新得町議会 平成23年第2回定例会 2011年6月16日
地域医療体制の整備について
2011年6月16日、新得町議会の一般質問で、廣山輝男議員が「地域医療体制の整備について」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 廣山輝男 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 廣山輝男
それでは、私から2項目にわたって質問させていただきたいと思います。1.地域医療体制の整備について1項目め、地域医療体制の整備について。町内の医療体制、とりわけ医師確保に対し、屈足地区においては平成19年12月から、サホロクリックも今年の3月から医師不在という、町民にとっては安全・安心のまち、町民の命を守るための生活条件の日々が続いて、今日いかにも医師の確保の進展はありません。前議会でも多くの議員が医師確保の質問をしております。残念ながら今に至るも進展のない状況が続いているところあります。今議会でも取り上げざるを得ません。町の姿勢は「医師確保は最大限努力する」とした姿勢でしたが、以下の点も含めこの問題の早期解決が求められており、町長の取り組み姿勢と医師確保に向けた取り組みの決意について伺っていきたいと思います。1つは、言うまでもありません。医師確保の早期解決に向けた取り組みの見通しについて明らかにしていただきたいなと。2点目には、町の地域医療協議会の組織を発展的に解消した上で医療問題やコミュニケーション、町の委嘱業務の調整に沿って三組織を立ち上げて医療と福祉に特化することで新たな取り組みをすることを聞きましたが、行政の具体的な取り組み姿勢について伺っておきたいと思います。3つ目には、十勝管内「地域医療支援病院」というのも昨年確立されてきております。それとの連携を図ることも、この種の問題の解決のためには検討されても良いのではないかということの、3点についてお伺いしておきたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
廣山議員にお答えいたします。医療対策につきましては、町づくりの最重要課題として認識しております。課題解決に向けまして、なかなか見えないということでたいへん申し訳なく思っておりますけれども、努力をしているということであらためて答弁をさせていただきたいなというふうに思っております。また、平成23年第1回定例町議会におきましては、5人の議員から一般質問をいただき答弁をしたとおり、サホロクリニックについては後任医師確保に向けて、北海道、地域医療振興財団、町民、医療コンサルなどなどからの情報を受けながら、関係者と連携し早期再開に向けて取り組んでいるところでありますが、議員の言われる見通しという点でありましては、現状ではたいへん申し訳なく思っておりますけれども、明らかにできるような状況にはないということで答弁とさせていただきたいなというふうに思っています。次に、地域医療協議会についてでありますが、平成21年6月に「地域医療の課題や行政と医療関係者との連携がますます必要」という認識から、関係者の協力を得まして組織を設立してきました。活動としては、1つには地域医療推進に関する意見交換、2つ目には医療関係者の親睦・交流、3点目に町の嘱託業務の調整などの3つを目的として、この2年間活動をしてきたところであります。先日、5月24日に協議会を開催した際、会員の方から、「目的としている医療関係者の親睦、交流あるいは町の嘱託業務調整などは、一定の成果が上がっているが、新得町の医療に対する課題も多く意見交換も不足している」旨の意見が出されたところあります。協議をした結果、今日の医療は介護との連携がたいへん重要であり、介護関係者を交えた意見交換の場が必要であるとして、協議会の目的である地域医療推進に関することの1点に特化しまして、今後活動することとしたものであります。なお、本日夜、地域医療介護協議会として再編をしまして、町内の医療、介護環境をより一層推進するための意見交換等をすることとしております。町内の医療、介護関係者が一堂に会して意見交換、協議をすることはたいへん重要であり、町としてもたいへんありがたいことと思っており、協議の動向を注視していきたいと考えております。次に、地域医療支援病院でありますけれども、平成10年4月から医療法の改正によりまして制度化されたものであります。医療施設機能の体系化の一環として、紹介のあった患者に対する医療提供、医療機器などの共同利用の実施などを通して、かかりつけ医、かかりつけ歯科医などを支援する病院を言っております。現在道内では7の病院が指定され、十勝管内では、社会医療法人北斗病院1か所であります。あくまでも支援病院の役割は、既存の医療機関に対して支援することであり、医師確保に対する支援までは想定されていないようであります。ただ、本町の医療事情について対応を要望することは可能だというふうに考えておりますので、今後の動向を見ながら対応してまいりたいと考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]
