みんなの議会

新ひだか町議会 令和7年第2回定例会 2025年3月7日

(1)日高徳洲会病院の移転新築と町の対応について/(2)町政執行の方針について

2025年3月7日、新ひだか町議会の一般質問で、川端克美議員が「日高徳洲会病院の移転新築と町の対応について」「町政執行の方針について」について質問し、新ひだか町立病院事務長 渡辺智之、企画課長 樋爪旬、農政課長 及川敦司、水産林務課長 新川兼一、総務課長 佐藤礼二、まちづくり推進課長 森勝利、保健福祉部長 上田賢朗、副町長 田中伸幸が答弁しました。

質問者
川端克美 議員
答弁者
新ひだか町立病院事務長 渡辺智之、企画課長 樋爪旬、農政課長 及川敦司、水産林務課長 新川兼一、総務課長 佐藤礼二、まちづくり推進課長 森勝利、保健福祉部長 上田賢朗、副町長 田中伸幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 川端克美

通告に、従って壇上から一般質問を行います。1点目は、「日高徳洲会病院の移転新築と町の対応について」です。全く同じタイトルで昨年12月にも質問をいたしましたが、昨年の質問時点では日高徳洲会病院の移転先の決定は行われていなく、移転に関しての状況及びもし他町に移転した場合の影響等について質問をいたしました。このときの答弁は、要望があったことについては応えていったというものでありました。そして、1月24日に移転先が新冠町に決定したという報告があり、町長の移転に関する感想も伺いましたが、新ひだか町に残ってもらうために日高徳洲会病院からの要望には応えていったのだが、残念であったということでありました。日高徳洲会病院が新冠町へ移転を決定したことは、大変残念なことであります。それとともに、これからの新ひだか町の医療体制をどうしていくか、これが大変心配なことでもあります。今後のことを考えるとき、なぜこうなったのか、これを検証することも議会の務めであると思っています。それは、議会には行政を監視する義務があるからです。監視する義務を十分に果たせなかったのは痛恨の極みではありますが、それを乗り越えて、今後の新ひだか町の医療体制を考えていかなければならない。これもまた現実の課題であると思っています。昨年12月の一般質問、そして今年1月24日の新冠町への移転決定に関する報告を通しても、非常に長期にわたって本町の医療に尽くしてきた医療機関が移転改築のために静内地区に敷地を求めているにもかかわらず、特別な対応はしてこなかったというもので、全く納得できるものではありませんでした。町長から議会には移転に関する状況の報告はあっても、本町に残っていただくためにどうしたらよいかという協議はなく、成り行き任せだったと言うしかありません。町長として御自分の主義、信条をひとまず置いておき、町のために、町民のために何をすべきかを第一に考えること、これが町長の責務ではなかったのかと思っています。町長にお願いしたいのは、この件は第三者の名誉に関わることでもありますので、答弁には十分に気をつけていただきたいと思います。〔何事か言う人あり〕

質問 13番 川端克美

本題に入りますが、医師をはじめとする医療スタッフの確保が難しくなっている今日、全国組織の中にある日高徳洲会病院が本町から転出することは、大変な痛手と考えています。転出決定までの経過と今後の本町の医療体制についてお伺いをしたいと思います。1つ目は、病院敷地を紹介する際に日高徳洲会病院が希望した現病院の周辺という範囲にこうせい公園は含まれていなかったのか、なぜ含めなかったのかということを伺いたいと思います。これまでの答弁の中で、保健福祉部長と副町長の答弁にこうせい公園の病院敷地候補としての認識に食い違いがあります。町理事者の中では、こうせい公園が候補地としての優位性を持つことを認識していたと思っていますが、日高徳洲会病院に提示しなかったのではないかと思っています。また、聞き及んでいる話ではありますが、事態を憂慮された町民の方が役場にこうせい公園を候補地として提案してはどうかと話したが、断られたという話を聞いております。もともと日高徳洲会病院は、高砂町に病院敷地を求め、静内地域に移転改築を計画しており、静内地域に適地を求めていたはずです。こうせい公園は大変重要な候補地であったと思いますが、町長の答弁をぜひ求めたいと思います。2点目に、国の中央防災会議が日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進基本計画を令和4年9月30日に策定しています。この計画によると、今後30年以内に起こる確率が7%から40%、これは令和4年1月1日現在の話でありますけれども、こういう地震が想定されており、巨大な津波による多数の人的被害が予想されています。日高徳洲会病院が他町に転出していた場合、どのように本町はこの地震、津波に対応できると考えたのか。日高徳洲会病院が新冠町に移転するのは数年先と思われますが、そのとき津波を想定した災害医療にどう対応するのか伺いたいと思います。町が令和5年2月に策定した防災マップ、この防災マップにおいても、町立静内病院は5メートルから10メートルの津波浸水を受けることが想定されています。この高さではほぼ町立病院の医療機能は全滅してしまうのではないかと考えざるを得ません。このとき医療は誰が担うと考えたのでしょうか。町長は、御自分が策定した防災マップの津波予想図を失念していたとは考えられません。何としても日高徳洲会病院には静内地区にとどまってもらうことが必要だったと思っています。町民の命を将来において危険な状態にさらすことになった移転地をめぐる対応、そして判断及び今後町立静内病院に多くの器具、機材を整備しなければならなくなる多額の支出について町民に説明する責任が町長にはあると考えています。人命に関わることであり、ぜひ町長から御答弁をいただきたいと思います。まちづくり懇談会で町長は日高徳洲会病院の転出に当たり静内町立病院に必要な指示をしたと回答しましたが、その指示とは何かを伺います。この指示に関わる事柄については、日高徳洲会病院が静内地区にとどまっていれば必要のないものだったのではないかと。徳洲会病院が町外に転出してしまった、そのことによって整備をすることになったのではないのか、そして整備をした機械、器具は日本海溝・千島海溝周辺型地震によって全てが廃棄せざるを得なくなってしまう、こういう危惧があるわけです。町長がいつも言う厳しい財政をさらに厳しいものにしてしまうのではないかと大変危惧をしております。4点目に、この日高徳洲会病院の町外移転は、病院経営強化プランに影響があるのかということでございます。特にこのプランは、日高徳洲会病院が本町に位置することを前提に立案されていたと思っています。日高徳洲会病院が新冠町に移転し、いつ来てもおかしくはない大津波が予想されており、その大津波が現実のものとなったときには、町立静内病院は医療機能を失ってしまう。一昨年から5年間のプランではありますが、町立静内病院の遠くない将来の移転改築を含め、今後整備する器具、機材等に影響があるものと考えていますので、お考えを伺います。また、移転によって多くの患者の不便を軽減するためにも、今年から始まる三石国保病院の診療所建設計画を見直して、入院機能を備える必要があると考えていますが、人命に関わることであり、町長の答弁を求めたいと思います。次に、大きな2点目の「町政執行の方針について」です。少子高齢化、過疎化、インフラ整備など多くの課題に対応するために基本姿勢を明確にし、基本政策を立て、予算編成を行ったと思いますが、以下についてお考えを伺います。1点目は、「開かれた町政の実現」です。初めに対話の機会づくりを挙げていますが、議会での町長答弁を積極的に行うのが大事ではないかと思いますので、お考えを伺います。議会は、住民の代表である議員が本会議や委員会の質疑等を通して審議し、最終的な政策の決定を行う機関であるからです。そして、執行機関である町長が事務処理や事業の執行を公正、公平に、民主的に行っているかどうか批判、監視する機関でもあるからです。今年は、町長の2期目任期の最終年になります。これまでできていなかった議会での議論を積極的に行うことから始めてはいかがかと思いますので、お考えを伺います。また、まちづくり懇談会での住民との対話は十分にできていると考えているのでしょうか。まちづくり懇談会会場でも多くの意見のあった昨年の三石国保病院の無償化、今年の日高徳洲会病院の新冠町移転、これは町民の関心が高いテーマだったにもかかわらず、質問があったときの対応とするなど積極的に町民に関わろうとする姿勢が見えないので、特にお聞きをいたします。三石地区では、今年も役場の用意したテーマについての質疑はほとんどなく、関心は低かったように思います。次に、住民と関係が深い各種の政策は、政策立案の段階で住民との協議は十分に行われているのでしょうか。2点目に、「基幹産業の強化と新分野の産業創出」です。ミニトマトや花き、肉牛についても生産の拡大が課題と思っています。品質の向上はもちろんですが、産地としての優位性を売るには生産量の拡大が絶対に必要だと思います。個々の農家の生産規模の拡大、あるいは生産体制の新たな構築、新規に取り組む農家を増やすことなどの見通しを伺います。また、新たな作物栽培とは何か、その栽培を誰が担うのか、既存の作物栽培との兼ね合いをどう考えているのかをお伺いしたいと思います。林業において道産木材製品の認証制度があるが、本町の制度活用の状況についてはどうかをお伺いしたいと思います。水産業は、海水温の上昇で苦境が続いていますが、昆布の生産振興をどのように進めていくのかお伺いをいたします。日高昆布の活着工事を目指す対策を進めていくのか、養殖に取り組んでいくのか、他品種の導入を視野に入れて対策を進めていくのか、そのほかの対策を検討するのかをお伺いしたいと思います。また、各地で取組が進められている海上養殖や陸上養殖については、どのように考えておられるのかお伺いをいたします。3番目に、「防災対策の強化」です。災害に対する自助、共助が基本でありますが、30年以内に最大40%の発生確率のある大地震、大津波に対応するため一時避難所の公助でできる対策は出尽くしたのか。もう役場としてできることはないのか。新聞報道等でも積雪寒冷地での避難経路の確保、夜間、厳寒期の対策の不十分さが指摘され、改善を求められています。本町においても自助、共助に手助けすることはもうないと考えているのか伺いたいと思います。4点目に、「生きがいの持てる地域づくり」に関して。デマンド交通は、タクシーとの調整が課題になると思っていますが、交通手段を持たない弱者、特に足腰の弱い高齢者でも多くの用事を持ち、多くの場所に行かなければならないのが生活者としての普通の状況です。利便向上のためにも乗車目的地及び乗車地の拡充は必要であり、現在の状況と今後の計画をお伺いしたいと思います。最後に、5点目として、「町との関わりを持つ関係人口の拡大」ですが、牧歌的な地域特性を生かした体験滞在型観光の推進は大変重要な施策と考えています。国立公園も活用した地域社会との調整は図られているのかお伺いをしたいと思います。海も山も川もある地域は多くありますけれども、軽種馬牧場が点在しているのが胆振日高の特徴であり、虫のいない海で遊べる海浜公園を持つ本町は、大いに誇るべき景観と有利な状況を備えていると思っています。本腰を入れて全町的に取り組む地域ではないかと思いますので、町長のお考えをお伺いいたします。以上、壇上からの質問を終わります。答弁については、簡潔明瞭にお願いをしたいと思います。

答弁 新ひだか町立病院事務長 渡辺智之

川端議員御質問の大きな1点目、「日高徳洲会病院の移転新築と町の対応について」の1つ目、病院敷地の紹介の中に日高徳洲会病院が希望した現病院の周辺にこうせい公園は含まれていなかったのか、それはなぜかについて御答弁申し上げます。御質問のこうせい公園につきましては、都市公園として幼稚園児の散歩コースや小学生から高校生がバスケットやサッカー、野球などで楽しんだり、さらには雪が積もれば親子連れでそりなどを楽しんでいるなど、子どもから大人まで多くの町民に利用されている行政財産でありますので、当然ながら候補地としての選択はございませんでした。次に、2つ目の今後30年以内に起こる確率が7から40%とされる日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震で多数の人的被害が想定されるが、日高徳洲会病院が他町に転出していた場合、どのように本町は対応できると考えているのか、今後津波を想定した災害医療にどう対応するのかでございますが、現在町立静内病院と三石国保病院では災害発生時における病院機能の維持及び事業の継続を基本とした事業継続計画を令和6年4月に策定し、新ひだか町地域防災計画を基本とした中で病院内に災害対策本部を設置し、対応に当たることとしており、その内容は1つ目として被災者に対する医療及び助産に関すること、2つ目に医薬品に関すること、3つ目に救護所の設置に関すること、4つ目として施設の被害調査、報告及び応急措置、復旧に関すること、5つ目として入院患者の避難支援に関すること、6つ目として災害時の医療、救護に関すること、7つ目として医療資器材の確保及び供給に関すること、最後に8つ目としてその他病院に関することとしており、実際に災害が発生した場合は入院患者様への対応を一番に行い、その後医薬品、ライフライン、医療資機材の確認後、人員も含めた中で診療提供能力の確認を行い、その能力に応じた医療の提供となるものと考えております。そこで、日高徳洲会病院が移転後の津波被災時を含めた災害時の対応につきましては、先ほど申し上げた行動計画を基本とした医療提供を行うことになりますが、被災規模によって違いがあるものの、少なからず影響があるものと想定できますので、町内の各医療機関とこれまで以上に連携、協力体制を強化し、対応せざるを得ないものと考えております。今後においても町の防災担当、関係機関とも連携した中で検討を進めていかなければならない課題であると認識しております。次に、3つ目のまちづくり懇談会で町長は日高徳洲会病院の転出に当たり町立静内病院に必要な指示をしたと回答したが、その指示とは何か。町立静内病院の機能強化をどう図るのかでございますが、令和6年度のまちづくり懇談会は1月23日から開始し、8会場で実施いたしましたが、ほぼ全ての会場において日高徳洲会病院の移転に際し町立病院に対する意見や要望、また現在日高徳洲会病院へ通院されている患者様の足の確保など、様々なお話をいただきました。そこで、御質問の指示でございますが、日高徳洲会病院から口頭ではありますが、正式に新冠町への移転表明がなされた後、直ちに両病院長に対し必要な医療提供体制を整えるため早急に検討するよう指示があり、町立病院では日高徳洲会病院が町外移転に伴う町立2病院の医療提供体制について検討を始めたところでございます。今現在日高徳洲会病院が隣町に移った後どのような医療提供体制を取るべきか、現状のスタッフ体制、休日、夜間の診療体制、人工透析患者様への対応など様々なことを想定した検討をしてございます。具体的なお話はまだできませんが、令和7年度中には方向性を明確にし、令和8年度からは計画的な体制整備を行っていきたい考えでありますので、一定の方向性が出ましたら所管委員会とも情報共有させていただきながら進めてまいりたいと考えております。次に、4つ目の病院経営強化プランに対する影響はあるのか、三石病院の機能の見直しが必要と思うが、いかがかでございますが、新ひだか町公立病院経営強化プランにつきましては、令和3年度に総務省から発出されました「持続可能な地域医療提供体制を確保するための公立病院経営強化ガイドライン」を踏まえ、新ひだか町新公立病院改革プラン策定委員会での議論の下、役割、機能の最適化と連携、強化などの6つの視点を柱に令和5年度からの5か年を計画期間として、令和6年2月に策定したところでございます。日高徳洲会病院が町外移転となった場合も本経営強化プランの基本的な枠組みが大きく変わることはないと考えておりますが、先ほど申し上げた町立2病院の医療提供体制の検討内容によってはプランへの影響も少なからず生じるものと考えられますので、その場合には所管委員会へ情報提供を図ってまいりたいと考えております。

答弁 企画課長 樋爪旬

川端議員からの御質問の大きな項目の2点目、「町政執行方針について」のうち、1つ目の「開かれた町政の実現」と4つ目の「生きがいの持てる地域づくりについて」御答弁申し上げます。初めに、1つ目、「開かれた町政の実現について」、対話の機会づくりを挙げているが、議会での町長答弁を積極的に行うのが第一ではないかとの御質問ですが、まず大前提として議会の場で職員が答弁している内容は町としての考えであり、町長の方針などを踏まえた中での答弁であり、そのことは議会の皆様も十分に理解されているものと考えております。また、議員の皆様からの御質問には具体的な事務事業に関わるものが多くございますので、そのような面からも担当部署の職員が実務を交えて詳しく答弁させていただいたほうが御質問に対する答弁として適当であるものと考えております。次に、まちづくり懇談会での住民との対話はどうかとの御質問ですが、まちづくり懇談会には川端議員も何度も参加しておられるので、状況は把握されていると思いますが、参加者の皆様からの御質問は個々具体的な内容がほとんどでございますので、それぞれ担当する部長から町の考え方などをお伝えしながら対話しているところであり、町長自らという点においてはどこの地区でも懇談会の最後には町長自らがマイクを取り、その日の懇談内容を振り返りながら自らの考え方や感想などを参加者にお伝えしているところでございます。次に、政策立案時の段階での住民との協議は十分に行われているのかとの御質問ですが、町民、議会、行政の協働によるまちづくりを目指し制定しました新ひだか町まちづくり自治基本条例に基づき、住民の意見や参加を政策形成に反映させることを重要な方針としており、町が政策立案する際には、それが軽微なものである場合は別として、関係する方々や関係する機関、団体等と協議しながら検討を進めることを基本としております。事案によっては、町が設置する審議会や委員会への住民参画、アンケート調査の実施、パブリックコメントの募集、住民説明会開催などの手法を用いており、また住民側から求めがあれば出前講座などの形でお伺いするなど、様々な形で住民の声を把握するよう努めているところでございます。もちろん住民の声を把握する中においては賛否両論が必ずございますので、それぞれが求めることの全てを実現できるわけではありませんが、いただいた意見や要望等を踏まえつつ、町として現実的な形へと整理した上で、最終的には同じく住民の声を把握し、その代表としてこの場に立たれている議員の皆様と予算や条例などの議案として御審議、御判断いただきながら決定しているところであります。今お話ししたような町の対応が十分かどうかについては住民の皆様がお感じになることであり、人それぞれ感じ方も異なりますので、不十分という御指摘があるのであれば、どのような部分が不十分で、どのような支障などが生じているのか具体的にお伺いしながら、改善できる点があれば見直しなどを検討してまいりたいと思います。続きまして、4つ目の「生きがいの持てる地域づくり」、デマンド交通の現在の状況と今後の計画についてですが、2月26日、27日の両常任委員会において、これまでの利用実績と今後については既に御説明させていただいており、繰り返しになる部分もあるかと思いますが、改めて御説明させていただきます。デマンド交通の実証実験については、地域内公共交通の再構築に向けた取組として実施しております。公共交通を取り巻く状況は非常に厳しく、利用者の減少や燃油高騰などによる赤字額の増大に加え、運転手不足や2024問題と言われる国の働き方改革による労働時間の規制などの影響から大型免許を持つ運転手が確保できない事態が全国的に発生し、従来どおりの運行を維持していくことが極めて難しい状況にあります。また、当町におきましてもスクールバス、温泉バス、患者通院バス、三石地区コミュニティバスなどを運行しておりますが、年々運行経費が増加し、運転手の確保も困難となってきております。このため、町としては新たな手法を取り入れながら、将来に向けて持続可能な交通体系を構築していかなければならないと考え、その一環として昨年9月末の道南バス御園線廃止のタイミングでその沿線地区、静内目名、田原、御園、豊畑、農屋地区と静内市街地とを結ぶデマンド交通の試行運行を10月から開始いたしました。そこで、御質問の現在の状況につきましては、現在予約型の昼間便、通学便、予約不要型の定時定路線型の3種類を運行しております。利用実績としては、一般利用の昼間便は事前登録と予約が必要で、運行日は火、木、土曜日の週3回、1日3往復利用可能となっております。1月末の登録者数は142人で、4か月の延べ利用人数は224人、月平均では56人の利用となってございます。また、1便当たりの利用人数は1.92人となっておりまして、1便で最大5人の割合となった日もありますが、多くは1人から2人の利用となっております。実利用人数は10月、11月ともに16人で、12月は23人と増加しましたが、1月は15人に減少しております。通学便につきましては、道南バスの御園線を一定数の生徒が通学に利用しており、定期券助成も行っていたことから、運行をしております。14人の生徒が登録しており、天候不良時や冬期間のみの利用者もいるため、登校時間の利用者は10から12人程度、下校時は2便を運行しており、静内高校16時発の便は1人から5人程度、19時発は4か月で2回、1人のみの利用となっております。次に、10月15日から運行を開始した定時定路線型乗合ワゴンの利用実績については、4か月の延べ利用人数は542人となっております。10月の利用人数は46人と少ないですが、11月以降は月に150人を超える利用となっております。10月は多くて1日に3人から4人の利用でしたが、11月下旬からは十数人利用する日が増えており、就労支援事業所に通う障がい者など通勤利用が主な利用となっております。これら3種類の運行につきましては、同地区において4月以降も一部内容を変更して実証実験を継続してまいります。主な変更点としては、昼間便の運行時間を前後合わせて1時間延長し、現行9時から15時までを8時30分から15時30分までに変更するほか、これまで3往復としていた時間枠を廃止し、空いている時間であれば予約を受け付けるよう変更いたします。通学便については夏、冬、春休みの平日も運行することとし、また運行時間については利用が4か月で2回、それぞれ1人のみの利用と少なかった下校便、静内高校19時発を廃止することとしております。定時定路線型乗合ワゴンについての変更はありません。次に、今後の計画についてでございますが、町内全域への展開を検討するためには運用方法の改善、見直しを図りながら通年の実績を検証する必要があることから、実証実験を継続することとしています。令和7年度については、4月から現在対象としているエリアの運行を継続するほか、まだ確定ではありませんが、10月頃から昼間便の実験エリアを浦和から東別、西端方面まで広げたいと考えており、三石地区につきましては運行事業者の確保なども含め検討を進め、令和8年度中を目途に実施したいと考えております。また、令和7年度は、地域公共交通のマスタープランとなる交通計画の策定に向けて動き出す予定でございまして、関係行政機関、バス、タクシー事業者や利用者等で構成する「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」に基づく協議会を設置し、今後の地域内公共交通の在り方を議論しながら検討を進めてまいります。最終的に全ての地域でデマンド交通を運行するかは、検証を積み重ねながら判断していきたいと考えております。一部地域については、既存のバス運行を継続する可能性もあり、利用者アンケートや乗り込み調査等も実施しながら進めてまいります。また、デマンド交通を本格運行する際には、町直営で運行している患者通院バス、温泉バス、三石コミュニティバスに加えてデマンド交通も運行することは財政的に厳しいことから、縮小、廃止についても検討してまいります。現実的に町が全ての交通をカバーできるわけではないため、できる限り民間での運行を維持していただけるようバス、タクシー事業者と協議しながら、この地域に合った持続可能な交通体系を構築していきたいと考えておりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。

答弁 農政課長 及川敦司(農政課長は2025年3月まで)

川端議員からの御質問の大きな2点目の町政執行方針についてのうち2点目の前段、「基幹産業の強化と新分野の産業創出」、ミニトマト、花き、肉牛についても生産の拡大が課題と思うが、見通しはどうかと新たな作物栽培とは何かについて御答弁申し上げます。当町の農業振興については、持続可能な農業の実現を目指すため新規就農者をはじめとする次代を担う農業者の育成確保について取り組んできたところであり、その中でもミニトマト、花き、和牛を地域振興作物と位置づけ、担い手育成対策を行ってきたところであります。令和6年度におけるミニトマト、花き、和牛の販売実績でございますが、ミニトマトは8億7,287万8,000円、花きは8億6,713万8,000円となっておりまして、いずれも前年度を上回る販売実績となっており、特に花きにつきましては過去最高の販売実績を達成したところであります。一方、和牛は育成、肥育の合計で12億9,469万円となっておりまして、前年度の14億7,530万3,000円と比較して、対前年度比87.76%と厳しい状況となっております。今後の担い手確保の見通しでございますが、ミニトマトでは令和7年度の新規就農予定者が1組2人、令和8年度の新規就農予定者が1組2人、令和9年度の新規就農予定者が1組2人となってございます。花きでは、令和8年度の新規就農予定者が1組2人、令和9年度の新規就農予定者が1組1人となっており、継続して新規就農する方がいることから、生産の維持、拡大が期待されるものと考えております。和牛につきましては、現時点では新規就農する方の見込みはありませんが、町和牛センターによる優良受精卵の提供などを活用した牛群改良を図ることにより地域ブランド力の維持と農業所得の向上に努めてまいりたいと考えております。また、新たな作物栽培につきましては、当町における畑地化促進事業の進展を鑑み、水田を畑地化して畑作物の本作化等に取り組むため、土地利用型の新規作物の導入と定着が必要であることから、令和7年度予算におきまして新規作物導入奨励事業補助金を計上したところでございます。こちらは、農業協同組合とも連携の上、複数の農業者が新たに同一の畑作物を導入する取組に対して支援しようとするものでございまして、これまで本作化していなかった小豆やバレイショなどの取組を見込んでいるところでございます。

答弁 水産林務課長 新川兼一

川端議員から御質問の「町政執行方針について」の2点目、「基幹産業の強化と新分野の産業創出」の中段、林業において道産木材製品の認証制度があるが、本町の制度活用の状況はどうかと、後段の水産業は海水温の上昇で苦境が続いているが、昆布の生産振興をどのように進めていくか、また海上養殖や陸上養殖についてどのように考えているかについて御答弁申し上げます。まず、中段の御質問についてでございますが、道産木材製品の認証制度には北海道や木材関係の企業や団体、研究機関で構成される道産木材製品販路拡大協議会が道産木材を使用した製品を製造、販売する企業や団体を認証するHOKKAIDO WOODと北海道が建物の構造材や内装材などに道産木材を使用している建築物を登録するHOKKAIDO WOOD BUILDINGの2つがあり、いずれも北海道産木材の販路拡大や普及啓発を目的とした制度でございます。そこで、御質問の本町の制度活用の状況はどうかについてでございますが、HOKKAIDOWOODにつきましては、現時点において当町内で登録を行っている企業、団体はございませんが、これは当町内では道産木材を使用、加工した製品を主として取り扱っている企業や販売店等が少ないことや、この制度は令和元年に創設されましたが、知名度が低いことなどが理由ではないかと考えております。一方、HOKKAIDO WOOD BUILDINGにつきましては、小売店1店舗が令和5年8月に登録されております。また、町有施設につきましては、構造材及び内装材に町内産木材を地材地消として使用し、本年2月に完成しました新ひだか児童養育相談センターを本年中にHOKKAIDO WOOD BUILDINGに登録したいと考えております。今後につきましても道産木材の利用促進を図るため、当町関係課で構成する地域材利用に関する庁内連絡会議において町有施設における地域木材の利用を検討するため情報共有を図るとともに、これらの認証制度についての普及啓発を図っていかなければならないと考えております。続きまして、後段の御質問についてでございますが、当町の水産業は近年の海水温の上昇に加え、前例のない赤潮被害による漁業資源の減少や潮流の変動による魚種の変化などの要因により苦しい状況が続いております。特に当町の主要な漁業種である昆布につきましては、全道的にも減産傾向となっており、令和6年には漁期前から北海道内全体の生産量が1万トンを下回るといった大幅な減産予測となったことから、北海道では令和6年8月に試験研究機関や水産関係団体などで構成する昆布生産安定対策検討会議が設置され、昆布生産が将来にわたって安定して維持できるよう海洋環境の変化に対応した各種対策を検討され、今後その結果や対策などが示される予定でありますことから、その動向を注視している状況であります。そこで、御質問の昆布の生産振興をどのように進めていくかについてでございますが、現時点で取り組めるものとしまして、漁業者による雑海藻駆除や水産多面的機能発揮対策事業による岩盤清掃など漁場を保全し、昆布の定着を促す事業を継続して推進してまいりたいと考えております。また、北海道の昆布生産安定対策検討会議で示される方針や取組の具体的な内容を精査するとともに、新たな取組として日高地区水産技術普及指導所や日高漁業協同組合などの関係団体と情報共有し、連携、協力を図りながら昆布の増養殖の手法について協議、検討してまいりたいと考えております。次に、海上養殖や陸上養殖についてどのように考えているかについてでございますが、北海道内では近年トラウトサーモンを対象とした海上や陸上での養殖に取り組む地域や企業が増えてきており、育成技術の向上や機材の性能向上に伴い漁業生産が減少している地区に加え、海に隣接していない内陸部で養殖に取り組んでいる地域もございます。当町でも、海洋環境の変化や漁業資源の減少など漁業を取り巻く情勢が厳しい中で、新たな振興策の一つとしてこれまで海上養殖や陸上養殖の導入について情報を共有し、検討を進めておりますが、既存の漁業との競合や共存などの兼ね合いから、港内外問わず養殖に適した場所や魚種の選定、養殖施設の整備や施設を維持するための費用面や人材の確保、養殖事業としての採算性など多くの課題があると考えております。しかし、会場や陸上での養殖は、新たな生産体制の構築による地域、漁業の振興のための取組となる可能性があり、今後も関係者の意見を踏まえ検討をしていくべきと考えていることから、町としましても引き続き各種養殖業についての情報収集を図るとともに、必要に応じて漁業協同組合など関係団体と協議していかなければならないと考えております。

答弁 総務課長 佐藤礼二(総務課長は2025年3月まで)

私からは、大きな項目の2点目、「町政執行方針について」のうち3つ目の「防災対策の強化」、災害に対する自助、共助が基本だが、30年以内に最大40%の発生確率のある大津波に対応するため、一時避難場所の公助でできる対策は出尽くしたのかについて御答弁いたします。当町における津波浸水想定につきましては、令和3年7月に北海道が公表した太平洋沿岸の津波浸水想定によりますと、代表地点で最も高い津波が予測されている東静内周辺で最大津波高が11.1メートル、最も到達時間が短い代表地点である鳧舞漁港ほか2地点周辺における津波到達時間は24分、浸水面積は1,800平方メートルと予測されており、自助、共助、公助が一丸となった対策が必要であると認識しております。当町の津波対策としましては、津波緊急避難場所施設の指定及び新たな津波浸水想定区域に基づく津波ハザードマップの改定、防災ハンドブックの更新、地域における避難訓練や防災講話などのほか、三石鳧舞地区の住民や高齢者福祉施設、周辺施設の従業者等の避難困難者対策として、三石鳧舞地区津波緊急避難施設整備事業を令和6年度から令和8年度の3か年の計画で進めており、本年度は実施計画、令和7年度は整備敷地確保に伴う既存施設の解体、令和8年度は施設及び駐車場の整備を実施する予定としてございます。また、昨年1月1日に石川県で発生した能登半島地震に当たっては、被災後間もない時期に当町から防災職員1名、保健師1名を現地に派遣し、大災害発生時における被災地の現実を学んできており、その教訓を当町における防災対策に生かしていくため、派遣終了後には職員研修を開催し、現地で学んできたことを全体で共有しているところでございます。そこで、御質問の一時避難場所の公助でできる対策は出尽くしたのかについてでございますが、基本的に災害対策というのは自然環境の変化や各種想定の見直しなどに伴い変化していくものであると考えておりますし、安心という点においては人それぞれ感じる部分も異なりますので、防災対策に取り組む中で対策が出尽くすということはないものと考えておりますので、今後につきましても当町において必要な災害対策を考え、限られた財源の中でそれを形にしていく動きを繰り返していくしかないものと考えております。なお、一時避難場所、避難施設の対策につきましては、第一に津波から命を守るため高台などにある津波緊急避難場所の指定及び避難階段等の一時避難場所の整備、公営住宅のほかホテルなどの高層建物を緊急避難施設とするため民間事業者との協定締結などの取組を進めているところであり、今後においても地域に即した防災対策を講ずるため町民や地域の御意見、御要望をお聞きしながら、実現性や実効性などを勘案し、高い効果が見込まれる対策を町全体で協力して取り組んでまいりたいと考えております。また、津波からの一時避難時には屋外での避難も予想され、冬期の場合は防寒対策などが重要となりますが、大規模災害時ほど公助の手が届かないことが想定され、自助、共助における平時からの準備が自身の命を守る非常に大切な取組でありますことから、自治会や自主防災組織等で実施する防災訓練や防災講話等、様々な機会を通じて自身の備えによる自助、地域での助け合いによる共助の促進及び自助や共助を支援するための公助の取組により新ひだか町の防災、災害対策の強化を図ってまいりたいと考えてございます。

答弁 まちづくり推進課長 森勝利

私からは、大きな御質問の2点目、「町政執行方針について」のうち5点目の「町との関わりを持つ関係人口の拡大」、牧歌的な地域特性を生かした体験滞在型観光の推進は重要施策と考える。国立公園も活用した地域社会との調整は図られているかについて御答弁申し上げます。当町における観光分野の現状としては、従前と変わらず通過型観光の傾向が強く、観光客の入り込みも桜まつりなどのイベント開催時に集中するなど一時的なものにとどまっていることから、年間を通じて地域経済への波及効果や需要拡大が期待できる体験滞在型観光への転換が重要であると考えているところであり、その点では川端議員と同様の認識でございます。そこで、国立公園も活用した地域社会との調整は図られているかという御質問でございますが、現在町では体験滞在型観光への転換に向け、地域にある豊かな自然や牧歌的な風景、そこに根差した文化や産業、歴史などの地域資源を実際に体験、体感していただきながら観光客一人一人の滞在時間を増やすことを目標に取り組んでいるところであり、その推進に当たっては当然ながら観光協会や観光事業者などの関係者と協議しながら連携、調整を図っているところでございます。具体的に近年では旅行関連企業との包括連携協定や観光協会、地元企業との連携によりサイクリングをしながら牧歌的風景と特産品である昆布の魅力を体験するツアーの造成やこれら地域の特性、観光素材、コンテンツを世界に向けてPRするなど体験滞在型観光の構築に向けた調査研究を進めてきたところでございます。このほか、令和5年度から開催しておりますうまカルフェスにつきましても日本一の馬産地として牧場関係者をはじめ、多くの関係機関に協力をいただきながら体験型プログラムの充実に努めているところであり、宿泊を伴って来場される町外の方も多い状況となってございます。また、昨年国立公園に格上げとなった日高山脈には、登山客を中心に多くの関心と期待が寄せられており、観光振興の面からも大きなチャンスになるものと考えております。残念ながら道路事情により現状としては当町から国立公園内に立ち入ることがかなわない状況にありますが、静内山岳会をはじめ一般ボランティアや環境省などと連携したペテガリ岳の登山道整備や町民登山大会という形で一般の方にも国立公園の魅力に触れていただく機会づくりに努めているほか、民間事業者におかれましても国立公園の誕生を機に新たな事業を展開している状況も見受けられ、それぞれの立場においてできる取組を進めている状況にございます。次のステップとしては、各種体験メニューやツアー商品などを造成し、実際に人を呼び込んでいかなければならないと考えていますが、これにはさらに多くの機関、企業などとの連携が必要不可欠でありますので、観光協会や民間事業者などと観光施策の方向性やそれぞれの役割などを共有するとともに、取組の核となる人材として地域おこし協力隊の投入も視野に入れながら、体験滞在型観光を具現化するための仕組みや環境づくりなどに関係者一丸となって取り組んでいきたいと考えているところでございます。

質問 13番 川端克美

午前中に大変丁寧な御答弁をいただきました。ありがとうございます。答弁の中で、答弁があったのですけれども、全然自分としては何を言っているのかよく分からないなという答弁もありましたので、再質問していきたいと思うのですけれども、まず1点目のこうせい公園の関係なのですけれども、私も公園は非常に大事だと思っています。青少年の育成の場で、本当に元気に走り回っている子どもたち、あそこを通ったとき何回か見るのですけれども、静内の子どもたちは幸せだなと思っています。ただ、公園の場所というのは、別のところに動かしてもそれは十分だと思うのです。この公園のことは、多分公園がキーポイントなのだろうなと思っているのですけれども、このこうせい公園については病院の敷地の候補地からは除外するよと、候補地としないよという決定はなされていたのでしょうか。

答弁 保健福祉部長 上田賢朗(保健福祉部長は2025年3月まで)

このこうせい公園の場所、除外とかということではなくて、最初から候補地として一定の面積、向こうから今ある敷地よりも広い面積が必要というふうなこともありましたので、その時点でこういった部分というのは最初から入っていなかったことになりますので、除外する、しないという以前に都市公園としての機能がございましたので、その時点で最初から入っていなかったというところでございます。

質問 13番 川端克美

そうしますと、町のほうで公有地、民有地合わせて13か所提案したと、紹介したということなのですけれども、全ては今ある敷地よりも広いところということになっていたのですか。

答弁 保健福祉部長 上田賢朗(保健福祉部長は2025年3月まで)

基本的には、今よりも広い場所を民地かかわらず選定して、紹介したということでございます。最終的に残った場所、これにつきましても今の現有の病院の近くというところで、今の病院よりも広い面積のところを紹介したというところでございまして、そこが最終的に最後まで残ったというふうなことでございます。

質問 13番 川端克美

こうせい公園、場所的によく分かるのですけれども、よく通るところなので、分かるのですけれども、病院敷地と、今ある病院と道路1つ隔てて公園があるわけですから、その公園と例えば道路を廃止して一体化すれば、十分機能は果たしていけるのだと思うのです、機能面からいうと。一つ一つ単独で見たらそうなのですけれども、今よりは小さいということになるかもしれませんけれども、そういったことも踏まえて、あとはどうすれば残っていただけるかというようなところからの判断が働いてくるのだと思うのですけれども、言われたこと、要望されたことは全て応えって言ったから、あとは相手様の考えだということになったのでしょうか。

答弁 保健福祉部長 上田賢朗(保健福祉部長は2025年3月まで)

前段で申された道路を廃止して、こうせい公園とくっつけてというところは、全然考えてもございません。最初の話の中で、今の徳洲会病院さんの敷地の中で建て替えって可能ではないのでしょうかねというお話は町長のほうからもしてございます。ただ、面積が狭くなるので、それは無理なのだというところ、また今のところよりも広い最終的に残った場所、こちらについては、今徳洲会病院さんのほうで透析の治療する中で水を大量に使うということでしたので、井戸を何本か掘ってございます。それと同じ水脈を取れるような場所が最後まで残りました。法人本部のほうの担当部長さん来られて話しした中でも、ここはすごくいい場所ですねというふうなこともお話もございましたので、そういったところが最後まで残ったというところでございます。

質問 13番 川端克美

今部長答弁された最後のくだり、よく分からないのですけれども、もう少し分かりやすいように説明していただけますか。

答弁 保健福祉部長 上田賢朗(保健福祉部長は2025年3月まで)

最後まで残った場所というのが近くの場所、今の場所と近くであったところで地盤もよかった。水脈も今徳洲会病院さんが使っている井戸と同じような水脈が使えるような場所であったというところの中で、本部の方と現地で話しする中でそういった部分がすごくいい場所ですねというふうなお話はございましたので、今よりも面積が広くなるという部分もあったので、そういった話の中で最終的に残ったというふうな経過でございます。

質問 13番 川端克美

そしたら、今までの話の中で、話があっち行ったりこっち行ったりというようなこともあったかと思うのですけれども、副町長が同じようなニュアンスの話をしていたというのは、そちらのほうの話なのですか、こうせい公園の話ではなくて。

答弁 副町長 田中伸幸

今上田部長が答弁したとおりの話でして、私も一緒に上田部長と現地で本部の方と立ち会いまして、ここの場所が通常の経営判断だとここになるのだろうねというお話も受けておりました。ただ、最終的にどうしても高台を望まれていたらしく、高台のほうに移転になった。そこで、最終的に確認したのですけれども、津波 高台が、最後にそっちを選んだというお話でした。ただ、こうせい公園の、最初の川端議員の質問の中で町民から役場に言ったら断られたというお話しされましたけれども、そういうお話はどこから出たのか分かりませんが、もともとこうせい公園は公園こっちにやればいいだろうというのが、一般公園と都市公園と全く違って、都市公園って北海道都市計画審議会のほうでも定められている公園で、用途廃止というのは簡単にはできるものではないのです。もしそこを望まれたとしても非常にハードルは高くて、簡単にできるものではない。簡単に町道を廃止して、くっつければいいだろうというのは、見た目は簡単かもしれないですけれども、その中には光ファイバーが埋まっていたり、水道管が埋まっていたり、下水道管が埋まっていたりするので、そういう簡単な話ではないのです。もともとうわさでは聞いていました。周りの近所の人が散歩したらここいいよなという話はあるのだというお話は受けていましたけれども、正式に要望されたこともないですし、徳洲会のほうからもここがいいって言われたこともないですし、もともとこうせい公園は対象外ということで進んでおりました。ただ、上田部長と私の言い方が違うのではないかというのはそれはなくて、全く同じことを答弁しているつもりでございます。

質問 13番 川端克美

この件についてはこれくらいにしたいと思うのですけれども、今副町長おっしゃったことは本当のことなのですか。これ以上はないよと、これが本当のことだよということでよろしいのですか。

答弁 副町長 田中伸幸

うそか本当かって言われますと、議場でうそつくと大変なことになりますので、本当です。

質問 13番 川端克美

分かりました。そしたら、次にというか、もう一つ、例えば要望があったにしても、そこは都市公園の中の公園だから、それは難しいですということになるということですね。

答弁 副町長 田中伸幸

要望が強い要望で、どうしてもそこに建てば残れるというようなものでしたら、それをクリアするのにどうしたらいいだろうかという方法は検討していくべきものだと思うのですが、そもそも面積が今の敷地よりもかなり狭いのです、こうせい公園は。なので、それ以上大きな面積を求められていますので、上田部長答弁のとおり最初からここは除外しておりました。

質問 13番 川端克美

全部関連していくのですけれども、次に進みたいと思うのですけれども、これ何回も見ていますよね、防災マップ。令和5年2月に町が作った防災マップです。これは全戸配布されていますので、徳洲会の場所がどのぐらいの津波の高さが想定されているのか、町立静内病院がどのぐらいの高さに津波が想定されているのか分かっていますよね。その上で、災害医療、津波が来たときにはどうこうしよう、先ほど事務長いろいろ対策会議だとか対策の方針だとか決めているのだということなのですけれども、塩水につかったというか、ただ単につかるわけではないですよね、津波があったときには。ほとんど破壊されていると思うのですけれども、そういった中でどういった医療ができるのかな、医療を町民に提供するために何が必要なのかな、そういったところから全ての医療対策というのが進められていくと思いませんか。どう考えたのですか。答弁求めます。答弁お願いします。

答弁 保健福祉部長 上田賢朗(保健福祉部長は2025年3月まで)

議員おっしゃっているのは、大規模災害が起きて、大津波が来てというふうな被災の状況を想定しているとは思うのです。その中で、そういった大規模災害が起きたときに町立病院を含めまして町内、管内の医療機関がどこまで現状を保っているのかというところがまずあると思います。幹線道路、こちらも家の倒壊ですとか電柱が倒れただとかで通れるかどうか、そういった問題もあると思います。今北海道のほうで管内の中で地域災害拠点病院というものを指定してございます。この病院というのが重傷者、そういった方を受け入れる病院というふうな位置づけで北海道の中で何か所かあるのですけれども、それが管内であれば浦河日赤さん、こちらのほうが管内でそういった拠点病院の一つになってございます。そのほかこの近くになりますと、東胆振の苫小牧市立病院、王子総合病院、この2か所が拠点病院というふうなことの位置づけになりまして、重傷患者というのはそちらのほうに運びますというふうな手続、流れになってございます。そうなったときに、徳洲会さんがあったとしてもそこで重傷者受入れできるかという問題もございます。今の通常の医療の中で、重傷の方というのは大きい病院に転送しているというふうなことがございます。ということは、今の病院の中で対処できないような重傷な方というのは診れませんので、町立病院も含めてですけれども、そういった方というのは大きい病院に運んでいるというのがございます。となれば、そういった大規模な災害になったときに重傷者の受入れというのはまずそういった拠点病院のほうに運ぶというふうな流れになろうかと思います。では、町内の医療機関は何をするのかってなりますと、軽傷者の方の手当てですとか、避難所だとか負傷者を収容している場所に赴いて、医師や看護師が手当てをするですとか、来られる方は病院のほうに来ていただいて、手当てをするというふうな役目になってくるのかなというふうなことは考えてございます。ですので、そういった重傷者だとか重い方というのは大きいところに運んでいく、それ以外の方というのは地域の先生を中心としたスタッフの中で賄うというふうなのが想定されるのかなというふうな考えでございます。

質問 13番 川端克美

そのとき町立静内病院というのは、どういう役割ができると思いますか。5メートルあるいは10メートルという津波が想定されている。これは、総務課が作った資料ですよね。これです。令和5年2月に。どんな連携の中で町民の命に関しては対策が取られているのですか。ここ通告しているのは災害対策でないですから、深入りしようとは思いませんけれども、あまりにもこれはこれ、これはこれで、ほとんど役に立たないのでないかなって思って聞いていました。医療の器具、機材、本当に津波があったときに何の役にも立ちません。30分で来るのですから。入院している患者さんの命をどう助けるか、それだけで手いっぱいだと思うのです。ですから、医療インフラをしっかりと用意する、保全する、このことを一番先に考えなければいけないのでないかって僕は思っているのです。その辺りが全ての発想の始まりになると思うのです。あと、令和30年まで40%の地震ですから、それに関わって津波が必ずしもあるかどうかって、それは分かりません。分からないけれども、最大限の想定をして対応してくださいというのが中央防災会議の指示です。指示というか、国の意向です。そのときいや、これはこれなのだ、あれはあれなのだという話にはならないのだと思うのです。ですから、2番目のほうの町政執行方針のほうでも質問したのですけれども、町長の裁量権、総合調整権と職員の裁量権とは全く違うのです。そこのところ、医療に関してでいいですけれども、実際にできると考えますか。答弁してください。

答弁 保健福祉部長 上田賢朗(保健福祉部長は2025年3月まで)

実際に災害が起きたときにできるかできないかではなくて、対応しなければならないのです。機械が使えないから治療できないという言い訳は通用しない。それは現実としてありますから、それが医者がその環境においてどこまで対応できるかは正直分かりません。ただ、機械がないからできないということではなくて、その場で最善を尽くすのです、人の命を守るために。機械のことさっきからおっしゃっていますけれども、当然被災すれば機械は使えません。それは当たり前のことです。ただ、機械が使えなくてもできる手当てってあるでしょうから、そういったものを医師なり看護師なり、そういったスタッフの方々が最善を尽くして対応するというふうなことに尽きると思います。

質問 13番 川端克美

もちろん部長言うとおりだと思います。その場になったらできることに全力を尽くす。ただ、そうならないために事前に対応していく。そして、医療インフラをしっかりと新ひだか町の医療インフラとして徳洲会病院も含めて確保していく、こういった考え方がなければやっていけないと僕は思っています。ですから、そうなったときにそうするというのは当たり前の話で、それはそのとおりだと思います。もう一回ちょっと確認します。津波のことを想定しながら病院としては対応していく対策を立てているということですね。

答弁 保健福祉部長 上田賢朗(保健福祉部長は2025年3月まで)

壇上でお答えした計画、それも当然有事の際の対応の計画になってございます。議員おっしゃられるような備えての計画になってございますので、そういったものを想定しながらの対応をしていくというふうなことの計画はもうつくってございます。避難訓練等々もしてございます。当然火災の避難訓練ですとか地震の避難訓練ですとか、そういったものを想定しながらの避難訓練をしてございますので、何かあったときにはすぐ動くというふうな体制はできているのかなと思います。ただ、実際に大津波が来たとき、想定の中では30分で第1波が到達するというふうなものでございます。夜中に起きたときに家にいる職員が病院のほうに登庁してきます。大体30分前後で病院のほうに来るような時間帯になると思います。このときに気をつけてくださいねって私のほうから職員のほうに申し上げているのが、何でもかんでもすぐ来るのではなくて、津波警報が出たのであれば一旦ちょっと安全な場所で待っていてくれと。津波の状況を確認してから病院に来てください。そうでないとスタッフ全員津波にやられますので、その辺は気をつけてくださいねというお話と、あとそういう状況になれば施設にいる職員でしか対応できないので、施設にいる看護師、夜中であれば当直している職員、こういった方々で入院されている患者さんを守ってくださいというふうなお話をしてございます。ですので、そういったものを何も考えていないではなくて、何かあったときにはこう動きましょうねという確認は都度させていただきながら、そういった計画も持って今後も避難訓練を行っていくというふうな考えでございます。

質問 13番 川端克美

十分考えているということで、少し安心するところでもあるのですけれども、30分以内の到達ということであれば、ほぼ無理だということですよね。だから、当然対策は対策として、どこまでできるかは別にして、していかなければいけないのはもちろんそうなのですけれども、しっかりと現実に対応できるようなものになっているかどうかというのを検証はしていっていただきたいなと思います。それで、3番のまちづくり懇談会での話になるのですけれども、町長が指示した。先ほどの答弁の中でも具体的に何をどう指示したのかというのは明確に答弁されていなかったように思いますので、これについてもう一度お伺いしたいと思います。

答弁 保健福祉部長 上田賢朗(保健福祉部長は2025年3月まで)

町長からの指示につきましては、しっかりと対応できるように考えてほしいというふうな指示でございます。その指示を受けて、各院長がどういった体制を取ればいいのかというのをこれから考えていく中で、私のほうからも院内会議とかで町長からこういう指示が出たので、それぞれのスタッフのところでどういった対応が必要なのだというのを考えてほしいというふうなお話をさせていただきました。その中で、こういった対応をしなければ駄目ではないのかというようなもの、いろんなもの出てくると思います。機材をそろえてほしいですとかスタッフを増やしてほしいだとか、そういうふうな意見はいろいろ出てくると思います。それが出た中でどういったものが収支を考えたときにどこまで対応できるのだろうかというのが現実問題として対応しなければなりませんので、それはいろんな考えが出た中で整理して、対応していくとなりますので、町長からいただいた指示というのは総体の考えてほしいというふうな指示でございます。

質問 13番 川端克美

町長からは小松院長に指示したというお話もあったので、もう少し具体的な指示があったのかなとは思ったのですけれども、取りあえず住民を安心させるための言葉だったと受けておきます。次に、病院経営の強化プランに関わることなのですけれども、先ほどから随分取り越し苦労みたいなこと言って、職員の皆さんには、担当課の皆さんには若干不愉快な思いもさせているかもしれませんけれども、今の町立静内病院が建築されてから35年程度たっているのかなと思いますけれども、正確には分かりません。これから25年先、30年以内というと28年先ぐらいなのかもしれないですけれども、安全を見越して移転をすると。今すぐそんなことは考えられないかもしれしれませんけれども、長期的にはこうして町民の安全を守っていくのだと。当面はこうしていこう。津波ですから、こうしていこうなんていう具体的に有効な手だてってあるとは思いませんけれども、それについて考えていかなければいけないかなと現状思っているのかどうなのかちょっと町長から答弁いただきたいなと思います。

答弁 保健福祉部長 上田賢朗(保健福祉部長は2025年3月まで)

今の施設につきましては、建ててから二十五、六年だったと思います。平成七、八年、平成10年のちょっと前だったと思いますけれども、そのぐらいですので、今まで一切手かけなかったものですから、今ここ数年かけて大規模改修しているところでございます。ですので、今の病院の施設につきましては、当分の間まだあの場所で使っていきたいというふうな考えでございます。その後、例えばもし移転改築になればそういった話題も出るでしょうし、町民が通いやすい場所に建てて、そういった浸水にも対応できる建物、そういったものを建ててほしいというふうな話題も出るでしょうし、それはそのときの状況によって変わるのかなと考えてございますが、まだ当分の間今の施設を利用していくという考えでございます。

質問 13番 川端克美

今の施設を利用というのも現段階ではそう答弁するしかないのかなとは思うのですけれども、命に関わることですから、なるべく早く移転に向けても検討をしていただきたいなと思うわけです。私本当にこんなことなんて言いたくなかったのですけれども、やっぱりここ静内市街地、一万五、六千はいると思うのです、津波の影響を受けるところに。大変心配するのです。ですから、こんなふうなことも言うのですけれども、なるべく早く移転計画を持って検討を始めたらいいかなと思っています。それ思っているということだけ言っておきたいと思いますけれども、次にあんまり時間ないので、町長の町政執行方針について若干伺っておきたいのですけれども、まず先ほど、その前にちょっとまた戻って申し訳ないのですけれども、町長はこの件に関してあまり町民に説明するという考えはないように見受けているのですけれども、この件についてどう、議会で十分に話ししているし、ユーチューブで聞いているからいいだろうということでいきますか。その辺りについてお伺いしたいと思います。町民に何らかの説明をするのかどうかです。

答弁 保健福祉部長 上田賢朗(保健福祉部長は2025年3月まで)

今回の日高徳洲会病院の移転の関係をというお話だと思うのです。それにつきましては、どこかのまちづくり懇談会の会場でも聞かれたのです。そのときにお答えしたのが、あくまでも一法人が拠点を移すというふうなお話でございますので、それを町が説明会を開いてお話しするということにはなりませんので、それにつきましては説明会を開いてまで御説明するというふうなことは考えてございませんというお話をさせていただきました。

質問 13番 川端克美

またちょっと戻ってしまったのですけれども、一法人という言葉はなるべく使ってほしくなかったなと思うのです。というのは、千歳市でラピダス、今建設進められていて、そして実際に生産活動も入っていることに近々なるのですけれども、それに対して国は大変なお金と、国や北海道、それから千歳市等々も大変な支援をしています。一法人、それは見方、考え方なのです。命を守る大きな病院のことを一法人と扱っていいのかどうなのか、私はこれについて随分と疑問を持っています。最後に、このことについてちょっと考え方をもう一度お伺いしたいと思うのですけれども、先ほども言いましたように、町長の裁量権と職員の裁量権というのは全く違うと思っています。町長の裁量権と職員の裁量権、考えが同じだというのだったら町長なんて要らないですから、その辺りの区別は職員の皆さんもしっかりしていただきたいと思います。

答弁 副町長 田中伸幸

一法人という、先ほどから災害時の川端議員の考え方を伺っておりましたが、先ほど上田部長からもちょっと話が出たのですけれども、北海道は医療圏を組まれていて、ここの辺りは日高医療圏という医療圏域の中で医療について対策を北海道全体で練っていっております。その中で、大規模災害に遭ったときの拠点病院は浦河日赤と位置づけられております。それがあるから、今年度の予算にも上げさせていただいておりますけれども、様々な支援金を浦河日赤に出しております。日高徳洲会が幾ら大きな病院だったとしても、残念ながら日高医療圏の中では拠点病院には今のところはなり得ておりませんので、災害時にそこに人が集中するだとかなんとかという仕組みにはならないような状況になっております。なので、一法人という定義は、私たちは共通の認識でおります。

質問 13番 川端克美

ちょっと時間を超過して申し訳なかったのですけれども、これで私の質問を終わります。

出典:新ひだか町議会 令和7年第2回定例会 2025年3月7日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる