みんなの議会

下川町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月19日

胆振東部地震における停電対応について

2018年9月19日、下川町議会の一般質問で、奈須憲一郎議員が「胆振東部地震における停電対応について」質問し、町長 谷一之、建設水道課長 桜木誠、町立病院事務長 三条幹男、あけぼの園長 平野好宏、山びこ学園長 白石仁、農務課長 市田尚之、総務課長 田村泰司、教育長 松野尾道雄、教育課長 堀北忠克、税務住民課長 中岡健一が答弁しました。

質問者
奈須憲一郎 議員
答弁者
町長 谷一之、建設水道課長 桜木誠、町立病院事務長 三条幹男、あけぼの園長 平野好宏、山びこ学園長 白石仁、農務課長 市田尚之、総務課長 田村泰司、教育長 松野尾道雄、教育課長 堀北忠克、税務住民課長 中岡健一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 奈須憲一郎

それでは、一問一答方式で一般質問をしたいと思います。まず冒頭に、今回、胆振東部地震において、同じ北の大地で営みを共にする方々、お亡くなりになった方、心より御冥福を申し上げます。また、着々と復旧は進んでいるとはいえ、今なお不便な生活を強いられている方、そういった方々に本当にお見舞い申し上げます。そして、今回、下川町も停電いたしまして、職員の皆さん、町民の皆さん、力を合わせて想定外の停電に対応したことに対して、心より敬意を表するものでございます。そうした北海道全域停電を経て、次の点について町長の見解をお聞きします。質問事項、多岐にわたりますので、テンポよくキャッチボールしながら、そして今後の…また同じような、あるいは想定しようもないようなことが起きた時に、一歩前進した対策が取れるように建設的な議論をできればと考えております。まず、今回の停電は想定内だったのか、想定外だったのか。2点目、行政・民間それぞれの停電対応で良かった点。3点目、行政・民間それぞれの停電対応で改善したい点。4点目、行政告知端末は防災無線を代替するものではなかったのか。5点目、今回、固定電話も携帯電話もインターネットも通じなくなったケースが生じた。今後の対策は。6点目、オフグリッド…これは電力会社などの送電網につながっていない電力システムのことです。このオフグリッドの現状とありたい姿。7点目、町内で準備中の水力発電及び木質バイオマス発電が稼働した場合、停電時に町内に供給されるのか。8点目、今夏のような猛暑やマイナス30℃の厳寒の最中に停電するなど、最悪のケースを複数想定して個別に対策を練ってあるのか。9点目、物流が停止した場合、食料や化石燃料等の備蓄は何日分あるのか。そして、緊急時の備蓄の観点からの産業振興をどう考えるか。以上、9点についてお聞きします。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

奈須議員の「胆振東部地震における停電対応について」お答えしたいと思います。1 点目の「今回の停電は想定内だったのか、想定外だったのか」についてでありますが、今回のように長時間で、全道規模での停電はこれまで経験がなく、想定しておりませんでした。2 点目、3 点目の「行政・民間それぞれの停電対応で良かった点、改善したい点」についてでありますが、良かった点につきましては、上下水道施設において発電機による対応等により、住民生活に必要不可欠な上水道の安定供給と下水道の適正な処理を行うことができました。そのほか、国や道を通じ、発電機の手配依頼を行い、最低限必要な箇所に設置したことにより、被害を最小限に抑えることができた事。また、飲食店による食事の提供や太陽光発電をしている家庭での携帯電話の充電受け入れなど、助け合い、共助の取組も見られたところであります。改善したい点につきましては、長時間の停電を想定していなかったことから、業務継続の必要な部分を点検し、それに見合った発電装備の増強や手配が必要であると思います。4 点目の「行政告知端末は防災無線を代替するものではなかったのか」についてでありますが、行政告知端末の当初の導入用途につきましては、防災用としては想定しておらず、平成 25 年度に国の補助事業によりJアラートと連携するように整備を行ったものであり、現在は警戒予報や初期段階のお知らせ、避難情報などの発信を想定し、災害情報伝達の一手段として使用しているものです。5 点目の「固定電話も携帯電話等も通じなくなった場合の対応」についてでありますが、基本的には、通信事業者のインフラ整備の状況に頼らざるを得ないことから、通信手段が途絶えた場合、広報車や公区、民生委員、職員などの直接訪問等による人的伝達を中心に対応するしかないと考えております。6 点目の「オフグリッドの現状とありたい姿」についてでありますが、公共施設におきましては、役場庁舎、町立病院、あけぼの園、山びこ学園に自家発電装置、若しくは可搬式の発電機がありますが、病院以外は装備コストの関係もあり、必要最小限での電力供給で対応しております。個別の太陽光発電については、固定価格買取制度の認定を受けている設備は 11 件となっており、快適住まいづくり事業の対象にもなっておりますので、周知を図ってまいりたいと考えております。7 点目の「水力発電及び木質バイオマス発電が稼働した場合の停電時の供給」についてでありますが、事業者の計画に基づいて送電されており、町内に優先的に供給されるものではありません。8 点目の「猛暑や厳寒時を想定した対応」についてですが、特に厳寒時については、暖房の確保が重要であることから、電源不要の石油ストーブや毛布、防寒用簡易寝袋などを備蓄しているところであります。9 点目の「食料や化石燃料等の備蓄等」についてでありますが、町の災害備蓄品として 100 人・3 日分の食料や、生活に必要な燃料や備品を備蓄しております。また、町内 3 件のガソリンスタンドでの灯油の貯蔵量は約 25,000 リットルであり、約3 日分と推測されます。いずれにいたしましても、災害には日頃の備えが重要であり、各家庭において必要な防災備品を備えていただけるよう引き続き啓発してまいりたいと考えております。以上申し上げまして、答弁といたしますので、よろしくお願いいたします。以上です。

質問 4番 奈須憲一郎

それでは、まずですね、谷町政になってから、特徴的な事業といたしまして、防災訓練をされてきたと思います。そうした防災訓練の成果は今回見られたのか、その点についてまずお伺いします。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

防災訓練の成果は出ていると思います。招集の仕方とか、招集後の作業の仕方とか、こういうところは…全てではありませんけれども…訓練によって出来上がってきております。ただ、今回はまた事情が…今まではどちらかというと水防訓練が中心でありましたので、こういう停電時の事が想定できなかったというのは…先ほど答弁でも申し上げましたけども、こういうことも有事の際には今後しっかり考えていくことが必要だと感じた次第でございます。以上です。

質問 4番 奈須憲一郎

洪水などを想定した訓練だったと思いますので、後半質問しましたけど、マイナス 30℃を想定した場合ですとか、いろんなパターンでの防災訓練があれば、また応用も効いてくるのかなと思います。それで、今回良かった点として、上下水道…こちらについては、一時期ちょっと止まるんじゃないかというような断水の誤報も流れたりしましたが、その後、安定的に供給されて、町民は安心したところですが、上下水道は電気が供給されなくて何時間対応可能なんでしょうか。

答弁 建設水道課長 桜木誠(建設水道課長は2018年9月まで)

今回の胆振東部地震に伴う停電に対しましては、答弁にもありましたとおり、自家発電の装置で稼働させております。これは既に浄水場が所有している物とリースの物で対応しておりまして、一時の稼働時間が通常時では 15 時間から 16 時間となっております。その部分については十分対応できるような内容となってございます。以上です。

質問 4番 奈須憲一郎

15 時間から 16 時間というのは、充電してあったものなんですかね。化石燃料を焚いて発電する施設ではないんでしょうか。

答弁 建設水道課長 桜木誠(建設水道課長は2018年9月まで)

お答えいたします。この発電機につきましては、軽油を使って発電するものでございまして、その発電した電気を施設に供給するという形になってございます。

質問 4番 奈須憲一郎

ということは、軽油の備蓄があれば連続運転で一応…軽油がある限りは対応できるということでしょうか。

答弁 建設水道課長 桜木誠(建設水道課長は2018年9月まで)

はい。そのとおりでございます。

質問 4番 奈須憲一郎

その点は軽油の備蓄の問題になるかなと思いますので、いろんな想定をしていただきたいと思います。それで、良かった点では、飲食店では食事を提供したりですとか、太陽光発電でやっている方が充電を呼び掛けたりだとか、オール電化で煮炊きもできないような方にガスで炊いたものを炊き出しのような形で振る舞った方とか、いろんな良かった点が見られたと思います。これについては、下川町が継続的にお世話になっている枝廣さんが、被災するなら下川町にいる時が良いというような記事を書かれたりして、大変そういう…ネットワークというんですかね…人のつながりという意味で、本当に下川町というのは良い所なんだなということで、改めて確認したところです。ただ、改善したい点というのがたくさん見えてきまして、今回私もいろいろな方々から御意見を頂戴したところ、いろんな観点で寄せられておりますので、それをちょっといろいろお聞きしたいと思っています。まず、初動なんですが、3時25分に停電、それで6時に課長会議を招集したということですが、例えば病院だとか命に係わる施設、ライフライン、後、今回酪農の被害が大きかったと思うんですが、後、独居老人ですよね。独居の方で、もしオール電化にお住まいだったとしたら、非常に困難な状況だったのかなと思うんですが、そういった方々への…課長会議は6時なんですけど…それ以前に個別の対応で…初動で動いていた部分があるのか、それについてお聞きします。

答弁 町立病院事務長 三条幹男(町立病院事務長は2019年3月まで)

お答えいたします。病院に関しては、3時25分頃に停電が発生しまして、ちょっと時間…はっきり確認していないんですが、看護師長、それから主幹の方からも連絡があって、すぐに発電機が動いてますので、病院に関しては電気については心配ないなということで確認をしておりました。

答弁 あけぼの園長 平野好宏(あけぼの園長は2019年6月まで)

あけぼの園の方は、停電しましたので、至急職員が駆けつけて、発電機が 3 台…大きなもので 5,500Wの物 2 台と 900Wの物が 1 台ありましたので、施設の方はその発電機で、食品の冷蔵庫、それと簡易的な照明を点けて、すぐ職員の方で各居室の見守りを行ったと。そして、支援ハウスがありますので、そちらの方は各部屋を回って安否を確認したというふうな初動の対応をしております。

答弁 山びこ学園長 白石仁(山びこ学園長は2019年3月まで)

山びこ学園及びグループホームですけども、6 時の課長会議以前に職員が数名集まりまして、その時点で…朝食の関係がありましたものですから、まずうちの方の水道…水ですけれども、施設内での動力で水を出してたものですから…それが止まっていましたので、グループホームが直接水が入ったものですから、そこから一時水を施設の方に移動しまして、その時点で朝食の準備をしております。その後、若干時間がかかりましたけれども、動力…200Vの電源及び100Vの電源を施設内につなぎまして…ちょっと手こずったんですけども…水の動力及び冷蔵庫の通電をして、その後の対応をしております。以上でございます。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

初動は、今、現業の所はそういう形で、それで課長会議を早速開催した時に、今の各現業の初動の体制を聞き取りしてですね、その後、いろんな指示をさせていただきまして、特に告知端末が使えなかったという不便さがありましたので、携帯電話の中でも会社によっては使えない携帯電話もありましたので、使えるところを中心に公区長、あるいは民生委員の方々に協力をしていただいたところがあります。後は車を使って職員が直接訪問をして対応してきたということがございました。それから、町内も告知端末が使えませんので、巡回広報車を回しまして、そして住民の方々に周知してきたということがございました。以上です。

答弁 農務課長 市田尚之(農務課長は2019年6月まで)

農務課といたしましては、課長会議を終えまして、おうる、それから加工研究所の方に被害があるかどうかを確認しました。その後、農協に行きまして、ちょっと打ち合わせしまして、その際に農協としてはもう既に畜産農家の方に回っているというふうに聞きましたので、我々は新規就農を中心にした耕種回りをいたしました。その後、農協の方から、酪農を回っている間…発電機の応援ということになりましたので、そちらの方を税務住民課と連絡し合いながら手配の方に回った次第でございます。以上です。

質問 4番 奈須憲一郎

想定外とはいえ、現場レベルでは個々機転を利かして対応されていたことが確認できたかと思います。もちろん不十分な点はあるかと思いますが、その点は個々でまた反省を出し合って改善されていくんだろうなと思います。ただ、告知端末ですよね…まったく使い物にならなかったということで、これが本当に想定外で、住民の方からもバッテリーで動いてないんだということで…そこが初動で情報発信ができなかったというところですよね。携帯電話が使えなくなったのは、私の記憶では最初ではなくて後半だったのかなと思うんですが…なので個々のレベルでは携帯…スマートホンでSNS等を利用して、かなり情報収集が早くなされていたと思います。そういうところが、やはり普段からSNSを使って発信している自治体とそうでない自治体とで初動での情報の伝わり方が分かれたのかなと思っております。例えばお隣の名寄市では、名寄市自体の公式のフェイスブックもありますし、加藤市長自らもフェイスブックで発信されておりまして、早い段階から節電がこれから必要になるというようなことも含めて発信されていました。被害状況も遂次、出ていたかと思います。同じ自治体、町村レベルですと、中頓別町の小林町長は自らのフェイスブックでそういった状況を発信されていました。下川町では、谷町長は就任以前…議会議員時代は、ブログですとかフェイスブックを通じて、議員研修に行って、翌日にはそれをすぐブログにアップされるようなスピーディな情報発信をされていたんですが、それが町長になってからパタリとストップされていて、谷町長は元々の技術的には可能だと思うので、そういったSNSを使っていって、そのノウハウで自治体の情報発信もやっていたら、全員にではないですけど、自力で情報収集できる方に早く情報が伝わって、変な…未確認の情報が流れるようなことも少なかったのかなと思うんですが、その点について、谷町長がSNSで発信していかない、町としてやっていないというのはどういったところなんでしょうか。また、今後はどうのように考えるかお聞かせください。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

技術的には何も問題ないと思いますけれども…他の町では担当者を決めてやっているところもあります。そうするとどうしても負担になったり、首長に常時付いていなければならないとか、いろんな状況が考えられますので、一概に全てそれをできるかどうかというのはちょっと疑問かとは思います。ただ、今回はエリアメールという発信もしっかりやっていますので、SNSに代わる機能としてそういうことも考えられるのではないかと思っております。私としては、そういうことは今後も…どういう形でやっていくことができるのかというのは、ちょっと検討はしたいと思いますけれども、基本的には個人のものでやってきたところがありましたので、これを公的なところに利用するにはどういう具合にしたらいいかというのを、ちょっとほかの首長の事例なども参考にしながらですね、今後検討したいと思います。以上です。

質問 4番 奈須憲一郎

それで、告知端末についてですが、Jアラートと連携するようにということですが、停電時にJアラートは機能するんでしょうか。またですね、今回、節電となった時に、告知端末自体が電気を食うということで、それで年間3,000円ぐらい電気代がかかっていると仰るような町民の方も居て、だから切っているという方もいたりですね、そしてあれは1回点いたら20分ぐらいずっと点灯しているんですよね。そんなことを町なかで話してたら、実はあれは設定で変えれて、1分経ったら画面が消えるようにできるんですよと。だから、画面を表示していることがやっぱり電力消費していると思うんですけど、それがずっと20分という設定のままにしてあるのはどういったことなのか、その点お聞かせください。

答弁 総務課長 田村泰司(総務課長は2021年3月まで)

お答えします。電気料が3,000円かかるというのは…はっきりした情報ではないと思います。一般的に大きなテレビでも…広告等で見ますと年間3,000円とか…というのもありますので、あの画面でそれだけ使って3,000円というのはちょっと確証がないかなと思うんですけども、画面の設定については、基本的な設置の際に、分数というか…基本的な設定は約…分数ははっきりここでお答えできないですけれども、長い時間点くような設定にはなっていると思います。設定を変更するには、一応…設定変更の手順がございまして、パスワード等設定しておりますので、簡単にほかのところも変ってしまうとつながらなくなる可能性もありまして、そういったかたちで設定パスワードがかかっておりますので…変更することは技術的には可能です…短くすることは可能です。Jアラートといいますか…まず基地局自体も…UPSという無停電装置によって多少の時間動くんですけれども、それぞれ個々のお宅の端末が電源を喪失すると、いずれにしても起動できないといったような状況になります。こちらから発信しても、それぞれが電源入っていないと見れないといったような状況でありますので、今回みたいに全町…全域停電になりますと、発信元も停電になりますし、個々のお宅も停電ということで送受信できないという形にはなります。

質問 4番 奈須憲一郎

電気が停電してしまうとJアラートも機能しないということで、停電した時の情報発信ですよね…告知のあり方は本当に根本的に見直さなければいけないのかなと思います。ちなみにモニターは夜中に点くとずっと明るかったりして気味悪かったりするので、希望される方は設定を変えれるようなアナウンスをされたらいかがかなと思います…ちょっとそれは細かいことでした。それで今後の改善点なんですけど、公共施設の節電を呼び掛けたと思うんですよね。それがちょっと初動が遅くて、中頓別の町長ですとか、名寄市の発信だと、もう金曜日ぐらいには節電20%でと呼び掛けがされていたんですけど、下川は土日またいで月曜日の午後あたりからだったと思います。一部職員の方が自主的に情報発信されていたのは存じ上げておりますが…ちょっとそこが遅かったのかなというのと、最初は予約していた方は使えたんだけど…公共施設。やっぱりそれだと不公平感が出るから、とにかく夜は使わないでくれみたいな形に切り替わっていったのかなと。それに対していろいろな町民の方の不平不満みたいなものが出ていますよね。結局この3連休もずっと続きましたよね。ですが、20%以上の節電をというのが確か金曜日ぐらいの段階で切り替わって、そこまで強い節電要請はなくなったんですけど、土、日、祝日と引き続き20%節電をお願いしますというかたちで町内では告知されていたと。初動が遅くて、その後の切り替えも追いついてなくて、そのへんの情報のリアルタイム…即時性というところが下川町の弱みなのかなというのが浮き彫りになったかと思います。それで、公共施設をとにかく夜は使わないようにという形で聞いた時に、ちょうど停電前に枝廣先生からいろいろお聞きして勉強会をやっていたんですけど、その中で公平性の罠という言葉が出ていました。これは職員研修…次の日に職員の皆さんにも伝えたいことだと言ったんですけど…停電で流れちゃったんですけど、あまりに公平を期するために、みんなに公平に同じようにやってしまうために、必要としていない人まで何かを渡したり、逆に必要とする人に渡さなかったり、みんな渡さない、みんな渡す…どっちかみたいなことに陥っちゃうと。本当は必要としている人に支援が届いたりだとか、多い人からは減らすようにだとか、みんなが公平じゃなくて…本来公平というのは、この人が普通の生活が送れないところを何とか持ち上げてですね、それで公平にしていこうというところが本来の公平性の概念だと思うんですよね。だから、不公平感が出るからとみんな一斉にやらないじゃなくて、2割節電しましょうということなら、週5日活動している団体だったら5日じゃなくて、2割だから3日間ぐらいの使用にとどめて、2日は休んでくださいとか、電気を半分消してください…だったら十分2割達成できるかと思うんですよね。一律使えないじゃなくて、そういうことがあった方が町民としても…利用はするけど節電はしますという形で、とにかくシャットアウトじゃなくて、町民としても…やり様があったのかなというところを感じております。一方で日中の行事に対しては、敬老会とかは開催されてましたよね。バスターミナルで電気を使ったり、エレベータを使ったりして電力を使うんだけど、そこの部分のバランスというかですね…統一感がないというようなお話もいろいろ聞いておりまして、その辺りですね、今後、もしなった時に、本来必要としている節電を実現するために、どういうやり方が良いのかというところをお聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

今回の停電については、かなり改善しなければならないところがたくさんあると思います。奈須議員の指摘のように、こういうところはこうしなければならない、ああいうところはああしなければならない…こういうところがかなり出てきていると思います。また、住民の人たちにこれから協力していただく…備品だとか食料だとか…こういうところも、最低限このぐらいのものはどのぐらい用意してほしいという…こういうメッセージもこれから必要になってくるんではないかなと思っております。そういう意味では、これを糧に改善すべきところをいろいろと取組をしていきたいと思っておりますので、またいろいろと気が付いたところがあったら提案していただければ有り難いなと思います。よろしくお願いします。

質問 4番 奈須憲一郎

公平性の…ちょっと延長線上になるんですけど、住民みんなに同じような支援ではなくて、特に今回…やっぱりオール電化の方が困ったと思うんですよね。まずオール電化の方々に対して、停電した場合どういうふうな対処が必要なのか。そもそもそれに備えてどういうことが必要なのかということが…必要なのかなと思います。例えば今回ですと、避難所は設置されなかったと思うんですけど、避難所一か所ぐらいあった方が良かったんじゃないか。例えば独居老人で、たまたまオール電化で、何が起こっているんだか分からなくて、どう対応していいか分からないような人が、やっぱり一回そこに避難すれば情報も得られて、取りあえずご飯も食べれて、安心して一回家に帰るというような、そういう一時避難所でもいいので、そういった場所が一か所あったら…それこそ電話が通じないとか…そういう方々の安心度も違ったのかなと思うんですが、避難所については検討されなかったんでしょうか。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

今回は避難所については協議をしてですね、設置しないことで決めました。ただ、これが…先ほど質問にもありましたけど、厳寒期とかですね、あるいはまた秋でも春でも就寝に支障を来すような…生活に支障を来すような時には、今後考えていく必要があるだろうということで、今回は避難所を設置しないということにいたしました。

質問 4番 奈須憲一郎

次ですが、IP告知端末が使えずに情報発信ができない中で、広報車を走らせたんですけど、あれがちょっと…焼き芋とか古紙回収の車より速いペースで進んでいって、音がどんどん流れていってしまって、私も外に出るんだけど部分的にしか聞き取れないんですよね。そこにちょっと課題があったのかなというふうに感じています。後ですね、今、北海道全体でインバウンドということを言っていて、やっぱり外国人の受け入れに積極的になっている。うちの町も実はですね、いろんな形で訪れる方が増えているかと。もちろん働いている方もいらっしゃいますので、そういう外国の方とかですね、視覚・聴覚に困難を抱えている方への緊急時のお知らせというのも今回の課題として出てきたのかなと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

仰るとおりですね、五味温泉も停電によって営業ができなかったということがございます。やはり施設施設で…特にそういうインバウンドで来られた方々が宿泊している…こういう対応は施設でしっかりと…まず基本的にはこれから対応していただく。そしてまた、町としてそれを貸与したり供給できるものは、最低限の備品は用意していくという、こういう形を取ってまいりたいと思います。ただ、発電機については、町も限界がありますので、全ての施設に準備するというのは不可能かと思います。そのへんはまた…今回は開発局や道からもいろいろとサポートをしていただきましたので、こういう機関とも協力関係を作りながら進めてまいりたいなと思います。以上です。

質問 4番 奈須憲一郎

発電機については後ほど…オフグリッドの話と絡めてしたいと思います。それで、これからの技術の事なんですが、広報車で走らせるよりも、今、防災向けのドローン開発が進んでいるそうで、音声って指向性があるので、走りながらスピーカーの向いている方向に音がピューといって、なかなか…流れてしまうんですね。ドローンだと上空から下に向けてやるので、音声が聞き取りやすいそうです。それで、緊急時の避難誘導なんかもドローンでさせようとかですね、今回みたいに…停電エリアが回復してきたけど、市街地の一部だけ依然として停電していて、そこは携帯も通じなくなって、情報が断裂していると、そういうところにドローンを飛ばしておけば、アナウンスもできるし、カメラもあるので何かあった時に人をちゃんと認識して、それこそ連絡も取れるような携帯電話機能とか持たせれば、緊急時の対応として非常にドローンが活躍するんじゃないかというようなことも言われてますので、そういったことも…実は南紀白浜の自治体では、そういうドローンメーカーとタイアップしてですね、サテライトオフィスの活動も通じて、そういった活動もされているそうなので、そういったことも今後視野に入れてはいかがかなと思います。それはちょっと情報提供程度でした。今回ですね、そういった形で情報が断裂してしまった時に、黒電話の家庭は電話が通じたということもあって、そういうアナログなやり方ですね…昔ながらの物が実は強いと。町内にもまだ公衆電話が三か所残っていて、NTTの対応で無料で通話できたと。公衆電話の位置の確認も必要なのかなと。私が確認したところでは、バスターミナルの前にボックスがあって、信金前にボックスがあって、セイコーマートはお店の軒先にむき出しの状態であって…その三か所。ただ、必ずコイン投入が必要なようですね。ちょっと今回の…南町とかだと公衆電話まで遠いので、いろいろまた対策の講じ方があるのかなと思いました。それで、個人的に今回直面したのが、学校の連絡網ですね。明日、学校があるのか、ないのかと…緊急連絡網で、私の次の家庭がたまたま携帯も通じなくて、家の電話も通じなくて、連絡の取りようがなくて困ってしまったんですね。昔、下川町だと、マイナス30℃の時は、学校前に赤旗が上がったら旗リレーでそういう伝達があったというような形で、なんかそういう昔ながらというか…電気を介在しない…学校あるなしだとか、緊急時のあり方も見直していいのかなと思ったんですけど、そういったことはいかがでしょうか。

答弁 教育長 松野尾道雄(教育長は2021年6月まで)

お答えいたします。今回、学校長の方とも災害時に協議をさせていただきまして、まず、迅速な連絡ですね…それを確保するのにどうしたらいいだろうと。休校につきましては、もう6時前に信号機も途絶えておりますし、安全の確保…そういった観点。また、学校自体も照明が点きませんので、明るさの確保ができないということで一応休校ということは決定をいたしました。家電が使えないということで、大概の方は携帯をお持ちですので、そういったものを使って連絡網を回します。それ以外は、教員の方がそれぞれのお宅を訪問して、一応伝達すると。場合によってはもう既に出ている…学校に向かっている可能性もありますので、そういったケースについては教員の方が町なかに立ちまして、休校を伝えるというような方法を取らせていただきました。以上でございます。

質問 4番 奈須憲一郎

実は困ったのは翌日で、今日は学校がありますという連絡網が回ってきたんですけど、次の人が携帯電話もつながらなくなっちゃってて…auですよね…家の電気も南町地区で電気が通じなくてというケースがあったものですから、ちょっとお知らせしておきます。それで、続きまして、オフグリッドです。これについては、町内で…それは停電時というよりもエネルギーをなるべく化石燃料だとか原子力に頼らずに自然のエネルギーということで、太陽光のソーラーパネルを自分で設置して、それで出来た電気を一回鉛のバッテリーに蓄電して、そこから様々な形で電力を利用していたと。そういった方々がいらっしゃいます。今回、そういった方から自主的に、携帯とかの充電だったらうちでできますよですとか、ヨックルにそういう設備を貸し出したりとかしていました。このオフグリッドの現状なんですけど、結局FITを利用していると、北電との接続の契約の中で、自分のところに太陽光があっても、自分の家で自由に利用できるわけではないというようなこともありまして、北電と接続している限り、オフグリッドということにはならないのかなというふうに考えております。実際、家の電気全てを太陽光でやるとすると、大きな蓄電池が必要だったりしますが、まずはスマートホンだとか携帯で情報の連絡手段をちゃんと確保しようということであれば、10W程度の物で十分だと。ところが今回、回答がありました快適住まい条例の対象になっているのがですね、確か1kw…1,000Wですよね…1,000W以上で6分の1の補助、15万円上限ということで、これはFIT制度を利用してがっちりした太陽光をやるようなことを想定しているのかなと。売電収入があるので補助も6分の1、15万円程度なのかなと。現実的には、もう少し小さい…まずはスマホを緊急時に充電しようとかですね、そういう程度で…小さいパネルでやれるということですので、そういったことを何か支援するような。まずはそういった詳しい方がいるので、そういった方々と一緒に勉強会をやる…実はちょうど停電の前日に森の生活の方でオフグリッドソーラー講座というのがあって、私、受講したところで翌日停電だったんですけど、あのパネルさえあればなと思ったんですけど、そういった民間活力を活用するような方向。そして、いきなり…補助とか町民に配るとかいうことではなくて、これから安定的にオフグリッドで地域は自力でしなやかに強く、SDGsの下川町として生きるには太陽光というのは技術革新も進んでいるので、これからやっぱり中心になっていくのかなと思うんですね。そういう意味では、現状でとにかく太陽光で補助を出すと、町外の業者から買うだけになってしまって、富が流出してしまうので、町内の太陽光の事業者も育てるような制度設計をしっかりしてですね、町内の事業者もいて、そういう人が仕入れて、売って、メンテナンスもして、常時回っていくような…そういう仕組みづくりが必要なのかなと思うんですけど、その点はいかがでしょうか。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

仰るとおりですね、そういう仕組みをしっかりとこれから構築できるように、関係機関に働きかけをしていくことが必要なんじゃないかなと思っています。FITという固定価格買取制度の…今回のような災害が起きたり、停電になったりしますと、やっぱり優先すべきものは何なんだという…そういう問題提起が今おそらくクローズアップされてきていると思いますので、しっかり自治体としてはそういうところをこれからも提起していきたいなと思いますので、よろしくお願いします。

質問 4番 奈須憲一郎

現在ですね、学校に太陽光パネルを設置されているんですが、学校の太陽光発電の電気というのは、こういった停電時なんかにはどういった運用がされているんでしょうか。

答弁 教育課長 堀北忠克(教育課長は2018年9月まで)

小学校・中学校の太陽光パネルについて回答します。小学校、中学校、共に通常は学校施設の電気として使っております。余剰電力を若干売っているという状況で使っております。今回、停電した時に、太陽光の電気を使えないのかということで、当時の設計の担当者に連絡を取りまして…こんな状況ですのでなかなか連絡が取れなくて、通電後に連絡がついたんですけど、1時間に発電する量が6kwから7kwというそうです。ですので、大型家電なんか付いていると電気が点かない状況ですので、そういったものを全部外して最小限のものにすることによって、職員室の蛍光灯が点くとか、充電するということは可能だということで、今後についてはそのような対応をしたいというふうに考えております。蓄電池はないです。

質問 4番 奈須憲一郎

太陽光は日中しか使えなかったり、変動もあるので、やっぱり蓄電池というのが一つの鍵になるかと思います。現在、町民の方で自主的にオフグリッドのシステムを備えている方は、鉛の…車のバッテリーですよね…あれにつなげてやっているんですけど、やっぱりあれはちょっと機械が苦手な方だとか、小さい子供がいる家庭だと、鉛のバッテリーが家にあって、まずプラスからこれをつないでとかですね、ちょっと危険というか苦手な方は難しいのかなと思うので、最近、技術革新も進んでいるので、リチウムイオンバッテリーも大分値段が下がって、扱いやすいものが出てきていると。ただ、依然としてちょっと高い時に町がどう働きかけるかということもあるので、蓄電池の方ですね…また検討していただきたいなと。その蓄電池という意味では、公用車の中に蓄電池を備えた電気自動車なり、マイルドハイブリッド車だとか、いろいろあると思うんですよね。そういった形で緊急時の電源として公用車を位置づけるということについてはどうでしょうか。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

まだそこまでちょっと想定してませんでした。ただ、今回、車の用途が非常にあったという話は報道で聞いてますので、特にコンビニが全道的にそういう体制づくりをしていたという…非常に参考になるんではないかと。そういう意味では、自治体としてもそういうことが求められてくるという感じはしてますので、現実にそれが可能かどうかというのはこれからいろいろと考えてみたいと思います。

質問 4番 奈須憲一郎

下川には心強い味方のスズキ自動車がありまして、スズキ自動車が確か 2020 年めがけて、リチウムイオンバッテリーですか…の開発をしているということで、いよいよ電気自動車事業に本格参入というようなことも伝えられてますので、そういったことと下川の防災ということをリンクさせた共同提案なんかも可能ではないかというようなことも考えたりします。そういったことも是非、今後の改善要項の中に入れていただければと思います。そして、次ですが、下川の場合…これからですよね、もし冬に停電が起きてたらと思うと、ちょっとぞっとします。冬の場合、避難所を速やかに設置した方が良いと思うんですよね。家であれこれやると、例えば火を扱って火災だとか一酸化炭素中毒だとか…二次災害、家で頑張ろうとして低体温症になっちゃって…というようないろんなケースが予想されるんですけど、避難所として現在想定しているのはどこなんでしょうか。

答弁 税務住民課長 中岡健一(税務住民課長は2019年6月まで)

お答えします。水防に関しては、町の中ではバスターミナルの2階になっております。こういう停電の場合ですと、暖房の確保ということから、備蓄しているストーブはあるんですけど、そんなに数もないものですから、コンパクトに集中しなければならないなと思います。そういう点でいけば、バスターミナルあたりに設けるか…ちょっと狭いんですけどフレぺとか、スキー場のロッジとか…あそこは薪ストーブがありますので、そういうところが考えられるのかなという気がします。以上です。

質問 4番 奈須憲一郎

最初にありましたけど、やっぱり想定外の事が起きていて、今まで想定していたのは洪水などの水の災害が起きたときの対応だったと思います。冬期に停電した場合ということを改めて想定して、対処していただければと思います。日本ですと体育館みたいな所が避難所になるケースが多いんですが、やはりこの気候ですと底冷えして、住民の方の肉体的な負担も多いということで、やっぱりそういった従来の防災の観点ではなくて、それこそ災害とはいえ…やっぱり町民の福祉の視点で考えていただきたいと。公平ではなくて、例えば…繰り返しておりますが…オール電化で独居老人の方が優先的に…例えばですね、今回、非常用発電設備を急遽用意して、結いの森は充電の協力だとかコミュニティに対して非常に積極的だったと聞いております。なので、もう宿泊施設…災害時は人は来ない…キャンセルが相次ぐので、そういったところにまず…単身ですとか、自分自身の力では…こういった災害被害時に困難を抱える方を優先的に、そういった全て整っている宿泊施設にまず…避難所というか…そういう形で利用していただいてはどうかなと思うんですが、その点はいかがでしょうか。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

今言いましたように、町としては…課長会議の中でどういうものが…住民の方が困っているだろうというのを一応情報収集しまして、発電機、簡易ガスコンロ、あるいはまたお風呂やシャワーの用意ができるんじゃないかと…こういうところを中心にやってまいりました。先ほどの独居老人なんかも、そこは公区長さんだとか民生委員の方々に協力いただいてですね、そして各家庭を回っていただいたり、そういうことで情報収集して、困り事があった時にはすぐ連絡を頂くという、こういう体制づくりをしてきたところであります。以上です。

質問 4番 奈須憲一郎

これからのいろんな想定になると思いますので、ここですぐ回答を頂こうということではなくてですね、この一般質問を通じて町民の方々にもいろんな情報が伝わって…、枝廣さんが関わっていらっしゃる地域で海士町というところがありまして、海士町では総合計画を立てるときに仕分けをしたそうです。一人でできること、10 人でできること、100 人でできること、そして 1,000 人でできること。やっぱりまず自立した一人の人間として、一人でできることは一人でやろうと。そして一人で無理なことは仲間で協力して…10 人でやろうと。10 人で無理なことは 100 人…となってくると…段々規模が大きくなってくると、自分たちの力だけではなくて行政だとか、いろんな団体との協力をやっていくという形で、この停電だとかいろんな防災、災害時も、まず一人で自立していればほかの人の手助けもできるというような形で、逆に言うとなんでもかんでも行政が抱え込んで、全てをお膳立てするということではないと思うんですよね。そういった仕分けというか…意識を持つためにも、この議論がきっかけになって、いろんな議論が巻き起こればいいなと思っております。それで、物流が停止した場合ですね…ちょっとこれ質問の趣旨が伝わりきらなかったようで、二つ目の、緊急時の備蓄の観点からの産業振興、これについて私の感覚ではお答えいただいてないかなと思っております。これは何を言いたかったかと申しますと、普段は商売でやっているんですけど、いざこういった緊急時に物流が止まってとなると、そういった飲食店ですとか小売店というのが備蓄庫になるんですよね…地域にとっての。そこに食料がある、水がある、エネルギーがあると。ということは、単にそこは商売者の方が自分の営みとしてやっているだけじゃなくて、地域にとってのいざという時の防災拠点だったり備蓄庫になるという観点で改めて捉えなおすと、日頃の利用の仕方も変わってくるのかなと。産業振興という意味でも、産業振興というよりも防災目線でのそういう産業との関わり方が見えてくるのかなと。昔は商業振興で、地域で買い物しようねというふうに言ってたんですけど、そうじゃなくて…いざという時にこのお店があれば物が買えると、ガソリンスタンドも開いていてガソリンが入れれると、そういう安全安心を確保するためにも地域で買い物をしていくということが大事なんだよということを、改めて今回、再確認されたのかなと思っておりまして、行政施策の中にもそういった観点が盛り込まれたらいいんじゃないかなと思っております。ただ、そういったところが、今回の停電で…物はあるんだけどレジが動かないとか、ガソリンはあるんだけどそれを入れれないというところがあったので、そういう防災の観点から、まずは優先的にそういうお店が非常用電源を備えるような施策があってはいかがかなと思ったんですが、その点はいかがでしょうか。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

仰るとおりで、住民の方が最低限用意しなければならない備品、食料、それから事業者の方がこういう有事の際に必要とする発電機だとか、防災のいろんなグッズとか、こういうところというのは町としても啓発していく必要があるんではないかなと思っています。また、これから水防訓練とか、避難訓練をやっていきますけども、今回の停電も良い経験として、そういうところにも啓発をしていければいいなと思っています。それから、食料や燃料も…今回、燃料等も隣のスタンドなんかでは25,000リットルの内の一部を持っていたわけなんですが、10リットルずつの配給という形でシェアをしていくと。ですから、食料品店なども限られた食料の中でシェアを少しずつしながら、多くの人たちが食料を調達できるように、こういうことも必要ではないかなという感じがしてますので、こういう点もまたいろいろ啓発をしてまいりたいなと思います。以上です。

質問 4番 奈須憲一郎

時間も迫ってまいりましたので最後…啓発という言葉が出ましたとおり、やはりまず一人一人が対策するには、ちゃんと情報が伝わっていることが大事で、今こういったデジタル情報が主流になりつつある中で、デジタル・ディバイドですとか…情報格差、そういうスマートホンなどが使えるかどうかによって、緊急時も日常もいろんな情報を得た上で最適な判断をするということに…どんどん格差が広がっていると思います。これについては、高齢者だから横文字が苦手だとか、電子機器が苦手ではなくて、人生これから100年といわれている中で、いつまでも学習して…更新していくと…自分の知識だとかライフスタイルを。そういうことが必要なのかなと思っております。そういった意味では、生涯学習というのが本当に重要な時代になってきたかなと。余生を楽しむではなくて、いつまでも変化の激しい時代に対応して生き続けるための生涯学習ですよね…そういった形で学習支援というのがいよいよ大事なのかなと思っております。今回、停電を踏まえてですね、そういった防災の意も含めての生涯学習ということで、最後お聞きしたいと思います。

答弁 教育長 松野尾道雄(教育長は2021年6月まで)

各世代問わず、この災害時には求められるものがございます。今、奈須議員の方からお話がありましたように、やはりいろんなツールが使えないために困窮してしまう、あるいは被災してしまうというようなことも随分想定されますので、そういったことを意識しながら生涯学習の中でそういった学びの機会を入れてまいりたいと思いますし、また、それぞれ世代的な特徴もございますので、そのへん一括りにしないで、御高齢の方を中心とした内容で展開するとか、またそうでない世代についてはそれなりの必要な展開をしていくという配慮も必要だというふうに思いますし、また、学校時も…先ほど御説明しましたけれども…緊急時の連絡体制…そういったものについても再構築していくような取組、こういった課題が今回現れてきましたので、そういったものを解決するように取り進めてまいりたいと思います。今後とも御指導よろしくお願いいたします。

出典:下川町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月19日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる