栗山町議会 令和6年12月会議 2024年12月11日
地域医療体制の展望について
2024年12月11日、栗山町議会の一般質問で、大櫛則俊議員が「地域医療体制の展望について」質問し、町長 佐々木学が答弁しました。
- 質問者
- 大櫛則俊 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木学
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 4番 大櫛則俊
通告に従い1点、地域医療体制の展望はについて一般質問させていただきます。現在改築が進んでいる栗山赤十字病院が来年度開院、令和8年度グランドオープンに向け、現在第7次総合計画に基づき順調に進んでいると思うが、新栗山赤十字病院の開院を契機に救急体制の在り方、医師をはじめとした医療従事者の確保、町内の開業医との連携など、本町の地域医療の供給体制がどのように充実、強化されていくのか、その展望についてお考えを伺う。
答弁 町長 佐々木学
地域医療体制の展望についてのご質問でありますが、本町の基幹病院であります栗山赤十字病院につきましては、令和7年9月の新病院開院に向け、建て替え工事が進められております。栗山赤十字病院では、新病院における機能強化に向けて在宅療養を継続していくための医療提供と療養生活支援を担う訪問看護ステーションを令和5年10月に開設しております。また、在宅療養している患者の家族支援のためのレスパイト入院にも対応する地域包括ケア病床を令和6年5月に開設するなど、急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療、かつ在宅療養を継続していくための医療提供体制の充実を図っております。救急医療体制につきましては、今後も栗山赤十字病院において初期救急患者を受け入れ、脳疾患や心疾患など急性期、または重症度の高い患者は2次医療圏の医療機関へとつなぐ救急医療体制を維持、継続してまいります。本町が担うべき地域医療の在り方につきましては、近隣市町との医療機能の分化と連携を図り、栗山赤十字病院を中心としながら町内医療機関や調剤薬局などがお互いの役割機能を尊重し、連携、協力していく地域密着型の医療提供が行われることが重要であると考えております。一方で、地域医療の現場では、医師をはじめ看護師など様々な職種の人材確保に苦慮しており、過疎地域だけではなく都市部においても医師の働き方改革などの影響により初期救急や休日診療の維持が困難となるなど課題にも直面しております。今後におきましても栗山赤十字病院と連携を図りながら医療人材の確保に努めるとともに、地域医療協議会とも連携を密にし、町民の健康、命を守り安心して医療を受けられるよう地域医療体制を整備してまいりたいと考えております。
再質問 4番 大櫛則俊
再質問に当たらせてもらいたいと思います。救急体制の在り方についてですが、6次総計では事業ナンバー90、計画事業名は初期救急医療の確保に努めるとともに2次救急病院へ支援をいたしますとなっており、今の7次総計では事業ナンバー66の計画事業名は地域に必要な医療水準の維持に努めますに変わっており、計画内容では2次救急ではなく救急医療となっておりますが、2次救急は含まれているのでしょうか。答弁を求めます。
答弁 町長 佐々木学
今ご質問の再質問の関係ですが、今回の第7次総合計画につきましては医療水準の維持、確保というところでお話をさせていただいておりますが、この中にも、医療水準の維持というところにも救急医療体制の継続、維持、こういうものについては含めてこれから推進していくということでございます。議員もご承知のとおり救急医療体制っていいましょうか、この救急医療については日赤病院が事業主体ということではありません。あくまでもそれぞれの自治体が担う責務ということでございまして、それを日赤病院に実施をしていただいているということでありますので、私どもとしてはなるべく今補助金、国の特別交付税を受けてそれを日赤に補助として交付しながら担っていただいているということがありますけれども、これからも救急告示病院であります日赤病院が新病院になったとしても、救急医療体制しっかり取っていけれるような支援を我々行政としてはやらなければならないというふうに考えているところでございます。それと、この救急医療に一番大切なのがまずはその初期救急、受入れ態勢、ここをしっかりやっていただく。これができるのが今栗山では栗山赤十字病院ということでありますので、そこの受入れをしっかりやっていただきながら、そしてさらに重症の患者さんだとか、そういった患者さんについては2次医療圏のほうにスムーズに搬送できる、そういう消防と我々行政、そして日赤さんが連携をした救急体制を取ってスムーズな搬送と少しでも重症の方の患者の命とか、そういったものを守る、そういう仕組みをこれからも維持、継続していきたいと考えております。
再質問 4番 大櫛則俊
ありがとうございます。私が調べた中では、1次救急は軽症かつ緊急性が低く、入院治療の必要がない帰宅可能な患者に対応する救急医療であり、2次救急は救急患者の初期医療、手術から入院に対応し、24時間365日体制で救急患者の受入れを行うものと認識しておりますが、我が町では数多ある症状を全て網羅することはできないことは承知しておりますが、今までの日赤病院と新しくなる新日赤病院の違いがあればお答えいただきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 佐々木学
申し訳ありません。今のご質問は救急医療に関しての今の病院と新しい病院になってからの違いという、そういうことですね。今の現状をちょっと少しお話をいたしますと、栗山赤十字病院では我々も日赤からの報告だとか、消防からの報告の中でそういう1次救急の受入れ状況というのは随時確認をしておるのですが、直近のお話をすると今年の1月から10月まで10か月間の救急搬送状況を確認すると、総体で栗山救急が出動した件数というのは324件ございました。そのうち日赤病院が受入れをしたのが250件ということで、72%ほど受入れをしておりまして、残り74件が日赤病院以外の2次医療圏のほうに搬送したというようなことがありまして、その74件の内訳も頂いているわけでありますが、処置困難だとか、理由がなかなか分かりづらいというところも何件かありますけれども、我々の評価としては大体適正にこの救急医療、今、日赤病院さん対応していただいているかなというふうな評価をしているところでありますし、日赤病院として救急告示病院としての役割もしっかり果たせているのではないかなというふうに評価をしているところであります。これからは、新病院に変わったからといって救急の受入れ態勢が仕組みとして変わるわけではありませんけれども、一つやはり最初の答弁でも申し上げましたとおり、これは栗山町に限ったことではなくて、もうどこの市町村も医師不足、医師の働き方改革等々によって地域医療を守っていくのが非常に厳しくなってきている、そんな状況ですけれども、今これから協定締結をする広域の関係です。定住自立圏構想の中で今岩見沢市を中心市として4市5町でつくり上げる広域圏ありますけれども、その中の重点項目の一つとして救急医療、休日医療、そういったようなところの医師確保の連携だとか、そういったところも協議されることになっておりますので、まずはやはり1次救急、それぞれの町がそれぞれの地域の医療を守っていくと。それで確保できない部分については、もう少し大きな2次医療圏のところで確立をしていくと、そういったことが大事かなというふうに思っておりまして、ご質問の中では今の病院体制、新しい病院になってからの体制含めてこの救急医療体制は変わるという部分はないかと思いますが、しっかりと維持、堅持していきたいというところかなというふうに思っております。
再質問 4番 大櫛則俊
ありがとうございます。次なのですが、町内の開業医との連携についてですが、同じく7次総計の事業ナンバー66ですが、計画内容②の訪問医療、介護の推進については、北海道総合在宅ケア事業団とのつながりの事業であり、③の医療に関する啓発では♯7119の救急安心センターさっぽろによる救急医療相談に看護師が24時間365日、年中無休、電話による相談窓口の対応をする事業だと理解しておりますが、かかりつけ医の要素を持つ町内の内科、整形、小児、眼科等の開業医、また訪問介護、調剤薬局などに関しての政策事業がないように見受けられるが、見解をお尋ねいたします。
答弁 町長 佐々木学
今事業番号66の中に、ここに書き込まれていない部分もありますけれども、もう地域医療全体の維持の部分ということで包含されているようなことになっております。その中で、やはり今議員がご質問されたその町内のいろんな開業医さんだとか、医療機関、そして介護事業所等の連携した中でいかにこの地域を守っていくかという、地域医療を守っていくかというところが一番重要なところかなというふうに思っております。そこで、町ではこれから、先ほど申し上げましたとおり医師不足だとかを含めいろんな医療従事者、介護従事者が減少、不足していく中でいかにしてこの地域の医療体制を維持していくかというところが課題ではあるのですが、私どもが目指しているのはやはり日赤病院がここの地域医療を担うということではありません。医療機関の医療、介護事業所である介護、そして我々行政、さらには地域と家庭、こういったところがやはり連携をし、それぞれの役割を分担していく、これが大事かなというふうに思っておりまして、この連携体制こそ私ども栗山町が目指している栗山ならではの地域包括ケアシステムなのかなというふうに考えております。その意味では、日赤病院さんがこの新病院開院に先駆けてもう取り組んでいることが一つございまして、冒頭の答弁でも申し上げましたが、訪問看護ステーションを設置し、在宅医療を充実していこうということ、これは町の政策方針とマッチしておりますけれども、そこに今先んじて取り組んでいただいているということでございます。今は3名体制の中で週6日間、朝8時半から17時までということでやっておりますが、ここも新病院開院を契機として今1名増員をするというような予定もされているということでありますし、また将来的には24時間体制で対応していくと、そんなようなお話もいただいているところであります。さらには、今議員もご承知のとおり今年の6月ですか、訪問診療専門のクリニックが開業いたしましたが、その先生とも連携、役割分担をしながら、将来的には日赤病院の医師による訪問診療、ここにも取り組んでいきたいというようなお話もいただいているところでありますので、そんなような中で何とか医療機関、介護事業所、我々行政、そして地域住民、地域、これが連携をして栗山町内の医療を守っていきたいと考えております。
再質問 4番 大櫛則俊
お答え大変ありがとうございました。十分理解できましたので、これで私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。