みんなの議会

新得町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月13日

有害鳥獣駆除の在り方について

2013年3月13日、新得町議会の一般質問で、湯浅亮議員が「有害鳥獣駆除の在り方について」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。

質問者
湯浅亮 議員
答弁者
町長 浜田正利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 湯浅亮

3.有害鳥獣駆除の在り方について農作物に対するシカの被害、駆除対策でありますが、平成23年度から国の補助事業により、農地の防止柵は設置され本年で終了する予定のようでございます。この事業は当初より行政が事業主体か、農協が事業主体かで話し合いがされたようでありますけれども、最後は農協が事業主体ということで進められたという事業のようでございます。農地被害が減少することは確かにその成果はあると思いますが、周りの森林、町有林、民有林の被害は今後どうされるのでしょうか。計り知れない被害が現状でも十分ご承知のとおりだと思います。とりわけ、新得山も随一、新得町の名所と郷土の資産でありますが、神社境内に至るまで荒れ放題で、今日、見るにあまりあるものがあるわけですけれども、その対策の責任は行政にもあるかと存じます。町長いかがでしょうか。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

湯浅議員にお答えいたします。本町におけるエゾシカの今の動きを先に説明させていただきます。農業被害を軽減するため国の補助事業であります鳥獣被害防止総合対策事業によりまして、平成23年度からトムラウシ地区、岩松、屈足、上佐幌、新内それぞれが、侵入防止柵を整備してきておりまして、本年は、平成25年度においては残されております新内、北新得、福山、広内、南新得地域を整備をし、当初予定をしておりました計画については終了するというそういう状況になっております。シカ柵の設置前と設置後の状況でありますけれども、トムラウシ地区に限ってお話しをすれば、牧草の収穫量が1.5倍という、そういう効果が表れているというふうに聞いております。さて、ご質問にあります、森林への被害につきましては、侵入防止柵の設置によりエゾシカがエサ場のひとつとしていた農地への行き場がなくなり、森林被害につながる傾向にあるというふうに思われております。被害防止の基本は、いかに個体数を削減するかが重要というふうに考えておりまして、関係機関と連携のうえ、通年を通した個体数削減に取り組んできておりますが、今後も同様に取り組んでいきたいというふうに考えております。具体的に、今お話しがありました新得山の問題でありますけれども、被害の状況からいきまして、放っておけないという、そういう認識を持っておりまして、現在、移動式囲いワナを1基設置しておりますが、今後は増設についても検討していかなければならないというふうに考えております。また、銃器による駆除につきましては、関係するかたがたと十分協議をしながら、効果の上がる対応について、住民への安全性に十分配慮した上で検討していきたいというふうに考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

質問 湯浅亮

あまり具体的なお話しを申し上げておりませんので、答弁もほどほどなのかなと思いますけれども、今、私が事業主体の話を若干申し上げたところでありますけれども、ひょっとして事業主体が町であれば農地に隣接する民有林、町有林も含めて、この囲いワナが実現できたのではないのかなと感じます。その点、どういうことであるかについては、事務屋が専門的に判断されたのだろうと思いますけれども、当然、隣接する林地も割いて囲いを造っていたということでありますので、残念だなという思いもやまないわけでありますが。私は、前年度も本年度も、森林整備地域活性化支援交付金のもとに、たいへんな事業を、森林管理のための予算を投入しているわけでありますけれども、何と言っても急激に増えているシカをどう駆除するかということをはたらかないままにして、森林事業に取り組んで進めているということについても、理解しにくい部分が多いわけであります。そういうことも今後、計らって進めては、今までの駆除の在り方、脚に引っ掛かる囲いワナ程度のことでは、その駆除が被害を防止する駆除ができるのかどうか、懸念をするわけであります。そこで、私のいろいろな提案でありますけれども、隣町、いろいろな事業のもとに柵を造られたのはもう、足寄あたりは10年もたつのではないでしょうか、鹿追とか。それも当然、国有林を境界におおむね柵をかけているというのは現状であります。また、隣町、清水の場合は、そういう処置もしていないけれども、猟友会、銃器による駆除がたいへんな協力のもとにやっているわけであります。その対応も、新得町ではまだ日が浅いと思いますけれども、何回か理事者に私はそういう話を申し上げると、ハンターが山に入ると木が傷むような話をかつてしていたことは、まだ浅い話であります。ところが今現在、どうなのかというと、身近な神社山が、散歩する人が「5頭や10頭じゃないんだ」というお話しであります。私もこの間、念のために300メートル、500メートルくらいあったでしょうか、あの川沿いを散歩する人と一緒に歩いてみました。本当に恐ろしいようなシカがいるわけであります。あの山のシカをどうするかということはやはりハンターに協力をお願いしなきゃならない。そのハンターにお願いする中身について、十分、十分検討してもらわなければならない部分が、うちの町にはあると思います。これは誰もが承知のとおりだと思いますし、過般、高等裁判まで訴訟を起こされる、これは行政の責任もたぶんあったのかもしれません。そこまでいくからには。しかし、結果がこの間、議員協議会で町長の行政報告でもありましたけれども、「役場のやったことは悪くなかった」と、こういう分かりやすく言えば、棄却ということでございますが。そんなこんなが、やっぱり災いがしているということは確かでありますけれども、やはりお隣のほうのお話しを聞くと、団体駆除といいましょうか、もはや、畑の1頭、2頭のシカを追う話と違いまして、やっぱり、森林駆除というのは、なんといっても団体で包囲して、追う人、受ける人、撃つ人、そういう体制が充実しているハンターの団体にお願いする以外ないと思います。そういうことを十分配慮の上で計画を立てて取り進めていただきたいと思うことが1つ。この認識の在り方について、理事者も相当ご苦労されていると思いますけれども、そういう実態と現実とを整理するものはきちっと整理して、お互いの気持ちの上で、銃所持、銃刀法というたいへん法律の厳しいものを所持してやるわけでありますので、危険を最小限、そういうものも大事な部分だろうと考えているところであります。いずれにしても、森林を守る意味でも、これは半端でない予算を計上しながら、本年度の予算を見ると、減っても増えてもいないようでありますけれども、抜本的に、予算の上から見直していくべきだと思いますがどうでしょうか。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

お答えいたします。エゾシカの駆除ということに関しては、この間も取り組んできているというふうに思っておりますけれども、基本的には個体数はやはり減らすと、そういう認識については、姿勢も含めて私ども基本的に変わっていないというふうに思っておりまして、あとは方法論だけかなというふうに思っております。その方法論の中に、行政としての役割というものがどういうものがあるのか、今までと同じことで物事が進まないのであれば、違う発想も必要かもしれない、そういう認識でありまして、それらについてはあらためて、さきほどお話ししたとおり、関係するかたがたと、いかに減らすかという中で、これは新得の神社山だけに限らずですけれども、十勝川沿いも含めてどういう対応が適切なのかな、あらためて担当も含めて内部で協議をしていきたいというふうに思っております。以上であります。

質問 湯浅亮

いろいろな部分で、第三者委員会、そういう言葉と、また、諮問する機関としてお話しがあるわけでありますけれども、かつてもう10年も過ぎる話ですが、シカの駆除対策について、いろいろハンターと役場との間でご苦労されたときに、そういう委員会をつくって、私もその委員の1人として入りました。ハンターのほうからも出ますけれども、当時は農地被害ということでしたが、いろいろ農業委員会とか、農地に深く被害のかかわる人とかが入って検討しながら提案をしてまとめて何年かその線でやっていた経緯があるわけですけれども、今回特に、山林被害ということでありますので、十分関係機関、職員だけでなくで、何かの方法の中で特別に新得の場合、あるわけです。ところが、支部もあるわけでありますから、部会でできないときは支部でやってくれるということも考えられないのかと思いますし、団体駆除ということを前提に、森林被害の駆除というのはあたっていただきたいということをあえて申し上げて終わらせていただきます。

出典:新得町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月13日 議事録 PDF(65ページ) 間違いを知らせる