鹿追町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月18日
農業基盤整備の進捗状況について
2019年6月18日、鹿追町議会の一般質問で、狩野正雄議員が「農業基盤整備の進捗状況について」質問し、町長 喜井知己、農業振興課長 菅原義正が答弁しました。
- 質問者
- 狩野正雄 議員
- 答弁者
- 町長 喜井知己、農業振興課長 菅原義正
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 8番 狩野正雄
ただ今、議長のお許しをいただきましたので、質問通告に従い一般質問を行います。標題は、「農業基盤整備の進捗状況」ということでございます。要旨を述べます。瓜幕地区で明きょ排水路の整備工事が進められておりますが、現在は国道274号の所まで来ております。安定した生産性を確保するためにも、地区の農業者は1日も早い明きょ排水路の完成を望んでおります。農業の基盤整備の計画や進捗状況、基幹産業としての考え方、将来展望をどのように考えているか伺います。1、瓜幕地区で明きょ排水路の整備が進められているが、今年度の工事計画と完成の予定は。2、これまで各地区ごとにまとめられ農業基盤整備事業として、各種の工事が進められてまいりました。その中で過去の事業から漏れたほ場の整備工事等の取り扱いは、どのように行うのか。3、トラクターが無人で作業したり、搾乳をロボットで行うなど、農業生産現場は大きく変貌しております。農作業や酪農の仕事を担う労働力の確保が課題ともなっております。本町の基幹産業である農業の基盤整備の進め方や将来展望をどのように考えているのか伺います。
答弁 町長 喜井知己
狩野議員からは、「農業基盤整備の進捗状況について」と題してご質問をいただきましたので順次お答えを申し上げます。近年の異常気象等により日本全国で大雨による災害等が発生しており、鹿追町におきましても平成23年、平成28年と大雨による畑の冠水など大きな被害がもたらされたところであります。平成28年の大雨被害後、直ちに北海道開発局や北海道に対し、国営排水事業の新規実施や道営排水事業の早期完成の要望を行なっているところであります。1点目の「瓜幕地区で明きょ排水路の整備工事が進められているが、今年度の工事計画と完成予定は」、このことについてお答えをいたします。現在、瓜幕地域では道営瓜幕地区水利施設整備事業により然別川から瓜幕21号、瓜幕西28線を経由し瓜幕28号までの排水路事業が平成26年度に着手をしておりまして、平成28年度からは実際の工事が進められているところであります。総延長は7.3キロで平成30年度までに約3キロが整備されております。本年度、令和元年度においては約2キロの工事が計画をされておりまして、現在のところ、令和3年度には全体が完成するということで事業が進めているところであります。さらには道営北瓜幕地域担い手畑総事業によりまして然別川から瓜幕24号、瓜幕西30線を経由して瓜幕バイオガスプラント付近までの総延長約3キロの排水路を整備中であり、平成30年度までに約1.5キロが整備をされておりまして、来年度、令和2年度に完成予定であります。また、現在、笹川地区における国営かんがい排水事業、これを要望しておりまして、道営排水事業と併せて大雨等に対応した整備を早急に着手するように進めているところであります。2点目の「これまで各地区ごとでまとめられ農業基盤整備事業として、各種の工事が進められてきたが、過去の事業から漏れたほ場の整備工事等の取り扱いはどのように行うのか」についてお答えをいたします。これまで本町ではより負担の少ない有利な国営または道営の農業基盤整備事業を実施してきており、地域より追加要望等があれば、その都度、国や北海道に対して要望し、可能であれば事業を追加して、実施してきているところであります。しかし事業期間が残り少ないなど、追加の計画変更ができない場合もありますが、事業が終了しても新たな地区等を設定するなどして、事業要望を今までは行なってきているところであります。補助事業としては、半分、約半分の負担という事業もありますけれども、現在のところ本町では実施しておりませんけれども事業の要望等があれば採択要件等も照らし合わせてということになろうかと思いますけれども、検討してまいりたいと考えております。3点目の「本町の基幹産業である農業の基盤整備の進め方や将来展望をどのように考えているか」についてお答えをいたします。農業の基盤であります土地基盤整備につきましては、これまで同様に、できるだけ受益者負担の少ない有利な国営・道営等を活用しつつ、きめ細かな事業計画を立てながら実施し、鹿追町農業の将来展望につきましては、日本の食糧基地として今後とも安心安全な農畜産物生産を行なっていくということであります。TPP11や日欧EPA、アメリカとの2国間貿易協定交渉など農業に対する影響も懸念をされておりますけれども、国際競争に対応した農業を推進するため、搾乳ロボットや無人収穫機などAIやICT技術の導入によるスマート農業を推進し省力化を図っていくなどして、労働力不足への対策を図ってまいりたいと思います。今後とも関係機関と連携・協力しながら農業のさらなる発展を目指し推進していきたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げ答弁といたします。ありがとうございました。
再質問 8番 狩野正雄
はい、順次再質問いたしますが1番のこの瓜幕地区の明きょ排水路、これ農業者だけでなくてね地域住民、市街地に住む住民もですね非常に期待している。というのはですね、農業の施設かもしれませんけれどもこれ洪水防止とかですねそういうことで非常に早く整備、いつ頃できるのかということを関心を持っているんですね。そんな中でやっぱり言われたのがあそこは20号ですかね、鷲山さんの行くほうの通り、深く明きょがですね、かなり深く進んでまして、あそこにやっぱり安全のためにガードレールだとかガードロープの計画はあるのかと、ああいうものも必要でないかということをですね農業者じゃなくてそういう住民から言われるんですがそういう施設の整備の計画というのはどうなんでしょうか。まずその点。
答弁 農業振興課長 菅原義正(農業振興課長は2020年3月まで)
はい、お答えいたします。以前、当初の計画についてはありませんでしたが、地域住民等々の希望等々もありまして道のほうに申請をしたところ計画変更という形で何年になるかちょっと分からないんですけれども、令和3年までにガードロープを付けるということで今計画をしているところでございます。
再質問 8番 狩野正雄
順次そういうことで、そのへんも併せてお願いします。それと今までになりますけれどもね農村整備事業でもれたということがあって相談ありました。いろいろ聞きますとですねそこのほ場については酪農をやっているデントコーンとかそういう餌、牧草ですね、採草地だった。ところが意外とそういうところはあんまり水たまりとか水はけとか関係ない。ところがそれがですね畑作に変わったときにですね、うちの土地は借りたところすごい湿気るんだと、徐れきやっていないから石が多いんだとかそういう話がある。だからそういうことをですね先ほど町長の答弁にもありましたけれども、もれなくですねぜひフォローしていただきたいなというのがお願いでもあり、畑作に変わった人たちの声でもあります。それとですね、続けて3番目にいきますけれども、農業の基盤整備が進められる中でですね将来展望としまして、もありますけれどもね、実は今朝の、今日の農業新聞読んでいまして、これ今日、今朝の配られた農業新聞、スマート農業がこれからどんどん進んでいくんだと。これスマート農業と言うけれどよく読むとねスマートフォン農業なんです。フォンが抜けているんですね。これから就農する人がですねこれからスマートフォンを使ってこれから農業をしていくんだと。ロボットを導入したり働く機械をやるのも作業の技術や経験、これからいらなくなる。確かにそうかなとそれ読んでいて思いました。昨年ですね例えば夜の真っ暗になってから小麦をまいているんですね。昔、暗い中で小麦のは種作業なんていうのが無かった。ところが最近のGPSを利用した、装備したトラクターはですね夜昼関係なく、それから畑の起伏関係なくやっちゃうんですね。芽が出てびっくりしました。真っ直ぐですよ。夜、夜中にまいたとは思えないくらいそのぐらいになっている。それからそういう自動操舵システムとかどんどんこういうふうになってきた時にこれからの農業が大きく変貌するなということ。町長はですね非常に町政執行方針の中でも挙げられています。基盤整備と先進的な農業支援、新規就農者の受け入れについても検討すると、こういう執行方針も述べられました。まさに期待しています。これまでの見ていてねこの数年間で鹿追の農業はですね大きく変貌しました。どういうふうに変わったか。これは基盤整備がね、きちっと進んだからこれまで考えられなかったことが起きている。それがね中鹿追地区で国営畑作の農地再編整備がそれまでは畑は横断する斜めに横断する河川があったんですね。それが河川というか明きょ、道路沿いに切り替えてきちっと四角い畑を全部整備した。それ以降、じゃあどうなったか。農家さんの作業効率が格段に上がった。コントラクターの事業というのが格段と進んだ。大きな機械で収穫したり、種をまいたり、牧草を刈ったり、デントコーンの収穫、全部できちゃう。それやっぱり基盤整備が大きく進んだことが要因なんですね。こんなことになるとは私も思いませんでした。そして今ね、農業の私はね農業の中でも畜産、酪農はですね工業製品の作るシステムがここでもう入り込んじゃってるんですよ。簡単に言うとですね、トヨタのかんばん方式が農業で実践されているんです。どういうことかというとね各農場にはですね餌のストックヤードがありません。ふん尿の今まで堆肥舎となっています。そこは使われていません。どうするか。ジャストインタイムで農家というか牧場の牛が欲しい餌をその時間に合わせてどの牛にいくら食べさせるかによって全部計算、スマートフォンで計算するのかな。それで届けられる。そういう農業に鹿追町は大きく変貌しちゃったんです。そこで働いているのは農業者なのか。コントラクターで牧草を刈ったり収穫したり、一緒に併走してダンプが動いて、TMRセンターに餌を運んでいます。今、一番草まさに収穫です。その時にやっているのは農業者じゃないんですよ。トラクターのオペレーターかトラックの運転手なんです。それが餌をそこに運んでいる。餌の運ばれてきたのはTMRセンターで蓄積されて必要な量を必要な時に各農家に配っている。これはまさに工業生産システムなんですよ。そのぐらい変わったということをね認識すべきだと。ということはこれからの農業を志す人は農業をやらなくていいんです。スマートフォンを使えれば農業者なんです。それぐらい変わるんです。だからそういったときにこの町の人口だとか農業者は、農業従事者はどうやって確保したらいい。だけど農業従事者はいらなくなる。コントラクターのそういう能力の運転手がいればいい。農家の経営者というのはパソコンで画面を操作するだけの作業になってしまう。これはニンジンを例に取りますとね、ニンジンは各ほ場にありますよ。それはねニンジン会社がやるんですよ。畑おこしもまき付けもそれから管理も収穫、そして洗浄して販売するまで全部ニンジンの生産はそういう商社がやっているんです。そういう時代に農家は何をやっているかというと土地を貸すだけなんです。土地を貸しているだけで農業が成り立つんです。そういう時にじゃあ将来の鹿追町の農業はそういう農業者をどうやって支援したり、集めたり、教育したり、昔の農業の勘というか、経験値がいらなくなっちゃう。これねやっぱり今考えるとねちょうど10年くらい前に浦臼町にHAL財団ってあります。そこに農業の企業化研究所というのが大きな施設で、そこを見に行きました。そこを運営しているのが貸金業をやっている金融業なんです。そこがオーナーでこれからの農業はこうなりますと見せられました。まさかなと思ったらその通りになったんです。HAL財団が考えていたような企業化がどんどん、企業化がどんどん進んでいく。そういう時代にあって、じゃあスマート農業は町長の言う新規就農者をじゃあどうやって入れていくんだと。どうやって鹿追町の基幹産業を発展させるのか。そのへんをちょっと長くなりましたがお聞きします。
答弁 町長 喜井知己
はい。お答えをしたいと思います。最初のほうに再質問としていただきました事業からもれたほ場の関係については最初答弁したとおりでありますけれども、できるだけ受益者というか農家の方の要望を聞けるような形で、地区として終わってしまうとなかなか難しいんですけれども外の団体だとかいろんな方法もありますので、そういった方法を検討しながらできるだけ実施をできるように努力をしていきたいと思います。それから鹿追も数年前にGPSの基地局を2つですか、瓜幕と鹿追、2カ所、基地局を設置をして本当にGPSが付いたトラクターが100数十台走っているような状況にありまして、狩野議員おっしゃるように、本当に数センチの誤差ぐらいで本当に夜の作業ができるようになりました。自動操舵とセットでやると本当に効果が大きいということであります。どんどんこれからはそういう形になっていくんだろうなというふうに思っています。畜産の関係もいろいろ議員さんお話をされておりました。2つ目のTMRも今年完成します。それからバイオガスプラントもある地域ではふん尿処理の手間が相当軽減をして酪農家の牛の管理に力を集中できるという形になってきています。議員さんおっしゃるように農業知らなくても農業ができる時代なのかどうか、私はちょっとそのへん何とも申し上げられませんけれども、省力化できる部分はやはり省力化をしていくというのはやはり生産性だとか経費の面では必要なことなのかなというふうに考えています。本当に農業で人がいらなくなると、またこれまちづくりの面でどうかという違う問題も出てきますけれども、やはりどうあってもやっぱり人間の目で確認するというのは最後に私は残るんじゃないかなという感じは正直しております。やはりそういうふうにやはり農業を人間の頭で考えてやる部分というのはやっぱり最後まで一定の部分は残っていくのかなということを思っています。ただ本当に時代はどんどん進化していますので本当に誰でもできるような時代になるのかもしれません。そういったふうに大きく過去から見ても農業は変貌をしてきておりますので、今後の状況をよく見ていかなければならないかと思います。新規就農者の関係ですけれども、なかなかやはり鹿追があまり進まないのは皆さん状況ご存知のとおり規模拡大思考というのはまだまだ鹿追の農家の皆さん大きくて、土地が簡単に余らないという状況にあります。それでもやはりそういった希望のある人たちを受け入れる体制といのはやはり必要だと思っておりますので、なかなか簡単にはいかないんですけれども、いろんなところで相談をしながらそういった新規就農者が鹿追でもできるような体制、これからだんだん必要性が増してくると思っていますので関係機関と協力しながら進めていけるように努力してまいりたいと思いますのでよろしくお願いをいたします。
再質問 8番 狩野正雄
これからの新規就農者と言わないで、わが町は新規農業関連サービス産業、農業あぐりサービスというそういう業態に来ませんかという、就業者をアピールするというか、そういうふうに農業関連サービス業がですねこれからちゃんと組織だってそういう形を考えていく必要があるんではないかと。今ね、農業もね株式会社、それから農業生産法人、どんどん進んでいます。そういった時に将来に農業の株式会社が農業じゃない人が社長になる時代も来るんじゃないかと。逆に言えばベトナムとか中国から来た人が社長になっていく生産法人もできてくるんじゃないかと、そういう時代がこれから訪れるんじゃないか。本当に分業化されて今の牧場へ行っても子牛が産まれる。子牛が産まれたら保育センターに、牛の保育所に持っていく。それがさらに大きくなったら上幌内の保育センターから上幌内の牧場というか冬季舎飼のところに持っていく。やっと牛乳が搾れるようになったら農家に、牧場に帰ってくる。ふん尿はバイオガスプラントから集めに来る。全部分業化されていく。じゃあ農業者何をやるか。受胎管理と分娩管理だけやればいいのか。そういう形になってきた時にこれからですね外国人労働力を入れる可能性がどんどん増えてくる。そういう人たちがなったり、また新規就業者として都会の人たちが来る。そういった人をいち早く覚えてもらって作業をやってもらうと同時に、地域にそういう人たちを受け入れていく。同じ働く仲間として、鹿追に住む住民としていかにしたら外国人も問わず、日本人も関係なくそういう人たちが受け入れる体制を作らなければいけない。もちろんそういう人たちが非正規雇用でいい訳ないわけですよ。ちゃんとした収入が農業の分野で鹿追で働くことによってちゃんとした収入が保証されます。それから休日、社会保障もちゃんとやります。まともな企業に作り変えていかなければならない。まともなのもあるかもしれないですけれども、そういう働く人たちのことを考える、そういうことがこの地域で本当に真剣に取り組む必要があるんじゃないかと、それによって農家戸数が減らさない戸数っていうよりも、農業従事者、関連従事者が減らない対策が必要ではないかというふうに思うんです。農業の分野に限らずそういった人たちをどうやって受け入れるのか、そういうためにはですね、私はね役場だけ考えていたらだめ。それから農家だけ考えていたらだめです。農協さんだけでも農業委員会、あらゆるそれから労働をやっているそういうシステムに詳しい人も交えてねこれからの鹿追の基幹産業のあり方をどうやって守っていくかということをね、フォーラムというかな。皆の意見で考えていく必要があるんじゃないか。そういう場をね、ぜひこれから必要になってくるんじゃないか、そういうふうに思います。今、この十勝管内でもね3,000頭、牛を飼育している。牛を飼育して搾乳している酪農企業があります。メガファームではなくもうギガなんです。ギガファームになってその法人はですね3万トン、年間3万トンですよ。3万トン生乳を生産している。そしたら鹿追の生乳生産高は10万トンです。3件ちょっとで鹿追の農業生産、酪農の牛乳生産が3件でできちゃう時代なんですよ。そういった中でじゃあ3件あればいいのかということも含めて町長いかがですか。そういうフォーラムと、それからどういう将来展望をね考えるかということ、もう1度お聞きします。
答弁 町長 喜井知己
はい、お答えをいたします。農業、新規就農、そしてまた農業関連の就業者、若干その違いはあると思いますけれども、現状でも農業に関連した就業者というのは本当に多くなってきていますし、コントラ、例えばJAのコントラ、あるいは先ほども、申し上げましたけれどもTMRの関係、それから町のバイオもそうですけれども、そういう関連従事者というのは相当多くなってきていますし、外国人労働者も含めた酪農を中心とする従業員の方も相当鹿追に多くいらっしゃる状況にあります。狩野議員さんご提案のフォーラムということでありますけれども、基本的には毎年農協、町と農協と関係機関入っての農業関係の懇談会なんかも開催をしているところであります。ただそれだけでいいということではありませんので、そういったいろんな業種の方が入って考えていくということも当然必要なことだというふうに思いますので、それについてはいろいろ検討してまいりたいと思いますのでよろしくお願いをいたします。
再質問 8番 狩野正雄
今の検討して課題としていくということを聞きましたので、これで質問を終ります。