みんなの議会

富良野市議会 令和3年第4回定例会 2021年12月7日

(1)個体数増加に伴う効率的な有害鳥獣駆除について/(2)合併処理浄化槽の推進について

2021年12月7日、富良野市議会の一般質問で、小林裕幸議員が「個体数増加に伴う効率的な有害鳥獣駆除について」「合併処理浄化槽の推進について」について質問し、市長 北猛俊、経済部長 川上勝義、総務部長 稲葉武則、建設水道部長 小野豊が答弁しました。

質問者
小林裕幸 議員
答弁者
市長 北猛俊、経済部長 川上勝義、総務部長 稲葉武則、建設水道部長 小野豊

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 小林裕幸

-登壇-通告に従い、質問いたします。1件目の個体数増加に伴う効率的な有害鳥獣駆除についてのエゾシカの個体数減少に向けた対策についてですが、北海道のエゾシカ生息数は、平成25年以降、ほぼ横ばい状態であり、令和2年度で67万頭と推測されておりますが、これは東部地区、西部地区の合計であり、南部地域を入れると70万頭から84万頭と推測されているところであります。本市においては、令和元年は、積雪量が少なく融雪が早かったことから、融雪期の農地周辺への出没が少なかったことから、捕獲頭数の減少になったものと思われます。このことから、現在の出没頭数の増加につながっているものと思われます。令和2年、令和3年と猟友会会員の皆さんには、捕獲努力をされ、800頭余りの捕獲がされていると聞いておりますが、周辺農業者のお話を聞くと、以前にも増して団体で出没しているようです。令和3年第1回定例会において、経済建設委員会の鳥獣被害の実態と対策についての報告で提言されたところですが、早目の対策が必要と思われることから、次の2点についてお伺いいたします。1点目、個体数増加に伴う専門的駆除員の必要性について、2点目、効率的な有害駆除を行うための農地所有者の協力体制が必要と考えますが、見解を伺います。また、あってはならないことですが、本市でもヒグマによる事故がありました。負傷されましたハンターの方には、お見舞いを申し上げたいと思います。令和3年4月27日にヒグマ駆除中に起きた負傷事故ですが、鳥獣被害対策実施隊員ということで公務災害の対象となり、第2回、第3回、そして第4回定例会の補正予算として提案説明されたところです。先月末には、夕張市で、ヒグマに襲われ、ハンターが死亡するという事故が起きております。ヒグマの目撃情報、個体数ともに増加の傾向にあり、注意が必要と感じているところであります。以上のことから、鳥獣被害対策実施隊員の任務と公務災害の対象範囲の考え方について見解を伺います。2件目の合併浄化槽の推進について伺います。下水道処理区域外の公衆衛生、環境保全の考え方についてですが、平成26年、27年の定例会の岡野議員の一般質問で毎回言っておられましたが、生活排水等が直接排水を通じて河川に流れ込むのではなく、清水が排水に注がれることこそ環境に配慮した優しい都市である、私もそう考えております。これまでの経過になりますが、本市においては、平成10年度より国の合併浄化槽設置整備事業で85%以内の補助がありましたが、平成17年度、補助金の見直しがあり、約30%の補助となりました。平成28年度より住宅リフォーム事業の中に入り、50万円以上10万円、100万円以上20万円、令和2年度になりましてからは、50万円以上5万円、100万円以上が10万円となりました。合併処理浄化槽設置費用が、条件にもよりますが、資材等の高騰もあり200万円以上かかると聞いております。補助率の低下に伴い、合併処理浄化槽設置の推進に支障を来しているものと考えます。以上のことから、次の2点について伺います。1点目、下水処理区域外の浄化槽の設置状況についてお伺いします。2点目、公衆衛生、環境保全の点から、下水処理区域外については合併処理浄化槽の推進が必要と思いますが、見解を伺います。また、合併処理浄化槽に対する補助については、住宅改修等促進事業費、リフォーム事業とは別に高い補助率の事業にすることについての見解を伺います。以上、考えをお聞きし、1回目の質問といたします。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-小林議員の御質問にお答えします。1件目の個体数増加に伴う効率的な有害鳥獣駆除についての、エゾシカ個体数の減少に向けた対策についての専門的駆除員の必要性についてでありますが、エゾシカの捕獲頭数は、鹿柵の設置等の効果もあり、ピークであった平成24年度の1,257頭が、令和2年度では832頭と減少傾向となっておりますが、依然として被害は非常に大きいと認識しております。現在、富良野市鳥獣被害防止計画に基づき鳥獣被害対策実施隊による捕獲を行っておりますが、市内の鹿柵の設置距離は約250キロメートルとなっており、この範囲を限られた隊員数で対応している状況にあります。専門的駆除員の必要性につきましては、常時パトロールを行うには非常に広範囲であり、非効率であることから、現在の捕獲体制の強化に向け、実施隊員の確保、育成を目的とした支援を検討してまいります。次に、農地所有者の協力体制についてでありますが、農地所有者による個体処理に係る人的協力は不可欠であり、協力体制の検討が必要であると考えております。有害鳥獣駆除は、農業者が大切に育てている農産物を食害等から守る目的で行っていることから、地域の情報を収集するとともに、猟友会やJAなどの関係者と協議し、農業者への協力周知や啓発を行ってまいります。次に、鳥獣被害対策実施隊についての実施隊員の任務と公務災害の対象範囲の考え方でありますが、実施隊員の任務は、富良野市鳥獣被害防止計画に定める対象鳥獣、熊、鹿、アライグマの捕獲及び情報収集などの被害防止策に従事することであり、基本的に市の要請により出動することとなっております。実施隊員の身分は、富良野市鳥獣被害対策実施隊設置規則第3条第2項により、地方公務員法第3条第3項に規定する非常勤特別職と定められております。公務災害の対象範囲は、富良野市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例第2条に該当する職員と認められ、公務災害の認定は、公務災害補償等認定委員会において、主に公務遂行性及び公務起因性の2点により審査されるものであります。次に、2件目の合併処理浄化槽の推進についてでありますが、下水道処理区域外における浄化槽の設置状況は、令和2年度末で、合併処理浄化槽642基、単独処理浄化槽255基で、行政区域内人口に対する下水道及び浄化槽による汚水処理の指標となる汚水処理人口普及率は90.5%となっております。次に、公衆衛生、環境保全の点から下水道処理区域外における合併処理浄化槽の推進についての考え方ですが、本市の汚水処理につきましては、富良野市生活排水処理基本計画に基づき、全ての生活排水が公共下水道または合併処理浄化槽で処理されることを最大の目標としながら、各地区の実情に応じた処理を推進し、公衆衛生の向上、環境保全を図っているところであります。また、第6次富良野市総合計画及び第3次富良野市環境基本計画におきましても、汚水処理人口普及率の目標値を令和12年92%と定め、下水道処理区域外での合併処理浄化槽設置について広報紙や市ホームページにおいて周知するとともに、水の循環と環境保全の観点からも引き続き普及に向けた取り組みを実施してまいります。次に、合併処理浄化槽に対する補助についてですが、本市の合併処理浄化槽設置に対する補助制度は、平成10年度から開始し、設置に関するする事前アンケートにより、設置予定数を把握しながら実施しておりましたが、平成27年度以降の設置予定数がないことから、合併処理浄化槽に特化した補助制度を廃止し、平成28年度以降は、住宅改修等促進事業である住宅リフォーム補助の対象としたところであります。下水道処理区域外における汚水処理につきましては、地域課題の一つとして捉え、補助制度を継続しており、今後におきましても、現行制度を活用する中で合併処理浄化槽の普及を図ってまいります。以上です。

再質問 9番 小林裕幸

それでは、順次、再質問させていただきます。まず、専門的駆除員の配置ということでございますが、これにつきましては、私も何回も言っているところではあります。と言いながらも、やはり、エゾシカの個体数が以前より増して、かなり増加しているものと考えております。そんな中で、鳥獣被害対策実施隊員とはいえ、なかなか、呼ばれたからすぐ行けるとか、それぞれ仕事を持っていますので、そういう状態ではないと思います。そういうものを、少しでも農業者の希望に沿えるような形の対策というのは、何か別な考えがおありでしょうか。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

小林議員の再質問にお答えいたします。専門的駆除員ということでありましたけれども、そのほかの対応策ということでありますが、市長答弁にも先ほどありましたとおり、まず、いま、駆除する猟友会の会員の方々が、何年か前には五十数名いたと記憶していますけれども、いま43名というふうになっていると。隊員の方々も非常に少なくなっているという状況、そういうことがあるものですから、まず会員の確保、ここが重要ではないかなというふうに思っています。また、先ほどの答弁にもありましたとおり、鹿柵の距離でいきますと、市内250キロぐらいある範囲を守っているという状況でありますので、常時見るわけにもいかないということでありますので、そこの駆除の効率を上げるということ、ここをどうしていったらよいかということをいま模索しているという状況でございます。以上でございます。

再質問 9番 小林裕幸

なかなか、専門的駆除員というのは難しいということでございます。であるのであれば、ただいまおっしゃられたように、効率的な駆除をするためにどうしたらいいかということでございますが、以前にも協力体制については質問してございます。そのときに、ふらの農協と協議して進めたいという御返答をもらったわけなのですが、それぞれのハンターのほうにはそのような情報が流れていないと思います。その辺について、以前、実際に協議をされたのかどうか、お伺いいたします。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

小林議員の再々質問にお答えします。以前の一般質問でそのような回答を自分も読みましたけれども、ちょっと協議の経過については把握をしていない状況であります。ですが、令和3年4月27日の事故を受けて、猟友会の役員に集まっていただいて、捕獲の体制ですとか、あるいは情報のそういう流し方ですとか、そういうものについては一度確認をさせていただいているところでございます。協力体制については、私のほうとしては把握をしていない状況でございます。以上でございます。

再質問 9番 小林裕幸

それで、効率的な駆除をするために、私のほうから、自分がやっていて思うところをちょっとお話ししたいと思います。まず、それぞれの農家の所有地の中で、ほとんどの場合、畑の真ん中に鹿が立っているという状態でございます。農地所有者の中には、畑の中で撃ってほしくないという方もおられます。あるいは、畑の中で倒して、そのまま投げていっていいよと、私が後で処理しますからという方もいらっしゃいます。ハンターが回るときに、ここが誰の畑か、もしその方が投げていっていいよという畑であっても、そこがその人の畑かどうかわからないというような状態もございます。ですから、捕獲地図というのですか、何ていうのでしょうか、ここの誰々さんの土地は捕って連絡してくれれば一緒に片づけますよとか処理してくれますというような、そのような地図があれば、ハンターも駆除しやすいのではないかなというぐあいに考えています。そのような形の中で、もしいろいろな捕獲方法ができればと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

小林議員の再々質問にお答えいたします。議員がおっしゃられるとおり、農地を持っている方々の対応については、まちまちというふうなお話もお聞きしています。それで、なかなか対応がばらばらで、猟友会の皆さんについても、協力いただいたり、いただけなかったりということで、そういうようなこともお聞きしています。それで、マップ的なものについては、JAふらの等を含めて、農地の所有者の考え方もあると思いますので、そこについては一度協議をさせていただければというふうに思っております。

再質問 9番 小林裕幸

ただいまの件につきましては、了解いたしました。続きまして、公務災害のほうに関して質問したいと思います。ちょっと確認だったのですが、要請を受けたときに出ていった場合は公務災害の対象というお話をしていたと思うのですが、どこからどこまでが公務災害の対象か、例えば、出発から終了までとか、そこら辺の範囲を教えていただければと思います。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

小林議員の再質問にお答えします。公務災害の関係ですので、私のほうからお答えしますが、富良野市鳥獣被害対策実施隊設置規則のほうに出てはいるのですが、補償につきましては、先ほど市長からの答弁にありましたように、富良野市議会の議員その他非常勤職員の公務災害補償等に関する条例に基づき適用するものとなっておりますが、鳥獣被害対策実施隊員の職務事項の中に通勤途中の災害を除くというふうにさせていただいてございます。それなので、あくまでも、通勤の途中、移動の部分については適用になりませんので、それ以外の、先ほど申しましたように、職務の遂行性の部分と職務に起因する部分については公務災害の対象になるというふうに考えてございます。以上でございます。

再質問 9番 小林裕幸

ただいまの御回答でしたら、現地にいるときのみが対象ということですよね。依頼を受けて、出発して現地に行った、そこだけが対象、それから、当然、要請がなければ公務災害の対象にならないということでよろしかったでしょうか。確認です。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

小林議員の再々質問にお答えします。議員がおっしゃるとおり、現地においての勤務といいますか、駆除の業務ということで、要請によって派遣されたというか、現地に向かったものというふうに理解しております。

再質問 9番 小林裕幸

公務災害につきましては、私も長年ハンターをやっているのですが、実際、鳥獣被害対策実施隊に入っているのですが、公務災害については全く知りませんでした。それで、こういうことはあってはならないことですが、たまたまあったものですから、猟友会の会員の方々に公務災害の内容等をきちっと知らせておくべきと思いますので、その点、どうお考えでしょうか。

答弁 経済部長 川上勝義(経済部長は2024年3月まで)

小林議員の再々質問にお答えします。先ほどもお話ししましたとおり、4月27日に事故がありまして、やはり、あのようなことは繰り返してはいけないということで、10月18日に役員の皆さんと一度意見交換もさせていただいています。そんなこともありますので、再度、こういう公務災害の関係も含めて、情報の共有をさせていただければというふうに思っております。以上でございます。

再質問 9番 小林裕幸

役員の方々は知っているのかもしれませんが、一般ハンターのほうに回っていませんので、なるべく早い時期にお知らせをしたほうがいいと思います。それでは、次の質問に移ります。合併処理浄化槽の関係なのですが、先ほど答弁をいただきましたけれども、合併浄化槽のほかに単独浄化槽、それからし尿処理とございます。この単独浄化槽についても、合併浄化槽のほうに移行できれば生活排水等がきれいな水で出されるということですので、こちらのほうの推進についてはどうお考えでしょうか。

答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)

小林議員の再質問にお答えをいたします。単独浄化槽の合併処理への移行というか、転換に関してかと思います。当然、環境・衛生面について言えば、合併処理浄化槽に移行するべきというふうには考えてございます。いま、富良野市で行っている浄化槽への補助であるリフォーム補助制度の中では、合併処理浄化槽の新たな設置、あるいは、単独浄化槽から合併処理浄化槽への改造、入れかえといったようなところも補助の対象とはしているところです。以上です。

再質問 9番 小林裕幸

御答弁にもありましたとおり、今後とも一応推進していくというお話をされていましたので、そのことについてはよろしいかと思いますが、補助率が以前から見るとかなり下がっております。リフォーム事業については、先ほど申しましたとおり、100万円以上の事業については10万円ということでございますので、いま合併処理浄化槽については200万円以上かかるというような話も伺っていますので、10万円ではちょっと、なかなかやろうかなという気にはなれないかというぐあいに感じています。そんなことで、補助率を上げるなり、あるいは、融資をするなり、利子補給するなり、何かそのようなお考えがあるかどうか、お聞かせ願います。

答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)

小林議員の再々質問にお答えいたします。いま、質問の中でございました200万円の工事費に対して10万円ということのお話がございましたけれども、いまのリフォームは工事費の10%の補助ということになりますので、200万円ということであれば20万円の補助金が出るという制度になってございます。そして、もう少し補助率のいい浄化槽に特化した補助事業ということかと思います。富良野市の合併処理浄化槽に特化しました補助制度といいますのは、先ほど市長の答弁の中にもありましたけれども、以前に市民アンケートをとって目標を立てた数値がございます。それが平成27年度で、一定程度、補助の目標を達成したということで、北海道の補助が終了し、それに合わせて富良野市の補助制度も一度廃止したという経緯でございます。環境面等につきましては、当然100%を目指すべきというところではありますけれども、近年の市民の意識は、生活環境の改善の意識も高まりまして、リフォーム等の際には合併処理浄化槽というのは必須といったような状況になっているのかなというふうに考えております。そういう意味では、住民の意識を合併処理浄化槽に向かわせるといったような補助制度の役割は、一旦、終了したというふうに考えていたところです。しかしながら、依然、し尿処理あるいは単独浄化槽といったような家屋も多くあるといったような中から、これからも現行の住宅リフォーム補助を活用した合併処理浄化槽の促進を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。以上です。

出典:富良野市議会 令和3年第4回定例会 2021年12月7日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる