みんなの議会

鹿追町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月23日

防犯・防災の取り組みについて

2021年3月23日、鹿追町議会の一般質問で、清水浩徳議員が「防犯・防災の取り組みについて」質問し、町長 喜井知己、町民課長 平山宏照が答弁しました。

質問者
清水浩徳 議員
答弁者
町長 喜井知己、町民課長 平山宏照

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 1番 清水浩徳

議長のお許しを得て、一般質問をいたます。私は「鹿追町における防犯・防災の取組について」、町長のお考えをお伺います。まず、防犯の取組ですが、児童、生徒、高齢者などを対象とした各種犯罪が複雑巧妙化しているため、新入学児童への防犯ブザーの配付、町民地域安全大会の開催、歳末地域安全特別巡回など、鹿追町防犯協会及び新得警察署と連携し、防犯意識の高揚を図るとともに、防災無線等の活用により防犯対策をより一層強化し、被害の未然防止に努められております。しかしながら、高齢者を狙った特殊詐欺は年々増加傾向にあることから、次の1項目について質問します。1、町としての特殊詐欺犯罪に対する防止対策は。次に、防災に関する取組についてお伺いします。防災のしおりや鹿追町総合防災ハザードブック、広報紙などにより自然災害に対する意識の高揚に努めるとともに、関係機関との連携を図り「安心・安全なまちづくり」を推進し、災害に強い地域づくりにも御尽力されているところであります。第7期総合計画の施策では、各種災害に対し、万全を期するため「地域防災計画」を見直すとともに、「国土強靭化地域計画」の策定が計画されております。平成 28 年に、福祉避難所に関しての見直しがあったと記憶しておりますが、鹿追町ホームページでは、平成 23 年度版の「鹿追町防災計画」が掲載されたままの状態であります。そこで、次の3項目について質問します。1、新型コロナウイルス感染対策を踏まえた鹿追町地域防災計画の見直しを行なっているのか。2、鹿追町防災計画に火山災害対処計画が未策定の理由は。3、鹿追町国土強靭化地域計画策定の進捗状況は。以上4項目についてお伺いします。

答弁 町長 喜井知己

清水議員からは「防犯・防災の取組について」と題して、4点御質問をいただきました。順次お答えを申し上げます。国の犯罪情勢は、令和元年度においても刑法犯の認知件数が戦後最少を更新するなど、全体としては改善傾向が続いておりますけれども、特殊詐欺、児童虐待、サイバー犯罪等は検挙件数が増加傾向、または高止まり状態にあり、複雑巧妙化の傾向が見られます。また、防災では、東日本大震災から今年で 10 年の節目を迎え、大震災から得られた教訓や知見を生かし、決して他人ごとではない大規模災害に備える機会として、人々が思いを新たにしたところであります。さて、1点目の「町としての特殊詐欺犯罪に対する防止対策」について、お答えをいたします。特殊詐欺は、不特定多数の人に電話等の通信手段を使って、対面しないで金品をだまし取る詐欺の総称で「オレオレ詐欺」や「預貯金詐欺」などがあり、北海道内では毎年約 200件、約5億円の被害が発生しております。また、特殊詐欺の被害者の年齢は、65 歳以上の高齢者が全体の 75 パーセント、預貯金詐欺では大部分が高齢者となっております。詐欺の被害に遭わないためには、お金を「送る」「手渡す」「振り込む」、これらの前に家族や警察などに相談すること、また、詐欺の手口に関心を持つことが大切とされており、町といたしましては、警察など関係機関と連携し、特殊詐欺の発生状況や手口などの情報を把握し、防災無線や広報紙、あるいはSNSなどを使って注意喚起を行なっております。今後は、特に高齢者を被害から守るために、家族や近所付き合いの中で詐欺から身を守っていただけるよう、行政区の例会や老人会の会合などを利用して、特殊詐欺の情報や注意を広め「支え合い」「助け合い」による詐欺防止を推進してまいりたいと思っております。2点目の「新型コロナウイルス感染対策を踏まえた鹿追町地域防災計画の見直し」について、お答えいたします。現在の鹿追町地域防災計画は、平成 28 年8月に見直しを行なったのが最後となっており、今年4月に町の行政機構も新たになることに伴い、災害対策本部の班編成と役割の改定など内容の更新を令和3年度内に予定しております。新型コロナウイルス感染対策に関しては、北海道の防災計画とも整合性を保つために情報の共有を図っているところですが、主に避難所開設マニュアルの作成において新型コロナウイルス対策を盛り込んでいきたいと考えております。また、男女共同参画の視点から、女性の視点を取り入れた避難場所運営についても配慮してまいります。3点目の「鹿追町防災計画に火山災害対処計画が未策定の理由は」についてお答えいたします。鹿追町地域防災計画の第5章、第 20 節、応急土木対策計画 、1、災害の原因及び被害種別(1)災害原因で「火山噴火」を定めておりますが、「火山災害対策計画」は策定されていない状況となっています。鹿追町から一番近い火山としては、十勝管内の東大雪山系に位置する「丸山」がありますが、火山の区分としては「常時観測火山」と「その他の火山」のうち「その他の火山」に区分される小型火山で、最新の噴火は 1898 年のもので、河川汚濁あるいは死魚流下、死んだ魚が流れたということでしょうか、などが記録されております。現状の防災計画では、主に河川状況の変化を想定したものとなっていますが、北海道の防災計画の中でも「丸山」の周辺市町村として新得町、上士幌町と並んで鹿追町も記載がされております。北海道の計画との整合性を図りながら「火山災害対策計画」として位置付けるよう進めてまいります。4点目の「鹿追町国土強靭化地域計画策定の進捗状況」についてお答えいたします。「国土強靭化地域計画」は、大規模自然災害等を想定しながら、最悪の事態に至らないために事前に取り組むべき施策を取りまとめるものであり、令和2年度内の策定を目指して作業に取り組んでいるところでありますが、現在の進捗状況は、計画の骨子はほぼまとまっているものの、今後さらなる内容の精査及びパブリックコメントの実施にある程度の時間が必要と考えています。また、この計画は、国土強靭化の観点から、地方公共団体における様々な分野の計画等の指針となるものであり、「第7期鹿追町総合計画」や「鹿追町地域防災計画」のこれらの改定内容とも整合性を図らなければなりません。以上のことから、年度内での策定は事実上困難と考えておりまして、令和3年度において、できるだけ早期に完成させるべく鋭意作業を進めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。以上4点についてお答え申し上げましたが、今後も防犯と防災の両面において、町民の安全と安心を守るべく取り組んでまいりますので、御理解と御協力をお願い申し上げまして答弁とさせていただきます。ありがとうございました。

質問 1番 清水浩徳

まず、特殊詐欺でありますけれども、御答弁で防災無線や広報紙、SNSなどを使っての注意喚起や行政区の例会や老人会の会合などを利用して、特殊詐欺などの情報や注意を広め、支え合い、助け合いによる詐欺防止を推進していくということですのでよろしくお願いいたします。オレオレ詐欺や、架空請求詐欺に対して警察では「相手の話に乗れば乗るほど被害は大きくなり、回復は困難になることから、在宅中でも留守電話にし、電話にすぐ出ないように」と進めております。しかし、電話が鳴れば出てしまうのではないでしょうか。そこで未然防止策として、通話内容を自動で録音する機能や通話開始前に「この通話は防犯のため自動的に録音されております」という音声メッセージを流す機能が付いた電話防犯機があります。私が調べた機種では、1台約1万円で購入できます。町として一定数を購入し、お一人暮らしの高齢者や希望者などに対して無料で貸し出す方法はいかがでしょうか。自動録音など対策機能がついた電話機は特殊詐欺の防止に一定の効果があると見込まれて、言われております。特殊詐欺の防止は、喫緊の課題であると考えます。鹿追町として特殊詐欺から高齢者を守るための取組に加えていただくことができないでしょうか。

答弁 町長 喜井知己

お答えをいたします。最近、私もですけれども、いわゆる「家電」ですか、結構留守電にしている方が、実はだんだん多くなってきていると思います。それで今の清水議員から御提案のあった自動録音メッセージ対応の機械ということですけれども、非常に対策としては有効なものになるかなという感じも私はしております。それについて、しっかり検討して詐欺を未然に防ぐ手段としての1つとして、非常に有効だと考えておりますので研究をさせていただきたいとに思っております。

質問 1番 清水浩徳

分かりました。よろしくお願いします。次に、防災について質問をさせていただきます。御答弁で「避難所開設マニュアルの作成」とありました。これはもう作成を開始しているのでしょうか。またいつ頃完了するのでしょうか。お伺いします。

答弁 町民課長 平山宏照(町民課長は2022年12月まで)

お答えいたします。「避難所開設マニュアル」の内容と完成の時期ということで御質問いただきましたので答弁いたします。「避難所開設のマニュアル」については、現在コロナ禍の中、感染症に配慮したマニュアルの事例がたくさん来ております。例えば、受付をして感染が疑われる方は入口と待機の場所を別にするとか、女性の共同参画という部分で言いますと女性の視点を取り入れた男女のニーズの違いをしっかりと避難所運営に取り入れて、それぞれストレスのないような運営をしなさいというような国からのマニュアル、指針も来ております。この内容をしっかり中を読ませていただいて、どのようなものがいいのかを、今検討をしております。完成の時期といたしましては、早急に地域防災計画の中身も気候も変化しておりますので、早急に変えなければなりませんので、このマニュアルについては、防災計画と併せて夏ぐらいにはきっちりと改正したいと考えております。以上でございます。

質問 1番 清水浩徳

分かりました。次に、北海道の防災計画との整合性を保つため情報の共有を図っているとの御答弁でしたので、北海道の防災計画のほうを質問させていただきます。北海道は、「北海道地域防災計画」を令和2年 12 月8日付で自然災害の充実強化等を図る観点から修正を行なっております。推進にあたっての基本となる事項として、令和2年における新型コロナウイルス感染症の発生を踏まえ、避難所における避難者の過密抑制など感染症対策の観点を取り入れた防災対策の推進を図らなければならないという項目が追加されております。これに伴い、物資及び防災敷材等の整備確保に関する計画中、食料その他の物資の確保の現行は、市町村はあらかじめ食料関係機関及び保有業者と食料調達に関する協定を締結するなど、食料・飲料水・燃料及び毛布等、生活必需品等の備蓄・調達体制を整備し、災害時における食料・その他の物資の確保に努めると定めておりましたが、次のようの改正になりました。市町村は災害時に避難等で必要とする食料・飲料水・生活必需品・衛生用品・燃料・その他の物資について、おおむね発生から3日目までに必要な数量を備蓄するよう努めるものとし、備蓄が困難な物品については、民間業者との災害協定による流通在庫物資を活用するなど、物資の調達体制の整備に努める。備蓄の例としまして、食料は、米類・乾パン・麺類・缶詰・乳幼児用ミルク、飲料水としまして、ペットボトル水、生活必需品として毛布・哺乳瓶・生理用品・オムツ(子供用・大人用)・衛生用品・マスク・消毒液、燃料といたしまして、ガソリン・灯油、その他としまして、トイレ・発電機・投光器・水袋・扇風機・ストーブ・段ボールベット・パーテーション・ブルーシート・土のう袋とこのように具体化されました。鹿追町として備蓄品の変更や今後新たな備蓄品に検討しているものがあるのか、お伺いします。

答弁 町民課長 平山宏照(町民課長は2022年12月まで)

ただいま清水議員から御指摘ありました備蓄品の種類でございますけれども、災害の想定、避難所で寝泊まりする方の人数としては、最大約 200 人と想定をしておりまして、その方が3日間、暮らしていけるような物品ということで、食料とオムツなど、ジェットヒーター、先ほどおっしゃった品については大まか用意しております。今後のこうしたいということですけれども、現在、お子さんのミルクについては、試験的にといいますか、液体のミルク、最近出てきておりまして、賞味期限が延びてきております。半年だったのが1年など延びてきておりますので、それもある程度、どのようなものなのか。防災の教室でも使っていただくことも含めて液体ミルクの備蓄も若干、今 48缶、備蓄をしているところでございます。毛布・布団等については、今までどおり備蓄しているものと把握しております。

質問 1番 清水浩徳

おおむね備蓄しているという御答弁でしたので、了解いたしました。続いて同じく北海道の計画ですけれども、避難対象計画中の指定避難所の開設についてです。市町村は新型コロナウイルス感染症を含む感染症対策について、感染患者が発生した場合の対応を含め、平時から防災担当部局と保健福祉部局が連携し、必要な場合にはホテルや旅館等の活用を含め検討するよう努めるものとすると追加されております。鹿追町として町内ホテルや旅館と協定等を結ぶなどして、新型コロナウイルス感染者の避難所として活用を検討するお考えはあるのでしょうか。

答弁 町民課長 平山宏照(町民課長は2022年12月まで)

お答えいたします。感染症対策としてのホテル・旅館と協定を結んでということでございますけれども、今のところこういう例はあることは把握しておりますけれども、鹿追町の場合、避難所として使える部分、施設がたくさんありますので、それを活用することで対応できると考えておりますけれども、今後防災計画の中身を改定するにあたってもう1回検証をしてみたいと思っております。福祉課との連携についても、今一度しっかりとさせていただきたいと考えております。

質問 1番 清水浩徳

続いて火山計画です。北海道地域防災計画には「火山災害対処計画」があります。計画中、過去の火山活動、その他の火山として新得町と上士幌町にまたがり然別湖に影響を与える恐れがあるとされている「丸山」があります。この山は、東大雪山系に位置し、中生層の基盤上に形成され、直径約 2.5 キロメートル、比高約 600 メートルの輝石安山岩質の小型火山であります。山頂部には3から4個の溶岩ドームがあり、北西から南東方向に延びる爆裂火口列が開いており、直径 300 メートルの第1火口壁上に約2メートルの噴出物が残っております。1898 年の噴火では、河川汚濁や魚の死骸が流下したと記述されております。1989 年1月以来、丸山周辺で群発地震活動が断続的に見られております火山でありますが、火山噴火予知連絡会の活動度による分類はCランクでありまして、活動度が低い火山であります。噴火の可能性が極めて低いと考えますが、北海道火山対処計画、第3項、火山周辺市町村に鹿追町が明記されておりました。計画中に鹿追町が記載されている以上、町としても計画を策定する必要があると考え、この質問をさせていただきました。御答弁で北海道の計画との整合性を図りながら火山災害対処計画と逸にして位置付けると進めていくということですので、よろしくお願いいたします。それから、国土強靭化計画でありますが、この質問は令和元年 12 月に一般質問をさせていただきました。御答弁にパブリックコメントの実施とありますが、この計画の素案等を町民に公表し、意見を取り入れたり、今までにしたのでしょうか。お伺いします。

答弁 町民課長 平山宏照(町民課長は2022年12月まで)

お答えいたします。現在、国土強靭化計画、地域計画については策定中でございまして、全体的に大まかに全体が整いましたら、その後にパブリックコメントなどで町民の方に広く御覧いただきまして意見を伺い、その上で内容をさらに精査して策定というふうに考えておりますので、今のところはまだ、こちらの内部で作成中でございます。

質問 1番 清水浩徳

令和2年度町政執行方針で、防災・防犯・交通安全関係につきましては、「町民皆様が悲惨な事件、事故に遭遇せず、安寧な日々を送ることができるよう、地域の皆様に御協力をいただきながら、関係機関との連携を図り、安心・安全なまちづくりを推進し、災害に強い地域づくりのため、国土強靭化地域計画を策定いたします」と町民生活関係で申されました。1年かけての作業でしたけれども、目標が達成できなかったこと残念に思います。鹿追町の弱点を把握する大事な計画だと思いますのでよろしくお願いいたします。最後に、令和3年度町政執行方針方針に「防災・防火フェスタ 2021 の開催にあたり、新型コロナウイルス感染状況を見据えた上で実施する」とありましたが、災害はコロナ禍でも容赦はないとし、災害に関する訓練は中止することなく実施すべきだと考えますが、災害に強いまちづくり、町民が安心・安全な生活を送るため重要な防災対策は何とお考えなのか、町長にお伺いします。

答弁 町長 喜井知己

お答えいたします。前段にありました国土強靭化の計画については、できれば本来であれば令和2年度中ということで進めてまいりましたけれども、遅れているということでございます。先ほど答弁申し上げたとおり、令和3年度、できるだけ早い時期にしっかりと作り上げたいと思っております。それから、新年度に予定をしております「防災フェスタ」でありますけれども、今年度計画については新型コロナウイルスの感染拡大初期、それからいろんな事業をどういうふうにやっていいか手探りの状況であったということで、延期をさせていただいたわけでありますけれども、新年度に予定している「防災フェスタ」につきましては、行事をやることについてのいろんな考え方、それからやり方なども少しずつ蓄積されてきていると思っておりますので、いろんな感染対策に配慮しながら、出来得る内容での実施ということで取り組んでいきたいと考えているところであります。鹿追町はいろんな意味で地形的な問題、それから気象的にも比較的恵まれております。そういう状況にもあると思いますが、ただこれまでがそうだからと言ってこれからも大丈夫だということはもちろんありません。この東日本大震災から 10 年、それから平成 30 年の北海道の胆振東部地震の教訓から数年経っていて少しずつまたそういった気持ちが薄れつつあることも考えながら、しっかりとこの防災の意識について町民の皆様と一緒に取り組んでいく必要があると思っています。地域のつながり活動助成金の中で、行政区の方に防災に関する勉強会も結構開いていただいてますし、また町内でも民間の方が防災士の資格を取得して、学校などで講演もやっていただいていると、そういう機運も町民の皆さんに広がりつつあると思っています。各行政区に防災委員もついていただいていますけれども試行錯誤しながらですけれども、そういった地道な取組もしっかり継続を、令和3年度においては計画の策定も山積みになって、担当では忙しい年になるかと思いますけれども、そういったことも含めてしっかり取り組んでいきたいと思っております。

出典:鹿追町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月23日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる