推進を掲げ、「まち・ひと・しごと創生法案」の今国会の成立を目指し、同法は人口減少の抑制、東京一極集中の是正などに向け、国が5年間の総合戦略を策定すると定めています。北海道も、人口減少問題に対応するために庁内に人口減少問題対策室が設置され、「地域の特性に応じた子育て支援の充実」、「北海道の強みを生かした企業誘致」、「交流人口の拡大」などが検討されております。十勝管内では、人口対策の検討委員会が設置され、子育て、高齢者福祉、雇用等、将来にわたって生き残ることのできる政策の提言を委員会に求めているところもあります。本町においても、早い時期から人口問題について検討されてきたと思います。今後の取り組みについてお伺いしたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
長野議員のご質問にお答えいたします。人口減少問題につきましては、国全体の極めて深刻な課題でありまして、国では少子高齢化に的確に対応し、人口の減少に歯止めをかけることや、東京圏への人口の集中を是正することなどを目的として、昨年11月に「まち・ひと・しごと創生法」を制定いたしました。これに基づき、出生率の向上や東京一極集中の是正、経済成長力の確保などをまとめた「長期ビジョン」と、その達成に向けた「総合戦略」を策定し、人口問題に対応していくこととしています。総合戦略の基本目標は、4点からなっております。1点目は、地方における安定した雇用を創出すること。2点目は、地方への新しい人の流れをつくること。3点目は、若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえること。4点目は、時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに、地域と地域を連携することとしており、これらの目標に向けた各種施策に取り組むとともに、都道府県、市町村における地方版総合戦略の策定も求められております。こうした流れの中で本町においても、将来の人口ビジョンと総合戦略を策定していきますが、戦略の柱は、国の基本目標と整合性を取りつつ、現在策定を進めている第8期総合計画との整合性も考慮し、平行して作業を進めていきます。また、策定にあたっては、役場組織全体での認識共有と検討体制をつくっていくほか、町内各界から構成する検討委員会や若者のワーキンググループの設置などとともに、議会とも十分協議しながら策定を進めていきたいと考えております。以上であります。
質問 長野章
ご答弁をいただきました。本町にとって、たいへん重要な人口問題であります。人口減対策では、北海道新聞社が全道の世論調査の結果を発表いたしました。それによりますと、人口減対策では、子育て、雇用対策が重要であるという、そういうアンケート結果が出ております。私も全く同じような考えであります。また、この調査では市部では子育て支援が半数。たぶん、市部では保育所やなんかが足りないのでないかなというふうに思いますから、そういうことで半数と。そして、町村部ではどういうことが求められているかというと、産業政策がやはり最大で46パーセントという、そういう傾向が分かれております。人口減対策として、少子高齢化対策に取り組んでいますが、なかなか人口増にはならない状況と思われます。そこで、私なりに2点ほど提案したいというふうに思いますが、実現可能かということはなかなか難しい問題でもあるかと思いますけれども。今朝も新聞で四国の香川県の上川町でしたか、名前を間違っていましたら申し訳ないですけれども、この間創生セミナーで来られた町のかたでないかなと思いますけれども、新聞に載っていました。やはりいろんなことをやらなければなかなか前に進んでいかないというふうに思いますので、こんなことかというふうに思うかもしれませんけれども、まず聞いていただいて、ぜひ検討していただければなというふうに思います。まず1点目は、子育て関係でありますけれども、私は保育料の無料化というか、可能かどうか分かりませんけれども、ぜひ検討していただけないかなというふうに思っています。これは、子育て環境を整備して、経済的負担の軽減を図ることによって、人が住んでいただけるという、そういうことを考えて保育料を無料にしてはという提案でございます。2点目としては、さきほど道新の発表でありました産業政策ですけれども、若い人への家賃の助成と。私はこれは5年間程度、新卒で、例えば高校卒業で新得に来られて、仕事に就かれたと。恐らく20万円以下の月給でないかなというふうに思いますので、その中で本町でいろんな施策で整備されているアパートに入るとしたら、3、4万円のお金はかかると思います。そうすると、この新卒のかたがなかなかそういったところには住めないということから、そればかりが原因ではないというふうに思いますけれども、なかなかしっかりとした移住をしてもらえないというようなこともあるかというふうに思いまして、5年間程度ですけれども、どのくらいがいいのかなというふうに思いますけれども、いろんなアパートの家賃によるんですけれども、3万5,000円から4万円ぐらいだとすると、2万円ぐらいの約半分ぐらいの助成をある程度、給料が上がってくるまで助成してはどうかというようなことで、ちょっと考えて。そうすると、雇用が非常にスムーズにいくのでないかと、それで住んでいただけるのでないかというふうに思っています。これは、本人になかなかそういった助成が難しいのであれば、雇用した企業に、住宅手当を出すかどうかは、その企業によって分かりませんけれども、企業にひとつそういう助成をしてもいいのでないかと。これは、個人でも、企業でも、どちらでもいいんじゃないかなというふうに一応考えてみましたので、ぜひ考えていただければというふうに思います。もう1点、産業施策の関係ですけれども、企業誘致の取り組みなんですけれども、元企画調整課の中で企業誘致を専門にするかたがたぶんおられて、活動というかをされていたと思うんですけれども、それを復活してはどうかなというふうに思っています。やはりさきほども、道新の世論調査じゃないですけれども、なかなか産業がしっかりしないと、こういった町、村までは人が来ないというようなこともありますし、ぜひそういうふうなことを考えていただければというふうに思います。この間セミナーでもお話しがありましたけれども、やはり企業が来るときに人がいなければ、なかなか企業も来れないということですから、できればその企業が人を連れて来てくれるような企業を、そういうところをやはり探すというか、そういうふうにしてはどうかなというようなことで。実現可能かどうかというのは、なかなか難しいですけれども、東京辺りで、新得出張所ぐらいの気持ちを持って常駐する人を置くぐらいの気持ちで、やはり企業誘致というのは取り組んでいかなければ、なかなか町長が仕事の合間にあいさつに行ってというのは、それでは企業誘致にはやはり難しいというふうに思っています。それでも十分やっておられるというふうには認識はしておりますけれども、本当に企業誘致をするのであれば、やはりそういう考えというのはあってもいいのでないかなと。このときには、やはり東京ふるさと会の皆さんにお世話になりながら、紹介をしていただいて、一緒に連れて行っていただいて、企業とそういうお話しをさせていただくという、それにはさきほど言いましたとおり、5人、10人の会社でも結構ですから来ていただいて、人も一緒について来ていただけるような、本来であれば50人ぐらいの規模の工場というか、会社が来ていただいて、そこに人がついて来ていただければ、たいへんありがたいことなんですけれども、なかなかそういうことにはならないのでないかなというふうに思いますので、まず、この間のセミナーの引用をするわけではないですけれども、ああいった取り組みもいいんじゃないかなというふうに思っております。企業誘致が進めば仕事も増える。仕事が増えてくれば人も増えるというようなことで、ぜひこの問題について実現していただくように努力をしていただければなということで、この提案というか、私の夢を語らせていただきたいと思いますので、町長もそういった考えがあれば、また、夢みたいのがあれば、ご答弁いただければなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
お答えをさせていただきます。今、自分自身のある意味、町政に対する心境というのはなりふり構わずという、そういう思いを今、持っております。ご提案いただいたことにつきましても、真摯(しんし)に検討させていただきたいというふうに思っています。その上で、この間の町長就任以降の基本的な財政運営をちょっとお話しさせていただきますけれども、受益のあるものは、私は負担するべきだというのは、この間の財政運営の考え方の1つ。その上で、将来の町民のかたがたの負担をなくすというのが、もう1つの考え方の中で、進めさせてきております。現実の問題として、やはり財政というものをどうしても抜きにして語れない部分もありますので、その辺のバランスを判断しながら、提案をいただいたことにつきましても、議論を深めていきたいというふうに思っております。以上であります。
質問 長野章
堅実な財政運営をしていることは、私も十分認識をしております。しかし、この人口問題、なかなか進まないし、いろんな手を打っても急激にはなかなか進まない問題ではないかなというふうに思っておりますので、ぜひ長い目で見ながら、一定程度お金がかかるところは、これは仕方がないのかなというか、町民の皆さんにご理解をいただきながら、この人口問題に取り組んでいただきたく、私から要望して終わりたいと思います。ありがとうございました。[長野章議員 降壇]