みんなの議会

鹿追町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月16日

アライグマの被害対策について

2025年9月16日、鹿追町議会の一般質問で、狩野正雄議員が「アライグマの被害対策について」質問し、町長 喜井知己、農業振興課長 城石賢一が答弁しました。

質問者
狩野正雄 議員
答弁者
町長 喜井知己、農業振興課長 城石賢一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 8番 狩野正雄

議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問いたします。私の表題はアライグマの被害対策についてであります。特定外来生物のアライグマが管内で急増しており、本町においても、然別川沿いに住む住民から被害の実例と対策の必要性を聞きました。農業被害や牛舎、物置への侵入があり、被害対策として捕獲器(箱わな)を設置して捕獲することができたのですが、捕獲器は他にも設置の要望があり回収されたということであります。アライグマの旺盛な繁殖力は近隣町でも拡大していると聞いております。生息の実態や被害対策の方法、情報の共有化、住民が注意すべき点について質問いたします。1、アライグマの捕獲数、農業関係の被害、生活環境の被害。2、町が保有する捕獲器(箱わな)の数、設置、見回り、捕獲にあたる選任の担当者はいるのか。捕獲にはどのような資格や免許が必要とされるのか。3、被害拡大を防止するため、近隣町村と協力して集中的捕獲の計画は。4、農家(住民)が迅速に駆除できる対策や侵入防止などの対策、必要なことは。以上です。

答弁 町長 喜井知己

狩野議員からは「アライグマの被害対策について」と題しまして、4点御質問をいただきましたので、順次お答えさせていただきます。まず、1点目の「アライグマの捕獲数・農業関係の被害・生活環境の被害」についてであります。近年のアライグマの捕獲数でありますけれども、令和4年度(2022 年度)で 322 頭、令和5年度(2023 年度)で 324 頭、令和6年度(2024 年度)で 318 頭、今年の8月末の時点では 273 頭となっております。ちょうど 10 年前の平成 27 年度(2015 年度)、この年は3頭でありましたので、このように大幅に増加をしてきております。農業関係の被害でありますけれども、畑作物の食害、あるいは畜舎へ住み着いたり、畜産関係の飼料への食害等の被害が報告をされています。また、生活環境でありますけれども、家庭菜園の作物あるいは生ごみを荒らす、さらに住宅に住み着くといった被害、これらも確認をされているところであります。2点目の「町が保有する捕獲器の数、捕獲の体制」であります。町が保有する捕獲器の数は 10 台であります。アライグマによる農業被害、あるいは一般町民の生活環境への被害に対応するために、捕獲器を町民の皆様に貸し出す体制を整えております。しかしながら、このように捕獲器の台数には限りがございます。貸出希望が多い場合には、貸出中の方にアライグマの出没状況を確認した上で返却をいただいて、新たにお申込みいただいた方へ順次貸し出すという運用を行っております。設置・見回り・捕獲にあたる担当者でありますけれども、農業振興課の職員、主に3名が担当しております。この捕獲に必要な資格や免許でありますけれども、原則として鳥獣保護管理法に基づく狩猟免許を有していることが必要とされておりますが、アライグマにつきましては特定外来生物に指定されていることから、外来生物法に基づき、適切な捕獲及び安全に関する知識や技術を有していると認められた者につきましては、狩猟免許を持たない場合でも捕獲を行うことができるというふうに法律で規定されているところであります。3点目の「被害拡大防止のための近隣町村と協力した集中的捕獲の計画」であります。アライグマの駆除には、目撃情報や被害のある場所に重点的に捕獲器を設置していくことが有効な手段であると考えております。御質問にあります近隣町村と連携した捕獲ということでありますが、捕獲器の設置場所が広範囲となること、あるいは設置箇所も多くなるということもございますので、現在行っている方法で根気強く対応していくことが最も効果的と考えているところであります。4点目の「農家のみなさん、あるいは住民のみなさんが迅速に駆除できる対策や侵入防止で必要なこと」であります。迅速に駆除できる対策でありますけれども、アライグマの駆除には、現状、捕獲器の設置が最も有効であります。農業者の皆様に対しましては、平成 20 年度(2008 年度)に捕獲機導入の助成を実施しておりまして、その際、100 基の導入が進められておりまして、被害防止に努めていただいているところであります。町でも先ほど申し上げたとおり、一定数の貸し出し用捕獲器を保有し、行なっているところでありますが、台数に限りがあるということで、全員の方に即時対応できない場合も正直ございますので、今後、新たな貸出用捕獲器の導入について検討していきたいと考えております。また、侵入防止の観点からは、それぞれの敷地内の草木を定期的に刈って、アライグマの隠れる場所をなくすこと。さらに、住宅や倉庫への侵入経路となる床下や屋根裏、通風口などの隙間を塞ぐこと。また、生ごみ、あるいはペットの餌を屋外に放置しないことが有効であると考えております。町といたしましても、今後もこのような対策を継続して実施することで、農業被害等の低減に努めて参りたいと思いますので、御理解と御協力をお願い申し上げまして答弁とさせていただきます。ありがとうございました。

質問 8番 狩野正雄

すごい数ですね。8月末で 273 頭。10 年前の3頭から比べたらこれ爆発的な数。8月まで1日平均1頭入っているということになりますね。これ、すごい数だと私は今聞いて思います。問題は、よく言われるのだけれど、箱わなにかかったアライグマの処置はそういう資格がないとできないのだと思うのですけれども、273 頭、年間で今度は 300 頭や 400 頭になるという数ですけれども、これどんなふうに処理しているのか。一説に聞くと、狩勝産業とかへい獣処理をやっているところがあるのですが、そこは野生動物は入れてないというふうに聞いて、どうやって処分しているのだと聞かれました。「俺たちはおっかなくてそんな箱に入ったアライグマに手を出せない。やはり専門家の人でないとだめだ」という話。ではどうやって処分しているのかということがよく分からないのですけれども、どうやって処分しているのか。それと、これは道路維持管理となっている会社から聞いたことなのですけれども、道路でキツネが交通事故とかあるのですけど、そういった死体処理は、その会社はどういったようにしているのだと言ったら、大きな冷凍庫を持っているらしい。いちいちそういう処分、ペット霊園とかそういうところに持ち込むのもあれだから、ある程度の数にまとまるまで冷凍庫に保管する。そしてまとまったら、そういう動物を処分するというのですけれども、そう聞いたのですけども、アライグマ 273 頭、今までのをどうやって処分してきたのか。分かる範囲でいいですけど、お願いします。

答弁 農業振興課長 城石賢一(農業振興課長は2026年3月まで)

はい、お答えいたします。捕獲されたアライグマの処分についてですけれども、捕獲器でかかりましたアライグマにつきましては、町の担当職員がまずかかったところに引き取りに行きまして、役場のほうの施設で殺処分処理を行うと。そのあと、指定された処分場所がございますので、そちらのほうで処分を委託して処分費を支出しているという状況です。生きたまま捕獲されておりますので、全て町の担当職員が殺処分、また処分委託につきましても町のほうで実施をしております。また、議員おっしゃるように、本年につきましても約 300 頭近いアライグマが捕獲されております。やはりまとめてまず一頭一頭、なかなか処分場所まで運ぶことができないものですから、本町におきましても一定程度冷凍庫に保管をした後、一定程度まとまってから処分施設のほうに搬入をしているという状況でございます。

質問 8番 狩野正雄

はい、ありがとうございます。それと、これほかの町でもやはり同じぐらいの数は出ているのではないかと予想されるので、地道に処理していくという以外ないというのですけれども、この際、町長、十勝総合振興局管内で、そういう自治体で、このアライグマの対策会議みたいなことを提唱して、何かこうお互いの捕獲のやり方とか、そういう情報交換の場ををつくるべきじゃないかと思うのですけれど、そういう必要性は町長いかがですか。

答弁 町長 喜井知己

お答えをしたいと思います。アライグマの捕獲状況等々については、先ほどお答えをしたとおりでありまして、これは狩野議員さんも御承知かと思いますけども、アライグマ非常に繁殖力が強くて、10 年前、本当に捕獲3頭だったものが、現在今 100 倍ぐらいに増えている。私、管内のほかの町の状況を詳しく承知をしているわけではありませんけども、恐らく、ほかの町も同様な状況だと思っております。それぞれ恐らくほかの町も基本的に私たちの町の状況と似たような方法、そして箱わなでというのは、多分状況としては変わらないと思っているところであります。管内での対応ということでありますけれども、いろいろ情報交換する機会もあります。基本的に十勝総合振興局という一つのくくりでということになろうかと思いますけれども、アライグマの問題もそうですけども、もうちょっと大きい、ヒグマのこともございますので、これらについては、また町村会等で集まる機会もありますので、そういった観点から相談をしていきたいと思っております。

質問 8番 狩野正雄

はい。ぜひお願いします。それとやはり捕獲に当たっている職員の皆さんというのは本当にこれ御苦労されているなと感じます。毎日毎日、野生動物を生きたまま処分しているわけですから、本当に大変な御苦労だなと私は感じます。それと、やはり捕獲わな 10 個あるということですけれども、もっと待ってもらうのではなくて、そういう声がありましたら迅速に貸し出せるような箱わなの数もそろえていただきたいし、これ聞くのですけど、そういうパテントとか、そういう捕獲わなを作るパテントとかそういう関係もないのですか。それを自由に作って金属会社がやれるのかどうか、その辺もちょっと含めて、自由に作っていいものかどうかというのはあるのですけど、その辺いかがですか。

答弁 農業振興課長 城石賢一(農業振興課長は2026年3月まで)

お答えいたします。現在利用している捕獲器なのですけれども、本町としては既製品を導入をしているという状況でございます。今質問にございましたパテントですとか自分でということも考えられるのですけれども、やはり今、製品とされている捕獲器を導入するのが一番効果的ではないかと考えております。

質問 8番 狩野正雄

ぜひそういったシーズンオフというか、比較的そういう会社が暇な時期に、そういう捕獲器を作っていただくようなことも考えられるのではないかなと思いますので、そういったことも検討していただいて、ぜひこの爆発的な発生を何とかここで止めるような施策を努力していただきたいと思います。以上で終わります。

出典:鹿追町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月16日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる