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新得町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月16日

道道忠別清水線交通止めに伴う防災対応および危機管理について

2011年9月16日、新得町議会の一般質問で、廣山輝男議員が「道道忠別清水線交通止めに伴う防災対応および危機管理について」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。

質問者
廣山輝男 議員
答弁者
町長 浜田正利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 廣山輝男

私からは2項目について、災害関係ばかりでありますが、お伺いしていきたいと思います。1.道道忠別清水線交通止めに伴う防災対応および危機管理についてまず第1項目めとして、道道忠別清水線交通止めに伴う防災対応およびその危機感についてであります。東日本大震災という自然災害、安全と伝えられていた原発の人災事故、そして自然の変異として火山噴火や水害が発生し、安全・安心対策が強く求められています。この8月16日以降から9月6日ぐらいまでの断続的な降雨で、道道忠別清水線、特に岩松よりトムラウシ方面が通行止めにより一時規制されました。具体的には、17日の朝になってトムラウシ地区の人が通行止めの処置を知ることになったのですが、今までにない状況、つまりゲートは閉めないで立会人が立っているという状況。端的に言えば、自己責任で通行するならいいんですよというような状況も見られたのですが。つまり今までにないような状況が1つある。それから、鹿追出張所の通行止めの判断の善しあしは別にしても、このことは新得町にも17日には知らせがきいていたというようにも聞いております。であるなら、行政の責任、任務として、通行止めの知らせが現地にされるべきではないのかというのが私の認識であります。あるいは防災用語としても、かつ通行止めは危険の恐れがある状況と考えるから、そういうようにしたんだろうと思うのであります。この実態は、地域地域に不安と怒りを与えております。特にこのようなことは地方的な防災対策の1つと考えられますが、結果として、このような現実は住民に不安を与える実態が露呈したと聞きます。なぜこのような状況になったのか、新得町の防災計画でもこの程度のことは実践することになっているとの私は理解するところでありますが、防災対策の危機管理も含め真剣な対応が求められるのですが、かつ実行することが強く求められる中で、町の初動体制で危機管理も含めた適切な対応がなされてきたのかどうか。今後の対応で、住民や利用者に不安のない実践的な対策について伺っていきたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

廣山議員にお答えいたします。道道忠別清水線の交通止めについてでありますが、帯広建設管理部鹿追出張所では、土砂崩れの恐れがあるとしてトムラウシ地域において24時間雨量で120ミリ降った場合に岩松ダム付近からトムラウシ方向へ道道部分36.4キロメートルの区間を通行止めとする交通規制を行っております。今年に入りまして7月15日から9月5日までの間、5回の交通規制を行っておりますが、この規制に対しても、道路管理者である帯広建設管理部鹿追出張所が判断し実施をしたところであります。なお、今回の規制に関して、地域住民のかたがたに不安と憤りを与え、かつ町の初動体制に対する懸念を発言されておられますが、行政、住民のかたがたのそれぞれの危機管理というのはたいへん重要なことであります。今回を機に、今後のために関係するかたがたが十分な議論を進め、非常時に対し、より良い対応がとれるようにしていかなければと考えるところであります。以上であります。〔浜田正利町長 降壇〕

質問 廣山輝男

率直に通り一遍のご回答であったような感じがいたします。全くそのとおりです。言葉としてね。私が気になるのは、さきほども若原議員からも、いわゆるこの後も私も項目であるんですけど、防災計画、これはしかじかあります。その中でも、例えばそういう機関から当然、土現さんの判断で120ミリがいいとか悪いかは別にしてもですね、判断されるのは、もうそれは適切なことだと思うのですが。そのことが役場に伝わってきたときに、そのことが現地にいくような、いわゆる災害の情報等の報告書みたいなものが新得町地域防災計画の中でも、その伝達計画という形で一応網羅されておりますから、それとこれとは別だと言えば、またちょっと議論が全くかみ合わなくなるかもしれませんけど。しかし、私たちは日常さまざまな生活の中で、災害、安全・安心という大きなベースの中で進められてきて日常生活をしているわけです。そういう中で、こういった通行止めがされるということになったときにですね、今までのことであれば、端的に申し上げて、ゲートを下ろして、誰一人そこは通過できないような現実がするわけで、実態としてはね。しかし、今回ちょっと異常だったのは、自己責任で通過をしてもいいと。これは旧土現さんの考えでないのかもしれませんけど、しかし現地を通過する人にしてみれば、そういうような受け止めをしたということになればですね、一体通行止めとは、あるいはそういうことの判断は土現さんがやるわけですから、しかしそのことの情報が少なくとも役場に通じているとすればですね、役場のその辺の対応は一体どうなのかということをやはり求めていかざるを得ないのであります。そういったようなことで、例えば、これは地域から伝わっていくし、あるいは逆に今言ったように関係機関から役場に伝わってくる場合もさまざまあるわけですが、異常現象発見時の処置として、発生の恐れがある場合には新得町役場に通知しなさいよ、連絡しなさいよというのもあるし、逆に町長は災害の発生、また異常現象の発生で通報を受けた場合には、関係機関にとか、あるいは町内会に連絡する場合もあるわけであります。道路災害の場合のマニュアルも一応形としてはあるわけであります。したがってですね、今回そのことがなぜそんな形で現地に、一報でも、いや一言だけでいいんですけど、こういう処置がとられてますよということがなぜ現地の皆さんに通じていかなかったのかなというのが率直に私は疑問を持たざるを得ないのであります。したがって、今、町長からは、今後の対応についてはいろいろと、もう1か月前の状態ですから、それなりに議論されているんですけど、そういう初歩的な体制も含めて、今後具体的にどのような対応をとるのか。私の聞くところではもう既に、これはさきほど町長が答弁したよりも7月ぐらいからいろんな現象が起きているのは分かっています。特に9月段階は、もう役場と対応をしてもどうしようもないということで、現地は土現さんとの直接対応をとった。そのほうが手っ取り早いと。こういう道もひとつないわけでないのは分かっています。だからそのことも含めて、どのようにやはり町としては、この問題を具体的にどう対応されようとしているのか。今後いろんなケースもあるかもしれませんけど、この通行止めに関する状況についてはですね、いま一度やはり町長のご回答をいただきたいなと、このように思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

さきほど若原議員のときにもお話をしたんですけれども、われわれの考えている想定と町民の皆様が考えている想定と、場合によってはやはりギャップがあるかもしれない。ではそのギャップをどう埋めるか、それはこれからの議論として防災計画の中できちんと対応していかなければならないかなというのが基本だというふうに思っています。その上で、今回の今の個別具体的な話をちょっとさせていただきます。まず通行止めの判断をするかしないかは、道路管理者の役割です。その結果、通行止めにしたにもかかわらず、どういう状況か私は分かりませんけれども、通行をさせた事実があるとすれば、その状況によっては管理者にやはりしっかりしてもらわなければならないかもしれません。場合によっては、そういう状況だけれども、判断する側として、まだ大丈夫だろうという判断だったのかもしれません。これはこれで、その現場の判断として尊重されるべきものもあるのかもしれないなと。場合によっては、やはり厳しくしていただかなければならないのかと。これはこれであらためて管理者のほうとこれからも協議をする場がありますので、その辺、町としてもまたお話をさせていただきたいなというふうに思っております。その次に、通行止めに関して、町のほうには連絡は来ています。その来てた連絡を地域にするのが、廣山議員は行政の役割ということであります。これらは、今後のことを考えると、われわれもしなければならないかもしれない。しかし、第一義はやはり道路管理者である土現が積極的にやらなければならない。その辺も含めてですね、さきほど言った、われわれの想定することと地域のかたがたの想定することにギャップがあれば、そのギャップをやはり埋めるべく努力をして、その結果がわれわれ町としてもやはりやるべきだということになれば、どういう対応がとれるのか、それは対応していかなければならないかなというふうに思っています。やはり土現がしっかりとして、直接地域に言っていただくのが最も一番いい安全確保だとすれば、これはまたそういう方法もとらざるを得ないと、そういうふうに私は考えておりますので、今言われた個別具体的なことも含めて、これからも土現のほうと話す機会がありますので、それらの現状も含めて意見交換をさせていただきたいなというふうに思っております。以上であります。

質問 廣山輝男

私は道路の管理者がどうのこうのということまで、それを問いているものではありません。いろんな状況判断で通行止めすることはあってしかりだと思います。何も、私も経験しておりますが、これは夏ばかりでもありません。冬なんか、なだれが起きればすぐ通行止めするという現実があります。ただ今回、若干違うのは、その判断が適切かどうかというのは問われるかもしれませんけど、ゲートを閉めないで通行可能な、これは救急的な処置もないわけでないからそんなこともしたのかもしれませんし、現実、土砂崩れが発生しているわけではなかったということもあったから、そんなこともしたのかもしれませんが、通行止めと言いながら、現実通れるような対応。そのことは、私はとやかく求めて今追求しているものではありませんが。そのことが行政、新得町のほうにもそれなりの、内容は分かりませんが、連絡が来ているとすれば、当然地域の皆さんにこういうことであってしかり、まず通行止めはこうなされていますよというぐらいのことは当然あります。たまたまよく今回のケースを聞きますと、どうも深夜にその連絡が入ったということがありましたから、連絡の遅れはないとは言いませんけど、地域にしてみれば日常生活は普通に展開されていくわけでありますから、そこで重大なことが発生するかもしれないわけですから、当然そういったものが、私は今までにもう既にそういうマニュアル、そういう現場との対応というか、住民との対応というのはある程度できあがっているものだという、こういう認識でいたんですが、今回いろいろ聞いてみますと、防災計画でもそうなんですけど、災害の恐れがあると言いながら、結果的に大きな災害が発生した場合の対応について、かなりシビアにこの防災計画は出ているんですけど、いわゆる予防対策も含めて初動的な体制については、町内の体制も含めて明確になっていないのではないかという感じがしないわけではありません。だから、そういった意味で今回のことも若干そういういった欠落があったのではないかということをどうしても指摘せざるを得ないわけありますから、今後、町長も詰めるところは詰めていかなければならないということですけど、これは早急にですね、しっかりとした対応をとっていかないと、これは私の経験では、雨なんかしょっちゅう降ります。私もこの7月からずっと、あそこには雨量計が何か所もありますから、雨が降れば、そのたびに雨量計の観測データは電話で聞くことが、一般人でも聞けることになっておりますから聞きます。そうしますと、こちらは晴れててもですね、全然違う、ちょっと流域広いですから、大変な雨量が降っているんですね。そういう最近特に新聞紙上でにぎわしているゲリラ豪雨だということが、それがそうなのかどうか分かりませんけど、たいへん広範囲の中における災害の起きる条件というのは区々なんですね。したがってですね、いろんな状況、今はたまたま今回の通行止めという関係について、あえて問題提起したわけでありますけど、そういった意味ではですね、いろんな意味で情報の収集、そして町内会等、町内会の場合は何ていいましょうか、地域情報連絡責任者、私も防災計画を見て初めて分かったんですけど、地域情報連絡責任者、これは町内会長さんにやっていただきますよとなっているんですね、これね。だから町内会からも当然、行政のほうにも、このマニュアルでいうと情報は入ってくることにはなっていますけど、たまたま今回の場合は、町外の関係機関からの情報が入ってきたときにどうするかということもあるわけです。したがって、どちらでもいいんですけど、関係機関であろうと住民であろうが、そういった場合の対応というのは、やはりいまいち不十分だということをもう率直に指摘せざるを得ません。そういった意味で、このことに対して早急に明確な対策を求めて、この項の関係について3回目だと思いますけど終わらせていただきますので、町長のご回答があればいただきたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

お答えいたします。まず、一般論からまたお話をさせていただきます。雨だけにちょっと限定しますけれども、担当課であります施設課が降雨の状況によって全町を見ます。林道も含めて見てきます。それは時間に関係なく行きます。担当課長の判断で夜中であろうが朝であろうが、それはそれで安全確保のためにずっと回ってきます。これが一般論です。次、個別にいきます。道路の通行止めをする場合、例えば佐幌3号道路もあります。千間坂もありました。これは町道として管理をしていくわけですから、町の判断で当然通行止めをしていきます。それぞれの場所に通行止めの対応をとって、場合によっては職員も配置、ゲートをかけたりと。しかし、千間坂なり佐幌3号は迂回(うかい)路があります。そういった意味では、ほかの道路を通れば、地域のかたがたも含めて通常の通行をされる方もあまり大きな支障はない。しかし、林道に関しては支障が出る。これはこれで安全確保をどうするかということで、林道の先にある例えばオソウシ温泉であれば、オソウシ温泉の方と連携をとりながら、たまたまオソウシ温泉は迂回(うかい)路が確保できたので迂回(うかい)路を利用すると。それで、今回、廣山議員のおっしゃるトムラウシ地区というのは、道道が生活道路で、これは1本しかない。これはほかのところとは違うと。そういう認識というのは、われわれも持っています。その上で、そういう状況にある中で、地域で生活する中でどう安全を確保するか。これは当然われわれも責任があるというふうに思っております。そのことが議員から指摘のあった話につながるのかもしれませんけれども、今後の対応については何回もお話をしているとおり、われわれが想定していることと地域のかたがたが想定していること、これはトムラウシ地区に限らずです。そういったことについては、どう埋めていくのか。これは今後の課題として、われわれも努力をしていかなければならないかなというふう思っております。なおかつ、行政のできる範囲、当然限界もありますので、その辺も含めて、それぞれが情報というものを共有しながら、危機管理の対応をしていきたいなというふうに思っております。以上であります。

出典:新得町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月16日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる