富良野市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月21日
(1)防災対策について/(2)虹いろ保育所について/(3)学校における危機管理体制について
2016年6月21日、富良野市議会の一般質問で、岡野孝則議員が「防災対策について」「虹いろ保育所について」「学校における危機管理体制について」について質問し、市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一、総務部長 若杉勝博、保健福祉部長 鎌田忠男が答弁しました。
- 質問者
- 岡野孝則 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一、総務部長 若杉勝博、保健福祉部長 鎌田忠男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 岡野孝則
-登壇-通告に従い、順に質問いたしてまいります。最初に、防災対策についてであります。本年4月、熊本大地震において被害に遭われた方々に対し、心からお見舞い申し上げます。熊本県においても、このたびの函館地震も、比較的地震の少ない地域と言われていただけに、災害の恐怖を目の当たりにしました。私たちの住んでいる富良野は、災害の少ない地域であるということを地域の皆様方が言葉にすることがよく聞かれます。しかし、災害は、熊本のように、いつ、やってくるかわかりません。この富良野地域も、大雨の災害では北海道が指定する土砂災害警戒危険区域であり、地震災害においても活断層帯で震度6弱が想定されていて、万が一、これらが襲ってきたとき、いち早く住民に周知し、被害を最小限に食いとめるために、ふだんから安全・安心の心がけが必要と思われます。日本国内においてさまざまな災害がありますが、災害が起きたとき、その後の検証作業において必ずと言っていいほど出てくる課題の一つに、住民にいち早く知らせる対策があります。自助、共助、公助とある中で、自分の身の安全は自分で守るが基本であります。富良野市においても、安全・安心メール加入促進、地域防災組織結成など、さまざまな対策に取り組み、洪水ハザードマップ、防災ガイドマップなど広く住民に広報誌として周知されていることなど、理解するところであります。中でも、活断層の周知、大雨などによる土砂災害警戒危険区域の周知、災害を予知したとき、災害が起きたときの周知、伝達など、行政として、住民の身の安全のため、災害が起きてしまった場合、最小限に食いとめるため、住民に対していち早い情報提供が必要であることから、4点質問いたします。1点目は、富良野地域の活断層についてであります。生涯学習センターで、また、富良野市防災ガイドマップでも周知されておりますが、富良野地域の都市圏活断層帯は何カ所あるのか、また、最大震度6弱と想定されておりますが、市内においてどの程度被害が出てくるのか、お知らせを願います。2点目は、平成26年10月時点において自主防災組織が37ありましたが、その後、結成された組織数と、実践的防災及び避難訓練の拡充状況はどのようになっているのか。3点目は、災害予知時及び災害発生時において、住民に対していち早く知らせる方法に関する現在の状況についてです。4点目は、ラジオふらのは、住民に対する情報提供の有効な手段であり、現在、難聴地区数は何地区あるのか、また、活用に向けた進捗状況について伺います。次に、質問の2件目は、虹いろ保育所について伺います。近年、就労形態の多様化など、社会の変化に応じてさまざまな保育サービスが実施されてきております。また、従来から保育サービスの中心であった保育所の需要も、女性の社会進出などによる共働き世帯の増加とともに高まり、保育所の定員や入所児童数は年々増加傾向にあります。しかし、平成21年ごろより、日本全体の待機児童数は2年連続の増加となってきており、受け入れ枠のさらなる拡充が必要となってきている現状であります。子供の健やかな育成に社会全体で取り組むため、保育サービスの量的拡充とともに、保育サービス全体の充実を図ることが求められてきております。そうした中、本市において、昨年、市内に2カ所ある認可保育所を再編し、乳幼児保育の拡充や保育時間の延長など、さまざまな事業に取り組んでおります。認可保育所再編に関し、広く多くの市民の皆様の御意見をいただき、昨年6月に開所されたところであります。今後、富良野市のさらなる保育所推進に向け、3点について質問いたします。1点目は、昨年開所し、1年経過いたしました。再編して現在の場所に移転した中で、どのような利点があり、どのような課題があったのか。駐車場3台についてどのように捉えているのか。また、子育て支援及び保育所再編の観点から多くの市民の皆様の御意見をいただいた中、保育所内に相談窓口の設置の考えはないのか、伺います。2点目は、設立計画において、3世代交流の推進とありましたが、保育所に入所されている方々、保護者の方々、地区内施設を利用されている方々の意識はどのように変化してきているのか。また、当地区に建設された地域住民の理解度についても伺います。3点目は、今後も、利用しやすい保育施設として、さらなる幼児保育向上のため、検証作業が必要と思いますが、その見解について伺います。次に、質問の3件目は、学校における危機管理体制について質問いたします。学校は、幼児、児童生徒及び教職員が安心して学び、教える場として、安全な場所でなければなりません。事件・事故や災害は、いつ、どこで、誰に起こり得るかを予想することが困難な場合があります。しかし、適切な対策をとることによって、危機的状況の発生を防止したり、発生時の被害を最小限に食いとめることも可能であります。不審者侵入や地震、感染症、食中毒に対する適切かつ確実な危機管理体制を確立しておくことが、全ての学校において重要であると思います。平成26年の総務文教委員会での事務調査、学校の危機管理マニュアル整備状況において、全ての学校の危機管理マニュアルを把握し、学校間での実技訓練など、課題について全ての学校が共有することが重要であると報告をいたしております。学校における防災対策及び危機管理体制について、2点質問いたします。1点目は、学校内における防犯訓練及び災害発生時を想定した避難器具を含めた実技訓練など、総務文教委員会事務調査報告後の実態はどのようになっているのか。2点目は、訓練を実施され、見えてきた課題への対処はどのようにされているのか、また、課題に対して学校間で共有されているのか、質問いたします。以上、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-岡野議員の御質問にお答えをいたします。1件目の防災対策について、地震及び大雨等による災害に対する未然防止と周知状況についてであります。最初に、本市における活断層の状況でありますが、平成18年1月、国の地震調査研究推進本部により主要活断層帯が公表されました。富良野地域におきましては、大きく、富良野活断層帯西部及び富良野活断層帯東部が確認をされております。西部には5本、東部には3本の断層があり、それぞれ震度6弱の地震が、西部にあっては平均活動間隔が4,000年、東部にあっては9,000年から2万2,000年程度で、活断層の周囲で2メートルの段差やたわみが生じる可能性があるとされており、両断層を比較すれば確率、被害予測ともに富良野断層帯西部が高くなっております。市民周知は、平成26年9月に全戸配付いたしました防災ガイドマップの富良野市の地震の危険、また、市ホームページの揺れやすさマップの掲載、国土地理院の都市圏断層図のリンクなどにより図っておりますが、今後も出前講座、防災講演会で周知に努めてまいります。次に、自主防災組織の組織数及び防災と避難訓練の状況についてであります。平成28年6月現在、自主防災組織は42の組織であり、特に、山部、東山地域においては全地域で組織され、全世帯が加入されているところであります。避難訓練等につきましては、平成27年度は、避難訓練を3回、防災出前講座を3回開催しており、今年度は、現時点で西町第3町内会において出前講座を開催しており、今後も積極的に地域に働きかけてまいります。次に、災害発生時における情報の伝達手段についてであります。連合会長、町内会長への電話連絡、広報車巡回のほか、ラジオふらの、安全・安心メール、エリアメールで対応しており、今後も情報伝達手段の多様化、重層化に努めてまいります。次に、ラジオの難聴地区は、布礼別、麓郷などの東部地区、山部地区、東山地区などでありますが、本市が全国市長会を通じて要請しておりました中継局設置のための周波数の割り当てにつきましては、平成28年5月31日、電波法関係審査基準の改正により規制が緩和をされ、無線による中継が可能となりましたので、今後も可聴エリア拡大に取り組んでまいります。次に、2件目の虹いろ保育所を開設しての利点と課題及び検証についてであります。旧中央保育所と旧麻町保育所の再編・統合により新施設となった虹いろ保育所の利点といたしましては、子供の成長や集団生活に適した開放感のある保育室や遊戯室、トイレの配置、遊具の導入、園庭などで児童が伸び伸びと生活をし、生活習慣を身につける保育が行われ、また、散歩では、季節により変化するまち並みや商店に目を向けながら会話を楽しみ、地域の方や観光客と声を交わすことで感性が育まれるなど、子供たちの成長や発達を促す保育環境が大きく向上したところであります。さらに、子育て支援では、乳児定員の拡大や、保育時間の延長により、子育てと仕事の両立ができる環境の拡充も図られたところであります。また、課題でありました駐車場の利用につきましては、施設玄関前に3台の専用駐車場を確保し、送迎における児童の安全に対する注意喚起を行うとともに、保育所行事においては、市役所などの周辺駐車場の利用など、保護者の協力をいただきながら問題もなく対応しているところであります。次に、子育ての相談窓口につきましては、現状は、保育所では入所児童、保護者からの相談に対応しておりますが、家庭内で子育てをしている親子等への相談支援は保健センター内の子育て支援センターにおいて実施していることから、保育所内に相談窓口を設置する予定は現在考えていないところであります。次に、3世代交流につきましては、隣接の高齢者住宅に入居する高齢者の方々の保育所への招待や、高齢者の集いの場や老人介護施設への訪問により、高齢者と触れ合うことにより児童が高齢の方々に優しく声をかけるなど、子供の成長、発達においてさまざまな人間関係を体得するよい機会となっております。また、地域の方々との交流では、園庭で活動中の子供たちに声をかけてくださる地域の方々もおり、子供たちの遊び声に対する騒音としての苦情などもなく、地域住民の理解のもとに保育所運営が行われており、今後は、地域の方々に保育所行事の案内を行い、地域に身近な保育所を目指してまいります。次に、利用しやすい保育施設としての幼児保育の向上におきましては、これまでも、感染症対策マニュアルなどの作成や不審者侵入に対する実地訓練の実施など、安全で質の高い保育に向け、職員が連携をして取り組んでまいりました。また、現在は、園児、保護者にとってよりよい保育が行われるように、保育に対する保育士の自己評価や、その評価をもとにした保育所の全体評価に取り組んでいるところであります。以上でございます。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
-登壇-岡野議員の御質問にお答えいたします。学校における危機管理体制について、危機管理の現状と課題についてであります。市内小・中学校全ての学校で、火災時における避難訓練を初め、地震発生を想定した避難訓練を実施しており、学校によっては消火器を使用した消火訓練も行っております。また、僻地校においては、吹雪などを想定した集団下校訓練も実施しているところであります。さらに、主に市街地の小学校を中心に、不審者・外部侵入者対策として、富良野警察署に協力いただいて防犯訓練を実施しているところであります。次に、避難器具であります救助袋、緩降機につきましては、消防法及び消防法施行令に基づいて設置しているところであり、毎年2回、消防法に基づき、消防設備士による点検を行っているところでありますが、避難器具を実際に使用しての訓練につきましては、設置している学校の3分の1となっております。避難器具を使用した避難訓練を設置全学校で行っていない主な要因といたしましては、児童生徒を引率しての集団的避難には階段による避難が最も迅速で有効であるため、校舎の両サイドに設置されている階段を使用した避難訓練を最優先に取り入れているためであります。教育委員会といたしましては、今後も、各学校に対し、災害時対応として多岐にわたる避難訓練の実施について引き続き指導を行ってまいりたいと考えております。次に、訓練を実施しての課題と対処方法、学校間の共有についてでございます。各学校で実施しております避難訓練では、児童生徒に、押さない、走らない、しゃべらない、戻らないを指導徹底し、実施しているところであります。課題につきましては、教員等が教室にいない時間帯での災害発生、保健室で静養中の児童生徒の対応、避難訓練の年中行事化による児童生徒の緊張感の欠如、冬期間における避難訓練の必要性、電話やまちcomiメールがつながらない保護者への連絡方法などが課題として挙げられております。課題への対処といたしましては、訓練の反復や避難誘導体制の再構築などにより対応を図るとともに、冬期間や休み時間中を想定した訓練につきましては、本年度に実施予定の学校もございます。各学校で出された課題につきましては、校長会、教頭会において提案、協議しながら、対応方法の共有を図り、改善されてきているところであり、また、施設関係に起因する課題につきましては、教育委員会が対応、改善に努めているところであります。以上でございます。
質問 5番 岡野孝則
それでは、順次、質問をしていきたいと思います。最初に、富良野市の活断層の関係で質問させていただきました。西部地区5本、東部地区3本で8本あり、その中で確率の高いのが西部地区ということで答弁をいただきました。その中で、4,000年に一度ということなのですが、では、いつからの4,000年かというのは自分もわからなくて、やはり、災害というのはいつ起こるかわからないというふうに思います。そこで、先ほど、自分の1回目の質問において、今回の函館にしても、熊本にしても、自分たちのところは余り地震がないのだという中での今回の地震だったのですね。ただ、震度6弱という地震を想定した中において、平成21年ですか、洪水ハザードマップなどいろいろな災害の心得として、震度6弱の地震が起きた場合、直下型の地震が起きた場合、この中にいろいろな数字が含まれているのですが、今回の答弁においては災害がどの程度発生するのかというのがなかったわけです。そのことについては、平成21年と同様に考えていいのか、その点をお尋ねいたします。
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
岡野議員の再質問にお答えいたします。まず、被害想定という質問の内容かと思います。被害想定としましては、地震に関しましては、国の研究推進本部から発表された活断層型で震度6弱というものを想定しまして、いまお持ちの資料に載っているとおり、木造住宅においては、最大2,534棟、最小787棟と幅がございます。死傷者数は、最大1,627人、最小は1,253人というこの数字は変わってはおりません。今回の前段にありました地震の確率、何千年に一度云々というお話で、比較をすれば西部が高いという答弁をさせていただきましたけれども、その発生確率もこの研究所から公表されておりまして、30年に一度起こる確率が、西のほうで0%から0.03%、東で0%から0.01%となっております。そして、今回起こりました九州熊本の日奈久断層では30年に一度という確率で0%から6%ということで発表されておりまして、これを富良野と比較した場合、富良野は、東部においてはその600分の1、あるいは、高いと言われる西でいけば200分の1の確率ということでございます。そして、北海道の断層帯は、ついせんだってありました函館にもありますし、富良野を含めてありますが、三つのランクづけがされておりまして、北海道内で一番起きやすい、発生確率が高いとされているのがサロベツ、黒松内の二つの断層であります。富良野については、一番下のランクで、先ほど言った0%から0.01%、あるいは0%から0.03%です。そして、震度も、今回の函館で6ということで、大体、発表された想定の数値が出ております。富良野でいけば、たしか東日本大震災のときに富良野は震度3だったと思うのですが、プレート型は、昨日答弁したように防災計画では震度4という形で規定をしておりますので、その範囲内におさまっています。私がこうお答えをさせていただくのは、おっしゃるとおり、本当に災害はいつ起こるかわかりませんけれども、余りむやみに住民に不安感を与えるのもよろしくないと思います。そうしたことにおきましても、いま、岡野議員がおっしゃるように、住民が、富良野に活断層がある、そして、土砂災害地域がここにあるという認識を持っていただくことが一番の予防のスタートになると思っていますので、今後についても周知に努めてまいりたいと思っています。
質問 5番 岡野孝則
いま、るる説明をいただきました。総務部長のほうから、活断層が8カ所という説明をいただいたのですが、富良野市防災ガイドマップというのが平成26年にまた出ていますね。この中では、富良野市の地震の危険ということで、震度6弱の場合、どこが揺れるというのはこの図面では非常にわかりづらいのですよ。いま、住民の皆さん方の不安をあおる云々というのは、全くそのとおりかもわかりません。ただ、土砂災害警戒危険区域については北海道が指定するもので4カ所もありますし、そして、地震についても、活断層が8カ所あるのですから、そういうことは広く住民の皆さん方にお知らせすべきです。不安をあおるだとかそういうことではなくて、富良野にもこういうことで活断層があるのですよ、ですから、市民の皆さん方もふだんからそれなりの備えをよろしくお願いしますと、いま、周知と言ったけれども、やはり、8カ所あるということを皆さん方にお知らせすることが必要なのかなという気がするのですが、その点、どう思われますか
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
再質問にお答えをいたします。私どもも、全く、岡野議員がおっしゃるように思っておりますので、今後についても、防災ガイドマップ、あるいは出前講座、そして、このマップは確かに小さくて半ページぐらいのものですから、これをわかりやすい形で説明しながら、こういう場所も含め、地震の起こり得る場所、それから土砂災害ということについて周知に努めてまいりたいと思っています。以上です。
質問 5番 岡野孝則
そのことについては、ぜひ周知が必要であると私は思います。そこで、自主防災組織なのですが、平成26年の総務文教委員会のときには37組織がありました。いまの市長からの答弁では42ということで、自分も、やはり地域の皆さん方の関心が高くなってきているのかなという気がいたします。ただ、その中において、いま、山部地域、東山地域については、全戸が入っているとおっしゃっておりました。この42の自主防災組織について、富良野市の人口は2万3,000人ということですが、その中で加入率というのはどの程度になっているのか、お知らせいただきたいと思います。
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
岡野議員の再質問にお答えをいたします。結成されている自主防災組織について、人口ということではなく、世帯ということでお答えをさせていただきたいと思っております。世帯数は毎月変わりますが、私どもが押さえている平成27年の42組織になった段階では1万1,000世帯ほどでありました。そして、48%となっています。その世帯の中には、実際には世帯分離をされていたり、いろいろな状況があると思いますので、本当にきっちりとした48%ではないと思っていますけれども、おおむね50%弱が自主防災組織に網羅されているというふうに捉えております。以上でございます。
質問 5番 岡野孝則
平成26年から見ると、世帯数の割合は上がっているなということで、大変喜ばしい話だなというふうに自分も思います。ただ、その中で、やはり自主防災組織というのはふだんの備えが必要だということで、やはり、これが全地域にできることが望ましいのかなと。そのために、行政としても、出前講座とか、そういうことを開催しているということだと思います。そこで、昨日の黒岩議員の質問の中で、防災グッズというものの皆さん方への周知についても、自主防災組織への出前講座、そういうところで皆さん方にお知らせして理解をしていただくという市長からの答弁がありましたね。しかし、いまはまだ50%の住民の皆さん方が自主防災組織を結成されていない実態でありますから、そうなったときに、自分としては、そういう自主防災組織の会場ではなくして、やはり、市民の皆さん方に、ああ、こういう防災グッズがあるのかとわかるように、富良野市の市役所のロビーにでもその防災グッズを置いてはどうかと。災害があった本州のいろいろな自治体に行くと、ロビーにしっかり置いてあるのですよ。ですから、富良野市のロビーにも防災グッズを置くことが肝要ではないかなと思うのですが、その点についてお答えいただきたいと思います。
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
自主防災組織50%弱ということで、望ましい姿は本当に100%になることでありますから、今後についても、組織化に向けた支援ということで、こちらのテーマについても3月に佐藤議員からいただいたところであります。組織化のためには、やはり地域のコミュニティーの力が一番ですし、その中でも、やはりリーダーシップをとる方が必要です。ただ、それを待っていても進まないとすれば、私どもも、地域に積極的に声かけをしながら、組織化に向けたお手伝いをしていきたいと思っています。また、後段にありました防災グッズの関係です。私どもは、食料品等については備蓄をしておりません。住民の皆様には、少なくとも発災後3日間の水あるいは食料については、備蓄というか、備えをお願いしますということで、昨日のお答えでもそのような啓発をしてまいりたいと申し上げております。そして、防災グッズ、資器材の常設展示ということですが、これは、過去にも御質問があったと思いますけれども、本庁舎が狭隘という部分もございますので、常設ということはなかなか難しいと思っております。いずれにしても、防災の日とか、いろいろな記念の関係もありますし、防災訓練のときはもとより、防災講演会、あるいは出前講座の中でも、防災グッズを持ち込み、住民の方に、転倒防止器具などの使い方とか、こういう器具もあるといったことで啓発をしております。そういったことで、今後も、市民の家庭での備えについて、そうした機会を通じて啓発をしてまいりたいと思っています。以上です。
質問 5番 岡野孝則
防災グッズというものについては、いままでも広報ふらのの中でも掲載していることは自分も理解をいたしております。やはり、今後、住民の皆さん方が、ああ、こんなものがあるのかというように、皆さん方へのさらなる周知というのは行政として必要なのかなと思います。ただ、自分の身は自分で守るというのは、やはり基本中の基本なのだと思います。次に、情報伝達、周知ということに関して質問させていただきたいと思います。先ほどの市長答弁において、万が一、被害が検知される、そうなることが予想された場合、被害が起きた場合については、連合会長、町内会長、自主防災組織代表に電話連絡、広報車巡回ということで御答弁をいただきました。これは、平成26年の総務文教委員会のときにも報告をいただいたということですね。ただ、これはこれで安全・安心メールも入っておりますけれども、例えば、万が一、災害が起きた場合に、いまの答弁では、連合町内会長、町内会長にこういうことで大変な災害が起きる可能性がありますよ、起きましたよと、行政のほうからそういう電話連絡があると思うのですが、そうした場合に、末端までこの話が行くのにどの程度の時間がかかるのか、そういうことを想定したことがあるのですか。
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
岡野議員の再質問にお答えいたします。いま、情報伝達手段の一つとしての固定電話あるいは携帯電話での連絡ですが、これは、相当な時間がかかると思います。ただ、例えば地震であれば、いま、緊急地震速報とかテレビ、携帯電話がやかましいほど鳴りますので、行政の情報よりもそちらのほうが間違いなく速報性があります。実際に私どもでも経験した町内会長、連合会長への伝達ということでは、10月の大雪のとき、麓郷、東山地区が孤立した状況がございました。あのときに、私どもで持っていた情報というのは連合会長、町内会長の固定電話だったのですね。それで、なかなかつながらない部分がございました。その後、携帯電話も同意を得てお伺いしていますが、その携帯電話、固定電話というのが特に有効なのは雨による被害の場合です。雨の場合は、注意報、それから警報、そして浸水、土砂災害と出ますから、時間的余裕とは言いませんが、時間的経過の中で避難準備、避難勧告、避難指示というふうになっていきますので、その降雨の状況を見ながらの情報伝達が可能だと思っています。ですから、災害の中で特に地震の部分については、おっしゃる電話というのはいまは余り有効ではないと考えております。
質問 5番 岡野孝則
伝達方法として、いま、総務部長は、末端までとなったときは相当時間がかかるだろうというような答弁でしたね。ただ、昼間であれば皆さん方は携帯電話を持ったりしていますから、そういうことでいいのですよ。しかし、問題は、皆さんが寝静まった夜中の午前零時、1時、2時ぐらいの時間帯のときです。いま、日本全国で、また富良野でもありますが、時間雨量30ミリだとか50ミリだとかスポット的に降って土砂災害という形になります。富良野でも、ここの近くでは富良野市街地より西側のほうに土砂災害警戒区域が2カ所ありますね。やはり、そこには何千人という皆さん方がお暮らしになっているのですよ。そうなったときに、昼間についてはそういうことかと自分で逃げることもできるかもわからないけれども、私としては、やはり寝静まったときなのです。皆さん方の生命を守ることに対しては、この富良野の沿線の中でも、ある自治体においては防災無線が全ての世帯にあったり、また、国の補助ももらいながら、大きな消防の拡声機ですか、ああいう形の中で住民の皆さんに避難をしてくださいよという周知をされているのです。富良野についても、夜中であろうが、5分、10分で鉄砲水が来ると想定したなら、本当にもう瞬時に皆さん方にお知らせをしなければならないと思うのです。そのことについて、今後どういう対策をとっていけばいいのか。私は、安全・安心メールは今後も大事だと思うのですが、その点、どういうふうに思われますか。
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
岡野議員の再質問にお答えをいたします。瞬時にという部分では、基本的な方向性としては、確かに、私どもがいま持っている情報伝達手段に加え、多様な手段、そして重層的にという中で、また、1回目の質問にありましたコミュニティFMの関係も一つの手段として検討をしているところでございます。こうした流れの中で、例えば、上富良野町、中富良野町のように、同報系の無線ということで各世帯に拡声機をつけて伝達することは断念をした経過がございまして、そこで広報車、消防車をだんだんふやしてきております。やはり、自助がスタートするのはまず情報を知ってからということですので、いろいろな手法で多様化に努めているところでございますが、いまはまだラジオを可聴できない地区がございますので、今後においてもそこら辺を含めて多様化に努めてまいりたいと思っています。
質問 5番 岡野孝則
いま部長から答弁をいただいたのですが、やはり、防災無線は断念されたことがあったということなのですね。総務文教委員会において、平成26年度の段階で安全・安心メールの加入数が597件だったかと思いますが、昨日の6月20日段階、いま現在は671件ということで、100件ふえていないのです。行政も、最大の努力はして連合町内会長会議だとか移動市長室においてもその周知活動をされているのだと思いますが、今回、ある住民の方とお話をさせていただいたときに、安全・安心メールというのは、皆さんに自主的に入っていただいて、富良野市にとって伝達方法としては最良だよねというお声も私はいただきました。私も、そう思います。そういう中で、平成26年度の富良野市防災ガイドマップの8ページに、2次元バーコードから登録可能というのがありますね。ただ、これは、住民の皆さん方はどうしてもわかりづらいというような話がやはり入ってきました。この2次元バーコードというものは、役所に来られなくても携帯やスマホに入れることが可能だということですし、どうしても自分でこの操作ができない場合は役所でも入れてくれますね。ですから、いま、防災無線というのが非常に難しいということですから、富良野については安全・安心メールを中心にということで、これからも2次元バーコードの登録にまだまだ力を入れて、やはり、町内会長にもしっかりお伝えして、皆さん方に使っていただけるようにすべきだと思いますが、その周知をどのように考えておられるのか、お答えいただきたいと思います。
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
安全・安心メールは、特に災害後のきめ細かな富良野市の地域情報、あるいは支援情報を流すのに非常に有効だということで始めております。そこで、登録への努力ということで、今後も惜しむつもりはございませんし、これまでの防災講演会、それから出前講座等で、御自分で操作ができない、あるいは、わからないという方は、職員がお手伝いをしますと申し上げてきておりまして、防災講演会の帰りにその場で登録された方もおります。また、いまお話があったような方がいらっしゃるとすれば、私どもに一報をいただければ、市民の方の都合に合わせて職員が出向いて登録のお手伝いをさせていただこうと思っております。以上です。
質問 5番 岡野孝則
ぜひ、そういう行動をとっていただければと思います。それでは、4点目のラジオふらのです。これも、やはり、皆さん方にお知らせする有効手段なのだと思います。難聴地域については、先ほどるる説明をいただきましたが、これは、国の法律においても可能になったというような御答弁をいただきました。そうなったときに、やはり、平成28年度の予算の中でも方向性を出していかれるのか、また、中後期計画の中にこれを入れることができるのか、その点をお尋ねさせていただきたいと思います。
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
再質問にお答えをいたします。懸案のコミュニティFMの難聴地区の解消ということで、これは、北海道市長会、全国市長会を通じて富良野から要請をしていたところです。平成25年度時点で、一旦、予算を上げましたけれども、無線方式による中継というのはあくまで震災後の臨時中継局に限るというような当時の見解が出ました。しかし、その後、東日本大震災の教訓から国のほうでも検討され、この5月に緩和されたところでございますので、私どもとしても可能な限り早い時期にと思っています。ただ、今後、さまざまな協議あるいは財源確保等がございますので、極力、早く対応したいということでお答えをさせていただきます。以上です。
質問 5番 岡野孝則
極力、早い対応を願うところであります。次に、質問項目の2件目の虹いろ保育所に移りたいと思います。先ほどの市長答弁において、利点については、成長の過程にほがらかになったり、広く皆さん方とおつき合いができるという形で、大変あるというお話をいただきました。ただ、その中の課題ということで、駐車場について、昨年から3台ということで設置してもらっておりますが、私は、ある保護者の方にお話を聞かせていただいたときに、3台では特に観光期間においてはどうしてもとまれないことがかなりあったと、それと同時に、保育士も、路上駐車で子供を送ってくださいということがあったというふうに聞いているのです。先ほどの市長答弁では3台でということでしたが、やはり、そういうように保護者の皆さん方も駐車場の関係で非常に苦労されたことがあったというふうに聞いておりますので、その点、どのような見解をお持ちでしょうか。
答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)
岡野議員の再質問にお答えいたします。駐車場のいまの利用状況でございますけれども、朝の送り迎えにつきましては、午前7時45分から8時45分くらいまでの時間で非常に多く送迎されますが、この時間帯は、マルシェ自体もオープンをしておらず、そちらの駐車場を含めて全体を使えるような状況になっております。いままで、中央、麻町のところであればどうしても路上にとめなければいけなかったという状況がありましたけれども、そういう部分では安全性を含めて解消していくのかなと思います。また、夕方の時間も、確かに、本当の観光の繁忙期には若干待っていただかなければいけない状況が発生していたことは理解しております。ただ、繁忙期の8月10日から15日まで実際に調査した中では、大体3分ぐらいたてば車1台が抜けていったりということで、何十分も駐車できないような状況はありませんでした。ですから、そういう部分では、一定程度、御理解をいただいていかなければいけないのかなというふうに思っています。そんな状況でありまして、いま現在、改めて、待っているのが大変なので何とかしてくれというお言葉は保育所のほうにはいただいていないようでございますので、これからも御協力をお願いして対応させていただきたいと思っております。以上でございます。
質問 5番 岡野孝則
私は、やはり、保護者の皆さん方にできる限り迷惑がかからないようにと思います。そこで、先ほど市長からも御答弁をいただきましたが、設立当初、市長のほうから、計画の中に3世代交流ということが出てきました。そして、いま答弁をいただいた中でも、幼児の皆さん方、そして、サービス型の高齢者住宅の皆さん方といろいろな交流ができたということでした。しかし、3世代交流というのは、その中にはやはり保護者の皆さん方も入る、そういう中での3世代なのだと思うのです。だから、市長にお聞かせいただきたいのですが、改めて、3世代交流について、本当の市長の思惑というのはどういうことなのか、これを質問させていただきたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
岡野議員の御質問にお答え申し上げたいと思います。一つは、3世代交流というのは、お年寄り、保護者、幼児がそろわなかったら3世代ではない、こういう形ではないわけです。3世代というのは、お年寄りと幼児であっても全体的な状況の中では3世代交流に位置づけて問題がないと私は思います。いま、岡野議員の言う3世帯というのは、この三つがそろわなかったら3世代ではないというような感じに私は受けたのですよ。ですから、行政としての3世代ということであそこに設置したいろいろな理由の中に、お隣には老人福祉施設があるわけですから、そういう老人福祉施設に入っている方との交流も3世代の一翼を担うということであります。そういう点で、どちらがいいか悪いかは別にしまして、岡野議員と私の感覚がちょっと違うのかなと。3世代交流というものの基本は、お年寄りと子供であって、家族ということではないですよ。他人を含めた中での交流という意味ですから、その点で一つ御理解を賜りたいと思います。
質問 5番 岡野孝則
わかりました。今回、虹いろ保育所は1年たちましたが、やはり、昨年4月に開所するまでに多くの皆さん方から御意見をいただいて開所されたのだと思うのです。そういう中で、先ほど答弁をいただけなかったのですが、1年たった現在、やはり、今後もこの施設が子供たちの保育にとって最良のものへと持っていくためにも、私は検証作業が必要なのかなというふうに思うのですけれども、その点についてお尋ねをいたします。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
検証の関係だというふうに理解して、岡野議員に答弁させていただきたいと思います。現在、145名前後くらいの園児が入っております。一つは、大きく、保育士の体制の問題で、臨時職員を入れると大体40名から50名の職員がかかわっているわけですね。ですから、答弁でも申し上げましたとおり、ゼロ歳児から始まって幼児までの間の低年齢層の場合はかなり手間もかかりますから、事故のないような体制で臨時職員の配置も考えて現在やっております。その中にはいろいろな幼児がいまして、泣きじゃくる子もいれば、人見知りする子もたくさんいますが、それを何カ月かの間で集団生活になれるように状況づくりをしているというのが検証に値することになるのでありまして、それが改善されることによって集団生活のいい状態が生まれてくるわけですね。それからもう一つは、いま、年少から年長の園児になりますと、実際には下の子の面倒を見るような状況を少しずつ生まれております。昔、子だくさんの家庭の中で兄や姉が下の子の面倒を見ていくように、これからは保育所の中でもそういう状況をつくっていくことによって、人を敬うとか、あるいは親切みを感じるとか、そういうことを体験で教えていくことも大変いい状況づくりをできるのかなというふうにも感じております。継続は力なりと言いますけれども、これからの検証においては、そういう状況を積み重ねることが保育行政に大きく寄与していくようになるだろう、このように判断しております。以上であります。
質問 5番 岡野孝則
最後に、学校教育のほうの質問に行きたいと思います。総務文教委員会での報告後、いままでどんな形であろうかなということですが、いまの教育長の答弁でも、やはり、それぞれの学校において避難訓練がされているなというふうに自分も理解するところです。そういう中で、委員会で聞いていたことは、いま、3階以上の建物は国の法律で避難はしご、避難袋というものを設置しなければならないという形になっていますね。ただ、これについては非常に危険を伴うものです。いま教育長から答弁をいただきましたように、階段を使って避難をするというのは、当然そうなのだと思います。しかし、避難はしごや避難袋については、最終手段という形になるのかなという気もしますし、消防も来られてしっかり安全点検をしながらということですけれども、安全点検のみならず、最悪、最終の手段として、子供たちがこれらを使ってどういうふうにおりるのかということは、やはり、教育委員会としても心の中にしっかり置いたほうがいいと思うのですが、その点、どうですか。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
岡野議員の再質問にお答えさせていただきます。ただいま、避難はしご、避難救助袋というような避難器具について、そういったものには危険が伴うものであるけれども、避難用具としてしっかり把握して使えるような状況にという趣旨の御質問だったと思います。先ほども御答弁させていただいておりますとおり、避難訓練、具体的な避難においては、最優先すべきは安全であり、そして、効果的な避難経路で避難するということであります。ただ、その中で、最終的な手段として、少なくとも命をしっかり守るのだというものとして、避難はしご、あるいは救助袋を使いますので、最終的な場面では使うことを念頭に置きながら物事を考えていく必要があると私も思っております。特に、こういった避難器具を実際に使うに当たっては、児童生徒にある程度体力があって、しかも、その道具がどういったものなのかということを理解しておくことが必要です。もう一つは、安全対策として、上部と下部に、安全を監督する、あるいは監視する教職員が存在して、そういった中で安全をしっかり確保して対応する必要があるのではないかと思います。さらにもう一つは、やはり落下の危険性もありますので、マットを敷くとか、そういった部分についてもしっかり検討していく、緊急時に至る前にそういった部分をしっかり把握する必要があると思います。そういった意味では、具体的に言いますと、やはり、避難器具の設置場所、周囲の状況、そして、訓練に合わせてどのように作動するのか確認しておくこと、そして、安全かつ安心、適切な使用方法について、もし教職員がわからないとすれば、消防署の協力を得たり、あるいは、納入業者の協力を得ながら実地訓練をしっかりやっていく、そして、必要な監督者を充てて実際に使えるような状況を把握しておくことが必要です。また、こういったものが設置されている学校が現にたくさんあるわけですから、そういったことを通して、一つの学校だけではなく、ほかの学校も情報を共有しながら、今後、マニュアルの中にも共通認識、共通情報としてしっかり入れていくような形で進めてまいりたい、そのように考えております。以上でございます。