新得町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月13日
水道水の濁りについて
2010年9月13日、新得町議会の一般質問で、菊地康雄議員が「水道水の濁りについて」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 菊地康雄 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 菊地康雄
それでは定例第3回町議会の最後の一般質問をさせていただきたいと思います。1.水道水の濁りについて一番身近な水道水の濁りについてということで質問をしたいと思います。毎日の生活の中で、あって当たり前のように使っている水道水ですが、雨が降った後に湯船などに貯めた水の濁りが気になることがあります。当然、台所にも同じ水が供給されているわけですから同じ濁りがあるのでしょうが、さほど気にもせずに使っております。今、青柳議員の質問の中にもありましたように、町長の答弁で8月の月間降水量は平年の1.5倍ということでありますし、この総雨量というものをちょっと調べてみたんですけれど。十勝総合振興局の河川水の濁度調査というのを定期的にやっているそうなんですけれども、これによりますと、総雨量が30ミリ以上になると濁りが目立ってくると。また、3時間で30ミリ程度の大雨の直後には一時的に相当高い濁度になるという調査結果があります。それに当てはめてみますと、さきほどのお話の中で1時間に17.5ミリというのを2度記録しているということなので、それに照らし合わせると相当の量の雨が降ったということになります。この雨の降り方ですけれども、熱帯のスコールとはこんなものかと思わせるような、一時的ではありますけれども相当激しい降り方をすることも何となく多くなってきたように思われます。そんな降り方の後の水道水の濁りですけれども、「洗濯や人浴ならともかく、口に入ることを考えると、とても気になる」と苦情を訴える声を今回、複数お聞きをいたしました。そこで、給水する町の立場として、濁りの把握、要するに濁度調査というんでしょうか、それをどの時点で行っているのか。それから、濁りの基準である濁度の許容範囲で給水をしているか。どの程度の濁度で町民から苦情があるのか。許容濁度を超えて給水したことはないのか。水質管理の方法に見直しの必要性はないのか。この辺りについてお聞かせを願いたいと思います。今まさに、石綿管から鋼管、それから塩ビ管に順次更新され、町民の健康に留意し、かつ管内でも安く、そしておいしいと評判の水を供給してもらっている側として我慢の範囲の中かもしれませんが、昨今の異常ともいえる気象の変化をかんがみ、給水体制の見直しの必要がないかあえて質問いたしますので、ご質問にお答え願いたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
菊地議員にお答えをいたします。今年は30年に一度の異常気象の年ではないかとの新聞報道にありますように、連続する猛暑、短時間でのゲリラ豪雨など、本町においても8月の大雨ではインフラ施設全般に対し少なからず影響がありましたが、幸いにして上水道施設への影響はなかったというふうに把握をしております。しかし、水の濁りについては多少の影響があったというふうに考えております。さて、ご質問にあります今回の大雨での問題でありますが、まず1点目の濁りの把握をどの時点で行うかについてでありますが、通常時は週2回の採水、飲む水により簡易濁度の測定を実施しております。また、今回を含め、台風・大雨・異常気象等、被害発生が予想される場合はパトロールによりまして上水道各施設や取水河川の濁りの把握を目視で行うとともに、維持管理業者に対し施設の監視強化を指示しているところであります。次に、濁りの基準である濁度の許容範囲で給水しているかについてでありますが、濁度の基準値につきましては、水道法の水質基準に関する省令により各家庭の蛇口濁度で2度という数字以下で定められております。その上で今回の問題でありますが、給水をしている一般家庭での濁度は基準値内で給水されているというふうに考えております。しかし、水を取水するときと、それから水を実際、ろ過して出すときにちょっと時間の差がありますので、データに基づいたという答えではありません。次に、どの程度の濁度で苦情があるかということでありますが、最近では平成18年8月の大雨のときに、取水口から濁った水が流入して苦情を受けたことがあります。なお、今回の8月の件につきましては、1件だけ苦情があったと思っております。なお、18年の8月のときに戻りますが、このときの濁りの度合ですけども、いわゆる源水では1,800度を記録しておりまして、さきほど言ったように時間的な差もあるんですけども、実際に水を飲む蛇口では1.23度を記録していたところであります。次に4点目であります。許容濁度を超えて供給したことはないかについてでありますが、現在の上水道は24時間の監視体制にはなっていません。さきほどの答弁と同じように、データを基にしたことでの有無については、ちょっと申し訳ありませんけども答えられないのが現状であります。なお、上佐幌の施設につきましては、平成19年に整備をしまして、ここにつきましては24時間体制でデータ管理ができております。上佐幌については、この間そういった事例は1件もありません。次に5番目の問題です。水質管理の方法についての見直しであります。新聞報道によりますと、今年は道内至る所で集中豪雨によりライフラインである上水道施設に多くの被害がもたらされております。さきほども申したとおり、本町においては大きなものはないというふうに認識をしておりますが、濁りというのは私自身も気になる部分もあるというふうに考えておりまして、ゲリラ豪雨がこれからもきっとあるというように感じておりますので、今まで以上の危機感を持った水質管理にあたりたいというふうに考えております。本議会最終日には、濁度の上昇時の管理体制の強化を目的に、源水濁度を測定するための濁度計ならびに監視警報装置を設置していきたいということで提案をする考えでおります。以上であります。〔浜田正利町長 降壇〕
質問 菊地康雄
今回の集中豪雨の中でも、蛇口濁度2度以下ということなので、要するに源水の上流にある森林資源が充実しているということになるのかなというふうに、ひとまず安心をするところなんですけれども。ただ、出てくる河川の濁りは、あくまでも今パトロールの目視ということでもありますし、それから当然その時間が長くなると、そのタイムラグの中で蛇口に2度以上のものが出てくる可能性も今後、当然出てくるような気がいたします。その場合にですね、一時的にでも給水停止というんでしょうか、そんなこともあり得るのかどうなのか。それからもう1つ、簡易水道についても心配していたんですけれども、こちらは機械で24時間体制で監視ということなので、本町、屈足の水道でも、その24時間体制の監視ができないものなのか。これにはどのぐらいお金のかかることなのか分かりませんけれども、その可能性についてもお聞かせを願いたいと思います。それから、当然30年に一度ということですので、今年限りであればいいんですけれども、毎年こんな状態が今後続いていくようであれば、根本的な給水施設の見直しというんでしょうか、例えば貯水池の拡張ですとか、そんなことも必要になるのかどうなのかについてお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
専門的な話は私ちょっとできないので、ちょっと専門外になるかもしれませんけども。濁った水を取水して、ろ過して出すということが今の流れですけども、今ある池というのは9か所あります。この9か所の水をすべて使い切るのには約7時間かかるそうです。逆を言えば、濁った水を入れないで7時間は給水制限をしないでなんとか水は給水できると。7時間を1つの目安として水を入れないようにするという判断と、水を一端止めてしまうと7時間後は水の供給ができないという、そういう現場としての水の供給に対する判断をする部分で極めて難しい部分もあるというふうに聞いておりました。どういう体制が一番いいのか、これはこれで担当のほうも含めて悩んでいかなければならないかなというふうに思っています。それから24時間体制の問題ですけども、試算ですけども約6億円かかります。その求めるレベルにもよるんですけども、上佐幌と同じようなものを求めたら約6億円ということで試算をしています。結果的に6億円をかけて、たいへん申し訳ないんですけども水を使用されている料金のほうに跳ね返るというのが現状であります。その上で、違う選択肢ということで、あえてちょっとお話をさせていただきますけども。さきほど言ったように今回の補正では、まず水を入れるところの濃度を測って、それが1つの基準を超えたら水を基本的には止めるということで24時間体制を、そこの部分だけは構築をしていきたいということで最終日に補正を出したいと思っています。それからもう1つは、最後はろ過し終わった水をどう監視するかなんですけども、なんとかもっと簡易な方法で確実に効果が上がるものがないのか、今、担当のほうで詰めていますので、さきほどの水道料金の負担の問題を含めてですね、どういったものが一番効果的で、なおかつ新得町の水という意味で安心で安いものがこれからも供給できるのか、その辺を考えながら対応を考えていきたいというふうに思っております。以上であります。
質問 菊地康雄
今の町長からの発言からも、安くておいしい水にこだわっているという姿勢を十分伺うことができますし、なにより安心したのはですね、今回の集中豪雨の中で苦情が1件だったということで、これは我慢強い町民が多いのか、施設がしっかりしているのか両方だと思いますけれども、今後とも努力をしていただきたいと思います。以上で終わります。〔菊地康雄議員 降壇〕