下川町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月14日
安心安全なまちづくりにおける防災体制について
2016年9月14日、下川町議会の一般質問で、大西功議員が「安心安全なまちづくりにおける防災体制について」質問し、町長 谷一之、税務住民課長 長岡哲郎が答弁しました。
- 質問者
- 大西功 議員
- 答弁者
- 町長 谷一之、税務住民課長 長岡哲郎
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 大西功
本日の一般質問、私が最後でございます。よろしくお願いしたいと存じます。私の今回の一般質問は、昨年9月に私が質問した事項と重なるところもあり、一部追跡質問のようなかたちにもなりますが、安心安全なまちづくりとして大切なことだと思いますので、しつこく質問をさせていただきたいと思います。昨年9月の一般質問で、私は「北町の木工場、また木炭工場の火災で、周辺には消火栓がそれぞれ一つしかない、規模に応じて消火栓を増設する必要があるのではないか。」というような質問に対して、町長の答弁は「消防小型ポンプによる河川の自然水利での給水及び中継による消化活動と消火栓の老朽化に伴う計画的な更新整備と必要箇所への重点的な強化を含め、全町的な消防水利の充実強化を図っていく。」との答弁がございました。また、税務住民課長からは「今後、全体的に消火栓を増設できるところは増設する。また、必要とするところでなおかつ消火栓の増設が難しい場合、そういったところには防火水槽を増設するというような、そういう計画をもって今後全町的な消防水利の強化を進めていくというところでございます。」との答弁がございました。あれから一年が経過いたしました。現在の全町的な消防水利の強化の進捗状況など、どうなっているのかお聞きします。以降の質問については自席にてお聞きします。よろしくお願いします。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
大西議員の御質問「安心安全なまちづくりにおける防災体制」についてお答えいたします。本町においては、町民の生命と財産を守り、安全で安心な暮らしを確保するため、災害予防や危機管理に対する意識啓発、防災訓練の実施、道路や河川の整備、通信設備や各施設の充実を図るなど、総合的に防災対策を講じているところでございます。このような中、一つ目の御質問でございますが、「消防水利強化の進捗状況」についてです。国の定めた「消防水利の基準」により、町内に消火栓 112 基・防火水槽 34 基を設置しており、平成 27 年度から老朽化した消火栓の更新を逐次実施しているところであります。前回御指摘のありました、北町地区の消火栓については、設置当時…これは昭和 61 年でございますが、75 ㎜の配水管が取り付けられておりましたが、その後、御料橋側に 200㎜配水管が埋設されたことから、今年度において 200 ㎜の配水管に新規で消火栓を布設する予定でございます。なお、新規の消火栓については、消防ポンプ車両 2 台が使用できる双口型の消火栓を敷設いたしまして、更新と併せて消防水利の強化を図っているところでございます。以上、答弁とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。以上です。
質問 5番 大西功
一年経ってやっとかという感はありますけども、北町の木工場周辺だけじゃなくて、ほかの木工場や新しくできた住宅地区にも、もし火災が起きたら水利は足りているかなどの検証をしながら、今後も早期に進めていただきたいと思うところでございます。二つ目の質問に移ります。去る6月29日に、一の橋にある特用林産物栽培研究所で火災がありました。幸い大きな火災とならずに済みましたけども、それでも被害額は相当なものでございました。一の橋市街の消火栓事情をいいますと、町内北町地区と同じく、消火栓に直接繋がっている水道本管はとても細いんですね。町内の水道本管は一番太いところで…先ほど町長もいわれました200㎜…20㎝の本管だと聞いています。一の橋の水道管に繋がっている消火栓に消防車を繋いで水を上げるとなると満足な水量が得られず、消化活動にも大きな支障をもたらします。かといって太い水道本管に移設して消火活動をしたとするならば、一の橋の浄水場の水が空っぽになってしまうという話を聞きます。ならば水を溜めておける防火水槽の増設を考えてみてはどうか。町の財産でもある施設も含め、一の橋地区の町民の財産を守るため、早急な対応が必要かと思いますが、町長はどうお考えですか。お聞きします。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
御質問の「特用林産物栽培研究所の防火水槽の設置」でございますけれども、確認しましたところ使用できる防火水槽があると判断してございます。ですから、防火水槽を全町的に整備した当時から、かなりの年数が経過しているということを承知してございますので、将来の土地利用計画も含めてですね、必要箇所の調査・検討を進めて増設に向けた取組を展開してまいりたいと、このように考えてございますので御理解いただければと思います。よろしくお願いいたします。
質問 5番 大西功
その研究所の東側に防火水槽があるとお聞きしました。その防火水槽の容量は約40t、正確には40tまでには満たない35~36tだったという話を聞いてますけども、この40t…どれだけで空っぽになるかといいますと、消防車にそれを繋ぎまして65㎜のホースで大体6㎏ぐらいの水圧で放水しますと、約1分で1tなくなります。といいますと大体40分ぐらいで空っぽになってしまうというような状況に陥るわけでございます。そういうことを踏まえて考えますと、施設の規模に応じて増設もやはり考えなければならないと思います。町長の答弁によりますと、調査・検討を進め、増設に向けた取組をこれからも進めていくということでございますので、この件についてもこれ以上の質問は避けますけども、先日、一の橋地区の住民懇談会もあったと思われます。その中で防火に対しての不安な意見もあったのではなかろうかと思います。特用林産物の研究所施設周辺だけではなく、市街地の調査も抜かりなく実施していただきたいと思います。続いて三つ目の質問に移ります。北海道各地で甚大な被害をもたらした台風10号、下川町でもかなりの被害があったわけですけども、早急に防災対策本部を立ち上げ、町職員の皆さんも昼夜を問わずパトロール、情報収集、排水作業などに御尽力されたことは大変評価できるものと感じております。昨年9月の一般質問で、町民の避難場所、避難経路などを記したハザードマップの見直しについても質問させていただきました。町長の答弁は「今後においてまた全国的な大雨の状況も年々変わってきておりますので、そういった災害の状況もいろいろ取り入れながら、今後適時必要な改正を行ってまいりたいと考えています。」とのことでした。町長の言うとおり、ここ数年間の日本、北海道の雨の降り方がどうも変わってきたような気がします。町が見直しについてまだ手を付けていないとは考えにくいのですが、これについても進捗状況をお聞きいたします。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
御質問の「ハザードマップの見直し」を中心にした質問でございますけれども、ハザードマップにつきましては、災害時の避難場所や災害時に危険となる箇所をまとめたものでございまして、現在の「下川町洪水ハザードマップ」については、名寄川流域において概ね100年に一度の大雨を想定したものでございます。洪水浸水想定区域につきましては、名寄川の堤防が決壊した場合に浸水する箇所を示すなどして、平成24年度の時点で作成をしてございます。下川町洪水ハザードマップでの避難所の指定については、地域防災計画で示している全町 22 か所のうち、洪水時における避難対応が可能な施設として 13 か所を指定しているところでございます。避難所の指定などについて、現実的ではないとの意見がいろいろございますので、皆様の御意見を踏まえて、今後見直しを実施してまいりたいと考えています。現在、国におきましては 100 年に一度の降水量などの基準の見直し作業が行われているところでございまして、それらの基準変更の進捗状況を加味しながら、国の計画と整合性を図って地域住民の皆様に御協力をいただき、「災害時に、自身の身の安全を守る行動」に最大限役立つよう、より現実的で、より安全が確保できるものに見直してまいりたいと考えているところでございます。午前中の答弁でも申し上げましたけども、自主組織あるいはまた町が今後展開していかなければならないこと、様々なことを考えてですね、住民の皆様に周知をしてまいりたいと考えてます。現在も敬老会が実施されてございますけれども、その中におきましても、この台風における大雨被害の状況や、また、今後の皆さんの意識の持ち方なども御挨拶の中でさせていただいているところでございまして、このようなかたちでいろいろな手を使いまして広く周知を今後してまいりたいと考えてございますので、御理解いただければと思います。よろしくお願いします。
質問 5番 大西功
ただ今の答弁で、国が基準変更をするということですけども、この基準変更の進捗状況を加味し、国の計画と整合性を図りながらというような答弁がございましたけども、これが成さらなければ下川では何もできないというか、ハザードマップを新たにこれだというものができないというようなお考えなんでしょうか。
答弁 税務住民課長 長岡哲郎(税務住民課長は2018年3月まで)
お答えいたします。下川町洪水ハザードマップ、そしてその上に立つ地域防災計画、これらについては国の災害基本法に則りながら北海道の計画、そして国の計画等々と整合性を取りながらやってきているものでございます。ただ、国の言うとおり、道の言うとおりにやっていれば、避難するときに安全に避難できるかといったらそういうわけではありませんので、やっぱり現場の地域住民の皆さんがどういうふうに避難するか、現場が最重視だと思います。今、ハザードマップでいわれている避難所、町長言いましたけども13か所については、名寄川が決壊したと…大災害だと思います。そのときに例えばですけども、下川町内であれば役場の庁舎まで水が付くような状況が予想されます。上名寄地区においても国道まで水が付くという状況の中で、前回24年にハザードマップをつくったときには、移送手段で町内まで運ぶというようなことを想定して…それがいろいろ内水氾濫だとか小さい氾濫のときにもそこへ行かなきゃならないのかというような、なかなか普及啓発と説明がうまくいってなかったのかなというふうにも思います。今後ですね、ハザードマップを作成していく上では、大きな災害、国が今100年に一度という想定は、下川町内では3日間に244㎜以上の雨が降ることを想定したものです。これの見直しが今行われておりまして、来年の3月を目途に見直しの数字が出てくるのではないかということでございますので、大きな災害プラス今後は名寄川等々の樋門が閉まった場合に内水氾濫等々も懸念されますので、そういった一地域、一集落といったような細かい避難みたいなところも対応できるようなかたちで、国の各関係機関とも連携してやらなければいけないというところも重要視しながら、現場を重視した見直しをしていきたいと考えております。
質問 5番 大西功
分かりやすい答弁ありがとうございます。平成24年に改訂したハザードマップはですね、専門家も加わって検討し作成されたものだったのでしょうか。そこを教えてください。
答弁 税務住民課長 長岡哲郎(税務住民課長は2018年3月まで)
当時、担当はしておりませんでしたけれども、各関係機関のアドバイスをいただきながら、専門のコンサル等々の意見も入れながら策定をしたというふうに引き継いでおります。
質問 5番 大西功
専門のコンサル等の方の意見もということで、無料というわけにはならないと思います。確かに結構な予算を投じてのハザードマップの作成だったと思います。それが4年間で見直し作業というようなかたちになっていくわけでございますので、今後ですね長いスパンで、これは町民の皆さん安心してください、この避難所は大丈夫ですよというような、そんなようなハザードマップの作成をしていただきたいと思います。現在のハザードマップで、先ほどの答弁でございましたけども、下川町で指定している避難所は13か所ですね。そのうち公区会館のような平地での一階建ての避難所が8か所。堤防が決壊したとの想定となると、一階建ての避難所は避難所としての役目を果たせないところもあるんじゃなかろうかと思われます。洪水のときにはとにかく高い所へ避難していただく誘導が大切なんじゃなかろうかと思います。洪水想定では避難所の役目も大きく変わると思います。現在のハザードマップに目を通してみますと、例えば末広会館、新町会館には水がこない想定になってございます。洪水想定でもそのまま末広会館、新町会館などは避難所として生きている状態になっているわけでございますけども、地域住民の方は果たして本当に安心してそこへ避難しますでしょうか。もう一つ、上名寄第一、第二、第三公区の避難所は桜ヶ丘アリーナになってますけども、町内市街地のほとんどの方も高い場所にある桜ヶ丘アリーナに避難してくると思います。そういった不可思議な点があるからこそ、今回の見直しに繋がっていくんではないかと思いますけども、先の消火栓、防火水槽などと同様、動き始めるのが若干遅いような気がします。まだ台風は…今日天気予報を見ますと台風16号が沖縄付近にあります。通年台風というのは20何号かまで大体発生するわけでございますけども、まだ16号です。これからもまだまだ北海道を直撃といった台風が来る可能性がないとはいえないと思いますので、災害対策本部を素早く立ち上げて、本当に堤防決壊の危機が迫ったときに、見直し必要なハザードマップを基に避難誘導されると、そう思うと恐怖さえ覚えてしまいます。町民の安心安全のために一日も早い新しいハザードマップ作成に御尽力していただきたいと思います。私の今回の一般質問は、昨年の一般質問の追跡質問というか調査質問ということで、多少短めに仕上がってございます。最後に、町長これいつやってくれますかというような質問をしてみたいところでございますけれども、やはりこればかりではなくて、各課の皆さん方もお忙しいのも重々承知してございます。来年の9月に私がまた同じような質問をしなくてもいいように早期に実現していただきたいと思います。消火栓にしても防火水槽にしても、町民の生命と財産を守るための対策はいくら早くてもいいんです。スピードを持って今後も問題箇所を見極めて素早い対応ができますよう御尽力していただきたいと切に思うところでございます。私の質問もスピードを持ってこれで終わりたいと思いますけども、最後に町長何かあればお聞きして閉じたいと思います。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
ありがとうございます。私どもはその生命と財産をしっかり町民から守っていくというそういう使命を抱きながら、今後も改善すべきところは速やかに進めてまいりたいと考えてございます。いずれにしても町民の皆様に的確な情報発信をしてですね、避難する際にはどういうような方法で避難ができるか、あるいはまた地域の中で相互扶助的に互いに命を助け合うというそういうところも少し周知、喚起をしながらですね、今後も進めてまいりたいと考えている次第であります。さらに、サンルダムが29年度から30年度に1年延びてございますので、またこの際には河川の水位等の計画も変わってくるかと思います。そういう意味ではこういうときにもまたいろいろと改変をしていかなければならない時期がくるんでないかと思ってますので、そういう点も見据えながらですね、今後も進めてまいりますので御理解をいただければと思います。よろしくお願いいたします。