下川町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月15日
災害に対する危機管理と備えについて
2016年6月15日、下川町議会の一般質問で、斉藤好信議員が「災害に対する危機管理と備えについて」質問し、町長 谷一之、建設水道課長 杉之下正樹、あけぼの園長 桜木誠、山びこ学園長 白石仁、町立病院事務長 田村泰司、総務課長 蓑谷省吾、税務住民課長 長岡哲郎、副町長 武田浩喜、森林総合産業推進課長 宮丸英之が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤好信 議員
- 答弁者
- 町長 谷一之、建設水道課長 杉之下正樹、あけぼの園長 桜木誠、山びこ学園長 白石仁、町立病院事務長 田村泰司、総務課長 蓑谷省吾、税務住民課長 長岡哲郎、副町長 武田浩喜、森林総合産業推進課長 宮丸英之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 斉藤好信
おはようございます。一般質問の通告どおりの質問をさせていただきます。災害に対する危機管理と備えについて。去る 4 月 14 日の熊本における地震によって尊い命が失われ、甚大な被害をもたらした事は記憶に新しい。多くの住民は今なお先の見えない避難所生活を約 6,000 人余りの方が今もなおなされています。早期の復旧、復興を願いたいところです。下川町においても、この教訓を対岸の火事とみることなく、安全、安心のまちづくりに向けての取組を進めるべきと思います。まず、最重要防災拠点である役場本庁の耐震化の備えは、果たして十分なのか。行政の責任を考えれば、防災拠点の耐震化は優先すべきと思うが、町長の見解を伺いたい。また、事務分掌のあり方で、安否確認、危険箇所への作業機械導入、人員確保などのスピーディーな初動対応が可能なのか。そして、指定避難所は町内22か所となっているが、そのうちの12か所の避難所は木造建築物で、避難所として果たして妥当かどうか。また、想定避難者に対しての配備する備蓄品は万全なのかを含め、改善すべき課題があると思うが、町長の考えを伺いたい。次に、林地残材、支障木等の有効活用を促進するための新たな取組が必要ではないかと思います。チップにできない枝葉などを破砕バークとして牛糞、糞尿と混ぜ、堆肥に活用する新たな設備を整えることも含め、森林資源を無駄なく活用すべきと思うが、町長の考えを伺いたい。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
斉藤議員の「災害に対する危機管理と備え」について、御質問にお答えをいたしたいと思います。はじめに、熊本地震に見舞われ被災された方々に対しまして、一日も早い復旧、復興を心から願うものであり、我が町におきましても、町民の皆さんとともに、防災に対する意識を高めていかなければならないと再認識したところであり、昨年に引き続き、7 月 21日においてスポーツセンターを会場に全町的な防災訓練を実施する予定をしております。現在、災害に対する危機管理につきましては、住民の生命、身体及び財産を災害から保護し、防災業務全般にわたり迅速かつ的確に実施することを目的といたしまして、関係する各行政機関及び団体等で組織する「下川町防災会議」において、地域防災計画を策定し、災害の危機管理に対して備えているところであります。防災計画に記されている町の災害記録によりますと、昭和 29 年の 15 号台風被害から、平成 27 年 10 月の低気圧被害まで、台風・水害・大火・山火事・強風など様々な災害に見舞われる中、これまでの 60 年間では、幸いにも地震による大きな被害はない状況にございます。御質問の一点目の「防災拠点である役場本庁の耐震化の備えとデータのバックアップ体制」につきまして、役場庁舎の耐震化は未実施となっております。また、近隣市町村の耐震化の状況でございますが、和寒町が平成 23 年度に実施しているところでございます。町といたしましては、改修に係るおおよその経費を把握するためにも耐震診断が必要と考えており、実施に向けて検討を進めてまいりたいと思います。データのバックアップ体制は、「住民基本台帳」、「戸籍情報」及び「税情報」等、基本情報の多くが本町以外にデータを保存する「クラウドシステム」を利用して いるところでございます。一方、「クラウドシステム」を用いない個別業務データは、CD-R等に記録する物理的なバックアップを実施しておりますが、万が一の状況に備えて「クラウドシステム」への移行を検討してまいりたいと思います。御質問の二点目の「事務分掌で安否確認、危険箇所への作業機械導入、人員確保などの初動対応」につきまして、防災計画に基づき設置する災害対策本部において、九つの部のうち、税務住民部が住民の安否に関する情報の収集に関する体制整備を担当し、各部の横断的な対応と地域情報連絡員である公区長の皆さんと連携し、それぞれ対応してまいります。また、危険箇所への作業機械導入、人員確保などの初動対応につきましては、「大規模災害時における応急対策業務に関する協定」を締結している下川町建設業協会を中心に行い、さらに関係行政機関、団体及び近隣市町村等と「応急対策業務等に関する各種協定」に基づき、初動対応を実施してまいりたいと思います。御質問の三点目の「指定避難所の一部が木造建築物と備蓄品」についてでありますが、指定避難所は、町内の 22 施設を指定しており、そのうちの 12 施設が木造建築であります。指定避難所の指定の要件は、一つには、被災者等を滞在させるために必要かつ適切な規模であること。二つ目には、速やかに被災者等を受入れし、または生活関連物資を配布できること。三つ目には、想定される災害の影響が比較的少ないこと。そして四つ目には、車輌などによる輸送が比較的容易なこととしており、木造・非木造を問わず、現状の建築基準法に基づく耐震性を備えた建物であることが望ましいところでありますが、震災以外の災害も想定されますことから、指定避難所として指定しているところであります。また、備蓄品は、阪神淡路大震災以降に災害医療分野で生死を分けるタイムリミットとされる「72 時間」を想定し、100 人分の 3 食 3 日分である「900 食」の保存食をはじめ、保存用飲料水、寝具・日用必需品など最低限必要なものを備蓄しているところであります。最後の、御質問の四点目ですが、「砂防ダム倒木」について、町内にある砂防ダム等の施設は、全て国または道が管理しているものであり、町が管理しているものはございません。町内に設置されている施設は、その殆どが、渓流の勾配を緩和して、流速等を調整することを目的とする「治山ダム等」であります。倒木の除去と有効活用について、上川北部森林管理署及び上川総合振興局林務課に確認いたしましたところ、危険性等の問題がある場合は除去等を実施するものの、町の木質原料製造施設に搬入することは、運搬コスト等の課題から難しい状況にあるとされております。なお、岩尾内ダムの流木や河川等の支障木については、引き続き国及び道の協力を得ながら受入れしてまいります。以上申し上げまして答弁といたしますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。
質問 3番 斉藤好信
下川の地域の実状を踏まえた、万が一の際にも万全な体制づくりというのは、事後対応型から予見対策型の減災、防災を進めることだと思っております。阪神淡路大震災後の 1995 年には、国は耐震改修促進法を制定し、耐震補強を推進してきた。この度の熊本地震による犠牲者が、阪神淡路大震災の犠牲者 6,000 人余りから比べると 100 分の 1 程度におさまっている。この大きな理由というのは、1995 年からの 21 年間の耐震化の努力が大きいと思われます。しかし、この耐震化の整備については、小中学校などの文教施設が優先されたことも事実であり、庁舎や病院…こういう下川でいうと町民にとって非常に大事な部署の耐震化が遅れていたために、今回の熊本地震では宇土市役所、八代市役所、それから益城町、熊本市民病院などが災害時に最も重要な役割を果たすことができませんでした。この事例をみてもですね、下川町においても庁舎の耐震化、並びに病院の耐震化の整備を行うことが大事じゃないかというふうに思います。建築基準法では、耐震化の基準として、震度 6 強から 7 に耐えられるかどうかの基準が持たれております。そこで、現時点での下川本庁の耐震度、それから病院の耐震度についてお答えいただきたいと思います。
答弁 建設水道課長 杉之下正樹(建設水道課長は2017年3月まで)
庁舎と病院について現状をお話いたします。耐震診断に必要なものにつきましては、平成 25 年の改正の「耐震改修促進法」というものにおきまして、三段階で指定されております。一つ目が、所管行政庁の指導、助言対象建築の要件ということであります。二つ目が、所管行政庁の指示対象建築の要件。三つ目が、一番厳しいんですが、耐震診断義務付け対象建築の要件という部分でございます。この中で、庁舎におきましては、2,000 ㎡を超えるということで、所管行政庁の指示対象建築の要件という中に合致しております。これにつきましては、義務付けはございません。ただ、速やかに耐震診断を行う方向性が望ましいという内容でございます。病院につきましては、建物上、2,000 ㎡を下回っております。全体では 2,000 ㎡を超えている部分なんですが、2,000 ㎡を下回っておりまして、第一段階の案件ということで、耐震診断の義務付けはないということを確認しております。全体的には、昭和 56 年度以降の建築物について、耐震診断を合致した建物であるということで、それ以前の建物については耐震診断の必要性があるというような内容となっているところでございます。以上でございます。
質問 3番 斉藤好信
ということは義務付けがないということで、これから診断を受けるという…庁舎の耐震度というのがどのぐらいあるのかという基準をこれからやっていくということでよろしいですか。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
当然、耐震の状況をこれから把握していくとともにですね、それに伴う費用ですね、このへんが町として将来的にきちっと調達できるかどうかという、そういうのも検討してまいりたいと考えております。以上です。
質問 3番 斉藤好信
確かこの本庁はですね、昭和 49 年の建築だというふうに聞いておりますが、確かにですね、先ほどの町長の答弁にあったとおり、ここ 60 年来ですね上川地方辺りは地震による大きな災害というのはなかったことは事実ですが、先ほど僕が述べたようにですね、やはり九州地方というのは今まで大きな地震がなく、どちらかというと台風被害によることを想定して、いろんな防災設備をやってきたということで、本当に今回の地震は九州地方にしてみればですね、本当にまさかという災害だったというふうに思うんですね。確かに 60 年間はなかったけれども、建築 41 年過ぎるこの本庁がですね、やはり下川町民にとっては指揮系統の災害の本部になると思うし、将来のことも考えてやはり早急にこの耐震の診断を受けてですね、改善すべきものは改善する。確かに財政上の問題があるというのは、これ全国どこも同じですが、それを含めてですね行っていただきたいと思います。あわせてちょっとお聞きしますが、町立病院、それからあけぼの園、それから山びこ学園の災害における避難のマニュアル的なものを策定して、または訓練などを行っているかどうかをお聞きしたいと思います。
答弁 あけぼの園長 桜木誠(あけぼの園長は2016年6月まで)
ただ今、御質問のありました、避難訓練等の実施でございますが、あけぼの園につきましては、まず災害時の発生等について、町の重要な計画…防災計画であります「下川町地域防災計画」、それと「あけぼの園危機管理等マニュアル」、これは地震の方も想定しておりまして、そのほかに「あけぼの園等高齢者福祉施設、消防及び支援災害等防災計画」、これらに基づきまして入所者等の人命の安全確保を最優先に取り進めているところでございます。避難訓練につきましては、6 月 22 日、自主避難訓練ということで予定をしておりまして、事実想定につきましては、これまで特定したもので実施はしておりませんでしたが、今年度、そういうところも含めて実施していきたいと考えてございます。
答弁 山びこ学園長 白石仁(山びこ学園長は2019年3月まで)
ただ今、御質問がありました、防災計画に基づきまして、山びこ学園におきましても避難訓練等を実施しております。施設の運営に関しましても指導がありまして、防災の関係とかいろいろと含めまして年 4 回の中で災害、あと夜間想定、地震想定をしまして訓練の方を行っております。先ほどあったように、あけぼの園と殆ど同じようなかたちで山びこ学園におきましても実施しているところであります。グループホームも同じようなかたちで、グループホームの方は年に 2 回ですけれども、夜間そして地震災害を想定しまして訓練の方を行って…たまたま今日はその日だったんですけれども、実施しているところでございます。以上でございます。
答弁 町立病院事務長 田村泰司(町立病院事務長は2016年9月まで)
町立病院の状況についてお答えいたします。町立病院におきましても毎年、院内におきまして避難訓練を実施しているとともに、院内連絡会議等で防災計画についての説明、あるいは全体の確認、災害時の病院の役割、ハザードマップなどによる避難所の確認、周知を実施しております。以上でございます。
質問 3番 斉藤好信
データのバックアップ体制については、先ほど町長の答弁の中でクラウドシステムを使って行っているということですが、この中の本町以外というふうにありますが、もしお答えできればよろしくお願いします。
答弁 総務課長 蓑谷省吾(総務課長は2018年3月まで)
大体 42 システムぐらい役場の中にありまして、そのうちクラウドで 18 システムを庁舎外のところに保存をしていると。検討中が 1 システムありまして、それぞれ設置場所というのを確認しておりませんでした。どこにクラウドシステムで保存しているというのが明確に答えられませんので申し訳ありません、時間をいただければと思います。
質問 3番 斉藤好信
せっかく保存してあるんですから、そこの確認はきちっと…担当課長だけではなくて、やはりですね、ここにいる課長の方が把握しているということが大事だと思うんですね。それでは、電源には必ず補助電源というのがあると思いますが、公共施設ですね…病院も含めて、補助電源の…補助電源というのは主力電源が切れた時の大切なものですから、この補助電源のメンテナンスというんですか、確実に本電源が切れた時に使用できるような、年に何回かのメンテナンスを行っているかどうか。
答弁 税務住民課長 長岡哲郎(税務住民課長は2018年3月まで)
役場庁舎におきましては、3.5kw の非常用のバッテリーを備えております。また、今年度、新たに災害用といたしまして 20kw の非常用の設備を整えることとなっております。点検につきましては、定期点検を毎回行いながら実施をしております。毎月ではございません。稼働をですね基準で決められた期間において、職員が定期的に点検をしてございます。
質問 3番 斉藤好信
その点検ですね、毎月やっているのか、それとも 3 か月に 1 回やっているのか、それとも職員が気付いたときにやっているのかという…ちょっと曖昧なので、そのへんはあると思うんですね…3 か月に 1 回とか。そこをきちっと言ってください。
答弁 税務住民課長 長岡哲郎(税務住民課長は2018年3月まで)
申し訳ございません。発電機の点検の基準がですね、今、承知してございませんけれども、基準に従って毎回やっております。後ほど基準等々を御報告したいと思います。
質問 3番 斉藤好信
確かに下川で大きな災害がないことが続いているので、なかなか危機管理というか危機意識を持つことは難しいことだと思いますけれども、やはり私たちはある意味、町民の生活、生命を守るという立場にあると思うんで、そのへんはもう少し職員が共有できるような体制を取ったほうがいいと思うんですね。次に移ります。災害が起こったときに、一番被害に遭われるというか犠牲者の多くは、災害弱者と呼ばれる高齢者または小さな子供が巻き込まれるということが多いわけなんですね。今回、熊本地震の 49 名の犠牲者の中で、実に 6 割が 65 歳以上の高齢者が犠牲になったということであります。そこで、今回、僕が話すのがですね、ある意味、最悪な事態を想定して、どういうふうに動くのかということを質問しているので、そのへんを汲んでいただきたいと思います。まず、安否確認は、先ほどの答弁では、税務住民部だけが行っていくのか、または文教部…教育委員会ですか…を含めて行うのか、または全部署の中から安否確認の職員を選抜して…そういう体制になっているのかどうかを伺いたいと思います。
答弁 税務住民課長 長岡哲郎(税務住民課長は2018年3月まで)
災害時の安否確認といたしましては、災害時避難行動要支援者の名簿を備えておりまして、現在 127 名おります。この方達の名簿に従って税務住民課が中心になりまして、全職員等々の連携の下に安否確認をするというようなことになっております。今年の 1 月 19 日、20 日の大雪の時にですね、こういった安否確認の必要に迫られまして、全職員が連携しながら、職員としては…安否確認の行動に出たのは 30名、2 人組で 525 世帯を回りながら安否確認、そして大雪に対する除雪、給排気筒の除雪等々をしながら確認をしております。名簿に従いながら地図等々を作って、常備…備えております。以上です。
質問 3番 斉藤好信
先ほども述べたとおり、災害時では最悪の状況を想定しておかなければならないと思うんですね。例えば、固定電話、それからIP電話…そういう通信手段が閉ざされた場合、これは職員が現地の家に赴いて本人がどういうふうになっているのかという安否確認を行わなければならないようになると思うんですが、今、課長の方からお話があったとおり、地域の実状というか、私も下川に来たときに、この何線という住所がよく分からなかった…今でもあまりよく分かりません。こういう何線のどこどこという…市街地の中でなくて、ちょっとした郡部の方の家のところに行って、確認を取ってくれといったときに、果たしてなかなか地理に明るくない職員が迅速にそこの現場に行って安否確認ができるかどうか。また、そこに行く道路が危険とか、そういうことは職員に判断ができるのかということを、日頃からどういうような教育をされているかお聞きしたいと思います。
答弁 税務住民課長 長岡哲郎(税務住民課長は2018年3月まで)
先ほど申しましたとおり、名簿に従いまして地図等々戸別のものを用意して…最初は電話で連絡を取りながら、電話の連絡が取れない場合についてはそこへ赴きながら対処するということをやっておりますけれども、特に下川の場合、そういう職員の訓練ですとか教育等々は具体的なものは実施していないと思います。
質問 3番 斉藤好信
僕が聞いたのはですね、要するに全職員が、どこどこの奥の誰々さんの家へ安否確認へ行ってくれといった時に、職員全部が直ちにそこへ行けるかどうかということを聞いたんです。日頃から地図を机の上に置いて…そういうことができると思いますが、やはり日頃から地域の実状に明るくない職員に対してはですね、直接車で行くとか、どこどこの道を通っていったらいいという、そういう細やかな指導をされていなければ、この災害に遭った時に迅速に行動することは…なかなか名簿に載っている方のところに行くということは難しいんじゃないかというふうに思ったので、そのへんを聞きたいと思いますがどうでしょうか。…先ほどですね、30 名の方が今回の豪雪の時に行かれたと…では今現在の安否確認を担当される職員が全員、郡部の方のだれだれさんの家へ行ってくれというときに行けるかどうかということなんです。
答弁 税務住民課長 長岡哲郎(税務住民課長は2018年3月まで)
すみません…説明がうまくいきませんで…我々、地図をきちっと持っておりますので、おそらく役場の職員であれば行けるというふうに判断しておりますし、30 名ということが限定ではありませんので、その状況によって 50 名になったり 20 名で編制したりというようなことで行ってまいりたいと思います。
質問 3番 斉藤好信
分かりました。ひとつですね、机上の中でどこどこにはどういうふうに行くという話ではなくて、時間があれば担当の職員に現地の方を車で回ってもいいですし、そういうふうにして地理を詳しく把握できるようなことも一つの訓練だと思いますので、そのへんをよろしくお願いしたいと思います。それではですね、そういうふうに職員が行きました。そこの家がある意味災害に巻き込まれる可能性があるといった時に、その職員が本人を避難所へ誘導する、その時の危険かどうかの判断というのはどのようにされていますか。
答弁 副町長 武田浩喜(副町長は2023年3月まで)
私の方からお答えをさせていただきたいというふうに思います。非常に災害といっても大きなものから水害、台風、様々な部分があるかと思います。役場の職員につきましては、日頃から町民の安全、安心を守るということで、災害対策本部設置の訓練、それから避難訓練等実施をしてございます。また、町内の地理の関係につきましても、部署部署で異なるとは思いますが、例えば、農務課の職員については、日頃から農家回りをしておりますので、そちらの方の地理については詳しい。福祉関係の職員であれば、そういった弱者の方の家なども把握をしているということでございますので、そういった災害の種類等に応じて職員の対応も異なってくるというふうに思っております。いずれにしても職員数が限られている中で、非常に危機的な災害が起こった場合に、役場だけで対応できるかというと、そういう状況にはないというふうには思ってございます。そういった中で、役場の職員、消防の職員、あるいは関係機関も含め、それから地域の住民の方も含め、そういった訓練を重ねながら対応してまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
質問 3番 斉藤好信
分かりました。高齢者、特に通院者ですね、それから障がい者の方々の受入れ態勢ですね、これは医療収容施設の中でどの程度の受入れが可能なのか。これは一般の…先ほどいった 22 の避難所にはこういう方は非常に厳しいと思うんですね。そういう意味で、この医療施設の受入れ態勢ですね、どのぐらいまでが現時点で可能なのかどうかを伺いたいと思います。
答弁 町立病院事務長 田村泰司(町立病院事務長は2016年9月まで)
適切にお答えできるかどうかちょっと難しいところもありますけれども、町立病院は防災計画上、被災者の医療救護など、医療部、救急医療班としての役割、医療機関としての本来の機能というのがございまして、その本来の機能に支障がないよう配慮しなければならないという部分がありますけれども、病院の施設に危険がないことを確認した上で、受入れ可能で緊急に対応が必要な場合については、院内のスペース等を活用することも可能ではないかというふうに考えております。また、二階の病棟につきましては、既存の入院患者の方もいらっしゃいますし、そのほかの…災害となりますと被災者の医療、救護というものの対応が最優先ということになりますので、そういうふうに考えておりますけれども、その時点の病床の空き状況ですとか、医療スタッフの確保の状況により、受入れが可能かどうかを検討し、対応できるものには対応していきたいというふうに考えております。以上です。
質問 3番 斉藤好信
先ほど述べたとおりですね、特にこの通院者ですね、1 週間に 2回、3 回通院しながら生活されている方、それから障がい者の方というのは、一般の避難所というのは…皆さんも新聞等々でお読みになって分かるとおり、非常に厳しい生活が余儀なくされているという状況です。この面も含めて、これは病院だけではなくて、あけぼの園も含めて、そういう態勢のあり方も検討の余地があるんじゃないかと思いますが、町長いかがですか。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
いずれにいたしましても、今、御指摘いただいたことをもう一回しっかりと見つめ直す必要があるだろうと考えてます。いずれにしてもいろいろ優先すべき災害があろうかと思います。特に下川の場合は、今回の発表でも地震というものについては非常に確率が低いということで出されましたけれども、例えそれが 1%であっても、並行して危機感を持って担っていきたいなと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
質問 3番 斉藤好信
次にですね、避難所の環境についてお伺いします。避難所の先ほどいわれた 22 施設ですね、それから残りは大きな公共の建物とかが多いわけなんですが、殆どですね…全国のいろんな災害に遭ったところの状況をみますと、不便を来していることにですね、床が多くはフローリングまたは…要するに硬いもの、冷たいものがあって、ダンボールを敷いて座るとか、例えば、横になるということが非常に辛い。今回、熊本地震では、熊本のある地方の畳の民間業者が 120 枚の畳を各避難所に提供されて、特に高齢者とか障がい者の方に喜ばれているという報道もありました。例えば、そういう状況になった時に、畳の一時的な代わりといってはなんですが、例えば柔道の道場にある畳…マットというかそういうものを…使えるものをきちっと日頃から用意しておいて、そこに一時的に使用することも必要じゃないかというふうに思うんです。それと、今のこの指定避難所になっているところ…22 か所、先ほど言ったとおり、下川は地震より雨とか風とか、そういう災害があるわけなんですが、そこに運ぶ備蓄品の食料とか、救急箱…これ救急箱というのは 5 人から 10 人ぐらい使用可能で、確か 3 箱しか用意されてないと思いますが、こういう備蓄品というのはどの時点で職員がその避難所に配置するのか伺いたいと思います。
答弁 税務住民課長 長岡哲郎(税務住民課長は2018年3月まで)
避難所につきましては 22 か所、規模的には人数で 4,400人程度が入れるような…規模的なものを構えております。保存食につきましては 900 食程度を持っておりまして、寝具等々についてはダンボールベッド、そして毛布等々を最低限ですけれども準備をしている状況でございます。これにつきましては、災害対策本部を設置して、その後、職員が必要に応じて指定避難所の方に配るというようなことを現在想定しております。
質問 3番 斉藤好信
もう少しですね…配置する時点が、どこの時点でやるのか。一番目は職員に招集をかけて待機させる。それから出動に移るわけなんですが、どの時点で…これはあくまでも町長…本部長が判断されるのか、それとも担当の部のトップが判断されるのか、そこをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
最終決断は私が本部長としてやることになりますけども、それまでの情報収集等は九つの部がそれぞれやっていただくことになって、そしてその状況の中で判断をしていくということになります。以上です。
