下川町議会 令和7年3月会議 2025年3月18日
冬期間の安全で快適な住環境の確保について
2025年3月18日、下川町議会の一般質問で、大西功議員が「冬期間の安全で快適な住環境の確保について」質問し、町長 田村泰司が答弁しました。
- 質問者
- 大西功 議員
- 答弁者
- 町長 田村泰司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 大西功
午前 9 時半からの一般質問…私が最後でございます。そんなに時間を取らせませんので、もう少々お付き合いしていただきたいと思います。今回の私の質問でございますけども、冬期間の安全で快適な住環境の確保のための現状と課題についてということで、主に除雪について、町長の思い、考えをお聞きして、私が感じた課題と、それを少しでも解決するための提案をしながら議論をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。今シーズンの長かった冬も間もなく終わりに近づき、春がすぐそこまで来ているわけですけども、ここ数年、下川町の降雪量、積雪量は、過去と比べますと少なめに推移しているとは言いましても、災害級の大雪がいつ来てもおかしくないのが、ここ下川町だと思っています。油断は決してできるものではありません。町道の除雪も民間業者に委託し数年経ちますが、現状を振り返り、町長として、町内の除排雪の状況を今現在どう感じているのか、率直な感想をお聞きしたいと思います。
答弁 町長 田村泰司
大西議員の「冬期間の安全で快適な住環境の確保について」の御質問にお答えいたします。本町における町道の除排雪事業につきましては、平成 28 年度から、これまでの直営路線を民間活力を活用し、全路線民間委託に移行し、冬期間における道路交通の安全確保に向け実施しているところですが、除雪オペレーターの担い手不足や高齢化、機械維持費の増大などにより、安定した除雪体制の確保が今後の課題であると認識をしております。こうした課題解決に向け、町では、除雪オペレーターの担い手確保・育成支援策として、除排雪機械の作業従事に必要な資格取得に要する費用について、中小企業振興事業の補助メニューの中で支援を行っているところであります。また、除雪作業の効率化や除雪コストの削減に向けて、今年度からICT等を活用した除雪システムを導入するなど、民間除雪事業者と連携した取り組みについても展開をしているところであります。今後におきましても、除雪オペレーターの担い手確保・育成や除雪作業の効率化、安定した除排雪体制の確保を図るとともに、快適な冬期道路ネットワークの確保に取り組んでまいりたいと考えているところであります。以上申し上げまして、答弁といたしますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
質問 5番 大西功
道路除雪に関して、道路幅を確保するための排雪作業のタイミング、それとザクザク路面の削りのタイミング、今年を振り返りますと…私もよく見てますと…タイミングは今年は良かったと私は評価したいと思います。今後も町と委託業者が密に連絡を取り合って、良いタイミングで除排雪が行われることを望みたいと思います。それと、今シーズンからICTを活用した…その日の除雪状況を確認することができるシステムが導入されましたけども、担当課がその場にいながらでも除雪車が今どこを走っているのか一目で分かるし、町民の方もこれを利用して、現在、自分の地区の近くに除雪車が来ているのかというのを確認できる…便利といえば便利なシステムなんですね。それで、町民の方が…何名の方がこれを利用してるかというのはちょっと私も分かりませんけど、私も実際これを利用してみました。そうするとですね、まず…皆さん…私が今これから言うことを想像して聞いていただきたいんですけども、まず下川町のホームページを開いて、次に各課のページというところをクリックします。そして町民生活のところをクリックします。そうすると、お知らせというのがズラッと出てくるんですけど、去年の 12 月1 日のお知らせのところに「除雪状況を公開します」と…やっとここで出てくるんですね。それをクリックするとパッと出るのかと想像しますと…違いまして、今度は除雪車両の位置情報が確認できる閲覧サイトはこちらというところにまた案内されるんですよ。それをクリックしますと、ここでやっと確認マップのサイトにたどり着くんですよ。さらに今度は、そこに下川町というのがあるんですね…そこをクリックします。そこでやっと下川町内の地図が出てくるんですね。そこにタイヤショベルのマーク、重機のマークがあって、今このへんにいるんだということが確認できるんです。下川町のホームページに入ってから、5 回ぐらいクリックしていかないとたどり着けないんですよ。町民の方がそれを確認しようとした時に、どこでマップが開けるのかというのは…なかなかたどり着けないということで、便利といえば便利と言ったのはそういうことなんですけども…非常に分かりづらい。言い換えれば、確認するのに手間がかかるシステムだと私は感じています。せっかくのシステムなんですから、下川町のホームページから一発でそのサイトへジャンプできるように…これはしていただかなきゃいけないなと思うんですけども、いかがでしょうか。
答弁 町長 田村泰司
お答えさせていただきます。実は私も除雪の機械の場所とか、どこまで来てるかというのを確認したいと思って、同じような動きをしたことがございます。取りあえず…というのは言葉悪いんですけども…皆さんにお知らせする形で、12 月 1 日から運用できますと、運用をお知らせすることを急いだというところもありまして今の状態になっておりますけど、いろいろ工夫をして、すぐに見れるように改善をこれからしていきたいと思います。来シーズンからは一発で見れるような形になるべくしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
質問 5番 大西功
そうですね…本当になかなか除雪が来るのが遅いなという時に、どのへんにいるんだろうと確認をするには良いシステムなので、是非、来シーズンからはよろしくお願いします。次に、民家の除雪についての現状と今後の課題について、町長の考えを聞いていこうと思います。民家の除雪につきましては、町内の建設業者や個人で除雪を請け負ってやられている方がいます。全ての業者や個人の方に聞き取りはできなかったんですけども、町内の業者、それと個人でやってる…私が聞いただけでも依頼件数にして 350 件を超えています。全ての業者に聞くことができれば、おそらく 400 件は超えてると思います。この件数の中には、介護予防生活支援事業の除雪サービスを利用されている方も含まれていまして、今年度のその方々の登録者数は 161 名と聞いています。65 歳以上のサービスですから、今後も高齢化が進んでいくと、登録数はまだまだ増えていくことが当然予想されることであります。そこで私は、事業者や個人でやられている方に、「除雪依頼が来た時に、お断りすることがありますか」ということをちょっと聞いてみました。そうしたら、建設業者数社で構成する組合は「各事業所ごとに振り分けることができるので、実質断ることはない」という回答を頂きました。しかし、個人でやられてる方や、事業所として 1 台しか重機を所有していないところは、やはり 1 台で作業する関係で、受けられる件数に限りがありまして、「お断りすることがある」と回答を頂きました。お断りされた方々が、お断りすることのない組合にお願いして受けられてるんであればいいんですけども、要するに除雪を依頼したくても受けれない…そういう町民の方々も少なからずいて、今後も自力で除雪をすることが困難な高齢者の方も増えてくるということなんですね。町長の町政執行方針を拝聴、拝読させてもらいましたけども、生活環境の中で、積雪対策について述べられていますけども、そういった現状を踏まえて…私の今言ったことも踏まえて、町長の思うところをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 田村泰司
お答えいたします。今、大西議員が仰られた内容については、全てを把握しているわけではありませんけれども、間口除雪といわれる…家の前の除雪を担っている皆さんの中で、やっぱり高齢を理由に辞められた方も数名いらっしゃるということも聞いておりますし、また、組合組織の中でも、やはり場所が点在することによって、全てを受けられるかどうかという不安の声は聞いたことがございます。そういった中でも、特に介護予防の除雪サービスですね、そちらを受けられている方たちが一番断られると困るというところだと思いますので、そういう実態をですね、これから…今シーズン終わりますので、把握した上で今後の方策、あるいは今後の対応というのを考えていかなければならないという認識でおりますので、よろしくお願いいたします。
質問 5番 大西功
町長が今仰ったとおり、現在、除雪している事業者や個人事業者に「近い将来の課題は何だと思いますか」というようなことをお聞きしたところ、オペレーターにも当然高齢化が進んでいまして、「いつまで続けられるか心配だ」とのお答えを頂いた方もいます。特に個人でやられている方は、仕事の定年を迎えてからタイヤショベルを購入して除雪をやられてる方もいまして、「あと何年やれるかな」というような心配をしていました。それはもうとても私も理解するところであります。実際、昨年までに 30 件受け持って除雪していた方が、やっぱり体調面の理由でほとんど辞めてしまって、この 20~30 件という方々が、間口除雪を受けられなくなってしまっているのかなというようなところも心配しているところでございます。近い将来ですね、除雪に従事するオペレーター…町長の答弁にありましたけども、やっぱりそのオペレーターが減ることを想定して、除雪を受けられない町民を増やさないために、町としてできることは…何らかの対策を当然これから練っていくべきだというふうに思います。町長は、そういう課題は認識しているということですけども、この課題を何とかしていかなきゃならないんじゃないかということで、私から一つ、町長に提案があります。その一端を申し上げて、また改めて町長の考えをお聞きしたいと思います。例えば一般の方で小型のタイヤショベルを購入して、冬期間の除雪を生業にしてみたいと思う方がいるとします。ですが小型重機といいましても価格が当然高額なんですね。中古を購入しようとしても…金額言いますと 250 万円から 350 万円、これが大体中古の価格です。当然新車ならもっとしますけども…簡単に手が出せるものではありません。今現在の町の条例では、そういった重機購入のための補助金制度もありませんね。ということで、それがかなわないならいっそのこと町が小型ショベルを購入して、新たに冬期間除雪を生業として民間除雪に従事してくる方にリース、安価で貸し出す制度を新設してみてはいかがかなというところでございます。自治体が除雪車を購入して民間に貸し出す仕組みは、もう既に町道除雪の委託業者には行われているわけですけども、個人にも貸し出すことができれば、地域の除雪力を強化して、住民の生活を守るために有効な手段かというふうに思いますけども、ただし、作業免許の有無の確認、費用負担や管理のルール、事故リスクなどの課題もあるため、これは本当に慎重な制度設計が求められると思います。町長、適切な条件で、民間に貸し出す仕組みの導入について、具体的な検討を進めるべきではないかと思いますけども、現時点でいかが考えますか。
答弁 町長 田村泰司
お答えいたします。除雪車両の貸し出しということでございますけども、除雪機については、北海道内でも、自治体、社会福祉協議会などが所有して貸し出している事例があるということで、私も確認をしているところであります。除雪車両については、豪雪地帯という所においては、一部そういった仕組みを作っているところがあるということで聞いておりますけれども、これについては、町内会とかそういったところに貸し出しをして、市道を除雪してもらう…市の道を除雪してもらう…いわゆる公道を除雪してもらうというような取り決めで事例があるというふうに確認をしているところであります。今回のお話でいくと間口除雪ということで、間口除雪ということになりますと、それぞれ自分で除雪している方もいらっしゃるので、いろいろ公平性の観点とか…今、大西議員が仰られたとおり…いろんなハードルを越えなければならないというところがあると思いますので、そういった意味でも、直接町が取得してというところよりも、例えばリースで借りて…それを補助するというところだとか、いろんな方法があると思いますから、いろんな意味で検討しながら、少しお時間頂くかもしれませんが、オペレーターの方の高齢化だとか、除雪機械がどんどん減っていくところとかをフォローできないかなというふうには…今時点ですけれども感じたところでありますので、調査あるいは研究をさせていただいて、最終的にどうするかというのは今後判断させていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 5番 大西功
今、町長言われたように、本州の豪雪地帯ではそういう具合にやって…道路除雪ですね、私もそういうところはちょっと調べたんですけども、ちなみに隣の名寄市で、小型タイヤショベルを購入して、試験的にですけども町内会に貸し出す制度を…正確な年はちょっと分かりませんけど…数年前にやっていました。その後どうなったのかという…今でも続いてるのかなということで、先日たまたま名寄の市長とお話する機会があったので、ちょっとお聞きしましたところ、町内会単位で貸し出す制度だと、代表で作業する方が相当…仕事量といいますか…当然町内会で借ります…そうするとその町内会で困ったところは全部除雪してやらなければならない…これ相当な仕事量になるんですよね。そうするとだんだん借りに来なくなるんですよね…借りに来なくなって…もう1 件も借りに来なくなったのでやめてしまいましたという回答があったんですね。結局そうなんですよ…小さいロータリー式の飛ばすものを町内会に貸しても、する人にとっては…困ってる人のところ全部やってやらなきゃいけない。これは例え公区長がそれを全てやっても大変な仕事量です。でも私がさっき提案しました…生業としてやっていくんだったら、やはり収入も得られるわけですから、どんどん…依頼がされればそこへ行くというような感じで、どんどんそういうような業者も増えていってくれるんじゃないかなというふうに私は思うところなんですよね。でも、せっかくそういうような制度を作っても誰も借りに来ないという状況が、下川でももしかしたらあるかもしれませんので、やはり町長言われたように…これはいいです…来シーズンとか、早急にというわけではありませんので、当然、事前に調査が必要ですし、その次の…またその次のシーズンを見据えて検討に入っていただきたいというふうに思います。町長が先ほど咄嗟に考えを言ってくださいましたけども、私それでも全然構わないと思うんですよ。やはり、現在ですね、町内の民家の除雪をしているオペレーターの数が、数年後には確実に減っていくんだと、除雪をして欲しくてもしてもらえない方が今度逆に増えていくんだということ、それと高齢の方に限らず…除雪を受けたい方が受けられる、安心して快適な冬の生活を送れるように、町としてしっかり、今後…焦らずでいいです…対策を練っていただきたいというふうに思います。以上で私の質問を終わります。