新ひだか町議会 令和6年第4回定例会 2024年6月20日
日高山脈の国立公園化について
2024年6月20日、新ひだか町議会の一般質問で、橋本靖史議員が「日高山脈の国立公園化について」質問し、まちづくり推進課長 森勝利、まちづくり推進課参事 田中孔洋が答弁しました。
- 質問者
- 橋本靖史 議員
- 答弁者
- まちづくり推進課長 森勝利、まちづくり推進課参事 田中孔洋
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 14番 橋本靖史
通告に従いまして、一般質問させていただきます。今回の私の質問は、「日高山脈の国立公園化について」です。北海道の日高、十勝が誇る大自然の宝庫、日高山脈について質問させていただきます。いよいよ来月、2024年7月、日高山脈は国内最大級の規模を誇る国立公園として歴史に残る新たな一歩を踏み出そうとしております。日高山脈には手つかずの大自然が残り、四季折々の美しい景観が人々を魅了します。そして、ここは希少な動植物の生息地でもあります。国立公園化により自然環境の保護が強化されると同時に、希少な動植物や自然の生態系の維持に寄与します。また、国立公園というブランド力により国内外からの観光客の増加が見込まれ、関係人口の増加などにより地域経済の活性化に大きな期待が見込めます。なぜ日高山脈の国立公園化が重要なのでしょうか。それは、単なる観光地化のためではありません。私たちの子どもたち、そしてさらにその先の世代にこのすばらしい自然環境を守り、引き継ぐためだと信じております。持続可能な未来のため、そして地域の活性化のために日高山脈の国立公園化は歴史的な一歩であり、千載一遇のチャンスであることは間違いありません。そして、そのときは今なのです。今回このようなすばらしい可能性を持つ日高山脈の国立公園化について2点質問させていただきます。1つ目が、日高、十勝振興局や日高、十勝管内1市11町1村との連携体制はどのようになっているのか。2つ目は、町内外へのPR活動、イベント、機運醸成などの具体的な計画はどのようになっているのか。以上、2点を質問させていただきます。答弁のほうよろしくお願いいたします。
答弁 まちづくり推進課長 森勝利
橋本議員からの御質問の「日高山脈の国立公園化について」御答弁申し上げます。議員も御承知のとおり、日高、十勝両管内にまたがる日高山脈襟裳国定公園につきましては、5月22日に開催された環境省の諮問機関である中央環境審議会の自然環境部会において国立公園に指定することが適当であると決定され、翌23日に環境大臣に答申されているところであり、国における手続を経て、間もなく正式に指定される見込みとなってございます。国立公園としては全国で35か所目であり、道内では釧路湿原国立公園以来7か所目となり、対象となる陸域の範囲は国定公園の2.37倍となる24万5,668ヘクタールで、国内最大規模となります。そこで、1点目、日高、十勝振興局や日高、十勝管内1市11町1村との連携体制はどのようになっているかについてでございますが、日高山脈襟裳地域の国立公園の指定及び指定後の管理の在り方について関係者と連絡調整を図ることを目的として、令和3年2月17日に関係自治体連絡会が設立されてございます。構成団体としましては、環境省北海道地方事務所、北海道日高振興局、十勝総合振興局、十勝管内1市4町1村、日高管内7町となってございまして、事務局を環境省北海道地方事務所が担ってございます。設立以降これまで6回の会合が開催されてございまして、関係自治体の連携が図られているところでございます。また、この関係自治体連絡会は、今後国により関係者を集めて設立される総合型協議会に移行し、国立公園の保護と利用の両面から関係機関が連携して、様々な取組が議論されていくものと考えております。次に、2点目の町内外へのPR活動、イベント、機運醸成などの具体的な計画はどのようになっているかについてでございますが、PR活動といたしましては、本年4月8日に開所した環境省新ひだか自然保護官事務所と連携し、今年のしずない桜まつりの開催期間中に日高山脈の魅力を紹介する写真展を観光情報センターにて開催したところであり、今後においては国立公園の誕生を祝うべく、現在静内庁舎及び道の駅みついしにPR用看板、三石庁舎に懸垂幕、さらに国道沿いに街灯フラッグを設置するなど、国立公園の指定に関わる地域内の機運を上げるべく各種準備を進めているところでございます。イベントにつきましては、これまで取り組んできたペテガリ岳ボランティア活動を継続していくほか、静内山岳会との連携による町民登山大会を計画しており、日高山脈をはじめとする地域の魅力を伝えるための取組も進めてまいりたいと考えてございます。また、今月6日には日高振興局から国内最大のナショナルパーク誕生を契機とした取組を関係機関と連携しながら実施していくと公表されたところでございまして、道と管内7町が連携する取組なども進めながら機運醸成を図ってまいりたいと考えてございます。
再質問 14番 橋本靖史
答弁のほうありがとうございます。それでは、幾つか再質問させていただきたいと思っております。まずは、関係自治体連絡会というものが設立されて、その後6回会合が開催されているとの答弁でした。国立公園指定後の管理の在り方について話合いの場が設けられているとのことですが、その内容はどのような内容になっていますでしょうか。
答弁 まちづくり推進課参事 田中孔洋
関係自治体連絡会での話合いの内容についてでございますけれども、これまで計6回会議が開催されておりまして、一つは公園計画の素案の作成に当たって国立公園区域や利用施設計画などに関する意見交換、そして国立公園の価値や保全利用の目標を整理した国立公園ビジョンの作成に向けた骨子案、こういったものの協議がされてきてございます。
再質問 14番 橋本靖史
それでは、次の再質問なのですけれども、その後関係自治体連絡会が今後国により関係者を集めて設立される総合型協議会というものに移行するとの答弁が先ほどありましたが、具体的にはどのような内容になりますか。
答弁 まちづくり推進課参事 田中孔洋
この連絡会が総合型協議会に移行されますけれども、その後は国立公園ビジョンの作成、また実現に向けた運営方針ですとか取組の実施、それからルールやマナーの策定など目的達成に必要な事項について協議、連携していくとともに、公園管理の諸課題を協議しまして、対応を検討していく場になるものと考えてございます。
再質問 14番 橋本靖史
分かりました。ありがとうございます。それでは、次の再質問ですけれども、次は日高管内、他の6町との連携、その辺りは今どのようになっているのか。例えば共同でPRイベントやプロモーション、機運醸成というものを図るために何か今計画をしていることはあるのでしょうか。
答弁 まちづくり推進課参事 田中孔洋
壇上答弁にもありましたPR看板、それから懸垂幕の設置、これは管内各町と連携したものであり、今後巡回パネル展なども開催していく予定です。日高振興局でもシンポジウムや小学生等を対象とした自然体験会の開催、こういったものも検討しているほか、管内のお土産に貼れるシール、こういったものも作成を検討されている。それから、昨年度から取り組んでいる静内高校の生徒との連携した観光ツアーの造成も進められているということでございますので、こういった動きと連携していきたいと。それから、日高自動車道の延伸を契機としまして、交流関係の拡大ですとか地域の活性化を図ることを目的として管内7町と日高振興局などで組織された優駿日高道!!オールひだか魅力発信協議会というのがございまして、ここで今後物産展、そして管内の周遊促進事業などが計画されていきますので、国立公園の誕生についてもこういったところでPRしながら、誘客促進を進めていきたいと思ってございます。
再質問 14番 橋本靖史
今国の動き、そして最初に関係自治体連絡会があって、今後は総合型協議会、そして今、日高管内の中でもそういった動きが見られることが分かりました。ありがとうございます。そこで、その中で新ひだか町、当町としての動きのことをちょっとお聞きしたいのですけれども、当町としてPR、機運醸成のため各種準備を進めていると思います。その中で町内の関係団体への協働の働きかけというものはあったりするのでしょうか。
答弁 まちづくり推進課長 森勝利
町内の関係団体へのという御質問でございますけれども、壇上でも申し上げましたとおり、ペテガリ岳ボランティア活動につきましては静内山岳会をはじめ、環境省あるいは日高中部消防組合にも御協力いただいて、実施してございます。また、現在静内山岳会が実施しております町民登山大会におきましても、今後連携して国立公園の魅力や自然保護などについて参加者の皆さんにお伝えしていきたいと考えてございます。この間現在取り組んでおります日高山脈をはじめとする観光資源を生かした体験滞在型観光の取組につきましても今後観光協会との連携を強めまして、地域の事業所の協力などもいただきながら進めてまいりたいと考えているところでございます。
再質問 14番 橋本靖史
その中で、主体的に動いていただくというか、働きかけ、連携取っていくのが観光協会が主な団体になるのかなとは思うのですけれども、町内ほかにもいろいろな団体であったり、事業所だったりいろいろあると思うのですが、そちらのほうへの働きかけというものはしているのでしょうか。
答弁 まちづくり推進課長 森勝利
観光協会につきましては、先般報道のとおり総会が開催されまして、新たな体制、理事体制も新しくなったということもございまして、また新会長の下、新たな理事さんとも今後連携を深めていきたいと考えてございます。
再質問 14番 橋本靖史
了解しました。では、ほかの団体との連携等もとても大切だと思いますが、町独自の計画というものをお聞きしたいと思います。例えば僕の中でちょっと考え得るだろうなということが各種SNSやさくらうま通信での発信であったり、あとは新ひだか町のサポート大使への協力要請だったり、あとは官民一体での日高山脈国立公園化のプロジェクトチームをつくるであったりとか、国内外、日本国内の姉妹都市への協力要請、もしくはアメリカのケンタッキー州レキシントン市等の、そういったところにも働きかけができるのかなと思うのですけれども、PRという部分においてもう一つ手法があるとするのであれば、総務省のほうでやられている地域活性化起業人というものの導入の検討はいかがかなと考えております。地域活性化起業人というものは、3大都市圏にいる企業の方々に御協力をいただいて、町のほうで受入れ態勢をして、例えば今回であれば、とても大事なことだと思うのですけれども、国内外へのPR、やっぱり民間の大企業さんが持っているノウハウを使わせていただいたり、その方が町に来ていただくことによってその方のノウハウだったり、知識だったりというものを新ひだか町として何か学ばせていただくというのは図式が取れるのかなと。逆にそういった、今地方創生であったり、都内の企業の方々というのは地方に目を向けている部分があるので、そういったことにとても関心が高いのではないかと思いまして、こういった制度の利用というのはいかがお考えでしょうか。
答弁 まちづくり推進課長 森勝利
地域活性化起業人の件でございますけれども、近隣自治体で申し上げますと、日高町さんで現在そういった方を採用して取り組んでおられるというような状況も把握してございますので、そういった他町の事例等もちょっと伺いながら研究はさせていただきたいなと考えてございます。あと、先ほどありましたプロジェクトチームであったりとか、ケンタッキー州レキシントン市との関係、またサポート大使等の活用といった部分についても今後内容を整理して、研究するものは研究して、取り組めるものは取り組んでということで検討していきたいと考えてございます。
再質問 14番 橋本靖史
新ひだか町は、日高管内最大の町であると思います。今回の件に関して言えば、やっぱり主導的に、そして主体的に国立公園化に対してのアクションを起こしていかなければいけないと強く感じております。この千載一遇のチャンスをつかみ取りにいくような動きに期待して、私の一般質問として終わらせていただきます。