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鹿追町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月13日

大きな爪痕を残した台風被害と今後の対策は

2016年12月13日、鹿追町議会の一般質問で、台蔵征一議員が「大きな爪痕を残した台風被害と今後の対策は」について質問し、町長 吉田弘志、建設水道課長 津田祐治が答弁しました。

質問者
台蔵征一 議員
答弁者
町長 吉田弘志、建設水道課長 津田祐治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 4番 台蔵征一

議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして町長に答弁を求めるものであります。大きな爪痕を残した台風被害と今後の対策は、ということでご質問したいと思います。今年は春から天候が不順で農作物の生育に大きな影響があり、対策に追われる1年でした。地域の運動会をはじめ、町の大きな行事などにさまざまな対応が迫られました。今年の8月、北海道はかつてない連続台風に見舞われ大きな被害が出ました。鹿追町も例外ではありませんでした。8月17日の台風7号からはじまり、8月月末の台風10号まで実に4回もの台風の接近でした。昭和56年の56災害以来、観測史上まれな大量の雨が降りました。7月は低気圧の通過が多く、気温は低く、雨が多く、大量の水が土地にあったと考えられます。そんなときに連続台風が接近し、台風10号では一気に増水し、至る所で水害が発生する大災害となりました。今、中鹿追で実施されている国営事業、昨年で完成した美蔓高台地区のかんがい排水事業、さらに町内全体で多くの道営畑総事業が早くから町内で進められていたことで大きな災害にならなかったと考えられます。排水事業など水の対策が実施された地域と、そうでない地域がはっきりと分かるのも今回の災害の特徴でもあります。最後の台風10号が通過する以前から、町はすぐに対策に動き出し、平成23年の大雨で教訓となっていた瓜幕から笹川地区にかけての災害防止対策を実施することで大事に至らずにすみました。住宅の床上浸水も1件もなく、早い対応に町長を先頭に全職員で対応していただいたことに改めて感謝申し上げます。今回の台風で、鹿追町の全てが大きな災害を受けたわけですが、農地への冠水、停滞水等の被害や観光地の水害で然別湖の水が泥水で断水しました。かんの温泉へ通じる道路網の寸断など被害は甚大となりました。今後の復旧が気に掛かるところです。現況とその復旧対策の進捗状況が分かると町民も少しは安心できると思います。さらに天候不順でそばの収穫量が激減し、大きなイベントの一つであるそば祭りも実施できませんでした。今後の対策はまだまだこれからではあると思いますが、町長を先頭に一生懸命進めていただいております現在の対策がどのような事なのか、鹿追町がこれから躍進するための方向性をお伺いしたいと思います。

答弁 町長 吉田弘志(町長は2019年3月まで)

台蔵議員からは、「大きな爪痕を残した台風被害と今後の対策は」と題しまして、ご質問をいただきましたのでお答えをさせていただきます。今年の春先から非常に天候が良かったというふうにも言われておりますけれども、非常に湿害等々は心配された状況であったというふうに思っております。そうした中で、8月17日、31日までの総降雨量は459ミリということでありまして、平年の降水量である930ミリの約半分が短期間の間に降ったということであります。その結果、この間のような、いろんな被害があったわけでありますけれども、私はそうした中でも先ほどからお話があるとおり、基盤の整備等々が行われたところについては、非常にそういう中でも安定をしていたなというふうに思っておりまして、改めて基盤整備というものが単に農業だけの問題ではなくて、防災という視点でも大きな役割を果たしているというふうに理解をするものであります。また、かんの温泉へ通じる道道然別峡線や道道然別湖糠平線など、橋や道路が至る所で決壊するなど交通網にも大きな被害が出たところでございます。町では台風7号の上陸後、特に水の流出が多かった笹川地域において、住宅への浸水被害やさらなる畑への浸水被害を防止するために、豪雨、強風の中でありましたけれども、排水路の確保などに努めたところであります。このような対応も講じた結果というふうにも思いますけれども、お話のとおり住宅への浸水、床上というのは1件もなくですね、抑えることができたというふうに思っているわけであります。また、10月上旬には帯広開発建設部長、あるいは十勝の振興局長に対して、その後の排水等々についての支援事業の展開について要請を行なったところであります。これについては、議会の皆さん方、あるいは農業委員会、あるいはJAの方、商工会等々一体となっての要請を行なったところであります。今後につきましては、今回整備をした笹川地区の排水路、これらの一部拡幅と共に、地域における新たなる明渠排水の確保など、国、あるいは道と進めていく予定でありますけれども、これについては、やはり時間の問題という部分もございますので、さらにですね、関係機関に対して強く要請をし、排水路等の確保については、特に強く早急に行なっていただくようにお願いをしているところであります。一部すでに測量が終わり、年明けになると思いますけれども、事業の実行ということも今、協議をしているところであります。また、今回の水路の確保では、道営事業として西瓜幕、瓜幕の西21号排水路等については、さらにですね、新年度によって予算の大型な確保を行なっていただき、整備のですね、促進をしていただくといいうことで協議をしているところであります。ご指摘の然別湖畔の簡易水道の関係につきましては、これまで砂ろ過方式であったわけでありますけれども、土砂の流入によって取水が沼から水を取っているということで、詰まってしまうような状況ができて、いわゆる砂ろ過もできなくなって、ご案内のようにですね、下から水を運んで急場をしのいだという状況でありますけれども、これをですね、膜ろ過に切り替えて、新しい機械を入れて今対応をしているところであります。しかし、これについては、ご案内のように膜ろ過に変えたけれども、設置場所等についてはですね、あくまでも仮の場所ということでありまして、これは今後ですね、あそこの水道全体の老朽化と併せてですね、やはり更新の時期というふうにも考えておりますので、それらに対する対応をですね、今、補助金の確保等も考えながら進めているところであります。内容としてはですね、ろ過のバックアップの整備でありますけれども、設置場所の建屋等々の建設もやっぱり出てくるだろうというふうに思っております。排水池回りの周辺のですね、整備、取水口の関係、これらについても今回応急的な対応で、今、しのいでいるという状況でありますけれども、早急に予算が確保出来次第ですね、取り組む予定をしております。さらには然別、山田温泉、そして糠平へ抜ける道等々についてでありますけれども、これもですね、今、大車輪で対応を考えていただいております。かんの温泉の関係については、私の方からも強くですね、年内、せめて車が行けると、お客さまへの対応はできないにしても、やはり、現地がですね、どうなっているのか、経営者については、自力で、徒歩で上がって行ったという話を聞いておりまして、ある程度の状況は押さえておりますけれども、施設に土砂が入っているという状況の中で、極めて経営者としては心配な状況にあるわけでありまして、営業も道路ができるまではできないという状況でありまして、それらをさらにですね、復旧を早めるためにも、全力で取り組んでいただくように、関係の機関に対しては強く要請をしておりますし、今後もしていく予定をしているところであります。いずれにしても、今回の災害がですね、本町の場合、特に山間部等々に大きな影響をもたらしているという状況を踏まえて、将来における対策をしっかりと取っていくことが肝要と考えておりますので、今後ともよろしくお願いを申し上げて答弁に代えさせていただきます。ありがとうございました。

質問 4番 台蔵征一

細かく現状の対策が行われていることに対して説明をいただき、ありがとうございます。実はこの今回の被害の中で、川下の方にあたります鹿追市街地域、特に鹿追高校の近辺ですね、笹川から鹿追地区、それから鹿追市街の方へということで水が流れたわけですけれども、町民一般の方もせっかく作った野菜畑が水で流れてしまったというお話も伺っているところであります。特に私も今回災害になってすぐ現地へ入って見て、なるほどこれではというふうなことがですね、瓜幕から笹川にかけての国道274の直線の道路排水がですね、排水がないんですよね。水が流れるように作ってないと。それはまさしく下の方で始末する対策を打っていないということなので、その場しのぎの浸透桝を所々に作って、水を地下に一時入れてしのぐという対策しか開発局はとってくれなかったということが、私も改めて今回確認することができました。先ほどから町長お話いただきましたようにですね、これはぜひ開発の方にしっかりとお話をいただいて、川下の方からしっかりとした整備をすることによって、川上、笹川の北笹川から瓜幕の方へですね、しっかりとその水を下の方へ持っていけるような考え方をですね、とっていただきたい。当然、町の職員含め、町長も始めそのことは十分開発と協議されて検討されて先ほどお話ありました、測量も一部していただいているということもありますので、どうぞあの、そこのところ町の力でしっかりと安全なまちづくりに向けていけるようにですね、さらなる強い要望を出していただきたいというふうに思います。あとですね、今回も台風のときに然別川が氾濫というか、そこまでは実質いかなかったんですけれども、堤防のブロックがあって、その上を土嚢、土嚢というか、土で堤防を作ってあるわけですけれども、柳の木、雑木がですね、大変あの35年くらい河川改修してからたっているわけで、この議場の場でも他の議員さんからも再三そういうお話もあったわけですけども、今回も非常に瓜幕の西瓜幕橋辺りはですね、非常に危険な状況まで増水しておりました。その雑木がやはり橋につかえるくらいまでなって、今回大事にいたらなかったわけですけども、これは土現の管理かというふうに思いますけれども、どうかあの、今年のような災害がまたいつ来るか分からない状況の環境になっておりますので、どうぞあの、力強いお言葉で要望を出していただいて、雑木処理も早急に進めていただきたいというふうに思います。あと、町長も触れていただきましたけれども、瓜幕西28線水路、これ平成23年の5年前の水害のときにですね、大氾濫を起こしまして、笹川地域の方に甚大な被害を及ぼしたということを、作況調査の折、農業委員さん、議員さんに見ていただいて確認し、その後道営の事業に乗せていただいて現在進行中でありますけれど、どうぞこれも北の方から来ている水、一度21線で止めてですね、大きな災害に至らないような方法をですね、ぜひとっていただいて、鹿追が安全なまちづくりとして進んでいくようにどうぞお願いして私の質問を終わりたいと思います。最後に町長、ひと言ご答弁をいただいて終わりたいと思います。

答弁 建設水道課長 津田祐治(建設水道課長は2017年3月まで)

台蔵議員さんの質問に対してお答えをさせていただきます。まず、高校の周辺の水路の関係、これにつきましては、現在のですね、やはり水路もやはり、まず水路、現在のものがきちっと流れるようにするというのが一番、ひとつ大事だと思うんですね。その辺をまず確実に確保していきたいと。それからですね、現在これから農業の方でやられる上からの水をですね、やはり6線だとか5線の方でですね、西の方に抜いていくと。まず大きな水をくい止めるというような構えでいったら良いんじゃないかというふうに考えております。またあの国道のですね、取り付け道路の横断管が入っていないということで、この辺についてはですね、開発の方に強く要望していきたいというふうに思っております。それから、二つ目のですね、然別川の氾濫がこの柳の木ということでございますが、これについてはですね、昨年度から下の方から大体500メートルくらいずつですね、鹿追橋の方から進めておりましたけども、このペースではとても間に合わないということでですね、やはり重点的に酷い所を先に進めるべきというとで、私も全部確認いたしましてですね、今年度は西瓜幕橋の所を早急にやって欲しいという話をですね、春の要望の時にしていたところでございます。ただあの、実際ですね、水の少なくなった時期にこのことについては対応していきますので、今回ですねもう一度建設管理部の方にですね、話をしていきたいというふうに思っております。私の方からは以上です。

答弁 町長 吉田弘志(町長は2019年3月まで)

実務的な部分での国、道との対応については今、課長の方からお話したとおりであります。いずれにしても今ですね、こういう状況が北海道、そして十勝鹿追にもですね、頻繁に私はそういう状況に出てきているなと、これは一体どうしたことなのかということになるわけでありますけれども、言われるとおり私は地球温暖化等々によって、やはり地域性、あるいはそういうものがですね、集中して部分的に影響が出てきている。そして、そのことがですね、世の中の全てに影響して今日のような状況が乱されているということでありまして、災害がですね、単に農作物、自然破壊だけではなくて、人間が住んでいる環境、そして観光、教育にまでですね、影響しているわけですけれども、本町が今エコなまちづくりということで、農業を中心とするまちづくりをしております。家畜尿の問題等々、そして今、水素ガスの環境省との協調を打ちながらの開発、これのですね私は将来に備えての対応というふうに考えているわけであります。私どもはやはり地球規模でのですね、やっぱりこういう災害に対する取り組みというものをですね、しっかり中心に据えた行政の推進というものが必要ではないかと、そして、自然をですね変えるというのはなかなか難しい、しかし温暖化を防止することはやはり人間の努力によって可能なわけでありますから、そういう生活のあり方等々を含めて考えていく必要があるんだろうと、今回の災害については想定外といって私はいるのではですね、対応にならないというふうに思っているので、こういうことはこれからも毎年来るのではないかという思いで私は皆さま方と一緒になって鹿追のまちづくりを進めていかなければならないというふうに考えているわけであります。以上であります。

出典:鹿追町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月13日 議事録 PDF(61ページ) 間違いを知らせる