質問 3番 斉藤好信
それではですね、下川の…先ほど述べられた 60 年間の地震はないけども、大雨とか集中豪雨とか、それから近年ではゲリラ雨のような洪水被害とか暴風の災害が多いわけなんですが、ここ 10 年、15 年ぐらいの被害の状況を簡単でいいですが大きなものを 2、3 話していただきたいと思います。そして、その時の被害額というのがどの程度掛かったかをお聞かせいただきたいと思います。
答弁 税務住民課長 長岡哲郎(税務住民課長は2018年3月まで)
ここ最近のものといたしまして、平成 27 年 10 月に起きました低気圧暴風雨で町内一円が被害を覆っております。農業被害、土木被害を中心に被害額が約 6,300 万円ほどになっております。また、同じ 27 年 7 月にも上名寄を中心にいたしまして大雨がございます。これにつきましては農業被害、土木被害等々で約 130 万円。あと、大雨につきましては、個々ございますが、26 年 8 月にもございまして、これにつきましては全町的な被害で、住宅等々も床下浸水等が十数戸ございます。被害額につきましては 1 億 400 万円というような状況になっております。以上でございます。
質問 3番 斉藤好信
協力要請機関の中にですね、下川の建設業協会が入っていると思いますが、この災害応急建設資機材、それから水防資機材の調達、配分、または作業用機械運行ということになっておりますが、道路障害物の除去、それから危険水防区域に派遣要請を迅速に行うような協議はされているのか。そして、要請した時、建設業界に使用可能な、大体災害…特に水害等による作業では、ショベルよりもユンボのほうが作業効率が良いと思いますが、その作業機械はこの協定の中では何台使用可能になっているのか。当然ですね、この災害というのはいつ起こるか分からないので、そこに何台と決められていても、その状況になった時に、この町の中にその台数がなくて、当然向こうも仕事ですから地方にそういう作業機械を持ち込んでやっている場合は当然使えないと。そういうのを含めて、今、協定の中でどのぐらいの数が参加可能なのか、そのへんをお願いします。
答弁 税務住民課長 長岡哲郎(税務住民課長は2018年3月まで)
建設業界との協定の中で、具体的な日時ですとか、そういった個々の状況によって違ってくるというふうに考えておりますけれども、保有台数についておさえさせていただいております。現在、下川町の建設業界の中では所有でございますが、バックホーが 23 台、ブルドーザ 5 台、トラック 17 台…これ大きさ個々にあります。ユニック 13 台、ホイルローダー12 台、除雪車両が 10 台ということで、重機車両関係で 80 台を持ってございます。また、ポンプにつきましては 37 台、発電機が 14 台と、あとブルーシート等の資材機器が 3,800 枚ほどございます。以上です。
質問 3番 斉藤好信
それでは続いてですね、その協議の中で、災害時においてどのぐらいの取り決めがあるかどうかなんですが、例えば、班渓地区とかそういうところに、何地区はA業者が直ちに行くとか、B業者が行くとかですね、そういう災害が予想される地域にあらかじめ決めておくことも、迅速に対応できる策じゃないかというふうに思うんですが、そのような細かなところまでは協議されているかいないかお願いします。
答弁 税務住民課長 長岡哲郎(税務住民課長は2018年3月まで)
災害が現実に起こった場合、個々具体的な緊急等々なところを考えながら状況に対応していくことになるというふうに考えております。そういった意味からも、個々にどこがどういうふうにというところの具体的な内容については、今検討はしてございません。今後、そういったものも含めて検討していきたいなというふうに考えております。
質問 3番 斉藤好信
災害予防計画の中に、危険箇所で水防区域 16 とか、地すべり、がけ崩れ等危険箇所 14 か所、それから土石流危険渓流というのが 62 か所というふうに示されておりますが、殆どの管轄権が国か道にあると思うんですが、そこの区域については、当然、町から要請し協議中ということで理解してよろしいですか。
答弁 税務住民課長 長岡哲郎(税務住民課長は2018年3月まで)
対応につきましては、道庁を中心に連携を図りながら、必要に応じて計画を策定していくということでございます。
質問 3番 斉藤好信
その中にですね、14 線川の計画実施となっているんですが、先ほどですね砂防ダムはない、あるのは濁流を抑える治山ダムというふうにお答えになりましたけども、あそこの 14 線の上流の方にはですね、この治山ダムですか…これ 4 か所ありますが、ここの部分は公区長会議等で何度か要請があったと思います。私も現地へ行って見てまいりましたけども、かなり砂が流されて本来あるべき高さの堤防というか…あれがですね、1mぐらいに上がっている。あれでいくと当然上からきた…渓流といえども大雨ではですね、あそこを通り越して下にいってしまう、治山の意味がないんじゃないかと思うんですが、そのへんはどうでしょうか。
答弁 森林総合産業推進課長 宮丸英之
今現在、町内に設置されております、渓流のそういう治山ダム等ですか…下川町が管理するものではなく、国及び道が管理しているものでございます。今、御質問のあった治山ダムの管理でございますけども、そういう危険性があれば町から要望して土砂、または倒木等の除去をしていただくことになります。ただ、治山ダムの設置の構造の目的が、渓流の勾配を緩和して流速のコントロールなどが目的となっております。また、そのダムの後背部につきましては比較的、砂等が満杯の状態になっているというのが通常の管理状態の中でみられておりまして、その部分については管理上、問題ないという見識だというふうに聞いております。
質問 3番 斉藤好信
ということはですね、問題ないということですね。今言ったところですが、課長はそこに行かれて現場をみたんですか。
答弁 森林総合産業推進課長 宮丸英之
上名寄の河川の治山ダムにつきましては、みられる範囲で巡視してまいりました。その中で、管理している上川総合振興局の担当にも問い合わせしております。ただ、そういう危険等の可能性がある場合は対応するというふうな回答も得ております。
質問 3番 斉藤好信
是非一度現場へ行って、そこでどのような対応が可能か是非していただきたいと思います。次にですね、残材の件ですが、この間、植樹祭の時もいろいろみましたが、結構多くの残材がありますけども、確かにそういうものをこっちへ引っ張り出してやるということはですね、コストの面でも非常に大変だと思うんですが、作業機械の中で移動式というものもあるというふうに聞いていますが、それも対策の一つとして考慮していただいて、また、エネルギー協同組合ではなくて…何といいました、緑町の正式な名前はなんていうんですか…わかりますか…チップを作っているところですね、あそこでも破砕機というのは原木…大きなものはチップになりますが、これどんなチップ機械もそうなんですが、今ある確かドイツ製の機械というのは、枝葉とか細い部分は確かチップにはできないと思いますが、そういう部分は回転式のものであれば全部細かく…スクリーンさえ変えれば細かい破砕バークとなってですね、これはほかのところでもやっていますが、堆肥を作る時に牛糞とか糞尿とかそういうものに混ぜれば、効果的な堆肥作りが可能なわけなんですね。循環ということを掲げられた町長の中においてはですね、こういう取組…確かに枝とかいろんなものというのは現在はどうしようもないけれども、そういうものを破砕バークにして堆肥に入れるとか、またはボイラーなどを使用しているところに価格を決めてきちっと売るとかですね、無駄のない活用が必要じゃないかというふうに思いますがいかがでしょうか。
答弁 森林総合産業推進課長 宮丸英之
仰るとおり、森林資源の有効利用につきましては、積極的に取り組んでいきたいというふうに考えておりまして、今現状におきましては、そうした枝葉バークの利用につきましては、コスト面の課題が大きく立ちはだかっておりまして、実現に至っておりませんけども、今後、全体的にそういうコスト面などを十分考慮しながら有効利用を図っていくように努力していきたいと考えております。
質問 3番 斉藤好信
今、あそこでは家庭の庭木の剪定とか、そういう部分も確か受け入れていると思いますが、あそこの場所は町長も御覧になって分かっているとおり、一部を除いて殆どが砂利なんですね。きちっとアスファルトを敷いてですね、入ってきた物をきちっと使うような方向にしないと、結局砂利とかが入ってですね、当然機械に入れれない、じゃあどうするのかというと破棄…そういうふうになると思うんですね。それではまるで意味がないんではないかと思いますが、その点だけを伺って私の質問を終わります。以上です。
答弁 森林総合産業推進課長 宮丸英之
仰るとおり、施設内につきましては、そういった砂利の問題も現状ございます。ただ、コスト等の問題もありますことから、今後ですね、完全に有効利用できるようなかたちというのを目指して考えていきたいと思います。