鹿追町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月18日
自転車を活用した観光地域づくりについて
2021年9月18日、鹿追町議会の一般質問で、清水浩徳議員が「自転車を活用した観光地域づくりについて」質問し、町長 喜井知己、商工観光課長 松井裕二が答弁しました。
- 質問者
- 清水浩徳 議員
- 答弁者
- 町長 喜井知己、商工観光課長 松井裕二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 1番 清水浩徳
お許しを得て一般質問いたします。私は、「自転車を活用した観光地域づくりについて」、町長のお考えをお伺いします。最近、自然とグルメを満喫するサイクルツーリズムが地方創生、雇用創出につながる兆しを見せています。サイクリングの魅力、特徴として、四季折々の自然の匂い・音・風や光などを生身で感じ、徒歩よりも格段に広い範囲を移動することができ、車では気がつかないような何気ない地域の風景に感動しながら、いつでも立ち止まって景色を眺めたり写真を撮ったりすることができるとともに、適度な運動が健康維持やストレス発散に効果的で、お腹がすくので食事もおいしくなる上に、二酸化炭素を排出せず地球や地域の環境に優しいなど、良いことずくめであります。特に、健康面ではウォーキング・ランニングと並んで有酸素運動のリーダー格とされ、体内にたまっている糖質や、脂肪を燃やしてエネルギーを生み出すことでダイエットに効果的であることから、病院などでも運動療法として取り入られているそうです。増加傾向にあるサイクリングで北海道観光を楽しみたいロードバイカーたちからは、「北海道の夏は涼しく雨や台風も少ない。冬の除雪対策のため道幅が広く、整備が整っているとともに、交通量や信号が少ないので快適に走れるのがサイクリングに最適」と言われております。北海道各地には、初心者から上級者まで楽しめるサイクリングコースがいくつも設定されておりますが、ここ十勝にも雄大な景観を楽しめる自転車ルート、「トカプチ 400」がナショナルサイクルルートに指定されております。主な経由地は、「大雪山国立公園」「とかち鹿追ジオパーク」、2つの北海道遺産、12 市町村の景勝地を8の字で結ぶ延長 403 キロメートルのコースであります。この「トカプチ400」を活用した鹿追町における観光事業を振興するお考えをお伺います。
答弁 町長 喜井知己
清水議員からは、「自転車を活用した観光地域づくり」についてと題して、御質問をいただきましたのでお答え申し上げます。近年において、高い健康志向や環境意識などから、自転車の利用者が増加しており、本町においてもサイクルツーリズムへの関心が高まりを見せているところであります。「北海道サイクルルート トカプチ 400」は、帯広市を起終点とし、十勝管内 12 市町村を8の字で結んだ全長 403 キロメートルのルートとして、本年5月 31 日に国土交通省から第2次ナショナルサイクルルートの指定を受けたところであります。ルート指定に至る経緯といたしましては、十勝地域において世界最高水準のサイクルツーリズムを進展させ、サイクリスト誘客による地域の活性化を目指して平成 27 年(2015年)11 月に「十勝サイクルツーリズム研究会」が発足し、令和元年(2019 年)12 月に研究会を発展的に解消いたしまして、「北海道TOKACHIサイクルツーリズムルート協議会」を新たに設立いたしまして、ルート指定に向けて取り組んできたところでありまして、現在は自転車関係団体や商工観光関係団体、さらには行政機関が一体となって十勝地域におけるサイクルツーリズムの振興を図る。これを目的としているところであります。「トカプチ 400」は、大きく4つのルートがあり、そのうち鹿追ルートは「瓜幕市街」「扇ケ原展望台」「然別湖畔」「幌鹿峠」を経由する全長 141kmのうち約 35kmの区間であり、上級者向けの「山岳チャレンジコース」として「トカプチ 400」で最も難所といえる峠道がありながら、雄大な景観を満喫できるルートとなっているところであります。清水議員御質問の「トカプチ 400 を活用した本町における観光事業の振興」につきましては、サイクルツーリズムにおける機運の高まりを契機に、様々なニーズを想定しながら、「トカプチ 400」の本ルートの活用とともに、町内に点在する観光スポット、カフェ・レストランなどを目的地・経由地とする本町独自のサブルートを「地域ルート」に位置づけ、さらにはアウトドア体験事業などとも連携しながら、サイクリストをターゲットとした観光振興事業へつなげなければならないと考えております。そのためには、自転車愛好家の方々や商工観光関係事業者・団体との情報を共有し、連携を図りながら十分な協議と検討を重ね、また、自転車の活用による環境負荷の低減や町民の健康増進、観光振興等を盛り込んだ自転車活用推進計画の策定も進めながら、「トカプチ 400」を含め自転車を活用した本町の観光振興を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願い申し上げまして答弁とさせていただきます。ありがとうございました。
質問 1番 清水浩徳
「トカプチ 400」の本ルートの活用とともに町内に点在する観光スポット・カフェ・レストランなどを目的地・経由地とする本町独自のサブルート、「地域ルート」に位置づけると御答弁をいただきました。十勝管内の自転車業界等で作る北海道十勝サイクリングツーリズム協議会は、本格的な愛好家だけではなく、初心者や観光客でも楽しめるルートを設定し、観光振興につなげる考えを持っているようであります。「トカプチ 400」の基幹ルートには、「然別湖」「道の駅うりまく」が含まれておりますが、鹿追町内のルートが設定されておりません。例えば、「道の駅うりまく」を出発し、「鹿追展望の丘公園」「上幌内」「幌内」を通過し、「鹿追運動公園」「農芸公園」を回り、「道の駅しかおい」「国際交流センター平成館」「花のまち鹿追」の景観を楽しみながら国道を北上、自衛隊前で戦車の見学や撮影をした後、ちょうど9号、通称「戦車道」と言いますけれども、「戦車横断注意」の標識を見ながら戦車道を走り、「道の駅うりまく」へ戻るルートや、紅葉橋から然別川沿いの遊歩道を活用した笹川橋へ抜ける、親子で楽しめる初心者周回コースも可能ではないかと思います。その他として、自転車はロードバイクだけではありません。舗装されていない起伏のある山道を走れるマウンテンバイクもあります。しかおい展望の丘公園周辺の起伏を活用したコースや、鹿追運動公園スキー場周辺にコースを設定し、初心者から中級者程度が楽しめる、鹿追運動公園を周回できるオフロードコースについても検討できるのではないでしょうか。また、冬の楽しみ方として、先日、幻の村「しかりべつ湖コタン」が名誉あるサントリー地域文化賞を受賞したことにより誘客が期待できます。このイベントにスノーモービルの体験操縦などを行なっておりますが、ゼロカーボンシティを宣言した町としてはふさわしくないのではないでしょうか。雪道を走ることができるファットバイクで湖上を走るコースも設定可能と思います。これらの様々なコースを設定し、鹿追町の「地域ルート」として北海道サイクリングツーリズム協議会に要望してはいかがでしょうか。「地域ルート」として設定を受けると、国の指定を受ける対象ではありませんが、「トカプチ 400」基幹ルートとともに、国土交通省のホームページで紹介されます。鹿追町の魅力発信に活用すべきと思います。「地域ルート」の設定に向けた調査を、既に開始している町もあります。鹿追町も行うようでありますが、この開始時期をいつ頃と考えているのかお伺いします。
答弁 商工観光課長 松井裕二(商工観光課長は2023年3月まで)
お答えいたします。議員おっしゃりました様々な地域、本町におけるルート、私どもも様々な町長の答弁でもございますが、ルートを想定しながら「トカプチ 400」、このたび国で認定されたそこから「地域ルート」をつなぎながら、また本町の独自の特色あるルート、そういったものを検討していきたいと考えております。それには町内の関係団体・サイクリスト・観光体験、そういう飲食、あらゆる団体の方から協議を十分に行なって進めてまいりたいと思っています。また、調査等の時期に関しましては、今協議会の方でもこの7月に第3回目の協議会の会議が、認定の報告がございまして、認定される段階でもナショナルルートの審査、その段階で「地域ルート」の指示を受けているようです。この「地域ルート」に関しましては、令和4年(2022 年)に各市町村と各団体と協議をしながら進める方針を打ち出していますので、その状況とよく協議をしながら、その前に我々本町のいろんな団体と話しながら、先ほど議員おっしゃるような様々なニーズ、観光に来て気楽に自転車で遊べることも考えなければならないと思っていますので、そういった準備を進めてまいりたいと思っております。以上です。
質問 1番 清水浩徳
分かりました。この「ナショナルサイクルルート」は全国で3か所、北海道では十勝のみであり、世界にも情報発信をしているそうです。新型コロナウイルス感染症収束後はインバウンドにも期待できますとともに、日本各地から愛好家がこのコースを求めて来ると言われておりますので、ぜひよろしくお願いします。最後に第 16 代鹿追町長に就任された令和元年度(2019 年度)町政執行方針で、「サイクリングロードの整備の検討を進める。令和2年度(2020 年度)には自転車を活用した新たな事業展開により、さらなる誘客促進に努める」と申されております。町長の考える「トカプチ 400」以外でサイクリングツーリズムの具体策があればお伺いしたいと思います。
答弁 町長 喜井知己
お答えいたします。今、町政執行方針のお話の御紹介もいただきました。ここ2年間、こういう情勢の中でいろんな取組ができなかった部分もあると思っているところであります。先ほど来、清水議員からもお話があったとおり、自転車については健康志向ももちろんですけれども、当然環境にも優しい。また東日本大震災の時にも自転車が活躍したということもございます。この自転車の活用についてはいろんな手法があるのかなと思いますけれども、今回「トカプチ 400」で本町を含めるルートが認定されたことでありますので、まず先ほど来お話がある「地域ルート」の設定を急いで、いろんな愛好者ももちろんですけど、関係者の方とよくお話をさせていただいて、特に本当に上級者だけじゃなくて初心者、いろんな方が楽しめるコース設定が必要だと思っておりますので、やはり当面はこの取組に力を入れていかなければならないと思っております。このサイクルツーリズムの関係、道路等の対応については国の財政支援もあるところでございますので、その辺の状況もよく考えながらしっかりと、まず「地域ルート」の設定、それから国や都道府県も「自転車活用推進計画」を作っていますので、自治体は努力義務ということでありますけれども、やはり町としても計画をきちっと作って、それに沿いながら自転車の事業を推進していくべきと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
質問 1番 清水浩徳
質問を終わります。