新得町議会 平成23年第4回定例会 2011年12月14日
定住自立圏形成の締結による具体的取り組みについて
2011年12月14日、新得町議会の一般質問で、廣山輝男議員が「定住自立圏形成の締結による具体的取り組みについて」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 廣山輝男 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 廣山輝男
私からも2項目の質問をさせていただきたいと思います。まず1項目の関係について提起させていただきます。1.定住自立圏形成の締結による具体的取り組みについて定住自立圏形成の締結による具体的な取り組みの関係についてであります。「十勝圏全体で必要な生活機能を確保し人口定住を促進する」として、平成20年12月総務省通知による定住自立圏構想要綱に基づき、十勝では今年2月、推進組織を設置し、具体的な協議を重ねて、当議会においても6月に議決を受け、帯広市と7月7日に協定書を締結、定住自立圏を形成しているところであります。さて、新得町では、「生活機能の強化に係る政策分野」で医療、福祉、教育、産業振興、環境、防災で15項目、「結びつきやネットワークの強化に係る政策分野」で3項目、「圏域マネジメント能力の強化に係る政策分野」で1項目を連携する取り組みを協定締結しているところであります。いずれの政策についても合意されています。さて問題は、これらの政策課題の具体的な取り組みが明らかになっていないのではないかと思うところであります。今後、共生ビジョン懇談会で整理されていくと思いますが、当然財政的な裏付けも含め具体化されると思いますが、新得町の具体的推進内容、特に、1つ目に医療体制の充実・確保、2つ目に福祉分野の地域活動支援センターの広域利用、3つ目に産業振興の地域ブランドの確立、4つ目にフードバレーとかちの推進計画等々について伺っておきたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
廣山議員のご質問にお答えをいたします。定住自立圏構想は、圏域の中心的な役割を担う中心市とその周辺町村がお互いの持つ資源や機能などの魅力を生かし、相互に役割分担をしながら連携・協力することにより、圏域全体で必要な生活機能を確保し、圏域への定住を促進する取り組みであります。十勝においては、中心市であります帯広市と管内の18町村がそれぞれ協定を結び、十勝全体で定住自立圏を形成したところであります。協定内容は圏域全体での取り組み、また早期に実現可能な事業として、議員からお話があった19項目を定めております。この19項目における協定内容の具体的な取り組みは、共生ビジョンにおいて、中心市と町村の役割分担などを定めており、これらに基づいて各分野の事業を進めていくこととしております。ご質問にあります1点目の医療体制の充実・確保につきましては、地域医療体制の充実を図るため、帯広高等看護学院の広域連携による運営を継続し、看護師を確保していくことが取り組みの1つとされており、医師や看護師不足など圏域が抱える課題解決に向けた検討会議を開催することとしております。2点目の地域活動支援センターの広域利用につきましては、各市町村の地域活動支援センターの情報を相互に提供し合いながら、広域的な活用を促進することとしているところであります。3点目の地域ブランドの確立では、とかち財団や関係機関などと連携を進め、地域資源を活用した農商工・産学官連携事業として新商品・新技術開発、人材育成、異業種交流事業などの推進や十勝ブランドの確立に向けたピーアール事業などを取り組むこととしているところであります。4点目のフードバレーとかちの推進につきましては、圏域全体での推進協議会を設置し、基本的な展開方策を定めた推進プランの策定や、主な取り組みを例示する戦略プランの策定を進めていくこととしております。十勝定住自立圏は、圏域が形成されて間もないことから、活動としては、今後各年度においてそれぞれの分野ごとに事業実施や評価、次年度以降の取り組み、継続事業の検討などが行われ、個別具体的な事業の内容の充実が図られていくものと考えているところであります。以上であります。〔浜田正利町長 降壇〕
質問 廣山輝男
定住自立圏形成協定の締結の関係で、具体的な取り組む内容の関係については、さきほど町長から答弁をいただきましたけれども。いわゆる現状のところと、それから今までだいたいそこまできていますよというようなところの説明がなされてきたのかなという感じがしないわけではありませんが、私の思いも前段申し上げながら、さらに具体的な点についてご質問させていただきたいと思います。定住自立圏構想形成の具体的な推進内容を求めているのですが、私は定住自立圏構想形成にある面では期待しているところであります。十勝全体で具体的政策課題を推進力を高めて取り組むことは必要なことではないかなという感じがします。そんな体制や対応を自立と経済の活性化のために広域的かつ組織的な取り組みが必要と考えているところであります。しかし、この構想を見てですね、若干どうなのかなという面は、過去に、例えば平成12年3月に広域行政圏計画策定要綱、こういったものが取り組まれてきております。それから、それ以前の平成11年4月に市町村圏推進要綱、こういったものも取り組まれてきたわけです。たぶん、今回の自立圏は、この延長線上に行政として、政府機関として言わせればあるのではないかと思うのですが、この2つともこの平成21年3月をもって廃止という流れになっていると思うのであります。率直に申し上げて、どのような成果や課題があったのかなども、ちょっと分析や論議が今までほとんどなかったのです。このことについて、きょう議論するつもりはありませんが、しかし今、国や地方の活性化が求められ、特に分権化の流れで地方再生、それなりの総括もあってもいいのかなという感じがしないわけではありません。十勝という行政圏、経済圏の圏域を指して政策展開することになっている今回の定住自立圏構想。中心市とその周辺町村の協定をもって生活機能を確保し、人口定住を促すという統一目標は大切な政策と思います。厳しい指摘もされる中で、どうも内容や方向がちょっと見えないなという構想もないとは言えません。その定住自立圏構想の目的は、私なりに理解しているのは、必要な生活機能を確保し、農林水産業の振興や豊かな生活環境の保全等を図るなど、お互いに連携・協力することによって、圏域全体の活性化を図ると。目的とした目的となっているのですが、このことにおいて民間投資の促進や内需の振興、地域経済の活性化、そして地方圏から人口流出をくい止めると、地方への人の流れを阻止するというようなことには描きとしてはなるのでありますが、ある面では向こうのほうから見ると当たり前の考え方を提起されているのですが、しかし、今までの形からすると、いろいろと政府機関で要綱等をつくった経過からすると、これは本当に進むのかなという感じがしないわけではありません。しかし、今回は関係市町村と言ったら変ですけれども、中心市と地方の協定を結んで推進するということですから、ある面では責任といいましょうか、あるいは役割も明確になってくるのかなということが言われます。そういった意味では、具体的な事業はどのように組み立て、圏域の連携強化と都市以外の活性化を保証するか。そして、圏域も総合的な推進力をどう高めるか、こういったことがどうもアウトライン的に見えないわけでもありません。したがって、新得町として3つの政策分野の具体的に詳細な問題を、やはり課題をしっかりつくりあげていくことも必要かなという意味で、もう少しさきほどの私の4点ほどの問題提起の部分を具体的な項目を含めて町長にお伺いしていきたいと思いますので、お答えいただければありがたいと思っております。医療体制の充実・確保について、極めて具体的になってしまいますけれども、このビジョンでは、さきほど町長が言ったことは、既にもう、それが具体的な課題ですよということは言っているのですが、私の言葉の使い方としては詳細事項という言葉で、具体的な詳細事項ということで問題提起させていただきたいのですが。例えば、私たちは地方の医療体制、医療機関があるわけで、たいへん不十分です。できれば自立圏形成の中で、地方にはたいへん医者が少ないと。であるなら、例えば具体的に休日当番制度をですね、この中に提案して、例えば中心市から、当然不十分な医療体制の町村があるわけですから、そういったものを積極的に対応するというような、そういったものもこの中で提起し、つまり私は言いたいのは、やはり帯広市を中心とした都市圏、そういったところは比較的ある面では恵まれている条件があるわけです。すべてにおいてね。しかし、そういった生活そのものにかかわるものについては、たいへん地方、都市圏から離れたところにおいては不十分な面があるわけですから、そういったものもこの医療体制の中で具体的にやはり問題提起して、もちろんこのことは単に行政がいくら力を入れてもできない部分もないわけではありませんけれども、ぜひこういった具体的な医療問題についても、例えば祝日・休日の当番医、帯広から新得なら新得へもってくるというようなことが具体的にできないものなのかということをですね、ある程度具体的な課題として問題提起しておきたいと思います。それから福祉分野の関係では、地域活動支援センターの広域利用と、こういうことについてですが。例えば、障がい者の雇用促進というのもこの間、私たち、たいへん新得の場合は障がい者の対応については努力せざるを得ないのではありますけれども、もっと大きな意味でですね、この協定協力の中でそういったことが具体的に推進されるならばですね、障がい者の雇用拡充、環境整備、こういったものをやはり具体的に問題提起して取り組んでいってはどうかというのが、この福祉分野の関係であえて申し上げておきたいのです。それから産業振興の関係でありますが、地域ブランドの確立、さまざまなものを取り組まれております。これから協議するということもあいなっておりますから、もちろん私たちがこれから言うことについても、課題としては問題提起されておりますけれども。例えば森林林業の活性化の関係で、具体的に今、木材の利活用をこの十勝では結構、積極的に取り組まれております。ただ、総体的にいわゆる生産地といいましょうか、木のあるところは郡部であります。もちろん、帯広市もゼロではありませんけれども。そして加工的なことを言いますと、どうしても帯広を中心とした都市圏がこの十勝圏全体を見るとあるわけです。しかし、今、国の政策もさまざま変わってきております。そうなれば、十勝全体としてやはり木材の利活用をこの自立圏構想の中で具体的に取り組むということも必要ではないかという意味では、やはり新得としても積極的に提起していってはどうかなど、3つ目の課題として申し上げておきたい。4つ目にフードバレーの関係です。これは帯広市長選挙の市長の公約が遡上(そじょう)に、たまたま自立圏の中に入ってきたんですけれども。だめとは私も言いません。率直に言ってですね、内容がよく見えません。現状ですよ。もちろんフードバレーの場合は、これから協議会の中で具体的に何をどうするというようなことを決めていくというようなこともありますから、今後明らかになってくるものだと思いますけれども。フードバレー構想として、新得町として関連した構想、構想という言葉で言うのか、具体的政策というのか、もちろん帯広で取り組まれている協議会の中で明らかになった段階でこのことが具体的政策としてなるのだろうと思うんですけれども、具体的な施策があるのであればですね、この段階でお伺いしておきたいと思います。以上です。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
お答えいたします。この間、相当古い時間帯から広域行政というのがずっと議論されてきていると思います。具体的な年数まで頭に入っておりませんけれども、自分自身も企画の担当をしていたときから広域行政というものが議論されてきておりました。そういった中にあって、議員からありました広域行政圏計画だとかというのもその歴史の中であったかなというふうに思っていまして、その内容については、それぞれの自治体が取り組む施策について、こういう計画を自治体でもっていますと、ぜひ十勝全体の計画に入れて事業を一緒に進めていきましょうと、そういった流れかなというふうに思っておりまして、これはあくまでも記憶ですけれども、そういったものについては毎年毎年内容を吟味して、それぞれの自治体で変更があるものについては変更をしていくと、そういう内容だったかなというふうに思っております。それで議員の言われる総括というのが、答えようのない部分もあるんですけれども、その都度その都度それなりのことをやってきたのではないかなと思っております。その結果、今回の話に戻りますけれども、定住自立圏構想、いろんな考え方を言う方がいらっしゃいます。1つは、平成の合併が終わったわけです。しかし、基礎自治体の在り方というのはどうなのかということも間違いなく今議論されているというふうに思っておりまして、ものの見方によってはさらなる合併ということも含めて1つの圏域の中での役割というものをつくっていくと、そういう見方をされている首長もいらっしゃいました。これは1つの話ということで、あえてお話をさせていただきました。その上で、議員の言われる具体的な項目に入る前に、それぞれの項目について、これから議論を進めていくわけですけれども、それぞれの自治体がどこまで何を求めていくのか。この辺、当然整理されていくのではないかというふうに思っておりまして、逆を言えば求めても仕方ない部分も出るのかもしれません。あくまでもそれぞれの自治体が自主的にどう自治を形成していって、足りない分について、どう圏域で補っていくのか。そういった流れになるのではないかなというふうに思っています。それで個別具体的な話にいきます。まず、医療の問題であります。われわれがこの圏域に対して何を発言するかであります。では新得の現状で指摘があった休日・祝日の体制と。ご承知のとおり新得町においては清水の赤十字病院にお願いをしていると。それをあくまでも新得の地でそういった体制を築くために、ぜひ医者の派遣をお願いしたいと、そういう話かなと思うんですけれども。これはこれで提案という意味では、場合によってはお話しできるかもしれませんけれども、では議論になるかと言われたら議論にならない可能性もあるかもしれません。しかし、1つの発想ということで提案があったということで、その場の中で取り組みが可能かも含めて対応していきたいなというふうに思っています。次に福祉分野の問題であります。これも同じようにいろんな課題を含めて議論になるかどうか、当然出てくるかなと思っていますけれども。ただ、現状の中の19項目でしたか、その中の1つには項目としては入っていないという認識をしておりますので、今後どう展開をしていくのか。しかし、いずれにしても雇用の場の確保というのは、われわれも当然必要だと思っていますので、どんな課題提起ができるか、これも含めて内部で考えていきたいなというふうに思っております。それから木材の問題。これは新得町、言われたとおり木材の町だというふうに私自身も認識しておりますので、十勝に提案することによって新得が考えている木材の再利用がどう発展するのか。そういった道筋が見えれば非常に面白いのではないのかなというふうに思っておりまして、いずれにしてもまず新得として何をするのかというのを当然整理していかなければならないかなというふうに思っています。次、フードバレーであります。市長の公約の中の問題でありまして、フードバレーというのは、要するに十勝の素材の中でやはり食という、その上で農業と、これは大きな切り口の1つだから、ぜひ圏域全体の中でそういったものを柱に産業の創出を含めて、みんなでがんばりましょうというのが大きな柱かなというふうに私は思っております。では、今まで何もしていなかったのかといえば、それぞれの自治体もこの間いろんなことをやっていると思っています。そのいろんなものをやっているものをあらためてフードバレーという名前の下で、みんなで一緒になってさらに販路の拡大を含めて付加価値を高めていこうというのが、私はフードバレーではないかなというふうに思っています。その上で、新得の具体的なかかわりは何だということですけれども、最近の事例では、このフードバレーの協議会の中でホームページがあるんですけれども、さほろ酒造が販売を開始しました「ナキウサギ」についても、そのホームページの中で取り上げていただいております。そのほか、それぞれの自治体が実施しているいろんな物事を、そのホームページの中でも取り上げていただいて、十勝全体でお互い盛り上げていこうと、そういう取り組みかなというふうに思っております。いずれにしても、新得だけではピーアールが行き届かない点、新得だけでは知恵が回らない点、十勝管内には畜産大学も含めて、食品研究所も含めて、いろんなかたがたがいらっしゃいます。ぜひそういう協議会の場が有効な場になるよう、われわれも利用していかなければならないかなと、そういう認識でおります。以上であります。
質問 廣山輝男
具体的な項目うんぬんはまだまだこれからというような状況ですけれども、いずれにしてもこの会の協定の中でも定住自立圏の取り組みをより充実させるために継続協議事項を含めて検討し、協定の追加や共生ビジョンの見直しも含めて取り進めますというようなことは結ばれていますから、いろんな議論がその中に、もちろん極めて具体的なこともその中に入るのかどうか分かりませんけれども。いずれにしても、せっかく協定書を結んで十勝全体で取り組むとなれば、変な話ですけれども新得のいわゆる利益もやはりそれなりに強調していかなければ、何ていいましょうか、「乗り遅れるよ」「取り遅れるよ」なんていうこともないとは言えませんから、そういう意味であえて議会の中でも積極的な意味で問題提起をしているところであります。もちろん、さまざまな産業の、うちで言えば地鶏の関係だってあるのだから、率直に言えばフードバレーは関連するかもしれませんけれども、この自立圏の中で大いに十勝圏全体に波及させるぐらいのことを、そして国内にですね、大いに広げようというようなことは思いとしては伝わるわけですが、せっかくこういうものができているわけですから、積極的にこういったものも、利用と言ったら言葉は適切でないかもしれませんけれども、大いに町長が言うように有効利用といいましょうか、有効活用といいましょうか、そういった意味で参加していただきたいなというようなことで問題提起させていただいているというようなことについてはですね、ひとつご理解願っておきたいと思います。そういった意味で、フードバレーの関係については、帯広のほうでいろんな具体的にどうやるかも含めて協議会が設置されて、今後明らかになってくるのかもしれませんけれども。今言ったように食の関係については、もうすべての町村は該当するとすればするわけでありますから、そういった意味ではこの問題についても大いに積極的な参加もいいのではないかなと思います。最後に私のほうから求めておきたいのは、いずれにしてもこれは今後たいへん重要な議論になってくるのかなという感じがしないわけではありません。そういった意味で、今後議会の中でもいろんな場で疎通されるように私のほうから申し上げ、今後の進めとして町長としてどのように議会あるいは協議会も含めて対応しようとしておられるのかを最後にお聞きしておきたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
ある意味、せっかくの場をただ単に参加しているだけでなくて、有効利用していけという意味だと考えておりまして、私自身も新得町ということでの積極的なピーアールというものをその場で行いながら、十勝全体の中でも乗り遅れないように努力をしたいなというふうに思っています。その上で、これから議論がさきほど言ったように進むと思います。では、どこまで議論が進むのかといった部分では若干不安な部分もありますけれども、そういった中で提案できるものについても、それからその結果についても機会あるごとに議会のほうにも報告をさせていただきたいというふうに思っています。その上で、必要なものがあれば議会とも議論を進めていきたいというふうに考えております。以上であります。