みんなの議会

新得町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月16日

観光への今後の取り組みについて

2010年12月16日、新得町議会の一般質問で、菊地康雄議員が「観光への今後の取り組みについて」質問し、町長 浜田正利、産業課長 畑中栄和が答弁しました。

質問者
菊地康雄 議員
答弁者
町長 浜田正利、産業課長 畑中栄和

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 菊地康雄

1.観光への今後の取り組みについて私は1点、今後の観光への取り組みということについてご質問させていただきたいと思います。今月6日に北海道ガーデン街道協議会が沿線自治体関係者を交え、広域連携によるさらなる観光振興を考える会議を開催したという報道が過日ありました。この会議には、沿線のホテルや観光協会の協力が今まではあったものの、沿線自治体を迎えての会議は初めということでありました。当然、わが町からも参加をしていると思いますけれども。各市町村、総合振興局、ネクスコ、エアドゥの参加を得ての今後の展開を探った会議であったと、たいへん重要な会議であったのではないかなというふうに理解をしております。さて、新得町として協議会の正会員を目指してという今までの町長のお話がありましたけれども、来年度の取り組みとして、これについてどのように考えておられるのか、その後どのように話が煮詰まってきているのか、具体的な進ちょく状況についてどのようになっているのかお聞かせ願いたいと思います。新得町において、将来のまちづくりに観光振興はますます欠かせない分野であるということは明白なことでありますし、町長が狩勝高原の花による再開発構想を目指しているということも方向性としては間違ってはいないと思いますけれども、この街道沿線の中で、新得町に先駆けて、この花によるまちづくりを行っているという話も聞いているところでありますので、他町に遅れることなく計画が進むことを期待しているところであります。ご答弁よろしくお願いいたします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

菊地議員のご質問にお答えいたします。北海道ガーデン街道に関する観光への今後の取り組みについてでありますが、北海道特有の景観を有している旭川、美瑛・富良野地区、そして十勝地区は観光庭園が集中しており、このエリアを庭園観光のブランドルートとして確立するため、昨年、北海道ガーデン街道協議会が設立されたきたところであります。菊地議員のご質問にありますように、この12月6日には街道沿いの広域連携拡大会議が開催され、今年の事業報告などがなされたところであります。また、街道220キロメートルを並木でつなぐ、日本最長並木プロジェクトを早期に進めることも確認されました。本町の取り組みですが、狩勝高原の梅園・桜、そばロード、農村観光などを生かした取り組みを行うため、新得町観光協会として、平成21年度に準会員として入会をいたしております。正会員の入会条件としては、観光庭園にかかわるもので、有料施設を所有しているものが対象であります。また、狩勝高原園地再整備については、現在、町民の参加をいただいたワークショップの中で園地のコンセプトの提案をいただき、コンサルタント会社が報告書にまとめる作業を進めているところであります。来年度、その報告書を基に測量・実施設計を行い、協議を重ねた上で、24年度に工事を着手する予定であります。なお、町内の民間事業者の方の庭園整備計画もあるようなので、具体的な事業執行が見込まれる場合には、町としても相当の協力をしていきたいというふうに考えております。いずれにしても、ガーデン街道の沿線の町として、狩勝高原をはじめとして本町の四季折々の景観を魅力あるものとし、本町に観光客が訪れていただけるよう整備をしてまいりたいというふうに思っております。以上であります。〔浜田正利町長 降壇〕

質問 菊地康雄

今、狩勝高原の園地の開発に、町民ならびに、そのコンサルタントの入ったプロジェクトチームが計画を進めているというお話がありましたけれども、この町民というのがどの範囲の人たちのことを指すのか。私の耳にはあまり具体的に入ってこないわけですけれども。花にかかわる人、木にかかわる人、たくさんおられると思いますので、できるだけたくさんの方のご意見をお聞きするようにしていただけたらなというふうに思っております。それから、また過日、町長から38号線の、高速道路ができた以降の平均的というんでしょうか、通行量の減少についてのお話がありました。確か9月平均で38パーセント減ということでしたでしょうか。私も38号線沿線上で商売しているものですから、交通量の、いってみれば激減といっていいのではないかと思うんですけれども。新しいルートができれば、当然、車の流れは変わるものでして、より便利になる反面、それによるたいへん大きな影響を受けているのが、わが新得町ではないかなというふうにも思います。特に、今までこのインターチェンジの無料化ということが、わが町にはあまりいい影響ではないのかなというふうにかねてから思っておりました。特に、この無料化の見直しということにも期待をしていたわけですけれども。新聞報道によると、一応無料化の期間を、既に行っているところはもう1年延長して様子を見ようというような基本的な考え方だという報道もありましたので、もしそうだとすれば、それに対する有効な手段をどのようにとっていったらいいのかなというふうに考えてはいたんですけれども、より幅広く町民の方と話をしたときに、決して無料化反対ということの、のろしをあげることが本当に新得の町にとっていいことなのかどうかのかという話をされる方もおりました。全体が無料になっているわけではありませんので、特に道央圏から来るときには必ずその有料区間を通ってくると。それの負担も結構あることなので、無料化のことばかりを言っても意味がないのではないか。むしろその無料化を逆に生かして、いかに新得に人を引っ張り38号線を通ってもらうのかということを考えるほうが先ではないのかという話がありましたので、それを聞いて私も考え方を多少あらためなければならないのかなというふうにも思いました。そのためにも、この38号線沿いに、この新得を目指して来ていただくということがいかに大事なことなのかということで、これは一刻の猶予もなくスムーズに話をぜひ進めてほしいものだなというふうに思いました。それで、新得にはインターチェンジがないわけですし、かねてから町長もなんとか直接降りる道ということで検討を重ねられているし、さきほども言いました、その振興局だとかネクスコのほうとの連携もとりながら考えておられることだと思いますので、その辺、今後の新得町として、この高速道路とのかかわりをどのように前向きに検討できるのかということも重要なことだと思いますので、目指す方向がそのようにいっているのかどうなのか、その辺も含めて再度、町長のお考えもお聞かせ願いたいと思います。それから、特に新得の町に来てもらうときに、私もかねてから思うんですけれども、町に来て見る施設というんでしょうか、人を集める施設というんでしょうか、今、「エコトロッコが4,000人のお客さんを集めた」と言ってたんでしょうか、あれは狩勝高原ですので、狩勝高原の園地とのこの有機的なつながりということであれば、ますますお客さんを集めることができるのではないかなと思いますけれども。それとは別に、町の周辺近くにもう少し人を集められる核になるものが欲しいと。「1時間ぐらい時間があるけれども、町の中でどこか見るところありますか」と言われても、なかなか「ここです」というふうに勧められるところないんですね。狩勝峠にしても足がなければ行けませんし、温泉地といっても足がなければ当然行けないところなので、1時間や1時間半の時間では行けるところではありません。もう少し町の中に核になるもの、そのためには何があるのかなということで常日ごろ考えてはいるんですけれども、やはり新得は鉄道の町として栄えてきたところですし、JR あるいは昔の拓鉄と、この鉄道とのかかわりをなんとか持たせるような核の施設というものを再度やはり検討されていくべき、あらためて検討することがより大事ではないかなというふうに考えているんですけれども。これについて、常日ごろ町長は考えていることがないかどうかということです。それから、トムラウシでいろいろな事件がありましたけれども、それだけお客さんがたくさん入ってきているということもあって、新得の場合、空、山、川、どれをとっても観光資源になりうるものですね。あらためて空、山、川を有機的にこの連動させた観光の取り組みということも、これは町の将来にとってお客さんを新得に引き入れるために必要なことではないのかなというふうに思いますけれども。このインターチェンジとのかかわり、それから鉄道とのかかわり、それから新得ならではの自然資源というんでしょうか、これとのかかわり等含めて、このガーデン街道の園地の開発ばかりではなく、もっと広い意味でみた今後の観光ということについて、どのようにお考えなのかお聞かせ願いたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

お答えいたします。私、こういう立場になって5年なりまして、いろんな町村長の方と懇談をする機会が何回かあるんですけれども、他人の芝生がよく見えるというのもあるのかもしれませんけれども、「新得というのは、いろんな魅力を持った町だね」と、そういうおほめの言葉をいただくことがあります。逆をいえば、私自身も新得というのは観光も含めてバランスの取れた町ではないかなというふうに思っております。逆をいえば、もしかしたら特徴がないというふうに映るのかもしれません。そういった意味で、今、議員から言われた山、川、空を含めて、トータルでやはり新得町の底上げというのはたいへん重要な課題かなというふうに思っております。その上で、何点か具体的な話がありましたのでお答えさせていただきます。まず、狩勝高原ワークショップにつきましては、後ほど担当のほうから細かなところは説明させていただきます。その上で、エコトロッコの話がありましたけれども、私は、ああいう民間のかたがたが努力をしていくというのはたいへんいいことだなというふうに思っておりまして、なんとか町内のかたがたが努力をしていくものについてはですね、町としても本当に応援をしていかなければならないかなというふうに思っています。これが基本の姿勢でありまして、これからもそういったことがあればですね、限界もあるかもしれませんけれども、努力をしていかなければならないかなというふうに思っております。それから、高速道路の問題がありました。まず、無料化についての基本的な考え方を私持っているんですけれども、私は無料化は反対です。やはり受益のあるものが、それに見合う負担をするべきだというのが私は原則だというふうに思っております。しかし、この負担の限界もあると。この辺が最後どこでバランスを取るのかなというのが、これが私は政策だというふうに思っておりまして、一律なんでもタダというのは私はいかがなものかなという立場でありまして、ただ、その結果、新得町が反対ののろしをあげるかあげないかというのは、これはちょっと別な議論としまして、これは私の持論であります。しかし、今ある高速道路をやはりどう有効活用するかと。これはやはり活用はしていかなければならないと思っています。その方法として、1つはやはりインフラ整備ということで、私は新得にインターチェンジが必要だという立場でありまして、現在もいろんな相談をさせていただいております。しかし聞こえてくる情報は、「この社会実験がどういうふうな結果を出すかみえないと、なかなか動きが取りづらい」と。しかし、「準備は進めたほうがいいね」ということは言われておりますので、提案できる項目を今、一生懸命悩んでいますけれども、なんとか新得町独自の提案になるかもしれませんけれども、来年度予算も含めて知恵を絞っていきたいなというふうに思っております。それからもう1点、核となる施設というお話がありました。さきほど言ったように、「バランスはあるけれども、じゃ集客をこれでできるというものがあるか」と言われたら、もしかしたらちょっと魅力が欠けているのかもしれません。いろんな意見を私のほうもいただいておりまして、特に町中ということを視点にしながらの意見も多いかなというふうに思っておりますので、どういう進め方になるか分かりませんけれども、われわれとしても最大限悩みながら多くの方とまた議論を進めて、少しでもにぎわいが持てるようなそういう状況というのをつくっていければいいかなというふうに思っております。以上であります。

答弁 産業課長 畑中栄和(産業課長は2012年3月まで)

狩勝高原園地再整備のワークショップの町民参加の関係でありますが、メンバーは観光業者の方、花いっぱい運動推進委員会の方、それから花の愛好者の方、それから女性団体の方など、7名の方の参加をいただいて検討をいたしております。

質問 菊地康雄

ちょっと7名という話を聞いて心もとないかな。7名の方、皆さん素晴らしい方ばかりなんだとは思いますけれども、もう少し幅広い人選もあってもよかったのかな。それから、このコンサルタントというのがどういう方なのか私もよく分かりませんけれども。いろいろ調べると、道内のガーデンというか庭園に関していろいろな、ハーブはハーブ、それからイングリッシュガーデンはイングリッシュガーデン、それぞれに専門性を持った方がいらっしゃいますよね。その中で、町長が考える狩勝高原の園地、花による整備がですね、どのような方向性を持たせるのがいいのかということで選ばれるコンサルタントというのは決まってくると思うんですよね。ほかのところと同じようなものをつくっても、魅力が半減ないしは4分の1になってしまうわけですし。ただ、その中でちょっと気になったのは、さきほど町長の話の中からも、あくまでも正会員になるためには有料のガーデンでなければだめということで、自治体が整備するガーデンで有料というのは果たして本当にいいことなのか、正会員になることが優先なのかちょっと難しい判断のところもありますよね。それはそれとして、町長の考えるその園地というのが、あるいはコンサルタントの考える園地というのがどういうものなのかたいへん気になるところですけれども。やはり一定の方向、ほかの町にはないもの、隣近所の町でも手を挙げつつあるという話があるものですから、ぜひ似たようなものにならないような情報を仕入れるとか。それから、ほかの園地にはない魅力のあるものにするために、やっぱり最初の煮詰めはすごく大事なことだと思うんですね。本当に調べると結構有名な人で園地を開発している人がいらっしゃるんですけれども、どのような方にお声をかけたのか。以上、ちょっと気になる部分でもありますので、もう少し詳しくお聞かせ願えたらなというふうに思います。それから、今はインターネットの時代ですので、なんでもネットを開けば分かるようになっていますけれども。今回、このガーデン街道、まだやって1年足らずですよね。その中で、やっと広域連携による本格的な話し合いというのが行われつつあるということなので、これからますます観光客等を本州からも引き入れてくるのかなという気がしますけれども。その中のピーアールで、新得町は一体、もう当然200キロある中の街道沿いですので、どういう取り上げられ方をしているかなと思って気になりながらいろいろリンクさせてみたんですよね。そうすると、まず最初に出てくるのが、ベアマウンテンを持つサホロリゾートというのが出てきました。それから宿泊というところでは、サホロリゾートホテルが出てきました。その中にクラブメッドというのは見当たりませんでした。それからもう1つびっくりしたのはですね、新得駅のイルミネーションが出てきました。それで、いかにやっぱり新得の駅というのが全体的に重視されているのかなというのがよく分かるんですよね、そういう取り上げられ方によって。それからもう1つ、十勝川のラフティングというのが出てきました。これはどこの町というのは書いておりませんでしたけれども、これは新得でやっているよということをもっとピーアールしなければならないなというふうに感じながら見ましたね。バスで来て見る人というのは、当然バスで移動になるので個別の行動はできないでしょうけれども、その高速道路等を利用して町に入ってもらう人たちというのは、結構自由に町の中を動き回ることでしようし、この屈足温泉、トムラウシ温泉含めて、その温泉のピーアールも足りないのかなという気もしましたし、さきほど町の核になるものというお話ししましたけれども、この新得駅のイルミネーションというのがあって、やっぱり新得は駅なんだな、鉄道なんだなという気がしたんですよね。もっとピーアールしてもいい。町の中には駅に関するものをたくさんお持ちの方もいらっしゃるし、それから過去の歴史を知っている方もたくさんいらっしゃるし、もっと新得も、隣の町のように美術館でということにはたぶんならないでしょうから、もっと違う意味での核の施設がぜひほしいものなのだなというのをインターネットを見ながら考えたんですけれども。今後、ますますこのインターネットによるピーアールというのが、観光客を町に引きつける大きな有効な手段になっていくというのはもう間違いないと思います。今はもう直っていると思うんですけれども、このあいだ農道空港について、やっぱりインターネットで調べてみたことがあるんですよね。そうすると、全国で8か所の農道空港があるわけですけれども、その8か所の農道空港の実態というのが、それぞれの持っている自治体のほうから回答があって、ずっと個条書きになって載っているんですけれども、「残念ながら新得町だけが回答はありませんでした」という一言で終わらされておりました。まだ、もう何年も前からこのインターネットの重要性というのを口に出してきてはいたつもりなんですけれども、町長の頭の中にはあるだろうけれども、なかなか一人ひとりの職員までは徹底されてないのかなという気がしますので。このことは直接担当の係にも言ってありますので、もう既にネット上では新得町の情報というのも載っているかもしれませんけれども、それについてはまだ見ていませんのでなんとも申し上げられませんが。この最新の情報をネット上で伝えるということの必要性というのを常にやっぱり持っていてもらいたいし、町長一人で持っていてもしょうがないので、それぞれの職員が同じ意識でもって町のピーアールということをしていく必要があるのではないかなという気がますますするわけですね。そういう意味も含めて、今後の取り組みということについて、もう今年度ももうすぐ終わるわけですし、来年度に向けてのさらなる町長の意識の高揚というのを図っていただきたいと思うんですけれども、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

個別の問題については、トータルということでお話をさせていただきます。さきほどもお話したとおり、新得町の持っているものというのは、ほかの方からみれば「極めてよくみえる」というふうに何回か言われておりまして、私自身も実感として、やはり新得はいろんな魅力があるのではないかなというふうに思っておりまして、その魅力をどう磨き上げるかということかなというふうに思っております。本町の産業、さきほど言ったように基幹農業という、これも紛れもない事実です。しかし、波及効果の大きい観光も、これもまた事実であります。産業構造全般というものも、新得町においても、ある意味バランスが逆に取れているのではないかなといった部分もありますので、それらも含めてですね、菊地議員の熱意に応えられるように、われわれも最大限努力をしていきたいなというふうに思っております。以上であります。

質問 菊地康雄

以上で終わります。ありがとうございました。[菊地康雄議員 降壇]

出典:新得町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月16日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる