みんなの議会

新ひだか町議会 令和6年第2回定例会 2024年3月12日

昨今ニュースでも教師の働き方や現状について

2024年3月12日、新ひだか町議会の一般質問で、橋本靖史議員が「昨今ニュースでも教師の働き方や現状について」質問し、生涯学習課長 山口理絵、生涯学習課主幹 小瀧健二、教育部長 藤沢克彦が答弁しました。

質問者
橋本靖史 議員
答弁者
生涯学習課長 山口理絵、生涯学習課主幹 小瀧健二、教育部長 藤沢克彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 橋本靖史

通告に従いまして、一般質問させていただきます。現在日本においての大きな社会問題の一つである少子化、新ひだか町においても少子化の状況の中で令和2年に新ひだか町立学校再編整備基本計画を策定し、子どもたちにとって望ましい教育環境の充実を図る観点から現在学校再編が進行中です。その状況の中で、中学校の部活動というものはスポーツ、文化、芸術活動のすばらしさを学び、社会性、人間形成において大きな役割を果たす重要な活動と考えております。私自身もスポーツ、文化、芸術活動を通じて計り知れない様々なことを学ばせていただきましたし、その経験が今の自分自身に生かされているとも実感をしております。しかしながら、子どもたちにとっての現在のスポーツ、文化、芸術活動の機会の減少や制限などがかかりつつあるのが現実で、5年後、10年後、将来的にさらにその状況が加速するのは間違いないのではないかと考えます。その一方で、現在時代の過渡期の中で日本人の働き方が変化しております。子育て世帯の共働き、育児や介護との両立、働く方のニーズの多様化などの中、様々な分野で働き方改革というものが進められております。日本の教育現場においても例外ではなく、昨今ニュースでも教師の働き方や現状について取り上げられることが多々あります。教師の苛酷な労働環境により身体的、精神的負担が大変大きく、社会問題にもなっております。早急に学校現場において働き方改革を進めていかなければいけないのは、教師のためはもちろんです。それと同時に、未来を担う子どもたちのために必要不可欠と考えます。子どもたちの現状と教師の現状を打開できる可能性があると考えるのが今回通告させていただいたテーマである部活動の地域移行、この取組は教師にとって、そして子どもたちにも大きな改革となり、双方にとって大変有意義な取組と考えます。そこで、新ひだか町においての現状を幾つか質問させていただきます。1つ目が、現在の町内3中学校の部活動の状況について。もう一つが、部活動の地域移行計画について伺いたいと思います。答弁のほうよろしくお願いいたします。

答弁 生涯学習課長 山口理絵

橋本議員御質問の部活動地域移行について御答弁申し上げます。中学校の部活動は、スポーツと文化、芸術に興味のある生徒が自主的、自発的に参加し、生徒、指導者との交流の中で人間関係の構築を図りながら体力や技能の向上を目指すとともに、責任感や連帯感の涵養に資するなどの教育的意義を有しております。しかしながら、少子化が進展する中、部員減少による廃部や学校単位でのチーム編成が困難となり、町内外のほかの学校との合同のチーム編成が必要となっているなど、全国でも学校部活動の継続が厳しい状況となってきております。そこで、少子化が進む中、将来にわたりスポーツ、文化、芸術活動に継続して親しむことができる機会を確保するため、スポーツ庁及び文化庁は平成30年に部活動の在り方に関する総合的なガイドラインを策定して、生徒の豊かなスポーツ、文化、芸術活動を継続するには学校と地域の連携、協働により持続可能な活動環境を整備する必要があるとして、調査研究を進めてきました。さらに、令和4年12月改定のガイドラインでは、部活動の地域移行について令和5年度から令和7年度までの3年間を推進期間と位置づけて、まずは休日の部活動から地域の実情に応じながら段階的に地域移行を進めることが示されております。部活動地域移行に当たっては、地域の子どもたちは学校を含めた地域で育てるという意識の下、生徒の望ましい成長を保障できるよう持続可能で多様な環境を一体的に整備するとともに、地域の実情に応じた生徒のスポーツ、文化、芸術活動の最適化を図り、体験格差を解消することが重要とされております。これらを受け、当町においても地域移行へ向けての準備を開始し、昨年6月から学校関係者及びスポーツ、文化関係団体とそれぞれ意見交換会を実施しております。また、中学校部活動の顧問の教師との面談やアンケート調査を行い、活動方法や課題についての情報共有を行いました。令和5年12月には、新ひだか町部活動地域移行推進協議会設置要綱を定め、中学校長や部活動の顧問と地域団体の関係者、さらに部活動の移行に興味関心のある方を一般公募し、2月7日に第1回目の部活動地域移行推進協議会を開催しているところでございます。そこで、橋本議員御質問の1点目、現在の町内3中学校の部活動の状況についてでございますが、令和6年2月現在で申し上げますと、静内中学校では野球部、サッカー部、バドミントン部、卓球部、女子バレーボール部、男子バスケットボール部、吹奏楽部、美術部の8部に約90名の部員が在籍しております。静内第三中学校は野球部、サッカー部、バドミントン部、卓球部、男子バレーボール部、女子バレーボール部、男子バスケットボール部、女子バスケットボール部、ソフトテニス部、吹奏楽部の10部に約100名が在籍しています。三石中学校は野球部、バドミントン部、女子バレーボール部、吹奏楽部の4部で約40名が在籍しています。次に、質問の2点目、部活動の地域移行計画についてでございますが、国のガイドラインに基づき、令和7年度末までの推進期間中に今後の部活動地域移行推進協議会におきましてこれまでの部活動の課題や地域の実情、多様な生徒のニーズを踏まえ、地域クラブの在り方を検討することとなります。具体的には、地域クラブ活動と学校との連携、練習場所、指導者の養成や確保など、委員の御意見を頂戴しながら計画を策定してまいりたいと考えております。

再質問 14番 橋本靖史

一通り御答弁のほうありがとうございました。その中から幾つか再質問させていただきたいと思います。この活動に関して昨年6月から意見交換会、そして今年の2月には部活動地域移行推進協議会というものを設置して、話合いの場を設けているということなのですが、その中でどのような個人や団体が参加しているか、人数であったり、教えていただければと思います。

答弁 生涯学習課主幹 小瀧健二

推進協議会の委員の構成ですが、まず3中学校の校長、それから部活動顧問、校長会の会長、スポーツ協会、少年団の関係者、文化団体協議会、文化系サークル、PTA連合会長、一般公募の19名で構成しています。一応定員は20名で公募したところですが、19名となりました。この中での意見やニーズがあるかについてですが……ニーズの話は。協議会だけ。〔「はい、そうです」と言う人あり〕

再質問 14番 橋本靖史

ありがとうございます。その中で現段階でどのような課題だったり、意見だったり、ニーズというものがありましたでしょうか。

答弁 生涯学習課主幹 小瀧健二

協議会では、調査研究に関すること、それから計画に関すること、経費などの環境整備に関することなど3つの協議内容の確認を行ったところでありまして、まだ課題やニーズ等は出ておりませんでした。

再質問 14番 橋本靖史

分かりました。では、今後またさらに話合いを重ねた上で、さらにブラッシュアップというか、磨き上げというか、課題、意見を聞いていくというような形になるのだと思います。分かりました。それで、その中で地域移行をこれからやっていく上で、やっぱり指導者の問題というか、現段階では部活動の先生たちが中心としてやっている中で外部の指導者の方々も必要だと思いますし、地域一帯として、学校の先生と地域の指導者と一緒にやっていくという形に今後なっていく中で、例えば大会に出るであったりとかの中で指導者のライセンスの保持者であったり、その候補者であったり、そういった方々の人数とかというのは現段階でどれだけいるのかとか把握されているのであれば、教えていただければと思います。

答弁 生涯学習課主幹 小瀧健二

人数については、およそ50名程度こちらのほうで把握しています。地域移行するに当たって中学校体育連盟の大会に出る資格要件というのがあるのですけれども、そこは競技によって異なるのですが、指導者資格であったり、審判資格であったり、そういったところを中心として調査させてもらいましたので、まだほかにはいるかもしれませんが、そういった目的で調査したので、今のところ50名と把握しております。

再質問 14番 橋本靖史

その50名という数字なのですけれども、先ほど三石中学校、町内の3中学校の部活動の種類というのは大体何%というか、網羅できているのかというのは分かったりしますか。

答弁 生涯学習課主幹 小瀧健二

先ほどお話ししました中学校体育大会、以下中体連と言わせてもらいますけれども、そこの大会に出る指導資格は全てクリアしています。ただ、実際移行したときにその人数を受け入れるだけの指導者数にはちょっと満たしていないところがあり、それはこれから各団体や少年団が資格を取得する予定となっております。

再質問 14番 橋本靖史

ありがとうございます。では、資格が必要な方であれば、やっぱり今後ライセンスの資格等を考えていかなければいけないと思うのですけれども、実際まだ協議会のほう立ち上げたばかりということで、まだまだ分からないことは多いとは思うのですけれども、ライセンス取得に当たっての費用面であったり、例えば外部指導者が指導していただけるということであればそこに対しての報酬であったりという費用に関わるところ、もし分かることがあれば教えていただければと思います。

答弁 生涯学習課主幹 小瀧健二

先ほどライセンスを持った方、約50名ほどいるというお話しさせてもらったのですが、その方たちはほぼ自費で取得しております。これから地域移行するに当たって中体連大会に出るための資格要件を満たすために新たに資格を取りに行かなければならないのですけれども、今のところまだ推進協議会のほうでそこまでちょっと話合いがされていませんので、これから協議を進めていく予定です。

再質問 14番 橋本靖史

ありがとうございます。それで、今スタートしたばかりなので、いろいろなことを模索中だと思うのですけれども、これ国のガイドラインを基に進めていらっしゃると思うのですけれども、今日本全国もしくは北海道にて部活動の地域移行されている自治体、団体があると思うのですけれども、どのような形で行われているか、可能であれば新ひだか町と同程度の人口類似団体の先行事例であったり、調べている中で先進地視察等を行っていたりするのでしょうか。

答弁 生涯学習課主幹 小瀧健二

この取組自体が令和5年度から始まったばかりで、まだ先行事例というのは少ないというか、成功例というのはちょっと判断しにくいところはあるのですけれども、実証事業を行っている3つの自治体のほうに視察に行ってきました。昨年伊達市と登別市と厚真町のほうに行ってきたのですが、伊達市につきましては部活動を維持したいということで、平日は学校、休日のみを地域移行として市内の体育施設で行っていました。指導者につきましては、もともとの指導者のほかに学校の教職員が兼職兼業届を出して、指導者となっていました。次に、登別市だったのですが、登別市も同様で、中体連以降休日のみを地域に移行して、指導者を確保しようとしたところなのですが、なかなか一般の指導者が集まらず、教職員が兼職兼業届を出して、指導に当たっているということでした。最後に、厚真町のほうに行ってきたのですが、厚真町は陸上が盛んなところなのですけれども、陸上のみが地域移行となっていました。指導者につきましては、教員もいるのですが、そのほかに放課後の時間帯を使って、屋外競技ということもあるので、主に主婦層、ここをターゲットにしてお手伝いいただいているということでした。ほか、国内の事例等についてはちょっと調べにくいところがありましたので、取りあえず視察でこういった調査をしてきました。以上です。

再質問 14番 橋本靖史

いろんな形があって、なかなか判断というか、難しいとは思うのですけれども、活発的にやられているところが多数あったということで、よかったのかなとは思っております。それと、そういった事例を参考にしながらこれからまた進めていくと思うのですけれども、一応来年度になると思うのですけれども、新ひだか町も徐々に地域移行というものを進めていく中で、現実来年度地域移行をやっていくというような動きがこの新ひだか町内であるのか教えていただければと思います。

答弁 生涯学習課主幹 小瀧健二

ちょっとまだ具体的に申し上げられない部分ありますけれども、各少年団、受皿となる団体で進んでおります。まだこちらのほうには正確に伝わってはきていませんが、学校と連携を取りながら外部指導者等が中心となる形で進めているようです。以上です。

再質問 14番 橋本靖史

ありがとうございます。現実的に来年度から進めていきながら、その中で手探りにはなると思うのですけれども、実際進めていけるということで、動きがあるということを確認させていただきました。今回この中で中学校ということで取り上げさせていただいておりますが、多分将来的に5年後、10年後を考えると、やっぱり小中高という将来的な構図が必要不可欠になってくるのかなと個人的には考えているのですけれども、その辺どのように考えているか。

再質問 14番 橋本靖史

であれば、中学校の中の活動の中、そして中学生が高校生になったとき、そこが連動性が高まって、連動性が出てくると思いますので、将来的にそういった移行であったりとか連携というものはやっぱり考えていかなければいけないと思うのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 生涯学習課長 山口理絵

ただいまの御質問ですが、今回は中学校の部活動がこれまで中学校という学校教育の中で行われていた、その活動が今度は地域が一緒になって育てようという、役割が地域に移行するという役割だと思います。そう考えますと今現在も、小学生、中学生、高校生もですけれども、学校以外の場所で活動している、例えばダンスですとか茶道、囲碁、将棋、ほかにもたくさんあります。そういったところに子どもたちは活動する場面がたくさんございます。これから部活動が地域に移行する、そして今までも地域の中で活動していた文化、スポーツ活動も、これも一貫して私たち教育委員会として心豊かな情操教育を進んでいかせるためにも一貫とした芸術、スポーツへの取組をしていきたいと考えますので、そこには学年の壁とかもありませんし、また多世代交流という中で育つ意味もございますので、そういった形で教育委員会としては推進してまいりたいと考えます。

再質問 14番 橋本靖史

今回の部活動の地域移行というのは、今課長おっしゃっていただいたように、やっぱり地域で子どもたちを育てるというのがとても大変重要なことだと思います。今の現在の中で僕のほうでお話しさせていただいた学校教職員の現状、先生たちもとても大変な思いをして毎日過ごされているけれども、子どもたちの教育、社会教育であったり、部活動であったりというものはやっぱり両方とも堅持していかないといけないことだと思っております。それの一つの解決方法として僕はこれすごくよい試みなのかなと思っておりますし、これが結局今後この新ひだかという町のまちづくりの一つのキーワードにもなり得るのではないかなと考えています。まちづくりという観点において、例えばスポーツであったり、教育、文化、芸術活動において町がすごくやっぱり活力を生み出すきっかけになったりもするのですよね。現にやっぱりプロスポーツチームであったりとか、例えば……

再質問 14番 橋本靖史

地域の野球の独立リーグであったりとか、そこに例えばスポーツチームがあることによってそれがまちづくりの一つの形にもつながるのではないかと、そのような将来の展望も見えるのかなと思うのですが、どのようにお考えでしょうか。

答弁 教育部長 藤沢克彦

今、橋本議員おっしゃったとおり、部活の地域移行については令和7年度には休日明け移行ということで今進めていますけれども、町としては一部移行ではなくて、できれば全てを地域に移行していけるような形がよろしいかなと今考えております。その部分についても、指導者が複数名いると子どもが混乱するとかということもあるので、いろんな場面で指導者の考え方を一本化するためには地域移行にしていったほうがいいかなという考えも持っていますので、考え方としてはそちらの方向に向かっていくのかなと思っております。それと、それによる地域活性化ですけれども、うちの町、スポーツ都市の、スポーツをする町の宣言もしておりますので、スポーツについては今後は力を入れていかなければなりませんので、そこは町も教育委員会も、それから関係団体も含めて強化をしていかなければならない部分でありますので、そこはお互いに共同しながらよりよい形で地域振興につなげるような仕組みを今後もつくっていきたいなと思っています。その一歩として、本年度教育委員会というか、教育長と文化団体、それからスポーツ団体等との懇談会を新たに行って、意見交換をしております。そういうところで組織の強化を図っていきながら、それが文化、スポーツに参加していく人の増員にもなり、その中で地域振興が生まれてくるのかなと思っておりますので、そういう取組を続けてまいりたいと考えてございます。

再質問 14番 橋本靖史

部長、答弁のほうありがとうございました。ぜひこれは町としてみんなで協働して取り組んでいっていただきたいと強く思っております。答弁のほうありがとうございました。以上、一般質問、終わらせていただきます。

出典:新ひだか町議会 令和6年第2回定例会 2024年3月12日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる