鹿追町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月18日
鹿追町らしさのある町づくりはどこまで進んでいるのでしょうか
2021年9月18日、鹿追町議会の一般質問で、台蔵征一議員が「鹿追町らしさのある町づくりはどこまで進んでいるのでしょうか」について質問し、町長 喜井知己、商工観光課長 松井裕二が答弁しました。
- 質問者
- 台蔵征一 議員
- 答弁者
- 町長 喜井知己、商工観光課長 松井裕二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 4番 台蔵征一
議長のお許しをいただきましたので一般質問を行いたいと思います。通告に従いまして、町長の御答弁をお願いいたします。鹿追らしさのあるまちづくりは、どこまで進んでいるのでしょうか。「第7期鹿追町総合計画」と「鹿追町まち・ひと・しごと創生総合戦略」は、人口が減り続けている中で令和2年(2020 年)から次の町の活性化に向けて進められているところであります。総合戦略の一つにある基本目標の中に「地域への新しいひとの流れをつくる」という1項目があります。町全体を観光地と位置づけ鹿追町が持っているポテンシャルを最大限生かし、道の駅やサイクルロードの検討で多様な交流を目指すとあります。そんな中で今年は国土交通省に指定された「トカプチ 400」があります。自転車の走行環境に優れたコースで国が指定するナショナルサイクルルートに道内で初めて選ばれました。サブルートに当たる「地域ルート」の設定に着手する十勝管内関係団体がいくつも設立されてきているのが現実であります。初心者や観光客も楽しめる様々なレベルのルート設定をすることで観光振興につながると思います。国の交付金も活用できるといいます。鹿追町も2か所ある道の駅を最大限に活用して観光客には沿線上の飲食店や各施設を利用してもらいたい期待もあるところであります。鹿追らしいルートづくりが必要と思いますが、どこまで進んでいるのでしょうか。コロナ禍が長引くことで子供の出生率も低下し、少子化対応は待ったなしとなり、保育所・小学校・中学校の統廃合が視界に入ってきた現実、現状であります。今までは地域が強く希望し活性化のためには地域保育所・小学校は無くてはならない最も重要な公共施設として位置づけされておりました。子供が減ることでその存続が難しい現状になりつつあります。瓜幕は自然体験留学制度が推進されてきていることで小・中学校の児童・生徒がほぼ安定的に推移されてきました。近い将来に向けて子供の減少による町全体の地域保育所、小・中学校の在り方については遠からず具体的方向性を出す必要性がある時期になったと感じています。町民を巻き込んでの協議はどのように考えているのでしょうか。鹿追町は長く幼小中高と高校を含めた一貫教育を推進してきております。早くから高校存続のため多額の支援をしてきており、タブレット端末整備や専門的な公設塾も設置しました。遠くからの生徒確保も検討して鹿追高校の2間口を維持することを考えているのが現状です。これら全てが高校存続のためこれからも重要であることは言うまでもありません。自然体験留学制度は、今は少しずつ移住者が増え、地域の活性化に大いに活躍しております。将来の自然体験留学センターの在り方も小学生・中学生・高校生とつながりのある施設があると特色をより鮮明にした鹿追らしい山村留学に向かうと考えます。喜井町政運営も少しずつ見えてきました。次の町の将来に向けてよりカラーを出す必要があると思います。行政改革と機構改革のその先のまちづくりを一歩進め、鹿追らしさが出る施策が大変重要と考えるところであります。次の点についていかがなものでしょうか。1、鹿追町内の自転車ルートづくりはどこまで進んでいるのでしょうか。2、地域保育所・小学校・中学校の将来の方向性づくりをどう考えているのでしょうか。3、鹿追高校生徒の確保は自然体験留学と連携した制度の方向性が必要と考えますが。以上の3点について、町長の御所見をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 喜井知己
台蔵議員からは、「鹿追らしさのあるまちづくりはどこまで進んでいるか」について、3点の御質問をいただきましたので、順次お答え申し上げます。最初に1点目の「鹿追町内の自転車ルートづくり、これはどこまで進んでいるか」についてお答えいたします。「北海道サイクルルート トカプチ 400」は、優れた観光資源を有機的に連携したサイクルツーリズムの推進により、新たな観光価値を創造し、地域の創生を図るために、一定の基準を満たすルートとして、令和3年(2021 年)5月 31 日にナショナルサイクルルートの指定を受けております。現在は、北海道TOKACHIサイクルツーリズムルート協議会が、3つの部会を設けておりまして、走行環境部会では、安心・安全に走行するための案内表示や注意喚起を、受入環境部会では、サイクルステーションの拡充や宿泊施設の機能強化、レンタルサイクルの充実、多様なサイクルイベントの開催など、PR・誘客部会では、道内外、海外への情報発信と十勝への来訪者を増やすためのツール作成や展開方策を行い効果的なPR活動の取組を進めていると承知をしているところであります。こうした中、「トカプチ 400」の本町区間は、上級者向けの 141 キロメートルに及ぶ「山岳チャレンジコース」となっておりまして、本町の区間は約 35 キロメートルでありますけれども、本町のサブルートに当たる「地域ルート」の設定につきましては、初心者や観光客も楽しめる様々なレベルのルートを設定する必要があると考えております。また、トカプチ 400 のルート上に位置する「道の駅うりまく」や「然別湖」のほか、鹿追町観光の玄関となる「道の駅しかおい」を「地域ルート」の拠点に位置付け、町内に点在する観光スポット、体験活動施設、飲食店や物産店などを目的地・経由地とした本町独自のルートづくりを目指しているところであります。既に町内の関係事業者や関係団体等からの意見を求めるなど情報収集を現在進めているところでありますが、本年度においては、北海道サイクルツーリズム協会や町内のサイクリスト、さらには、観光、体験、飲食事業者などと、実現性と継続性を念頭に自転車活用推進計画の策定も進めながら、本町の観光の推進にとって有益となるルートづくりの検討に取り組んでまいりたいと考えております。次に2点目の「地域保育所・小学校・中学校の将来の方向性づくりをどう考えているか」についてお答えいたします。全国的な人口減少、少子化の進行により、本町においても児童及び生徒数は減少傾向にありまして、学校においては1学年1学級化、さらには複式校における欠学年の増加など、その影響は年々大きくなってきております。このような状況の中、学校に関する諸課題については、教育委員会と総合教育会議を定期的に開催し、認識を共有しながら教育施策の推進を図っているところでございます。保育所を含めた学校の方向性につきましては、これまで地域との暗黙の了解の中、学校の存続を前提とした教育施策を行なってまいりました。しかしながら、現在の状況は議員御発言のとおり、加速する少子化問題から、将来に向けた保育所や学校の在り方を地域及び保護者の皆様と協議をさせていただく時期にきている、こういうふうに考えているところであります。地域保育所につきましては、児童が年々減少傾向にある中、一部地域では地域の保育所に入所せず認定こども園に入園するケースも、実は増えている状況にもあります。また、ある地域の保護者からは児童の減少により地域保育所の将来を不安視する、こういった声もございまして、今年の3月には担当課職員と地域の保護者とで意見交換を行なっているところであります。町といたしましては、幼児教育の意義である「家庭における教育」「地域社会における教育」「保育所など施設における教育」、この3つがバランスを保ちながら、幼児の成長を支えること、及び乳幼児期における集団生活の重要性を考慮することを基本として、これまで町議会にも御相談をさせていただいており、先般、町議会から「地域保育所の在り方について」申し入れもいただいたところであります。今後につきましては、これまでの協議経過を踏まえ、子供たちにとって最適な保育及び教育環境を最優先にすることを念頭に各地域の皆様、保護者の方々と協議を重ねていく中で方向性を見出していきたいと考えております。また、小・中学校につきましても、文部科学省が示す「学校規模の適正化」という観点から、これまでも教育委員会において検討しており、具体的な人数の線引きという観点ではなく、教育的な観点から児童や生徒に対して教育条件をどのようにより良く改善していくかを基に進めております。しかし、一方で学校が地域コミュニティの核としての性格を有していることから、検討を行う上では十分な配慮が必要だと認識しているところであります。小規模な学校では、少人数ではありますが個別指導に近い形で教育活動ができることや特色のある教育活動を展開できることから、これまでは存続することを大前提として、地域との協議を行なっておりませんでした。しかし、昨今の少子化の状況を鑑みますと、まずは地域の方々に客観的な事実と今後の予測をお伝えした上で、これからの学校の方向性について協議しなければならないと考えているところであります。最後に3点目の「鹿追高校生徒の確保は自然体験留学と連携した制度の方向性が必要では」についてお答えいたします。議員御発言のとおり、幼小中高一貫教育の中でカナダへの短期留学や高等教育機関への進学時の修学資金制度の運用、さらには寮や通学バスの運行による通学環境の整備、加えてICT環境の整備や公設塾による学習支援など、多くの支援により鹿追高校の魅力を高め、生徒の夢をかなえる高校として選ばれる環境整備を行なっているところであります。しかしながら、少子化による中学校卒業生の減少も、高校入学者の確保に大きな影響を与える要因となっており、ここ数年間のうちに十勝管内の中学校卒業生が大幅に減少することが予測されていることから、常に高校の魅力向上に向けた様々な方策を模索しなければならない状況にございます。これまでは町内からの卒業生とバス通学できる圏域の生徒によって一定の入学者を確保してまいりましたが、前述のとおり、今後、中学校卒業生は減少していくことが予測されている状況の中で、義務教育段階での自然体験留学から、鹿追高校への進学を見据えた移住へのつながりには大きな期待を寄せるところでもあります。このことも踏まえ、自然体験留学制度推進連絡協議会とも十分協議しながら、鹿追高校入学につながる留学の在り方を模索していきたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願い申し上げまして答弁とさせていただきます。ありがとうございました。
質問 4番 台蔵征一
大変詳しく御答弁いただきましてありがとうございます。今回のテーマ、私が掲げました「鹿追らしさ」という表現なのですけれども、それがこの3つの質問にどうつながるかは、今日の 30 分の時間では多分足りない話になりますので、私個人的に後日また改めてそれぞれにやりたい気持ちもあります。ですから、これからの御答弁は簡単にしていただきたいと逆に思いますのでよろしくお願いします。基本的には鹿追町が平成の大合併で隣町と合併協議をして、もうおおよそ 25 年以上になるわけです。調べますと 25 年前、鹿追町がどうだったかというと、人口が 6,300 人台でした。子供の出生数も 60 人から 70 人という数字です。現在、調べた数字でいくと、ここ5年間平均すると 45 人前後ぐらいしか実はいない中で、昨年からの新型コロナウイルス感染症による影響が非常に親御さんたちにとっては不安材料でありまして、現実的に 30 人ぐらいまで出生が下がっている現状があることと、25 年前にこれだけの人口があって、子供もこれだけいたから現在の5つの学校と地域保育所が現状維持されてきたと自分も理解しています。そうした中で、急激に子供が減ることによって保育所から高校まで地元の子供たちが減っていくことが、私が今ちょっと話した中でも、相当数減ることが御理解いただける。そうした中で将来どうしましょうということに対しては、これはもう待ったなしでやはり協議を急ぐ私は必要がある。それは町民・保護者の人たちもどうなるのだろうと不安が非常にだんだん大きくなると思いますので、私は今回、一般質問のテーマにさせていただきました。細かく町のほうから御答弁いただいたことを、町民の皆さんにお知らせしながら、次のステップに向いていきたいと考えるところです。この新型コロナウイルス感染症により多分以前のような元の生活様式に戻るのには、まだしばらく時間がかかると誰もが思っておられると思います。そんな中で、まず1点目、自転車ルートの関係です。なぜ私ここにテーマとして持ってきたかというと、まず鹿追らしさの中に入ってくるうちの一つは観光事業かなと自分としては捉えていました。というのは昨年、一昨年、産業厚生常任委員会の中で、商工観光課長が「道の駅うりまく」から「道の駅しかおい」にかけて今でいう「地域ルート」、地域の一つのモデルルートを作って自転車でこういう活動をしてみたいというお話をいただいておりました。これは委員皆さん聞いています。私は3月の議会の始まる前に、「今年はどういう予定でその事業を実行するのか」とお伺いしましたら、「予定はありません」という回答でありました。しかも、もう9月の末です。ここへ来てまだ何も具体的に進んでないのも、個人的には非常にショックです。その辺をまず御答弁をいただきたい。
答弁 商工観光課長 松井裕二(商工観光課長は2023年3月まで)
はい。御答弁申し上げます。この「トカプチ 400」の北海道TOKACHIサイクルツーリズムルート協議会が立ち上がって3回の協議会が開催され、今回7月に初めてナショナルルートということで選定されたことの説明を受けたということでございます。その中で我々も「トカプチ 400」の動き、そういったものの情報を聞きながら、並行した形で「地域ルート」の作成は念頭には置いていたのですが、協議会の動きと合わせながら考えていたものですから、その動きがこの7月に、そして、その後の動きが今度来年にめがけてですね、「地域ルート」へ本ルートからの枝葉をつなげていきたいという話もされています。そういった中で協議会の進みと合わせながら、事前に「地域ルート」の選定を行いながら策定計画と併せて「トカプチ 400」の認定を推進していくとともに地域ルールの形を進めてまいりたいということでございます。
質問 4番 台蔵征一
ちょっと詰めていきたいのですけれども時間がございませんので、一言お願いしたいのは、私が今あえてここで言いました昨年度の委員会の中で話してくれた内容が一向に具体的にならないという非常に残念なことをお話しさせていただきました。いろいろ理由があろうかと思いますけれども、ぜひ鹿追型、「トカプチ 400」に乗っている部分はルートの中でごく一部なので、鹿追型の「地域ルート」をぜひ作っていただきたい。というのは近隣、上士幌町・士幌町、それから音更町・幕別町・帯広市にかけての現実的に日々動いている実態を新聞で目の当たりにし、鹿追町はどうしたのかと個人的な気持ちであります。どうか具体的に進めていただきたい。お願いして次に行きます。あと子供が減る関係でですね、小学校から高校までそれぞれ保護者が非常に不安がっていることも事実です。どうかあまり時間を置かないで私は町民との協議を進めていただきたいと、個人的には望むところであります。その具体的な予定ありましたらお願いしたいと思います。
答弁 町長 喜井知己
まず当面、急いでいく問題は議会にも相談させていただいたとおり、地域保育所の問題がまず一番すぐに来ている問題でございます。ただ地域保育所のことをいろいろ協議していくと、いずれはその地域の小学校の話にも直結することもございまして、まず学校の規模、それからそれら等々の考え方については、御存じのように昭和 49 年(1974 年)に北鹿追小学校が廃校してから学校の統廃合はしておりませんから、教育委員会でも再度先ほど私がお答えしたとおり、学校の適正規模の在り方については、教育委員会でまずしっかり詰めてほしい、こういう話をしているところであります。地域保育所の問題につきましては、議会にも相談をさせていただいて、適正規模の御意見もいただいております。それを基に、当面、急ぐ地域がございますので、今いろいろ関係者と話を進めているところであります。当然、保護者の思いを一番大切にしなければならないことは承知しておりますけれども、ただそれだけでいける問題でももちろんございませんので、急ぐ問題ではありますけれども、一方では、慎重にきちんと地域の理解をいただきながら進めていく課題だと思っておりますので、これについてはしっかりと現在も進めているということで御理解をいただければと思います。
質問 4番 台蔵征一
ありがとうございます。町長今おっしゃった内容のことを私も理解しております。どうか保護者が不安がっておりますので、よろしくお願いしたい。最後に自然体験留学が、ぜひとも鹿追高校へ進学に、小学校・中学校を卒業した後、こんなに素晴らしい高校が地元にありますと留学生の応募のときにしっかりとPRも進めていただいて、高校進学へ結びつく留学につなげていけばいいのかなと私も思いますのでよろしくお願いしたい。時間のない中で申し訳ないけど、町長に最後に状況、非常に厳しい中ですけど、財政を見直しながら教育のレベルを落とさないでと非常に大変な状況ですけれども、最後に町長にその御意思をお願いして終わりたいと思います。
答弁 町長 喜井知己
はい。お答えいたします。自然体験留学制度の関係、当初の考え方から時代も変わってきておりますし、義務教育が念頭にあって、それから高校進学の問題についてはいろいろ御意見もあったとお聞きしておりますので、ただ、時代の流れもありますので、そういう点も一生懸命頑張っていただいている自然体験留学制度推進連絡協議会の方とよく相談をしながら、そして鹿追高校の生徒確保にももちろんつながる問題でありますのでしっかり協議して進めてまいりたいと思います。そして行財政改革いろいろやって当然我慢してもらうところもいろいろございますけれども、ただ、これはどうしてもやっていかなければならないこと、そして特に教育の問題、環境整備については、いくらでもお金を使っていいというわけではありませんけれども、厳しい中でも必要なところにはしっかり予算をつけてやっていくべき問題と考えておりますので、その点も御理解をいただければと思います。