みんなの議会

鹿追町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月16日

鹿追町は、この町の「価値」を何に求めるか

2025年9月16日、鹿追町議会の一般質問で、川染洋議員が「鹿追町は、この町の「価値」を何に求めるか」について質問し、町長 喜井知己が答弁しました。

質問者
川染洋 議員
答弁者
町長 喜井知己

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 7番 川染洋

それでは私の一般質問をさせていただきます。表題といたしまして、鹿追町は、この町の「価値」を何に求めるかということを出しました。今私たちの町も他に漏れず「人口の減少」「高齢化」「財政難」など沢山の課題を抱えておりますが、これから先も、この町の持続可能な社会を構築していかなければなりません。まちづくりは、「地域経済の活性化」「住民生活の質の向上」「安心安全な暮らしの地域社会の実現」などと行政施策は多岐にわたり一見茫漠としてなかなか形状確信に至らないものですが、この行政施策は町の「価値」を形にして未来を創造する道具ともいえるものです。町民の皆さんはこの鹿追町が「何を大事にしている町なのか」を知りたいと思っています。わが町の「価値づくり」を明確に打ち出し、限られた予算、職員等の資源を集中することが重要です。それは、多岐にわたる行政施策の中から町民皆さんが知りたいと思っている大事な「価値」を生み出すということです。この鹿追町を必要とする内外の人々に取って、この鹿追町に住まわなければならないという重要な生活環境の創造をすることこそが「大事な価値」です。この「価値づくり」にどの様な「意味」を見出すことできるのか、その本源を探ることが重要です。「町の価値」とは、社会的に構築されている鹿追町の地域、空間、場所の「差異」や「意味」から見出されるものであると考えられます。いわゆる地域資源に何があり、何を作り出すことができるのかということです。この鹿追町に存在する自然・人物・風習・産物・活動・歴史、現在まで実施されてきた政策の経緯などにみることができるはずです。わが町の多様な「価値」を掘り起こして「差異」と「意味」付けを与え、鹿追町の独自性いわゆる「らしさ」を我々が認識することが最も重要なのです。ではわが町の「らしさ」とは一体何に求めると「優位性」を発揮できるのでしょうか。鹿追町の歴史の中で培われて賦存的に残されている政策があり、それは今も息づいているもの、また少々色褪せてしまったかと思われる施策もありますが、鹿追町の施策は町の価値として形にし、未来にしっかりと引き継がなければなりません。喜井町長抱える政策の顕現と鹿追町来歴の政策その中から「らしさ」を発掘し、わが町の意味付けを明確にして、わが町の「価値」とすることが肝要ではないかと思うのです。私たち地方の町のそれぞれの価値がわが国全体の豊かさを形成することになりませんか。そう考えることができるなら私たちの町の「価値」の明確な創造は大きな意味を持つはずです。「人が住む」ということはそこに住む理由があるからです。住む理由がないなら定住者の増加はありませんし、住む理由がなくなれば定住者はこの町を去るでしょう。その根源が正しくこの町の「価値」です。そこで、この「鹿追町を生活の地とする根源政策」を作らなければなりません。それがこの町の「価値」です。「優位性」です。この町に住み続けたいと思える理由を町民に、そして全国に向けて明確にメッセージを発言することが必要であると考えます。その考えの上に次の二つを質問させていただきます。1、わが町の明確に発言できる「わが町の価値」政策が何であるかをファーストプライオリティとして検討される考えを持たれるかどうかか町長の所感をお伺いいたします。2、検討し明確に発信するとするならば鹿追町のアイデンティティとなりつつある「教育の現場」のさらなる活性についてを「価値」と思考することはできないか、町長の所感をお伺いいたします。

答弁 町長 喜井知己

川染議員からは「鹿追町は、この町の「価値」を何に求めるか」と題しまして、2点御質問をいただきましたので、順次お答えをさせていただきます。私も、2期目の任期をいただいてから、折り返しに入ったところであります。これまで6年間、まちづくり全ての分野の多岐にわたる様々な課題に対し、真摯に向き合い、職員と共に知恵を絞り、町議会の皆様をはじめ、関係各位、町民皆様の御指導と御協力をいただきながら、住んで良かったと思っていただけるよう、持続可能なまちづくりに挑戦してきたところであります。町の経済を牽引する農業・商工業・観光業の振興、豊かな人生を送るための基礎となる教育の振興、生涯安心して暮らすための福祉・医療の充実、そして生活の基盤である生活環境・インフラの整備など、どれもまちづくりに欠くことのできない重要なものでありますので、その全般にわたってバランスとメリハリを意識しながら町政運営にあたってきたところであります。また、本町に存在する多様な地域資源の活用、そして、これまで長い歴史の中で培われ、磨き上げられてきた政策をさらに発展させるための代表的な政策がバイオガスプラントなど再生可能エネルギーの利活用から発展した現在の脱炭素、そしてゼロカーボンの取組みであり、幼小中高一貫教育を中心とした英語教育、環境教育に加えて、探究教育の充実や鹿追高校のさらなる魅力化であると考えております。議員御指摘のとおり、人口減少や高齢化といった大きな時代の潮流の中で、本町がこれからも持続可能な社会・町を築いていくためには、多岐にわたる行政施策の中から、町民の皆様と共有できる明確な「価値」を定め、そこに限られた資源を集中させることの重要性については、私も認識しているところであります。そこで、1点目の「わが町の明確に発信できる「わが町の価値」政策が何であるかをファーストプライオリティとして検討される考えを持たれるか否か」であります。人口減少、特に若者世代の転出が転入を上回ることで加速する「社会減」という厳しい現実に直面する中で、将来にわたって持続可能なまちづくりを推進していくためには、直面する様々な課題への対応に留まらず、町の未来そのものを創造する「人」への投資は、極めて重要であると確信しているところであります。私たちの町の真の資産は、豊かな自然や産業基盤はもとより、町を創っている「町民一人一人」であり、次代を担っていくのは「人」そのものであります。 第7期総合計画の将来像として掲げる「愛・夢・笑顔あふれる未来へ 〜支え合うまち しかおい〜」、基本構想「目指す方向」の大目標の一つである「持続可能な社会の創り手の育成とウェルビーイングの向上」を達成するには、町民一人一人が豊かな人生を送るための「人づくり」によって成し遂げられるものだと考えております。この「未来への人づくり」のため、本町は、まちづくりの好循環を生み出すために、次の政策を総合的に推進しているところであります。まず、基盤となりますのが、人々の暮らしと未来を支える「農業」や「観光」、「商工業」など産業の振興であります。安定した農業基盤などが、人々の雇用の受け皿にもなり、地域経済を活性化させ、町全体の活気を生み出していくものであります。バイオガスプラントや水素エネルギー事業といった先進的な取組は、まさに本町の農業が未来志向である証であり、町民皆様やここで育った子どもたちが将来、誇りを持つことができる魅力的な取組となり得るものだと考えています。また、然別湖やとかち鹿追ジオパークを核とする観光は、町の経済に貢献するだけではなく、町に新たな人の流れを生み出し、子どもたちなどが地域の自然や文化の価値を学ぶ機会ともなります。これらの産業の基盤があることで、「人づくり」への持続的な投資へつながっていくものであります。この産業基盤の上に、若い世代の希望をかなえる「子育て支援」の充実があります。「人づくり」の第一歩は、若い世代が安心して子どもを産み、育てられる環境を確立することにあり、妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を実践するとともに、地域全体で子育てを支えるこの体制整備により、「鹿追町で子どもを産み育てたい」と思っていただける環境整備をさらに進めていきたいと考えております。この安心できる子育て環境を土台といたしまして、これまで築き上げられてきた「鹿追ならでは」の教育である「幼小中高一貫教育」を中心とした魅力的な教育へとつなげてまいりたいと考えております。さらに、鹿追高校においては、地方の小規模校でありながら全国から生徒が集う多様性と独自のカナダ・英語プログラムや探究学習などを通じて、高校までの教育そのものを町の魅力として全国に発信し、新たに本町への愛着を持った人材や関係人口の増加、加えて町内の賑わい創出に貢献していけるものだと考えております。このように、本町のこれまで育まれてきた政策は、基幹産業である「農業」や「観光」など産業が経済を支え、「子育て支援の充実」と、そして、まちづくりの根底にある「人づくり・教育」への投資が次代を担う人材を育み、町全体に活気と賑わいをもたらしてくれるという持続可能な循環を目指しているものであり、政策と政策がつながり、連続性を持つことが極めて重要であると考えております。次に、2点目の「鹿追町のアイデンティティとなりつつある「教育の現場」のさらなる活性についてを「価値」と思考することはできないか」という御質問についてお答えいたします。これまで実績を積み重ねてきた本町の教育は、まちづくりの根底にあり、重要な柱の一つであることは言うまでもありません。今後も未来にわたって持続的な発展をしていくためには、御提言のとおり「教育の現場」のさらなる活性化を、町の根幹をなす重要な「価値」として位置づけていくべきであると私も認識をしているところであります。価値ある教育として、現在進めている国際的な教育プログラムである「国際バカロレア」は、課題解決能力や多様な他者と協働する能力などを養う探究教育の実践・深化であり、予測困難なこれからの時代の国際社会を力強く生きていくために必ず必要なものであると確信しています。教育は、個人の社会的自立の基礎を築き、夢や希望の源泉として一人一人の生涯を支えるとともに、その成果は広く社会に還元され、地域社会全体の維持・発展の原動力となります。将来にわたって町民が「この町に住み続けたい」と感じ、誇りを持てる町づくりを進める上で、教育分野への積極的な投資は不可欠であると考え、現在、各種教育施策を進めているところであります。今後も、教育環境の充実や教員・職員の資質向上を推進し、関係各位、町民皆様の御理解と御協力をいただきながら、さらに本町ならではの価値ある教育を創造していく所存でありますので、引き続き御指導いただきますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。ありがとうございました。

質問 7番 川染洋

町長第1期目のときも、私は同じような質問をさせていただきました。なかなか行政施策にプライオリティ、順番なり順位なりをつけるというのは、やはり、誰が見ても馴染まないし、ふさわしいものではないと私はそう思っておりますけれども、町長の答弁の中にもありますように「バランスとメリハリを意識しながらやっています」、これは言葉を変えれば、やはり順位をつけられたものではないか。当然、何でもかんでも全てができるわけではありませんから、例えば総合計画に載っている鹿追町図書館なんかは、もう何年もあのままになっています。あれも要するに、プライオリティのない一つの事業だと思っております。バランスというのは、何を先にやって何を後にやったら、そのバランスがとれて鹿追町が生まれていくか。メリハリ、今人口が少なくなってから人口増やす方法を考えるではないか。これが先だと。結局、政策に単純に序列をつけていくということは、これはやはり、差し控えなくてはならないかなと私は思うのですけれども、今、なぜ再度私はこのような質問をしているかといいますと、やはりこの町に住んで、私ももう 80 数年になりますが、価値がはっきりしない。例えば、京都であれば京都なりの価値があります。ニセコならニセコなりの価値があります。それを価値というかどう捉えるかということは、それぞれの首長のもとですから、お任せするしかないのですけれども、今私はなぜ価値を言い出したかといいますと、その背景に何があるかということ。この町長の答弁の中にも、もう既に言われておりますから、あえて言わせてもらいますと、高齢化社会がもう高齢社会になっています。あるいは、少子化社会が少子社会に通り越して無子社会と言われる。子供がいない社会になっている。それが近時の現実であります。これは誰が言わなくても分かるわけでありますが、先日あえてここで申し上げますけれども、8月 12 日付け十勝毎日新聞に十勝管内の人口の動態が掲載されておりました。先日町長の報告の中にもありました。早速、庁内で、人口減少の問題について会議を行いましたということでした。これは素早い考え方で、職員にも全てそれが分かるようにしたということは非常に私はいいことだったのではないかなと思っております。しかし人口減少というのは、町の経済、大きく左右します。とくに商工業にあっては、これはもう死活問題といって言いことに、困窮窮乏することになっていくのではないかと思う。かといって、人口はどうやったら増えるのか。そんなことが簡単にできるのだったらどこの町村も苦労していません。それも私はよく分かります、今、町長は一生懸命どの分野にお金を使って、どの分野にメリハリをつけているかということを私もよく承知しております、そのことについて私も高く評価をさせていただきます。しかし、私はやはりこの町の価値として一番作りやすい、そして全国にもコミットできるのはやはり教育だと思っている。しかも、今まで幼稚園から高校までのシームレスに行われてきた教育に、今、国際レベル、あるいは国際標準の教育を上乗せして、鹿追町の他との差異をここではっきりとつける必要がある。それが、私は住んでよかったというのは後の結果であって、まずそこへ行かなければならないという理由を作らないと駄目だと思う。それは人間のどの層の人たちに言うか、いろいろありますけれども、私はやはり若年層の人たちが鹿追町に少しでもいるようにそんなの施策がいいのではないか。それであえて教育のブランド化を目指してほしい。そしてそれを内外に標榜する。そのことについて、再度どのように所感をお持ちかお聞かせ願いたいと思います。

答弁 町長 喜井知己

お答えをいたします。川染議員さんからは、とくに大きく言うと過去に2回、昨年の予算委員会、あとその前の一般質問でも教育を中心としたこのまちづくりについて、御質問をいただいているところであります。答弁もいろいろ申し上げましたけれども、このまちの価値ということになろうかと思います。当然今進めてきている政策の中で、もちろん川染議員さんおっしゃるように、町には多様な年齢も、それからもちろん性別も、それから職業も考え方も違うたくさんの方がお住まいになっています。まず基礎的な部分で言えば、やはりどの分野との政策にもある程度、満遍なく予算やいろんなものを投じて、基礎的な部分は当然ちゃんとしていかなければならない。その基礎となるのは、やはり財政の基盤をしっかりとしていくということであると思います。そういったお金は限られているわけですから、そのお金をどのように有効に、そしてきちんとある程度、メリハリをつけながら執行していく。これは恐らくどこの町も苦心をされていると思いますし、多分歴代の理事者の方も、その辺を苦労しながら、それぞれの時代の議会や町民の皆様の御意見を聞きながら、まちづくりを進めてきていると私もこの立場になって改めてそういう考えを持っているところであります。教育については、とくに鹿追高校の全国募集の成果が徐々にあらわれて、非常に全国からも注目をいただくようになってきております。それに伴って、学校関連のいろんな投資を実は、昨年、一昨年来、進めてきております。町の予算の全体に占める教育費の割合が、昨年度の決算で言えば、10%を超える内容にもなってきているところであります。そういった意味で、教育が教育だけではなくて、まちづくり、それから寮の運営においても、雇用という面でも大きな役割を果たしているなと私は思っている次第であります。国際バカロレアのお話もちょっとさせていただきました。かねてから準備を進めていた鹿追中学校、瓜幕中学校の正式指定について、ようやく先が見えてきたという状況にもあります。そういったことで鹿追の幼小中高一貫教育、さらには、高校の取組というのは本当に外に向かってもしっかり主張をしていける取組でありますし、この取組をさらに続けて磨き上げていくことが非常に大事だと思っておりますので、こういった町の取組の外に向かっての発信も含めて、引き続きしっかりと取り組んでいきたいと思っております。

質問 7番 川染洋

先ほど申し上げましたけども町長本当に一生懸命やっていると私は思っています。繰り返しますけど、お金の使い方も、それなりに使っているなと私は思っております。しかし、まだ確固たる内外にコミットメントできる、そこまではいってないような気がする。ぜひそれ内外に、コミットメントできるぐらいまで重ねていただきたいと思うわけです。それで、先ほどから話が出ています高等学校のバカロレア、これは今どの程度進んでいるのかちょっとお聞きしたいと思います。

答弁 町長 喜井知己

高校のバカロレアの関係であります。毎年、北海道の教育長さんに、1年に1回以上はお会いをして、この高校におけるバカロレア取組についてお願いをしているところであります。道内において、高校でバカロレアの取組をしているのは、公立、私立は札幌市立の札幌開成が取り組んでいるだけであります。道教委としては、数ある道立高校の中で、鹿追の高校だけというふうにはなかなか現実的には難しいという返事というか、回答でありまして、現実的にはそれ以上進んでいないというのが実態でございます。

質問 7番 川染洋

すいません。今あえて私、今回の答弁に町長のみと書いてあります。これは町長の思想をもとにこういうものが進むと思うので、あと具体的には、教育委員会のほうにいずれお聞きすることがあると思います。それで、以前からもお話を伺っておりましたけれども、道教委のほうが、どうもそのもう一つ関知してくれないという話は、以前の教育長からも聞いておりましたし、担当課の課長からも話は聞いております。しかし、なぜ、そこまで道は力を入れてくれないのか。これは私なりに今までの経験から言いますと、やはり住民が全体でこれが私たちのまちの価値として大きな意味を持っているのです。我が国は、知的立国を標榜しております。ですから、私はその国との考え方と平仄(ひょうそく)を合わせて、鹿追町も知の地域鹿追というような感じで、総合計画のための計画、総体的計画、それを作ることが必要ではないかと思う。鹿追町は教育のまちづくりのための先進性をこうあるのですということをお知らせする必要がある。これは大きく町長の責任として、住民の方々の凝集性をここで私は掛け合ってほしい。それであればどうしたらいいか。私はやはり鹿追町の住民こぞって、幼稚園から高等学校までの一貫教育をずっとやってきた。それをこれからさらに発展させるためにその上に世界水準の教育をこれに乗っていきたい。そのために鹿追町としてはこういう計画を立てました。その計画の策定委員会の委員を住民を中心に関係する諸団体、道なり、国なり、あるいはバカロレアの方々、特にバカロレアには、国際バカロレア日本アドバイザー委員会というのがあるそうです。これはバカロレアを導入するときに、いろんな指導をしてくれる。そういうところもあるようですから、そういう方々も、委員会の委員として招き入れて、そして計画を立てていく。しかしその前に、それの骨子は、職員で作るべきです。前に、以前にも退職されましたけど先輩議員で、外に委託するのが一番いいだという人もおりましたけれど、私はそれは反対でして、職員が何のためにいるか。これは基礎を考えて、そして骨組みを作って、そして町長の意図したそれをもって先ほどの委員会にかけて、そして前へ進んでいくと。そうでないと、町長、職員の人の頭錆びちゃいますよ。使わないと。考えなくてもいいようだったら勉強しなくなります。これは住民にとって大きなマイナスです。やはり、外に委託する前に、骨子なる基本は、絶対に職員に作らせるべきです。これは今回、瓜幕の留学センターのことについてもそうでした。私は担当外の委員会でしたから、1回、2回の傍聴でありましたけれど、やはりそういうことであれば、職員も勉強しなくなるというのはこれ当たり前の話であって、やらなくてもいいですから、考えることなしでいいのですから、私が言わなくとも町長は既にそういうことは考えておられると思うけども、誰かがそれを言ってやらないと、職員は勉強しなくなります。間違いなく。だから、繰り返します。私は、骨組み、基礎、基台は職員に作らせて、そしてどんな人が必要なのかという、委員会を作成するとすればどんな人が委員会に必要なのかということを私は考えていただいて、そして委員会作成後、それをもって、道や文科省やら説得していく。それが必要ではないかと私は考えるのですが、町長、それについての所感はどうでしょう。答弁を求めます。

答弁 町長 喜井知己

お答えををいたします。行政、ほかの分野でも計画を作ったり、何とか構想を作るということが非常に多いです。そしてそれが似通ったものをどうしても、例えば補助金や交付金をもらうために作らなければならないというケースも非常に多いと感じております。そういった中で、様々な計画、構想等については、川染議員さんおっしゃるように、基本的にはやはり職員がきちんと考えながら作っていくというのが私も原則と思っております。そういった中で、それらの計画のために、例えば基礎的なアンケート調査をするだとかいろんな手間のかかる作業も含まれているものも正直ございますので、そういった部分については、例えば、これはある程度委託をしてやるだとか、そういったことはこういう非常に仕事は増えても減る状況にならない状況の中で、最低限のことについては、やはり、外部の力を借りるということも必要であると思いますが、基本的には、川染議員さんおっしゃることについては、私はそのとおりと思っているところであります。そして、バカロレア等に関わるこの教育の進め方でありますけれども、現在、先ほどお話ししたとおり、中学校でのバカロレアの認定が目前であります。今まで、候補校として取り組んできたこと、そういった内容については処理的にほぼ認められたという状況にあります。これから、実際、正式な認定を受けて、この教育、中学校における教育がどういうふうに今も変わってきていますけれども、それが皆さんに実感をしていただいて、学んだ子供たちがその先、大半が進学するわけでありますから、そういった鹿追の教育の中で、鹿追高校がバカロレアの教育の現場でないということは、非常にこれはせっかく中学校で進めてきたことが、一貫校である高校で引き継がれないというのは非常に残念であります。やはりゆくゆくは、高校においてもこのバカロレア教育を進めていくということは、これは一番の課題というか目標であると思っている次第であります。御提案の内容については、しっかりと考えをさせていただきたいと思います。町の教育大綱も、実はまだ2年か3年前に作った内容でありますので、教育大綱の中身もよく見ながら、これからバカロレアを中心とする鹿追の教育の全体像についてどういうふうに整理をして、そして外に向けて発信していけるのか、しっかりと教育委員会と相談をしながら取り組んでいきたいと思っております。

質問 7番 川染洋

非常に難しいことだと私も思っております。答弁もなかなか難しいかなと思います。ただいま町長おっしゃったように何々構想があって、あっちにもこっちにもあって、それは補助金をもらうためにいろいろ構想つくる。それはもう地方創生というキーワードは、国から地方におろされたときに、非常に多かったと思います。これは国は地方の自治に対する危機を感じたから何とかしなくてはならない。それをもって金を少しばらまいて何とかやらせようじゃないかと。そして、総合計画なんか作ったわけですけども、私はもうそろそろ、私たちにある地方の主権、あるいは地域の主義というか、これらをそろそろ強く打ち出してもいいという時代ではないかと思っている。先ほどから私は言っていますけれども、町長は、お金の使い道、今の予算の使い道は我々も、もちろん議決しますから知っていますし、その方向性も分かっています。それを我々は今議会も認めてきて、そしてやっているわけですから、少なくても中学校が世界水準の教育ができるようになったとしたら、鹿追の高校にどれだけ機運になるか。もう少し違う高校に行きたいと思うようになるか。私は今、町長御自身も危惧しておりましたけれども、やはり一貫教育に上乗せして高校までやらないと意味がないのではないかと思います。それで、もう少し詳しく言えば、鹿追町の最高学府の鹿追高校です。これは、私は前の俵谷校長とこのことについて議論したことがあるのですけれども、最高学府というのは何かというと、これは私が主張するのは、そこにいる教授、教諭、先生方、関係する人たち、これが知識レベルが高いということです。あるいはその組織のレベルが高いということだから、子供たちがあそこの最高学府に行って学びたい。そう思うのだと思うのです。だから、これからも全国から子供たちが集まってくる可能性は十分あるわけでその可能性を今町長は、寮生活だとか、いろんなものに少しお金をかけて、下地を作っているのだと思う。私はそういうふうに理解したいのです。そういう高校になっていくことこそが、今までの幼小中高一貫教育のレベルが、もう一段上がったところで、鹿追町の価値となっていくのではないか。そしてそういう若者たちの層の定住が実現していくのではないか。私はそう考えるものですから、ぜひ、鹿追高校のバカロレアをやるために、成すために、鹿追町全体がそうなっているのですよというそういう計画を立てていただきたい。それをもって、道を説得し、国を説得し、そして子供たちを集めて、いや、希望は、今の2クラスが頑張って、2クラスになっていますけども、これを3クラスになるかもしれません。高校が無くならない限りは常時 240 人、250 人、あるいは3クラスならばもっと子供たちがここに住むようになるかもしれません。そして将来、先ほど町長おっしゃったように鹿追で勉強してよかったな、良いところだったなと思うようになるのではないかとそういうふうに思います。あえて再度、何度もくどいこと言いました。しかし町長の考えも私は分かりましたので、これから先、町長の進路に期待をして、この先を見守りたいとそう思います。以上です。私の一般質問終わります。

答弁 町長 喜井知己

大変ありがとうございます。バカロレアの関係について申し上げますと、バカロレア教育の関係については、当然物理的な教育環境もそうですけども、やはり教員の研修というかそういうのが非常にたくさんあって、やはり教育を進めていく上での教員の役割、もちろんこれは大きいわけですけども、とくにこのバカロレア教育においては、この教員の研修、管理職も含めて、非常に時間とお金も割かれていると私は認識をしているところであります。従来の教育とは方向が 180 度とは言いませんけども、教える教育から自ら学ぶ教育というのは簡単に言うとそういう大きな転換だと思っている次第であります。そういった意味で教員の皆さんの質というふうに私が申し上げるのもどうかなと思うのですけども、それは確実にバカロレアを導入するというか進める上で、先生方のこの質というのは、必ず上がっていくというか上げていかないと、このバカロレアに対応していけない内容かなと思っております。そういった意味で、現在は中学校ということでとどまりますけれども、まずはこれをしっかりと軌道に乗せていくというか、これが非常に重要だと思っております。また鹿追高校について申し上げると、今、全国、あるいは道内、札幌圏をはじめとするたくさんの地域から鹿追高校に来ていただいています。やはりこの中で、生徒たちのアンケートなんかを通じて分かったことは、やはりこの鹿追の英語教育をやりたいんだという子供たちがほとんどと言って過言ではないかなと思っています。まず、英語教育、あるいはカナダへの短期留学、こういったものをしっかりと継続をして進めていくことが非常に重要だと思っておりますし、北海道教育委員会のほうでも、そういった鹿追がもちろん英語教育を一生懸命進めているということを当然承知をしていただいて、先生方の配置についても非常にその辺は配慮していただいていると私も思っているところであります。そういったことも含めて、先ほど来、川染議員さんから御提案をいただいている道に対する働きかけ、要望の基礎となる関係については、先ほどの繰り返しになりますけども、しっかりと教育大綱、そのほか教育委員会としっかりと相談しながら、いろいろ検討していきたいと思っておりますので、引き続き、御指導いただききますようお願いを申し上げます。

出典:鹿追町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月16日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる