鹿追町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月12日
先進的地域として期待されている鹿追農業のこれからは
2019年12月12日、鹿追町議会の一般質問で、台蔵征一議員が「先進的地域として期待されている鹿追農業のこれからは」について質問し、町長 喜井知己、農業振興課主幹 城石賢一が答弁しました。
- 質問者
- 台蔵征一 議員
- 答弁者
- 町長 喜井知己、農業振興課主幹 城石賢一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 4番 台蔵征一
議長のお許しをいただきましたので質問をさせていただきたいと思います。答弁を求める人は、町長でございます。先進的地域として期待されている鹿追農業のこれからは、ということで質問させていただきたいと思います。今年の11月15日に鹿追町酪農振興会創立50周年記念式典が、町民ホールで120名の出席者のもと開催されました。鹿追町の基幹産業の大きな柱である酪農を、町の関係者全体で支援する体制が整ってきたことで着実に生乳生産量が伸びてきているところであります。酪農ほど多くの人たちに支えられ、規模拡大しながら活性化してきた産業は他にはないというふうに考えます。今も1戸当たりの乳牛飼養頭数は増加の傾向で、1戸当たり頭数で220頭を超え、平均出荷乳量も1,220トンになっているところであります。最近は特に国の支援策もあり、ロボット化の進んだ牛舎が増え、省力化も進んできているところであります。多頭化することで、ふん尿や雑排水処理の問題を先送りすることはできないと思います。環境に配慮した循環型農業の中心であるバイオガスプラント、その施設は全国的にも鹿追は先進地であり、全国各地から多くの視察者が訪れているところであります。稼働して13年が経過した 1 基目の中鹿追の集中プラントは、大きな修理が必要になってきており、次の10年に向け再構築を考える時期にもなっているところです。笹川など残された半数の4つの地域には、平成30年度に調査に入り「鹿追町家畜ふん尿処理基本構想」を策定されたところであります。地域からは4地区連名で町に対してバイオガスプラント建設についての要望書も出されているところであります。売電による収入を確保できるFITへの加入も今は難しい時期ではありますけれども、今後もさらなる事業運営を推進してほしいというふうに考えます。これからも安定した農業基盤を確保し、若い人たちが安心してこの鹿追で農業が継続できる支援策を続けることは重要と考えます。時代の変化に対応できる、先進的地域としての役割を果たしていくことが期待されていると思います。以下の点について町長のご所見をお伺いいたしたいと思います。1、町は第7期鹿追町総合計画を令和2年から実施する計画で今、進行中であります。またJA鹿追町は、現在第10次振興計画が進んでおります。要望があります第3のバイオガスプラント建設計画はどこまで進んでいますか。2、基幹産業としての酪農の規模拡大に伴う乳牛育成牧場の増頭対策はどのようになっていますか。町の税収を増やすためにも重要な問題と考えますが。3、次の時代の担い手育成事業である「01農業塾」と「産業研修制度」の継続と男性研修生及び従業員を含めた今後の方向性というものは、どのように示されているかお示しいただきたい。以上の3点についてよろしくお願いしたいと思います。
答弁 町長 喜井知己
台蔵議員からは、「先進的地域として期待されている鹿追農業のこれからは」と題して、3点についてご質問をいただきましたので順次お答えをさせていただきます。まず1点目の「要望がある第3のバイオガスプラントの建設計画は、どこまで進んでいるか」についてでありますけれども、議員もご承知のとおり鹿追町内では、平成19年に中鹿追・鹿追地区、それから平成27年には、鹿追高台地区、これは国営事業であります。平成28年には、瓜幕地区に家畜ふん尿処理施設であるバイオガスプラントを整備し、町内で発生する乳牛ふん尿をこの3つで全体の約4割を処理している状況になっております。このバイオガスプラント未整備地区については、議員がおっしゃるとおり笹川、北鹿追、東瓜幕地区より早期の整備要望をいただいているところであります。このようなことから町として、平成30年度に未整備地区における家畜ふん尿処理の基本調査を実施をしておりまして、処理量、施設規模や概算事業費、これらを調査しております。調査では、建設予定地が定まっていなかったということもありまして、令和2年度において建設候補地の調査を行うとともに、原料収集、それから消化液散布のシミュレーション、原料の含水率、性状等、これらを調査してマスタープランを策定したいというふうに考えています。また現在、建設を計画するに当たり、事業の運営収支を検討する中で課題というか、一番大きなものは、これはやっぱり系統への接続が現状として困難であるということだというふうに思います。国もこの問題に対して、経済産業省内に設置している総合資源エネルギー調査会、省エネルギー・新エネルギー分科会、新エネルギー小委員会、系統ワーキンググループというところで議論されているというふうに聞いています。10月8日に開催されたワーキンググループでは、電力会社より、現在制約がある基幹系統増強案が示されたところでありまして、この中で新たな特殊な変圧器等を導入することによって、道内では新たに120万キロワットの容量を接続できることが可能でありまして、道東地域、地域として若干広いんですけれども、この中で20万キロワットの接続枠が設けられることが可能というふうに考えられているところでありまして、当初15年間で600億円の事業費が必要だと言われていたものが、この特殊の変圧器の導入によって最短で5年間、100億円の事業費で実施できる、こういう内容となっています。当初の計画案、600億円から比べて、当然期間的にも短く、事業費も下がっていますけれども、この100億円の事業費というのは、接続を希望する事業者が希望接続容量に対して入札をして、接続枠を購入するという形になります。電源接続募集プロセス、これが年明け早々に示されるというふうに聞いていますけれども、応募期間2カ月間程度というお話もありますことから、この要項等が示された段階で接続申込み等について、ぜひ申し込みということで進めていきたいというふうに思っています。その時は、議会にもまたご相談させていただきたいというふうに思っておりますけれども、設備増強がこの案でもやはり5年間が必要だということ、さらには事業費についても多額の費用を要することが想定されますから、早期の建設が極めて厳しい状況にありますけれども、補助率の高い事業等いろいろ模索しまして財源確保に努めて、できるだけ早期に整備すべく準備を進めていきたいというふうに考えております。また、消化液の関係ですけれども、現在は全量農地に還元していますけれども、今回検討している3つ目のプラントということでは、約15万トンの消化液というのが見込まれておりまして、これら全量農地に還元するというのは、農地面積等を勘案すると非常に難しい状況というふうに考えています。現在、JA等関係機関と消化液の有効活用について、いろいろ協議しているところでありますけれども、場合によっては一部利用ができない量を水処理するような可能性も含めて、いろいろ検討していかなければならないというふうに考えています。2点目の「乳牛育成牧場の増頭対策」についてお答えをいたします。近年の預託申し込み頭数の増加に対応するため、平成28年度に600頭規模の舎飼施設を整備し、規模の拡充を図ったところでありますけれども、現在においても預託申し込み頭数に対して、6割程度の受け入れとなっていると聞いていているところであります。生乳生産量は年々増加しておりまして、本年も速報値でありますけれども、昨年比3千トン増の約11万5千トン、生産額にすると約116億円と過去最高の生産額が予想されているところでありまして、生産基盤の強化並びに農業経営の安定は重要と認識しているところでありますけれども、預託頭数の増加を図るための施設整備、粗飼料の確保並びに家畜排せつ物の処理、さらには事業収支を検討する中で入牧料金等について、解決しなければならない課題がたくさんあるという状況であります。今、指定管理者であるJAはもとより議会の皆さんとも十分な協議を行なって検討してまいりたいというふうに考えています。3点目の「次の時代の担い手育成事業である、01農業塾と産業研修生制度の継続、それと男性研修生及び従業員を含めた今後の方向性は」ということについてお答えをいたします。議員もご承知のとおり、担い手の育成や後継者育成ということで、平成10年、1998年より産業研修生制度、また2000年、平成12年より、01農業塾ということで実施をしているところであります。産業研修生については、平成30年度末で203名の方が研修を修了され、これまで約20名の方が町内で結婚されておりますし、研修後も農業などの従業員として町内に残られる方が増え、労働力対策にも貢献をしていただいているところであります。また、01農業塾については、農業後継者を中心に毎年5名程度入塾され、座学、あるいは道内道外の移動塾など2年間、見聞を広げる活動などを行なっているところであり、これも平成30年度末までに79名が塾生として研修をされ、農業経営者・後継者として活躍をされています。本年度は、19期生4名と20期生5名の9名が塾生として活動しておりまして、当然、今後も引き続き、この産業研修生制度及び01農業塾事業について継続して進めていく考えであります。また従業員の対策の支援でありますけれども、過去にさかのぼりますと平成12年と13年、農業体験宿泊施設10戸の建設をはじめ、平成13年度からは定住促進住宅建設奨励制度、平成15年度からは賃貸住宅建設促進制度、さらに平成24年度から民間賃貸住宅家賃助成制度などの施策によりまして、住環境整備や住民生活の安定等を進めてきたところであります。これらの制度が活用されて、現在まで農業をはじめとする産業後継者や実習生、従業員の住宅が59件、戸数にして95戸、民間アパートについては23件、145戸が建設されたということであります。近年、本町において農業関係の大学生によるインターンシップを兼ねた短期的なアルバイトも増加していることから、この宿泊先として、ピュアモルトクラブハウスや旧犖羅館、これを提供しているところであります。また、労働力不足に対応した省力化のためトラクターなどのGPS位置情報システム、自動操舵システムの支援等を行なっており、町内でもすでに150台が導入されていると聞いています。今後も労働力確保に向けての各種施策をこれから推進していきたいというふうに考えています。また男性版産業研修生制度でありますけれども、受け入れ農家、それから住宅確保、これらの課題も当然あります。今後、特にJA鹿追町等関係機関とも協議しながら、さらに研究していきたいというふうに思っておりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げて答弁といたします。ありがとうございました。
質問 4番 台蔵征一
大変細かくていねいに答弁いただきましてありがとうございました。まず1番目のバイオガスプラント、第3のバイオガスプラントの件であります。ちょうど昨日ですか、新聞に北電の関係で接続枠を購入するシステムというものを道東で20万キロワット増強するというお話が出てきました。以前にも全員協議会の中で口頭で説明いただいて承知していたところでありますけれども、新聞紙上に出まして、一斉にそれぞれの行政並びに農業団体の方、十勝の中で現在、十勝バイオガス関連事業推進協議会という協議会の中で調査した今年の5月の結果で、希望が34基建設したいという希望が十勝の中にあるということで、非常にどこの町村も前向きに考えている状況の中で、わが町も3つ目のプラント、ぜひ前向きに検討したいというふうに、今の町長のご答弁で確認させていただきました。その中でありますけれども、北電に対して接続枠を購入するという鹿追町の基本的な考え方、それから入札ということなので100億を20万キロワットの中で、100億を集めなきゃならないということになっていますので、購入する場合、鹿追町はどのくらいの枠を考え、どのくらいの予算をかけなければいけないのかということをまずお示しいただきたい。
答弁 農業振興課主幹 城石賢一
お答えをさせていただきます。昨日も新聞の1面で北電の基幹接続の増強案が示されたところであります。20万キロワットの道東枠での組み込まれるということで、本町においても今検討を進めておりますバイオガスプラント未整備地区の整備に当たって、この枠はぜひとも確保しなければならないという形で今いろいろと調査を進めているところでございます。20万キロワットという枠を競争するという形ですので、何としても入札で勝ち取らなければいけないということで、その金額についてもいろいろ調査を調べて適正な価格で何とか確保できるように努めていきたいなというところでございます。現在、昨年実施いたしました基本構想の中では、最大で6千頭規模の処理規模になるということを鑑みると、中鹿追・瓜幕のバイオガスプラントの今、処理頭数等を勘案するとまだ検討段階ではあるんですけれども、1,500キロワット程度の接続枠を申し込む形になるかなと思います。今後、受益対象地区調査をいたしまして、詳細な処理規模を計算いたしまして、接続枠の購入については適正な容量で確保していきたいなというふうに考えております。金額については今現在、調査中でありますので、おおよその金額というのは、今検討しているところでございます。
質問 4番 台蔵征一
今の説明で理解はいたしました。まだ出てきたばかりの話で実際に金額までは、報告できる状況ではないということでありますので理解いたします。接続枠を購入して、鹿追は次のプラント建設に向けてスタートするというふうにご理解させていただきたいと思います。また、いろいろご説明いただいている中の資料、それから今、今回答弁いただきました中で、令和2年度において建設候補地、建設場所ですね、それの調査、それから収集消化液のシミュレーションということは、どのような方法でまくか、散布するかということ、処理していくかということだと思うんですけれども、また原料の水分、それから性状を調査してマスタープランを策定したいということでありますので、これから再度マスタープランで計画を立てていくというふうに考えてよろしいですね。それから、このプランを立てていく上で、やはり建設費も相当かかるであろうと。今、瓜幕のプラントが3千頭規模で動いています。それで約700から750キロワットくらいは発電して、2億円近くのお金を稼いでくれているということでありますけれども、枠を買って、それから建設費をかけて収集しながら利用者に利用料を払っていただく。それから液肥を買っていただいて、液肥代を収入にすると、やはり2本立て、3本立てで今までもやっていることですけれども、次のプラントが建設しようと思うと、今までよりは相当まだ経費が掛かっているということも予想されるわけですけれども、現段階で、この第3のプラントが場所を含めてマスタープランの具体的な考え方、それから最短で今の段階で考えた場合、第3のプラントがいつ頃、建設予定になるのかということをお示しいただきたい。
答弁 町長 喜井知己
お答えをいたします。マスタープランの策定は本当に急がなければならないというふうに思っています。今回も増強案が出てきたというか、示されたことで可能性というか、事業のいろいろな収支なんかを基本的に見通せる可能性が出てきたということでありますので、そういったことも含めて建設場所ももちろん内内ではいろんな所を見て考えています。まだまだ可能性の範囲なのでまだ申し上げられる状況にありませんけれども、その場所が何カ所かの候補地を想定をして、当然、原料の収集だとか運搬、それはもちろん全体的な計画に影響していきますので、それらを含めて精力的に検討していきたいというふうに思います。それで年数的なめどでいうと、先ほどの増強案も期間が5年間、100億円ということでありますので、うまく枠を確保できたとしても、系統連系できるのは早くて5年、場合によっては、もしかしたら早まることもあるかもしれませんけれども、5年と言われているので、そこになる。あるいは後ろにずれ込むというのがもしかしたらあるかもしれませんので、最短でもやはりそこであろうというふうに思いますし、系統連系だけでなくてもちろん本体の建設に係るどの事業で行くかという事業計画も立てたり、それに補助金が絡むものであれば、当然、国への要望を上げていくということになると、相当の年数がいるということで、今何年後ということははっきり申し上げられませんけれども、系統連系の5年というのは、ひとつのそこを境にどうかということになろうかと思いますので、いずれにしてもマスタープランの策定等々に当たってももちろん、地域住民のいろいろな状況も踏まえながら、議会とも十分随時、相談というか対話をして、計画を練っていきたいというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思っております。
質問 4番 台蔵征一
当然、簡単な事業では、できるわけでありませんのでしっかりと今後協議をして検討していただいて、第3のプラント建設という方向で進んでいただきたい。ふん尿処理が確立すれば安定した生乳生産を今後も確保できるのかなということで、今、農協が目指してます第10次振興計画の中では、年間12万トンの牛乳を出荷したいと、現在11万5千トン強ということでありますけれども、それが見えてくるのかなというふうに思います。先進地域であります鹿追が、今後も環境に優しいバイオガスプラントということをぜひ実現できるように取り組んでいただきたいというふうに思います。1つ目の質問はこれで終わらせていただきます。2つ目の町営牧場の関係でございますけれども、町長の執行方針の中に町営牧場の増設に向けては、今回も答弁いただきましたけれども、大事な餌がないという問題、それからふん尿の処理の問題、そしてそれに係る使用料をどうするかということが大きな問題としてのしかかってきており、600頭規模を造っていただいたばかりなので、なかなか次の事業というのも難しいというのも今の現状で理解しているわけでありますけれども、今の場所、町営牧場が夏牧が主として始まって、放牧ということを考えると現在の上幌内地域とサラウンナイ地域に牧場を建て、当初夏牧だけであったものが冬も管理してほしいという希望のもと、冬季舎飼を造っていただいて町が100%負担しながら現在に至っているということであります。町の単年度の負担は以前600頭の牛舎を造っていただいた時に、牧場料金を改定して、現在黒字で経営をされてきて農協が指定管理者のもとで進めている現状でありますけれども、答弁にございましたように、全体の入牧申込頭数の中で、希望に対して60%が現在、町営牧場で管理していただいているということであります。現在の施設の中で万度に回転も早くしながら、受胎した牛はなるべく早く農家に戻してということを繰り返しながら牧場を運営していただいている状況であります。希望としてはやはり次の施設ができて餌の確保、それから一番大事なふん尿の処理でありますけれども、これも先ほどのバイオガスプラントとの兼ね合いと申しますか、そういうことも含めながら、現在の町営牧場の場所で同じことで拡大することは多分、現実的には非常に厳しいかなということも私も理解しております。農協含めた、農業委員会も含めた農業関係機関で長く協議してきておられるというふうには、私も聞いておりますけれども、今の段階で難しいことは分かっておりますけれども、現状、餌の対応、それからふん尿の処理の次のプロセスというものの提案があればお示しをいただきたい。
答弁 町長 喜井知己
町営牧場の関係についてお答えをいたします。町営牧場の28年度に舎飼施設造った時に、たまたま私、そこの課長をやらせていただきました。いろんな課題の中、建設をしてもちろんその時、入牧料等も見直しをさせていただいて、単年度の中では赤字というのは一応解消はされたのかなと思いますけれども、ただ基本的に施設全体の整備というのは、実は町がお金を出して、補助金も使えるところは補助金等々も使って整備してきた経過もありますけれども、あれだけの面積、それからあれだけの機械類で非常に指定管理を受けていただいている農協でも非常に苦労してやっていただいておりますけれども、ただ単に単年度の収支だけではなくて、全体的にお金は正直かかっているというのが実態であります。それで近年、28年に舎飼施設、増設はしたものの、現状はやはり酪農家の皆さんの増頭などもあって、現状、または28年に、実は増設出来上がったころからもうすでに足りないんだということも、私も聞いてはおりました。それで今おっしゃるように、あそこの隣接する土地を購入して、事業を入れて草地を増やしたりいろんなことを対応してきたわけですけれども、夏の分については面積を拡大するのは実質上難しいということで、夏についても受け入れの頭数は限界、夏も多分、若干断っている状況にあるのかなと思っています。それで今後さらに舎飼施設を増やすということについては、特に指定管理のJAといろいろ継続して相談をしています。餌については購入すれば済む問題なのか、今後継続してきちっと確保できるのかという問題、それからふん尿については近隣の地域でふん尿使っていただいてますけれども、どんどん増えるとそこだけでふん尿を処理するだけの面積、ふん尿が過多になってしまうんじゃないかとい懸念ももう既に抱いているということもあります。さらに水の確保の問題、課題はいろいろあります。あとは当然建設、それから維持管理の問題、もちろん牛舎を増やせばまだまだいろんなものがたくさん必要になってくるということもありますので、さまざまな課題はあります。それで、かといってしなくてもいいかというと、非常に難しいところでありますので、しっかりと今も継続してJAと相談はしています。また年内にも組合長といろいろ詰めたお話をして、しっかり考え方を整理して、当然進めていくということになればもちろん財源、それから利用者の皆さんの負担がどうあるべきかということも含めてしっかりと検討をしていきたいというふうに思いますので、引き続きご指導いただくようにお願いをいたします。
質問 4番 台蔵征一
おっしゃるとおりで、大変現在の頭数が増えていく勢いというのはまだ加速的に進んでいくのかなというふうに考えます。新聞紙上で出てます、全国の生乳生産は減少傾向にある。国全体の中では、足りない状況がずっと続いているということです。2018年の農水の調査では、5年前から見ても全体の生乳生産量は2.9%減っています。全体では減っているんです。十勝は全国の中でも特殊な地域である。特に都府県では減り続けているということで、3%、4%毎年減り続けている状況の中でありますので、やはり北海道がカバーしていかなければ、日本の牛乳・乳製品の確保ができないと、まして最近の国の動向を見ていますと牛乳に対しての枠をどんどん広げていって政策的に国もそれの支援をしますよということが新聞紙上にも出ていますけれども、今後どうなってくるのかという不安がですね、最終的に不安が一番次の投資を抑えてしまいます。それから労働力がないということが投資をできない状況に陥っていくということがありますので、わが町は以前から進んだものの考え方で行政も農協も対策を打ってきていただいておりますので、今後もやはり規模拡大農家というのが生産基盤、要するに鹿追でありますと今の農業全体の240億円という売上げが当然、これが十勝全体、国全体に対して5千人規模の町でこれだけの農業生産をあげているということがPRしていけるのかなというふうに思います。ぜひともこれからも若い人たちが安心して投資をしながら、機械化を進めながら農業ができる政策をお願いしたいというふうに思います。その点、もう1つあれば町長、ご答弁いただいて。それから3つ目の産業後継者担い手の関係ですけれども、この件は私は前町長の時代に今の01農業塾、それから産業研修制度これを立ち上げていただいて、今は鹿追の看板になっているのかなというふうに私も思います。職員も一生懸命になってやっていただいていることで01農業塾、9から10名程度、毎年研修させていただいている。それから産業研修生も10名以上の女性の方が鹿追で働いていただいている。その後もご結婚されたり、農家の従業員として働いていただいて鹿追に残る率も最近は7割、8割ということで残っていただいているということなので、非常に鹿追としても素晴らしい政策として成し得てきているのかなということは、今後もやはり力を入れて進んでいただきたい。ある資料に今の農業後継者、鹿追は比較的農家戸数の割合では後継者が残ってくれている人が多いとお聞きしていますけれども、農業後継者、未婚・結婚されていない方が49名、これ31年、今年の3月末の資料ですけれども、あと商工業の後継者で13名の方が結婚されていない。結婚適齢期にいるよということで、ぜひこの産業研修生の中でも先ほど説明ありましたように残っていただいている、結婚されて鹿追に残っていただいている方もいるんですけれども、やはりここの婚活と言いますか、結びつけのことを元は農業委員会が力を入れてやっていただいた時代もありましたけれども、昨今は鹿追の場合は産業研修生が非常に鹿追の中で明るい話題を提供していただいているのかなというふうに思いますので、この未婚者対策と先ほどの牧場の関係2点、ご答弁をいただきたい。
答弁 町長 喜井知己
お答えをいたします。1点目の関係、若い人が安心して営農を続けていけるような方策ということかと思います。先日確か私も台蔵議員と同じかな、新聞を見て、ここ数十年で日本全体における北海道の農業生産の割合の記事なんか出てました。その中で私が一番注目したのが乳牛の生乳の生産量ですね。今は全国の54%、55%とかいう数字でおっしゃるように多分年間700から800万トン今ちょっと切れているのかな。少しずつ減ってはいっているようですけれども、当然本州はいろんな高齢化だとかいうこともあってどんどん数字が落ちているんですけれども、その分を北海道、とりわけこの十勝を含む道東でカバーしているという状況にあるというふうに私も理解しております。いろいろ課題もありますし、先ほどの牧場の増頭の話ですけれども、本当に鹿追町内の全体の乳牛の数の上限というか、可能な数がどのへんなのかという、これは非常に難しい問題もあるかと思うんですけれども、そのへんをいろいろ考えてどんどん増えて後ですごい勢いで減っていくということがもしかしたらないのかもしれませんけれども、いずれにしても将来的な今の段階で見通しができる、ある程度の数を目標にして、特に酪農に関係する施策をどういうふうにしていくかということをしっかりと町だけでなくてJA、それから農地のこともありますから農業委員会、いろんな関係機関と相談しながら進めていきたいというふうに思います。若い人ということで言いますと、数年来言われてます農村地区における高速通信網の整備という問題も今いろいろ方策を練っています。だいぶ明るい光は見えてきて、まだまだちゃんと話せる状況にないのでここでは控えますけれども、限りなく実現の可能性は高くなってきたというふうに思っていますので、もうちょっとお時間をいただきたいというふうに思います。それから研修生制度の関係、産業研修、01農業塾の関係もそうですし、今日、研修生の皆さんも会場にお見えになっているのであれですけれども、いずれにしても縁があって鹿追に来て、研修生の皆さんは鹿追に来ていただきましたし、01の皆さんはそれぞれの後継者として今後の町を担っていただける方ということでありますので、しっかりとこの2つの制度については、できる限り充実をしていくということは改めて申し上げたいというふうに思います。それから婚活イベントもいろんな今は十勝団体だとかいろんな近い団体でいろいろ行われていますので、鹿追だけで企画するよりは、いろんなそういうイベントへの参加というのも、もちろんいいかなというふうに思っていますので、いずれにしてもそういう場に少しでも多く行くのが一番必要なことかなというふうに思いますので、もちろん町だけでなくて農業委員会、特に農業委員は地域の実情をよくご存じですので、農業委員ともしっかりと相談しながらそのへんもしっかりと進めていきたいと思っています。以上です。
質問 4番 台蔵征一
大変、喜井町長、5月から町長になられて今私が質問した農業関係の大きな課題がある中で的確にご答弁いただいたことに、私から改めて感謝申し上げたいというふうに思います。ぜひ鹿追が元気な町というふうに他の町村からも見ていただいています。これからも町民みんなで協力しながら素晴らしいまちづくりに私も微力ながら多少なりともお手伝いできるかなというふうに思いますので、よろしくお願いして質問を終わらせていただきます。