みんなの議会

鹿追町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月24日

本町の一貫教育の現状と今後の施策について

2020年9月24日、鹿追町議会の一般質問で、川染洋議員が「本町の一貫教育の現状と今後の施策について」質問し、町長 喜井知己、教育長 大井和行が答弁しました。

質問者
川染洋 議員
答弁者
町長 喜井知己、教育長 大井和行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 7番 川染洋

それでは通告をいたしましたとおり一般質問をさせていただきたいと思います。まず第1番目にお聞きしたいことですけれども、標題は「本町の一般教育の現状と今後の施策について」と題しました。問1といたしまして、本町の教育行政の骨格をなすと言っても過言ではないと思われておりました文部科学省の開発研究指定校としての役割が終了いたしました。巷間に本町の一貫教育も終了したような様相を呈しているように思える現状が伺われております。開発研究の目的と本町の一貫教育は別物でありながら、お互いが影響を及ぼしながら相乗効果を求めたものであったのではないかと認識をしておりましたが、あえてお聞きしたいと思います。この両教育行政施策の関連性と、今後の継続性についていかに認識されていたかを伺いたいと思います。2つ目の質問として、本町の一貫教育の目的は就学前児童から小学校、中学校、そして高等学校の全過程を通して教育委員会が用意した目的に応じ、継続的に効果的に一貫性を持たせ、体系的に行う教育課程を実践することにあったと言えるものと想定しておりました。教育長の「教育行政執行方針」には、「小中高一貫教育」として再構築を図るとして述べられております。また、ホームページの教育長の御挨拶文の中では、「幼小中高一貫教育」の文字が見られます。本町の一貫教育の本質を具体的にはどのようにお考えでしょうか。また、本旨には「就学前児童から」が含まれるのか、含まれないのかどちらでしょうか。お伺いいたします。3番目であります。学校教育に幼稚園児、保育園児は小学校入学のための準備期間であり、小学校は中学校への準備期間、中学校は高校への準備期間、高校は大学そして社会への準備期間としての役割があります。教育の本質とし、通底していなければならないものではないかと思います。一貫教育は就学前児童からシームレスに行われることが望ましいと考えますが、どのようにお考えでしょうか。4番目であります。この一貫教育方式は文部科学省の開発研究指定校終了と同時に閉鎖・消滅するはずの施策ではなく、本町独自の教育施策と文部科学省の研究開発指定校として相乗することでその結果を図ろうとしたものではないでしょうか。私には鹿追町教育施策の重要な柱の一つでなかったと回顧されるところであります。現在、今年度の鹿追高校入学生の応募の現状から何が不足しているのか、鹿追高校自体も改善を図り、相当の努力をされておりますことは御承知のとおりであります。教育委員会としては、高校の教育指導は管轄が北海道であることにある種の忖度をされているのではないかと思われるのですが、それもまた重要なことではあります。しかし、本町に存在する高校で学ぶ生徒には、北海道では通常行わない支援をしていく事業が行われております。生まれながらにして人間は肉体も精神も全ての能力は外部からの刺激で発達するし、また破壊もすると言われております。乳児・幼児期の子供たちにとっては「三つ子の魂百までも」でしょうか。子供ではできないことを大人がするという社会責任があるからではないかと思っております。先生とは専門書によると知性と教養を身に付けた者が「先生」として子供たちにも親たちにもリスペクトされると言われております。人格の優れた先生は子供たちの人格形成にも大きな役割を果たしていくものであると言われます。毎年入学・進級・卒業を繰り返していくことから、教育行政には沈吟している暇は少しもないものと思っております。教育長の大きな役割の一つとして、優秀な教員の招へいが課されていると思いますがいかがでしょうか。以上です。

答弁 町長 喜井知己

川染議員からは「本町の一貫教育の現状と今後の施策について」と題して、御質問をいただきました。初めに本町の一貫教育の位置付けについてお答えをいたします。鹿追町における一貫教育は、教育行政の中心施策に位置付けており、総合計画や生涯学習中期計画等でも教育行政の柱として展開をしているところであります。これは現在、私の政策においても教育政策の中心としても重要なものとして認識をしているところであり、今後におきましても、これまで積み上げてきたものを大事にしながら、さらに発展させていくことを念頭に置いて教育行政を進めていくべきと考えております。御質問をいただいております4点については、教育長から具体的な内容について答弁をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 大井和行(教育長は2022年3月まで)

それでは順次お答えをさせていただきたいと思います。1点目の「開発研究の目的と一貫教育の関連性と今後の継続性」についてでありますが、研究開発学校制度と一貫教育については、御質問のとおり別の制度であり目的も異なります。研究開発学校制度は、地域や学校の特色ある取組を推進し、教育課程や指導方法の改善を目指すため、学習指導要領等の国の基準によらない教育課程の編成・実施を認める制度であります。まだ導入されていなかった小学校における英語教育を、本町では平成 15 年度からの教育課程に組み入れ、小学校から中学校以降への英語教育の円滑な指導を図るため、また、子供たちに確かな英語力を身に付けさせ、鹿追高校生のカナダ留学を充実したものにするため、小中高一貫した英語教育の教育課程の編成に取り組んだところです。英語担当教諭を中心に、参考とする実践が少ない中、後の「地球コミュニケーション学」となる「カナダ学」と名付けた 12 年間の一貫した英語教育の教育課程を編成したことは、平成 23 年度からの日本全国での小学校外国語活動の導入に結び付いたところでございます。加えて、平成 27 年に国連サミットで採択されました「持続可能な開発目標(SDGs)」に先駆けて、町のジオパーク構想と連動した「新地球学」と名付けた 12 年間の一貫した環境教育にも取り組むなど、地域や学校の特色ある取組を生かした新しい教育課程の開発という研究開発学校制度の所期の目標を達成したことから、平成 29 年度に研究開発学校制度の終了を迎えたところでございます。研究開発学校制度の指定は本町の学校教育全体で受けたことから、小学1年から中学3年、さらに高校3年までの発達段階に応じた系統的で発展的な一貫性のある教育課程の編成が求められ、本町では研究開発学校制度と一貫教育が同一の制度と認識されることとなり、研究開発学校制度の終了が、そのまま一貫教育の終了と町民に受け取られたところがあったと認識しております。ただし、研究開発学校制度の成果として、昨年度の全国学力・学習状況調査の英語の調査においては、全国平均をはるかに上回る英語力が明らかになるなど、制度の終了とともにその成果が消除されたものではないことは言うまでもありません。研究開発学校制度が終了したことに伴って、新しい教育課程の開発については行なっておりませんが、学校教育における一貫した教育課程の編成は今後も当然求められるものであり、教職員がその在り方について研究し、教育課程編成の工夫・改善に努めているところであります。次年度につきましては、小学校から高校までの 12 年間を6・3・3制ではなく、4・4・4制の枠組みでICTを活用し一貫した教育課程を編成するとともに、小中間、中高間での乗り入れ授業を多様化させるなど、校種間の人事交流を促し、一貫した指導方法についての工夫・改善にも取り組みたいと考えております。2点目の「一貫教育に就学前児童を含むのか」についてお答えをしたいと思います。本町における幼小中高一貫教育は、こども園しかおいの前身であります鹿追幼稚園がある頃に設定されており、幼稚園は学校教育法の第1条で定められた学校の一つとして教育委員会所管の学校であることから、保育所は別といたしまして鹿追幼稚園から小・中学校と、中学校と連携している鹿追高校までを、教育委員会といたしましては幼小中高一貫教育の対象にしておりました。幼保連携型こども園は、文部科学省管轄の幼稚園教育要領と、厚生労働省管轄の保育所保育指針を併せた、教育・保育要領を拠り所とした施設であり、認定こども園しかおいは子育てスマイル課が所管しておりますが、教育委員会では教育・保育要領の教育の部分については助言する立場であるものと考えており、こども園も一体不可分の施設として当然含むものと考えており、今後は、「幼小中高一貫教育」として統一して情報の発信等を行なってまいりたいと思います。続きまして3点目の「一貫教育を就学前からシームレスに行うことが望ましいのでは」にお答えをいたしたいと思います。本町の一貫教育は、先にもお答えしたとおり、幼児教育から高校までを対象としております。幼児教育と小学校との接続の問題として「小 1 プロブレム」が挙げられておりますが、本町において「小 1 プロブレム」があるかないかに関わらず、幼小の連携は当然必要と考えており、特に、特別な支援を要する幼児については、こども園と小学校がケース会議を必要に応じて開催しており、保育教諭が小学校の授業を参観し、小学校教諭がこども園等の保育を参観するなど、こども園と小学校の所管が違うものの、積極的に幼小の連携を図っており就学前の幼児教育と小学校教育は、他に類を見ないほどシームレスに行なっていると自負しているところでございます。最後に4点目の「優秀な教員の招へいについて」お答えをいたしたいと思います。中学校と高校の一貫教育につきましては、「学校教育法等の一部を改正する法律」が成立し、平成 11 年より中高一貫教育を導入することが可能となったことから、生徒が6年間の一貫した教育課程や学習環境の下で学ぶ機会を保障するため連携型中高一貫教育の制度を導入しいたしました。道立高校への教育指導は、高校の事情を十分に理解しながら鹿追町の最高学府としての役割を常に求めているところでございます。教育委員会が所管する義務教育の学校については、学校のかじ取りをする校長・教頭、管理職の方針を具現化するための優秀な教員を招き入れることは、御質問のとおり、私の大きな役割の一つでもあります。県費負担教職員は、市町村立学校職員給与負担法により、給与の差を排しているため、本町における教職員の労働環境を整えることが、優秀な人材の確保につながると考えております。そこで、教職員の労働環境を改善するため、教育委員会規則の可能な範囲内で、教職員の在宅勤務制度や時差出勤の制度を設けたり、在宅勤務を実現するための情報管理に係るセキュリティポリシーを策定するなど、今年度については、町内教職員にコロナ禍でも安心して働くことができるよう法整備に努めてきたところでございます。さらに次年度は、教育課程や指導方法を積極的に工夫・改善を図りたいと考える教職員を確保するため、国や道の指定事業等の指定を受け、向上心あふれる教職員が活躍する場を設けたいと考えております。連携型中高一貫教育の中学校へ入学することは、同時に鹿追高校までの一貫した教育課程や学習環境の下で学ぶことであり、町民全体の願いであるよりよい教育を施すことを実現するため、義務教育の人事につきましては、今後も教職員の労働環境を改善し、優秀な人材確保に努めて参りますので、御理解と御協力をお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。

質問 7番 川染洋

教育行政のプロに議論を持ち掛けているところですので、私も大変窮屈なところはありますけれども、そちらから見れば河童に泳ぎを教えるのか、釈迦に説法するのかというところがあるかもしれませんが、しかし「河童の川流れ」ということもありますし、「釈迦にも経の読み違い」ということもありますので、その辺は大目に見ていただきながら少し議論をさせていただきたいと思います。1点目の開発研究と一貫教育の関連性であります。よく分かりました。私も理解できるところであります。本町の一貫教育の底に流れているものは、英語で始まって今も英語を続けているよということだろうと理解をするところであります。しかし、問題は英語に力を入れるだけで良いのか、国語はどうする。我々の場合は議論するときもまだまだ英語ではやれません。英語の試験の問題でさえ日本語で設問されます。日本語がしっかり出来ていて初めて英語の役に立ってくるのではないかと私は思っております。そこで国語の重要性ですけれども、私は人間を作るのはやはり国語の力だと思っております。公用語がいかに英語になろうとも、我々の国の母語は捨てられるものではないと確信しております。それでもちろん今の社会観は言語も、あるいは国と国の壁も低くなっています。その中で世界中にはたくさんの優秀な人間がいるんだと思います。その優秀な人間ができていくのはその国の母語をしっかり勉強して理解力を深めたからだと思います。私はこの一貫教育の中で二本柱として国語をどう進めていくか、昨年の3月の予算委員会のときに、私は教育長に教科書を読めない子供たちの話をしたと思います。そのためにはどうしたらいいのかということで、今後のことをお尋ねしたときにはこれから研究して勉強しますというお話でした。ぜひやっていただきたいのは、教育のための科学研究所というのが公設であるんです。そこに新井紀子さんという人がそこの理事をしております。代表理事をしているのですけれども、この人がロボットを作って東大に合格できるかできないかということを研究をしている人なんですけれども、そこの先生がリーディングスキルテストをやっております。このテストをやるのに2年半かけて子供たちと大人たちと合わせて7万人の人たちにそのスキルテストをやって結果を出して、そしてそれをやりたいという教育委員会があればもろ手で教育しますよと言っているわけであります。そういうところと協議をしがなら母語の必要性、それらをどう進めていくかということを考えたとすれば、私はやはり一貫教育の中に二本柱として母語の必要性に応じた教育をするよということを住民の人たちが知るようにしていただけないと思っているわけでありますが、そういう考え方については一貫教育の中でその底通するところ、底通って、私は底通と、通底というのが普通の言葉かもしれません。通底というのは漢文の読みでございまして、通る底と書くのですが、そういうふうに読めば返り点やら一二点がいるんだと思います。私はそこに通ずるもの、通底してその二本の柱を立ち上げてはいかがかと、それはなぜにというと、これは再構築していくというふうに町長の執行方針でも言っていますし、教育長の執行方針でも再構築すると言っていますので、その辺の考え方についていかにお考えになるかお伺いをしたいと思います。

答弁 教育長 大井和行(教育長は2022年3月まで)

今、川染議員の方から国語の重要性と申しましょうか、お話をいただいたわけでございます。今のお話の中でも昨年でしょうか、川染議員の方から読解力と申しましょうか、その必要性のお話をされて、今お話しありました新井先生のお話も私も伺って研究をしたいというようなことでお話をさせていただきました。今うちの学校と申しますか、町内全体でもやはり本を読まなくなった、活字離れのお子さんも大変多くなったということで、毎年全国学力学習状況調査を6年生対象にやっているわけでございますが、複式校につきましてはやはり1対1の学習ということでそれほど低くはないのですけど、中心校であります鹿追小学校につきましては、国語の結果につきましては全国よりも、または全道よりも低いという状況がここ数年続いている実態でございます。今お話しありましたそのことも含めまして、今お話しした新井さんが監修しているかどうか分かりませんけれど、一般社団法人の日本速脳速読協会という協会がございまして、その協会が進めております読解力のアプリがあります。当然有料ですけれど、今、本町の指導主事がお願いをいたしまして今年何とか無料でそのアプリを活用して、なかなかタブレットの機種がそのアプリと合わないということで、合うのが鹿追小学校と鹿追中学校と聞いておりますので、試験的に 10 月か 11 月以降にアプリを使った読解力の授業を試験的にやってみようということで、先日学校の先生を集めまして東京からわざわざ担当の方に来ていただきまして、説明会をさせていただいたところでございますので、ぜひともそういう国語に対する力もなかなか付いてこないという実態もございますので、そういう民間というか財団のお力を借りながら国語についても伸ばしていきたいということで、先ほど答弁の中でもお話しました学生の6・3・3制ということで今やっておりますけれども、本町につきましてはいわゆる研究開発の頃から4・4・4制という学年制の割り方を1年生から4年生、それから5年生から中学2年まで、中学3年から高校3年までの4年ということの学区制を取ってきているわけでございますけれども、もしできるとしたら来年度以降、小学校の5年・6年、中学校1年・2年の4年の年数の中で今言った社団法人がやっているプログラムのアプリを使いまして、来年からはGIGAスクール構想で新しいタブレットがありますので、それが今言った日本速脳速読協会のアプリと互換性があるということで、もし今年度試験的にやりまして効果が生まれたということであれば、来年以降5年生から中学校2年生までやっていきたいと考えております。それから国語だけでなく英語についてもこの協会が進めている読解力、速読をやっていますので、金額的にどれだけかかるかちょっと分かりませんけれど、これが試験的にできれば来年度以降やっていきたいと考えておりますので、御理解いただければと思っております。

質問 7番 川染洋

よく分かりました。ただし今教育長がおっしゃった場所というか、研究所というのは私が言っている所と同じかどうか分かりませんけれども、もし同じでない所だとしたら、私が言ったところをぜひ調査して、そして中身をよく考えてみていただきたい、としておりますので、そこのところは注文をつけさせていただきたいと思います。町長にお伺いしておきたいのですが、これは当然お金がかかることであります。子供への投資というのは産業への投資と違いましてなかなか効果が上がらない。少なくても大学へ行く子を見れば 22 年は表れないわけです。しかも卒業したからといってすぐに表れるわけではないし、鹿追町のためになるとも限りません。でも、ここには子供がおりますから、やはりその子の一生の目で見て投資をしていくということをぜひ考えていただきたいので、今のような読解力を進めるというと当然お金はかかるわけですから、その辺も町長の執行方針にもありますし、町長の最初の答弁にも大事なことだと言っておりますので、ぜひ予算付けに大いに力を入れていただきたいと思いますがいかがですか。

答弁 町長 喜井知己

お答えいたします。教育というのは本当に子供の将来、そして鹿追の子供が学び、そして将来本当に今、川染議員がおっしゃるように鹿追に帰ってくるか分からないんですけれども、そういったことではなくて、やはり鹿追で育った子供たちがしっかり学べる環境にということ、それをしっかりやっていくべきものだと思っています。もちろん町の予算にも限りがありますので、全てがということにはならないかもしれませんけれども、それについては教育委員会といろいろ協議をしながら必要なものは何としてもやっていかなくてはならないと思っておりますので、努力してまいりたいと思います。

質問 7番 川染洋

よろしくお願いをしたいと思います。それでは、次の2点目の就学前児童の件でありますが、これ私ある本から見たんですけれども、幼児教育の父、フリードリヒ・フレーベルという人がいるのだそうです。その人が「子供は5歳までにその一生涯に学ぶ全てを学び終える」という例言として言われている言葉があります。でありますのでやはり私は就学前の教育というのは、相当必要不可欠なものであると思っているところであります。先ほどお話しました母語、日本の国語というのはどうしても就学前までの幼児につきましては国語で人間形成がしっかり行われてその基礎を作るべく時期だと言われておりますので、母語というのは確実に伸ばしていくようにしていただきたいと思うのであります。兵庫県の明石市の市長、泉房穂さんという市長がいます。有名になりましたよね、火を付けて道路を開けて来いと言って相当有名になりましたけれども、その明石の市長ともう1人、村木厚子さん、厚生労働省の事務次官になった人、えん罪でもう少しで人生終わりになるんでないかと、そして湯浅さんという国の内閣府の参与がいたんですけれども、その3人の鼎談ていだんを読んでいました。そのときに村木厚子さんが厚生労働省の事務次官だったときに保育園を担当していますから、子供たちを見たときに文部科学省がこれを発表していると本に書いてあったのですが、幼稚園を卒業して小学校に入った子供、保育園を卒園して小学校に入った子供、そして行かなかった子供、この3グループを小学校6年生のとき、中学校3年生になってから、その子供たちのグループ別に分かれたテストの点数を見てみたら、確実にそういうところから差があると言うんですね。ということは、小学校に入る前に既にその子たちの能力は決められてしまっているというじじょうがあるのではないかと、これは文部科学省が発表したのですから確かなことだと思うのです。そういうことであるとすれば、私は文部科学省のデータからそういうことが言われているのであれば、幼児教育が相当重要なものであると思います。そこで教育長がおっしゃっているように、「こども園について教育の運営については助言程度にしたい」と、私はそんな縦割りはやめてほしいと思うのです。よくよく町長と教育長と話し合いをして、そこのところは直結して教育も保育も、幼稚園も保育も一緒に考えて一緒にやるべきだ。そうでないと小学校に入って中学校を卒業するまで差がついたままで行ってしまったら、差をつけなくていいのに差がついてしまう、そういうことが生まれるということが公的に発表しているわけですから、それはやはり考えるべきだと思います。これは町長にも教育長にもお伺いしておきます。そこは縦割り方式にならないように、助言程度にならないように、何かいい工夫してやる必要が私はあると思うのですが、その辺についてお2人にお伺いしておきたいと思います。

答弁 町長 喜井知己

今の御質問ですけれども、現在は認定こども園ということでありますので、教育、保育要領ということが拠り所とされているということであります。それは私もその辺の内容はよく承知をしておりませんが、今の川染議員のおっしゃることがよく分かりますので、教育委員会と所管が違うとはいえ、同じ鹿追の中の話ですので、しっかりと相談してやっていけるものだと思っております。

答弁 教育長 大井和行(教育長は2022年3月まで)

今、町長からお話がありましたとおり、本当に幼児教育、保育教育もそうなのでしょうけれども、小さい子供の教育というのはその子が成長したときであっても、人間の人格形成の中でも基本的な中での重要なことだと思っておりますので、子育てスマイル課という1つの課がありますけれど、垣根を越えて十分連携を取りながら教育を進めていきたいと私も思っておりますので、よく協議しながら進めていきたいと思います。

質問 7番 川染洋

いずれにしても教育、鹿追町のアイデンティティになることだと私は思っているのですけれども、鹿追町の地臭の中で子供たちが育っていって、私もこういうアイデンティティを持ちましたという子供が育つように教育の根底にはそこのところも軸にじっくり考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。それから4点目ですけれども、優秀な教員の招へいについてであります。単純に言ってしまえば、私は教師というのは配られるものではない、言い方が悪い、今みたいな言い方は大変恐縮ですけれども、教員というのはやはりうちの町がどうなるかということが考えられたときには、担当するものがそれを探し求めて行くという努力が必要であると思うのです。教員を探し求めていくという。これは経験で大変恐縮ですけれども、鹿追町に昔リーディング・プロジェクトというのがありました。そのときに福祉の関係でしたから、その委員として私は当時、東京工科大学の教授であった、ルーテル大学の教授でもありましたけれど、清原慶子さんという人を大学に訪ねて行って、ぜひうちの町のこういう計画の委員になってくれませんかと訪ねて来ました。初めは上司が電話したのですけど、教授のことは教授でやっていますから、教授に直接交渉してということだったので、教授に直接連絡を取って会える日を決めて行きました。その清原慶子先生は、了解をしていただいて鹿追にも3度ほど会議に出ていただきました。何を言いたいかと言いますと、教授にもこちらから直接行って会って会えないことはないということです。教育長の熱意をもってぜひ教授に会ってほしい。どの先生だということになってきますけれども、今私は教師を育てる大学の教授としては明治大学の齋藤孝先生がおります。この先生が教師を育てる先生としては最高ではないかと私は思っているのです。この先生が教師を育てて中学校・高校の先生を育ててあちこち卒業生を出しています。何冊かその先生の本を読めばお分かりになると思いますけど、どれほど先生がいて、どれほど経験を今しているか、たくさん出ていますからお読みになるといいと思いますけれども、そこを訪ねてうちの町にこういう先生はいないかと、これは北海道との関係もありますけれども、ここで教育長が言っているように、教職員の労働環境を改善するとおっしゃっていましたね。そうすると北海道から回ってくる先生の数だけでは本当に労働改善はできるのか。大変なことだと私は思っています。それでどういう方法があるかは専門家であるプロにお任せしますけれども、やはりいい先生を見つけて探し求めて鹿追町の教育の方針に合う、そういう先生を探し求めることが私は大事ではないかと思っています。問題なのは、先生方が一生懸命頑張って少ない時間で盛んにやっていますけれども、やはり先生方は子供たちに何が不足しているか、何を教えたらいいんだと先生方はずっと考えているとは思うのですけれども、そういうところが分からないのです。分からないというのは何かというと、お子さんを持っているお母さんやお父さんと時々話すことがあるのですけれども、そういうことが分からない、親に聞いても。だからそういう意味ではそういうことができる優秀な人材の確保というのは、私はやはり探し求めてでもやるべきだと思いますので、おまけに 2020 年から変わりましたよね、教育方針も。アクティブラーニングを一生懸命やりましょうということに変わってきています。問題解決するための方法を教えるということですから、なかなか難しいということだと思うのですね。だからそういうことを目的にしたらそういう先生がどこにいて、誰がいいのかということを私は齋藤教授にお願いしてきたらいいと思うのです。それまでにいろいろ勉強なさってから行かないとまたあれでしょうけどね。そういうことも私は必要だと思うのです。いつかもお話しましたけれどもスタンフォード大学のエリック・ハヌシェクという教授が論文の中でこう書いていました。優秀な先生に教わる子供は1年で1年半伸びるというのです。そうでない先生に教わると1年教えても半年分しか進んでいないと。これはこの先生が 30 年かけて教員を分析した結果として論文で発表しました。やはり優秀な先生とそうでない先生によってはそれほど違うということが明らかになったということなのです。だから私は優秀な先生を求めることが必要ではないかと思いますので、探し求めることとそれと常日頃から先生をどう採用するかということは各学校の校長について勉強して、学校の校長があの先生がいいかもしれないねと言ったときに、教育長が北海道の教育長に行ってあの先生くれ、この先生くれと言ったときに、その先生が鹿追に行きたいと言ってないよとなっても困りますから、その辺は学校側とよくよくいつも先生方の話を校長方としておく必要があると思います。最後にこの4番目の質問の2つをお聞きして終わりたいと思いますが、いかがですか。

答弁 教育長 大井和行(教育長は2022年3月まで)

本当に優秀な先生、私も学校参観に何回となく行くのですけれども、本当に好きな先生のお子さんの学力というか、そういうのは非常に高いと思っております。授業を見ていても好きな先生の授業は本当に食い入るように聞いていたりして、校長に聞いても優秀な先生には子供たちも熱心に聞いたりすると聞いておりますので、本当に優秀な先生の招へいは大事なのかと思っております。先ほどお話ありました明治大学の齋藤先生のお話がありましたけれど、私も勉強させていただきたいと思っております。本当に齋藤先生のところに行って優秀な教員を招へいする方法というか、そういうのも勉強する必要があるのか分かりませんけれど、今の北海道教育委員会の人事制度の中で、果たして齋藤先生のお話の中で十分招へいができるのかどうなのか、その辺のところも今お話を聞いただけなのでどうなのか少し勉強をしながら進めたいと思っておりますけれど、十勝管内にも優秀な先生がたくさんいるのではないかと思っておりますので、いかに鹿追に優秀な先生が来て、鹿追町全体の教育の向上をしていくかというのは私の仕事かと思っておりますので、もう少し勉強させていただきたいと思っております。その結果必要であれば私も出向いて齋藤先生にお伺いをしたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

質問 7番 川染洋

私の聞きたいことは質問4まで終わりましたけれども、必要があるかないか別として齋藤教授のこともやはり教育長として少しは調べておいてほしい、私はそう思っています。何しろ私はこの町を教育において深山幽谷と言われるような町にはしたくない、してほしくない、そう思いますので、あえて今回はいろいろと質問させていただきました。この鹿追町の子供たちが、鹿追町の幼稚園へ行って、保育園へ行って、こども園へ行って、小学校・中学校・高校を卒業して良かったという、その中で子供たちが一つのアイデンティティを作って卒業して社会に出ていくという、そういう基本を考えてやっていただきたいと思っております。子供自身ではできないことを大人がしてやるというのは当たり前のことだと思っておりますので、その辺も考えていただけると思います。その点、教育長はプロでありますし、私は教育委員会は半年しか経験がありませんでしたから、ベクトルに相当違いはあるかもしれません。でも考えているところはそんなに違わないと思います。大井教育長とは私も一緒に仕事をしたことがありましたけれども、すこぶる真面目な方で、正直で、一生懸命努力をされる方とその頃から、私なりに評価をさせていただいておりました。ぜひ大井教育長のこれからの教育活動に大いに期待をさせていただいて終了させていただきたいと思います。以上です。

質問 7番 川染洋

言われっぱなしで嫌だというのであれば答えていただければ、別に求めません。以上で終わります。

出典:鹿追町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月24日 議事録 PDF(54ページ) 間違いを知らせる