再質問 廣山輝男
再度質問させていただきます。今回私が取り上げているのは、当然これが解決していないからというのももちろんあるのですが、情勢も動いてきているということも分かっておりますが、最終的な目標である医師確保ができていないということはいささかも変わってないということでは、そういう意味では一歩も前進していないなというようなことは率直に考えた末、かつ、私自身は今年の4月に選挙がありましたから住民の皆さんとの接触の機会はたいへん多いわけであります。そういう機会にさまざまな厳しいご意見もいただいておりますし、端的に言えば不安が一層増しているし、怒りとも言えるものもあるし、ある面ではあきらめ、場合によっては新得町を離れざるを得ないと、医師がいないがためにということですが。さまざまな問題が露呈しているということも含めて、やはり早期解決というのを何といってもということで取り上げさせていただいているところです。新得町は高齢化がたいへん進んでおります。一人暮らしも多い。今までは、今年の3月まではサホロクリニックがあったから、例えば通院も可能だし、いっとき悪ければその場で入院することも可能な地域にいましたから、なんとか我慢してハイヤーを利用したり、場合によっては遠いところから家族に来てもらって送り迎えをしてもらったり、等々しながらクリニックを利用させていただいたが、これまた医者が不在となれば、当然すぐ病気が治ればものは解決するんですが、隣の清水町まで行くとすれば、もうハイヤーまでは利用できないと、経済的にですね。となれば、汽車、いわゆる公共機関を使う。新得の駅の階段はつらいんだと、あるいは清水の駅の階段もつらいんだと、これは毎日毎日、場合によっては週1回しか行かない方もおりましたから、これまたつらいと。あるいは鹿追町に通う方もおります。たまたま交通機関がある面では一定程度確保されているのでありますが、仮に短時間の治療で帰りのバスに対応するとなれば、これまた大変な対応をしなければならない。あるいは結果的に帯広まで通うようなことも間々でてきたと。これは端的に言えば、屈足から言えば丸一日の仕事みたいなものですから、これまた大変な、通院することによって新たな病気にかかってしまうよというふうにもご不満まであるわけであります。たまたま入院している方が退院して、経過観察あるいは1週間に1回でも通院しなければならないのもたまたまあるわけでありますが、今までですと新得のサホロクリニックでも利用できたと、あるいは一晩ぐらい泊まろう思えば、ベッドが空いているときは対応できないことはなかったけど、そういったこともできなくてというようなことで、たいへん残念ながらこの6月に転居する方もいるというふうに伺っている状況であります。そういったことで、町長も最重要課題という認識、これはもう町長が言う以前に町民の皆さんにとっては命にかかわる問題ですから、たいへん超重大な課題であり、そういう中で今日を迎え、屈足に言わせるともう足かけ4年という状況、新得町も既にもう3か月以上たつわけであります。だからといってすべて医者がいないとか歯医者がいないとか、そういう問題ではないのもこの地の状況でありますから、さきほど2点目の地域医療協議会というものの状況もやはりこれ、大いに議論は、あるいは詰める、充実する議論も当然あってしかりだと思るのであります。いずれにいたしましても、私がなんとしても今の私たちの住んでいる町の状況をかんがみますと、ますますこういった住民の状況は増えるのではないかということからしますと、見通しについては明らかな状況がないというようなことは町長の答弁からありましたが、なんとか年内に解決するような見通しも、町長自身の自信あふれる回答、さきほどの青柳議員との会話の中でもありましたけど、いただけないものなのかというのも率直に、理由はいろいろたくさんありますから省略しますけど、そのことがまず私はこの際、町長自身の気持ちとして明らかにし、かつ具体的な取り組みをお願いしておきたいなということで、1点については求めておきたいと思います。私自身から言わせると、担当係ともいろいろ話をするんでありますし、あるいは行政だけに何もかもすべて求めているわけではなく、私自身も札幌にも医療関係の友人がおりますから、そういったかたがたとのコミュニケーションもしているんであります。確かに採算問題がすぐ出てきます。しかし、私はこれからの医療問題については、単なる採算性の問題だけでなくてですね、やはり地域医療というのはこうあるべきだし、ということでボランティアと言ったらちょっと言い過ぎですけど、本当に地域を思いつつ医療活動を続けるという方は必ずいるんではないかということで、採算よりもですね、人の思いやり、そういった姿勢の中で取り組めるお医者さんもいるんではないかと、この際。言って失礼な場合もあるかもしれませんけど。そのような投げかけもしながら、ある面では北海道のど真ん中にある新得町ですから、研究だとか研修だとかさまざまな医者にとっては取り組みはあるのは分かっています。そういったことからすると非常に便利のいい個所なんですね、新得町というのは。汽車もそれなりにありますし。したがって、そういう地域の中で住民とともに医療活動ができないものかなということで、かなりシビアなお話をしながら、私自身も札幌圏内の、直接医者とは話しておりませんけど、そういった関係者とも話を進めさせていただいているところでありますが、しかし解決していないのも現実でありますから、たいへん厳しいのは分かっております。しかし、4年なりこれだけ医者がベッド数を空かしながらですね、おいておくものなのかなということで、年内解決ということも町長自身の答えとしていただければと思っております。2点目の関係については、きょうもこれから議論されるという会議があるということもお話を受けましたが、行政としての何ていうか、さきほどの答弁ですと、動向を重視していくという答弁を町長からいただいたような気がいたしますが、私はちょっと受け身では困ると思うんです。行政としてもやはりお医者さんの皆さんにも協力を求めて、介護問題、今たいへん重要な問題です。あるいはそういう施設もたくさん新得町はあるわけですから、当然そことの密接な連携等々、医療行為だけでなく、さまざまな要望体制も含めてあるわけでありますから、そういった面での単なる行政として動向を注視するということでなく、行政側からですね、やはりこうしよう、こうしていきたい、こういったものがあるというふうに私は思うので、その辺についてですね、いささか不十分だったものですから、ぜひこの辺についても、いま一歩突っ込んだご回答をいただけないものかということで、2点目の関係にはご質問させていただきたいと思います。最後に、地域医療の支援病院の関係。これは制度としては確かに昨年からできたんですけど、私たちも昨年のこの医療支援病院に認定された病院からの問題提起も若干聞いたのもありますから、全然財政問題に合わなくて、結果的にはボツにもなっているんですが。これは確かに、ここに第1次圏の医療行為があって、支援病院がそこには存在しているというような、さきほど町長のご答弁は私も理解しております。したがって何といっても、結果を言えば、この新得町に医師が、ベッドのある医者含めて確立されていることが1つは形としてはあるんでありますが、しかし、こういうふうに現実問題、いない町についての対応についても、今以上に突っ込んだ医療行為というのはあってしかりかなと思っております。いずれしても1点目の問題が解決することによって、この医療支援体制というのもあるのかなというような感じがいたしますが。この辺についてはご答弁はいりませんが、以上2点についてだけご意見をいただきたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
お答えいたします。あらためてなかなか見えないということでありまして、たいへん申し訳なく思っているんですけれども、自分自身の姿勢、この間何回もお話ししたとおり、私は医療というのは生活に近いところにあるべきというのが基本的な姿勢であります。その姿勢については変わってはいません。そういう中でこれからも取り組んでいきたいなというふうに思っております。そういう近いところにあるべきという中には、もしかしたら1つはやはり開院をするというのも当然だというふうに思っています。場合によっては、やはり往診、いわゆる往診ということをまた、当然そういう状態によってはまた考えていかなければならないかなというふうに思っておりまして、そういう合うようなそういう医療体制というものも、行政としても関係するかたがたと協議を重ねながら、少しでも安心して生活できるような体制というものを考えていかなければならないかなというふうに思っております。これはちょっと付け加えますけれども、医療だけの問題でなくて、介護も含めてということであえて答弁をさせていただきたいなというふうに思っております。それから、年内にということであります。ここまで出かかっている部分もあるんですけど、たいへん申し訳ないと思うんですけれども、すべて相手のあることということでありまして、たいへん申し訳ないですけど、なんとかそういう言葉を強く言えるようなそういう時が来ないかなというふうに今思っているところでありますけれども、少しでもそういう条件に近づくよう努力をしていきたいなというふうに思っています。それから、協議の動向という言葉でありましたけれども、決して後ろ向きということで今回、答弁書を作成させていただいたつもりはありません。既存の医療機関のそれぞれのかたがた、それから介護のかたがた、きょう夜会合を持ちますけれども、少しでも地域に住むという中で安心感が与えられるようなそういう体制というものを、言葉だけでなくて、実際の体制というものを少しでも整備できるように努力をしていきたいなというふうに思っております。以上であります。
再質問 廣山輝男
議会でやっているときには、すべて言葉だけでなく、姿も多少見えないわけでありませんがね。私率直に、これはもう前回の議会でも、毎年、毎回の議会でもこの医療問題については出ているんですが、まだ直接医者を確保するだけでなく、その取り組みの姿勢についてですね、率直にですよ、住民側からよく見えないと言うんですよね。確かに解決していないのは分かっているんだけど、いやここまでこうなっていると、したがって我慢してほしいという言葉がいいのかどうか別にしてにも、こういう手だても1つあるんだとか、いろいろ町民の皆さんと話をしながら進めるというのも、かつて私も屈足地区で健康問題を考える会みたいなものをつくったときにはですね、解決していないのは確か、時代もそういう時代だし、なかなか医療問題については結構大きな病院に対する道のさまざまな医師の派遣みたいなものも新聞では出るんですけど、地域は地域なりにお互い助け合うことによって、ある面では直接病気が解決するわけではないんですけど、そういう住民のコンセンサスとか仲間づくりも含めてできるわけで、行政と住民の皆さんとの間のひとつのセクションが極めて少ないということでは、やはりそういった不満もあるということも受け止めていてください。そういう中でそれらを含めてですね、やはり行政の、今、町長から言われる自信あふれる回答はないんですよね、率直ね。ですから、そういうここでの回答はなくても、町民の皆さんにも分かるような取り組みというものも、いろんな話し合いする機会もあるわけですから、そんなところにですね、私たちは私なりにもいろんな団体がありますから、そういったところにはこういった情勢報告はするわけですけど、すべての皆さんには伝わりませんので、ぜひ行政のほうでもよろしくお願いして、この問題に対する質問は終わらせていただきたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
あらためてお話をさせていただきます。ここから町村長のある意味悩みということでちょっとお話をさせていただきます。ある意味、都市周辺の町村以外は医師確保に極めて頭を悩ましていると。これは新聞紙上等での情報。皆さんはご承知かなというふうに思っています。町村長が集まった中でも、十勝管内においても医者の問題というのは話題になりまして、結果的にでは次どうするかという議論が常についてまわっているのもまた現実でありますけれども、1つはやはり国策として医療の在り方、とりわけ医師の配置については、何らかの法的な規制をしていただかないとなかなか現実に対応できないという声をあります。もっと具体的に言いますと、道内では札幌含めて都市にはもうこれ以上新たな診療所の開設は認めるべきではないという、そういった意見もありました。現実それができるかどうかというのはいろんな意見もありますけれども、そういったことぐらいのことをしていかないと解決できないなという、そういう意見もあるということであえてお話をさせていただきます。しかし、われわれある意味結果がすべてありまして、少しでも形のあるものというのは当然のことだなというふうに思っております。それもあらためて心してこれからも取り組んでいきたいなというふうに思っております。また、行政と町民の皆さんとのある意味医療の状況を含めたそういう懇談の場という話かなという、そんなふうに受けました。それらについてもどういった形でわれわれの動きを少しでもお話しできるのか、担当課と含めて少し悩んでいきたいなというふうに思っています。以上であります。