新得町議会 平成23年第2回定例会 2011年6月16日
地元企業の雇用対策について
2011年6月16日、新得町議会の一般質問で、廣山輝男議員が「地元企業の雇用対策について」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 廣山輝男 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 廣山輝男
2.地元企業の雇用対策についてそれでは2項目めの関係について、地元企業の雇用対策の関係について。クラブメット・北海道サホロが本年度のスキーシーズンの終了をもって一旦営業を休止との報告を聞きました。主な理由としては、東日本大震災の発生以来、日本への急激な訪日旅行需要の減少と就労者人材の確保が困難との理由から、今年の夏の期間の7月から9月まで一時営業休止とのことです。地元就労者の雇用等が心配されているのではありますが、雇用対策等について伺っていきたいと思います。地元就労者への影響、解雇というもの、今の段階どのように自治体では受け止めているのか。2つ目に、経済効果等も含め影響がたいへん大きいと考えられますが、このことによる企業等に対する対応について、対策も含めてお伺いしたいと思います。クラブメッド・サホロではありませんが、その他企業、いわゆる不動開発の関係についても、この間いろいろ議論はあったんですが、その辺の雇用対策の関係も経過等も含めてお伺いいたします。以上です。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
お答えいたします。まず、クラブメッド・サホロでありますけれども、3月11日に発生いたしました東日本大震災に伴いまして、福島県での東京電力の原子力発電所の事故が発生し、その影響で外国人観光客が激減したのと、外国人就労者の確保が困難であるため、議員のお話しのとおり、今年の夏の村を休止するということに至ったと私どもも伺っております。昭和62年12月に開村をして以来、冬の村、夏の村を続けておりましたが、今回のような休止というのは初めてであります。ご質問の地元就労者への影響でございますが、厨房、レストラン、施設保守管理など地元雇用者の方20名ぐらいがいましたが解雇になっております。企業対応と対策でありますが、5月中旬に東京にありますクラブメッド本社の方が来庁され、現在冬の村開村に向け、建物内部の改修工事を進めていることの報告を受けたところであります。クラブメッドは、本町の滞在型観光に欠かせない重要な観光施設でありますので、引き続き情報交換を進めながら必要な対策をとっていきたいと考えております。次に、その他の企業ということでありまして、不動開発の雇用者の対応について答弁をさせていただきます。3月31日付で震災の影響により受注予定業務が中止となりまして、資金繰りが悪化し、事業の継続が不能となりまして、新得高校卒業生5名を含む、6名全員が解雇されたところであります。町で誘致した企業が、早々にもこのような状況となりたいへん残念に思うとともに、町民の皆様に期待を持っていただいていただけに、たいへん申し訳なく考えているところであります。町といたしましては、新得高校卒業生5名に対して、本人と面談、父母説明会を開催し、求人企業の紹介、健康保険、雇用保険などの対応をしてきたところであります。なお、5名の動向は、役場臨時職員として1名を雇用しております。また、清水町内企業に就職をした者が1名、専門学校へ入学した者が1名、また帯広市より通勤されていた1名の方は帯広で就職活動をしているということでありました。残る1名につきましては、現在も求職活動中でありますので、町としても今後とも求人情報の提供等の対応をしてまいりたいというふうに考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]
質問 廣山輝男
クラブメッドの関係、不動開発の関係についての雇用関係についてだけ私のほうから求めたわけですが、一定の回答はいただきました。クラブメッドの関係について、たいへん私自身も何度か利用はさせてもらっている関係はあるんですけど、どうも外国企業だからという、そういう差別化まで私は理解していないんですけど。意外とその辺の冬営業、夏営業とそういう大ざっぱな状況は今までもわれわれは分かっていたんですけど、意外と企業のひとつの在り方等も含めて、これは具体的な雇用関係とかいろんなものも含めてですが、なかなかみえていなかったというのも率直にあります。たまたま今回は東日本の大きな震災があり、外国から言わせると、日本中全部放射能に汚染されているんでないかみたいな印象がある面ではみえないわけではありません。したがって、会社の社長が言う前に従業員がみんな帰ってしまったんだなんていうような、ある人からも聞いたことがあるわけですが。それが直接原因がどうか分かりませんが、しかしクラブメッド・サホロの文書を見ますと、そういうことで今回夏はやめましたということで、今、町長からの答弁のとおりです。そこで、私が聞いておきたかったのは、結果的にそこで何名働いていたかというのは全然分かりませんし、当然冬の期間があって、厨(ちゅう)房とかそういう関係は夏も冬もあるわけで、これがそこでいったん冬で解雇されているものなのか。夏というのは基本的には7月からという、事業の開始がね。したがって、ちょっと前から雇用されてくるのかなということで、その雇用の在り方がちょっとみえなかったんですね。だから、私たちは解雇という言葉は使っておりますけど、そういった20名のいわゆる、よくあることですが、解雇された場合はその人方の就職先をどうするんだ、こうするんだという、いろいろと職安も含めて対応するわけですけど、当然、地元の自治体だって、そういった問題について企業に求めるところは求めていかなければならないことがあるんではないかという認識のもとで私もあえて取り上げさせていただいたところです。したがって、そういったこと等をですね、何ていうか、クラブメッド側と自治体側との単にこういう事情で夏場はやめますということだけで終わっていいものなのかどうなのかというのは、ちょっとあまりにも労働者の雇用というのは極めて軽いものだなというふうに理解してしまったものですから、その辺はやはり今度逆に行政にですね、その辺の内容、例えば何名いたかというのは私も正確に分かっておりませんでしたけど、今回20名がいて、その再雇用の関係がどうなっていたのか。雇用保険でつながっていたのかもしれませんし、どこかで再雇用になっていたのかもしれませんけど、私たちとしては分かりませんでしたから、その辺について、企業側からですね、ちゃんと疎通されて、対策をとれるものはとっていったほうがいいんではないかということであえて求めさせていただきましたので、あえてそういったことも具体的にはどうなっているのかということについて、まずは1点伺っておきたいなと。それから、それ以外の食料品、いや資材物件等もやはり地元新得町から納入していた企業等も私はあるんではないだろうかと思ったんですよ、あると思っています。今いくらあるかどうか、それは置いておいてもですね。そういった問題についても当然、雇用問題と同じように、クラブメッド側と一定のやりとりがあり、もしかしたら具体的な対策、対応があってしかりかなと。あるいは直接クラブメッド側から、そういう関係で取り引きしている企業等に対してですね、こうですよということがあったのかどうなのか分かりませんけど、その辺の対応も対策として私は行政もやはりやってほしいということは2つ目に申し上げておきたいと思います。それから、今度行政側に求めたいんですが、当然、確かに緊急事態だったのは、善しあしは別ですよ、放射能があるかないとか、お客さんが来るとか来ない。緊急事態に対する対応、今回、「本町にとって滞在観光に欠かせない重要な観光施設でありますので、引き続き要請していきます」と今ご回答いただいたんですが、冬はやるわけですけどね。夏も冬も含めてですよ、雇用だとか需要の後退のないようにだと含めて、一応企業側は、クラブメッドは「今年の12月はオープンします」ということはもう既に回答がきているというのは知っておりますけど、例えば7月はまだこれからですから、それは外国のやり方というのは分かりませんけど、既にお客さんも一部も帰ってきておりますから、あるいは9月ぐらいから再開だってできないわけではないんではないかと。こちらは素人考えで問題提起はできるわけですけど。そういったことも含めて行政がクラブメッド側に求めたのかどうなのか、求めても無駄でしたなんていうようなことかもしれませんけどね。そういった面についても、行政はどのようにこの間対応したのかなと。要はそういった今回のクラブメッドの対応の関係について、雇用だとか取り引きしている業者だとか、あるいは行政側の対応について、いま一度ご回答をいただきたいなと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
お答えいたします。まず、労働者の雇用の在り方を念頭に置いていろんな議論を進めようということであれば、これはこれでまたいろんな考え方があるのかもしれませんので、ただ私は一般論としてあえてお話をさせていただきます。まず、クラブメッドの在り方と、この間の在り方といいましょうか、夏と冬というこの2つのパターンの中でその企業がどう企業として存続していくのかという、そういった中で企業活動されてきていると。そういった状況の中で雇用形態が現状に至っているというふうに私思っておりまして、逆を言えばそういう企業の雇用形態に合っている方がそこに雇用されているというふうに今思っております。その上で、聞いている中では、通年はやはりなかなか現実に難しいかと思います。中には通年でいらっしゃる方もいらっしゃるようです。しかし、夏の村で雇用されている方はやはり冬の村でも雇用されておりまして、ある意味そういう方は企業にとっては極めていろんな意味ですべてのことが分かっていらっしゃるという方で、たいへん重要というふうに伺っております。次に、町内の納入業者のお話です。私の立場では、クラブメッドに限らず、あらゆるところにぜひ地元の対応というのはお話をしているというのが私の立場であります。その中には、なかなか地元に結びついていないのも多々あるというふうに聞いております。反面、地元の企業のかたがたの努力でなかなか入れないところに入ってきているという話も伺っております。やはり民は民のそういう商いという意味での中での努力というのも当然されているというふうに思っておりますけれども、今後もまた努力をお願いしたいというふうに思っていますし、町としてもあらためて地元のということではお話をしていきたいなというふうに思っております。その上で、行政の対応ということでありますけれども、今回夏の村が休村するということで、理由はさきほど議員のほうからも話されたとおりでありまして、途中から開村するというのはやはり現実的に企業対応として不可能だと。やはり1シーズンの中でどれだけの需要があって、それに伴ってどれだけのスタッフが必要なのかという、そういうトータルの議論をされているようでありまして、途中での再開というのはやはりあり得なかったんではないかなというふうに思っていまして、それについてもわれわれも特に触れたところではありません。以上であります。
質問 廣山輝男
これからいろんなお付き合いだとか地域とのいろんな交流等も含めて、もちろん雇用とか取り引き等々さまざまな企業、一般的な企業も含めてあるわけですから、それはそれなりにそれぞれの企業の対応等もさまざまでしょう。しかし私があえて求めたのは、今回やはりサービス産業の場合はですね、極めて景気に影響したりなんかして、今回震災対策が特徴にされておりますけど、たいへんお客さんがいなければ成り立たない産業といったらオーバーですけどあるんですね、端的に言えば。となると、そういった自分の企業努力もさることながら、社会的なさまざまな影響によって左右されることも常にあるわけです。私があえて求めておきたいのは、スキー場の関係もそうなんですが、あるいはきょうは議題に取り上げておりませんが、レイク・インの関係もそうなんですね。やはり直接雇用を町がやるとかやらないとかそんなことを私のほうから求めているわけでなく、新得町の中で経済的なさまざまな活動をして、それが右にいったり左にいったりすることによって、さまざまな影響を直接受けるのが地元ですから、良くても悪くてもですね。となれば、行政とそういった企業とのより見える関係といったらちょっと、具体的には常にいろんな面で疎通されているということ、私のほうからはするわけですけど。そういった常日ごろの情報交換等もしながら、さまざまな企業活動や、あるいはこちらにしてみれば行政のひとつの政策もつくられていくような感じがしないわけではありません。そういった面ではですね、今までもそういったことがどこまで、そういったクラブメッド等との情報交換等がなされていたのかなというのはいささかちょっと今回疑問に思っていたものですから、あえて具体的な問題で取り上げさせていただいたんです。したがいまして、今後とも行政としてもやはり情報交換といいましょうか、そういったものも積極的にしながら、こういった例えば雇用問題が起きたときには、さまざまなこの地元には影響があるし、取り引き関係についての影響が出てくるわけでありますから、すぐそれがある面では100パーセント元のとおりの確保はできなくても、一定の対応も即していくということも必要かなというような感じがいたします。そういった意味で、この行政との対応について、いま一度、町長のご決意といいましょうか、ご姿勢についてお聞きして終わりたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
お答えいたします。今、廣山議員はクラブメッドの話をされましたけれども、町内の企業全般に言えることかなというふうに思っていますけれども、われわれ行政がそれぞれの経済活動を少しでも今よりも良くなるようにどう手を差し伸べていったら良いのか。何もしないのも一番いいのかもしれない。しかし、いろんな企業のかたがたは悩みを持っているというふうに思っておりまして、そういったかたがたの意見を伺いながら、われわれ行政は何ができるのかと。1つは規制の問題を、地元としてもぜひ国や道に規制の緩和をお願いしたいといったものもあるかもしれません。また、自分たちが今やろうとしている企業活動の中で、新規の設備投資についてぜひ自治体としての支援もお願いしたいといったこともあるかもしれません。また、従業員のかたがたの住宅問題もあるかもしれません。そういったことは自治体として、やれることについては、これからもですね、ちょっと足りないかもしれませんけれども、今後も情報交換をしながら少しでも前に進む努力をしていかなければならないというふうに思っています。また、クラブメッドの話がありました。これは加森観光も同じですけれども、本町においても極めて大きな存在でありまして、ぜひとも地域の宝として、そういったところもこれからも存続に向けて努力をしていきたいなと。それが一番大きいのは、まずはやはり情報交換かなというふうに思っておりますけれども、そういったものにつきましても進めていきたいなというふうに思っております。以上であります。[廣山輝男議員 降壇]