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士別市議会 令和7年第3回定例会 2025年10月21日

本市農業の振興について

2025年10月21日、士別市議会の一般質問で、大西陽議員が「本市農業の振興について」質問し、経済部長 坂本英樹が答弁しました。

質問者
大西陽 議員
答弁者
経済部長 坂本英樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 12番 大西陽

それでは次に、本市農業の振興についてであります。質問する前に、これ再々質問の中身ではありません、要望です。マネジメント計画、載っていないというのは事実なんですね、載っていないです。だから、これはこの計画に基づいてということですから、変更するなり何かやはり対策というか、それはやらなきゃならないと思いますよ。質問ではありませんので、よろしく。それで、国内農業は多くの課題がある中で、特に深刻で対策が極めて難しいのが、担い手不足に対する対応ではないでしょうか。後継者不足がある程度解消されなければ、農家の高齢化も重なって、その地域の耕作放棄地が増加すると同時に、地域の農家人口の減少で地域の実力の低下や伝統文化の保存、継承の問題など、将来に向かって農村コミュニティが保たれないなどの危機が懸念されております。これらの問題を少しでも解消することを目的に、将来に危機感を感じている全国の市町村は様々な取組を強化しており、この点では本市も例外ではありません。本市は言うまでもなく、肥沃な大地に恵まれ、変化に富んだ四季と、少し気象状況が変わっていますが、それでも昼夜の寒暖差があることから、おいしい農産物が生産されており、これを次世代に引き継ぐためにも、その根幹となる担い手育成を目的に、独自施策として今取り組んでいるのは、就農希望者を対象に農業研修や研修受入れの整備を行い、さらには農業人フェアでの就農相談の対応や、先進事例の調査・研究などに積極的に、今、取り組んでいます。今の様々な環境の影響もあって、これらに取り組んでも十分な成果を得るまでには至っていないと感じております。そこで、この課題解決に向けて規制の枠にとらわれない取組として、市をはじめ、先進的に取り組んでいる農業者や農業法人及び関係団体、そして議会も含めて現行施策の検証を行いながら、新しい発想を生み出すためにそれぞれの知恵と思いを出し合い、総力を挙げて喫緊の課題である担い手育成を強化することが必要ではないかと思っています。まず、このことについての見解を伺います。次に、高齢によって農業経営を終了する農業者が増加傾向にありますが、この環境の中で、本市では、農地のいわゆる出し手に対して、経営意欲のある受け手と、もちろん各地区の農業委員の皆さんの前向きな取組の結果、農地の集積が順調に進んでいて、耕作放棄地がほとんど発生していない状況にあります。一方、農業生産額についても大きな減少はなく、作付品目や生産、再生産費を超える販売価格の確保及び気象経過によっては、むしろ前年比で増加する年もあります。一方で経営の大規模化が進んでいる状況の中で、規模拡大を極力抑えながら現状の経営規模で営農を継続されている農業者も多くおられることから、農家戸数の減少を最小限にとどめながら、将来に向けて農村コミュニティの維持を図るためにも、本市の農業施策は経営規模と営農類型別にきめ細かな対応が必要ではないでしょうか。これについても見解を伺います。最後になりますが、グリーンパートナー推進事業で独身の農業者に出会いの機会を提供してきました。この事業がきっかけとなって、今までに数組が御結婚をされ、農業に関わり合いを持ち、お互いに協力しながら立派な家庭を築き、頑張っておられる方々がいるということは、この事業が一定の政策効果を上げてきたと見るべきではないでしょうか。一方で、市長の所信表明の中でも触れていますが、令和8年度にこの事業を見直すとしていますが、その考え方及び見直しの具体的な内容を伺って、この質問を終わります。 (降壇)

答弁 経済部長 坂本英樹

大西議員の御質問にお答えします。初めに、担い手育成の課題解決に向けた規制の枠にとらわれない取組についてです。現在、全国的に農業従事者の高齢化や後継者不足が深刻化する中、本市においても農家戸数や農業従事者の減少が進行しています。その影響により、農業生産の基盤である農村環境や地域コミュニティの維持、耕作放棄地の発生が懸念されるなど、農業の持続的な発展にとって大きな課題となっています。こうした状況を踏まえ、本市では将来の地域農業を担う人材の確保と育成のため、農業人フェアへの参加や農業大学校への訪問、市ホームページでのPRを行うとともに、市独自の支援や国の地域おこし協力隊制度を活用しながら、重点的に担い手の確保・育成に努めています。今後においては、関係団体や農業者等との地区別意見交換会での意見を踏まえ、支援制度のさらなる充実を図り、士別市担い手支援協議会や各地区の受入れ農家協議会等と連携し、担い手の確保・育成に努めてまいります。次に、経営規模と営農類型別へのきめ細やかな対応についてです。今後も、農業従事者の高齢化と人口減少に伴い、後継者や担い手不足が深刻化することが見込まれ、地域内の文化や生活インフラの低下といった影響も危惧されます。また、労働力不足を補うために、人材派遣会社の活用や知人・親族の協力により、労働力の確保が図られているものの、作業の遅れや経営への影響が懸念される状況です。さらに、農機具などの生産資材についても価格は高騰しており、経営に影響を及ぼしています。農業の持続的な発展のためには、大規模農家と小規模農家が相互に補完し合いながら、営農を継続していくことが重要です。このような状況を踏まえ、農作業の負担軽減や経営の効率化を図るため、多様な経営体を支えるファームコントラクターへの支援、酪農ヘルパー運営組織等との連携・支援などが必要と考えています。そのほかにも、作業の効率化・省力化をはじめ、農畜産物等の安定供給や品質の向上などを支える持続可能な生産基盤の整備が重要です。今後においても、農業者やJAなどの関係団体から御意見を伺うとともに、国の農業政策に注視しながら効果的な支援策の検討に努めてまいります。次に、グリーンパートナー推進事業についてです。本事業は、士別市担い手支援協議会が主体となり、農業後継者の配偶者確保対策として実施され、平成22年度の事業開始以来、独身農業男性と独身女性との交流の場を設け、結婚に対する意識高揚を図ってきたところです。今年度は8月30日に男性8名、女性8名の参加を得て、日帰り行程で開催されました。これまで本事業を通じて9組の方が御縁に恵まれ御成婚されており、本市にとっては人口の増加や地域の担い手の確保、さらにはコミュニティの維持など多岐にわたる効果があったものと認識しています。しかしながら、近年は男性参加者の減少やライフスタイルの多様化などの課題が顕在しています。こうした状況を踏まえ、今後は本事業を抜本的に見直し、農業従事者に限らず、異業種や移住者など多様な層との交流の機会を創出することで、全市的な移住促進を主眼とした事業への展開を検討し、関係団体や関係部署との連携、さらには地域おこし協力隊や民間の視点も十分生かしながら、より効率的で実効性の高い事業の展開を目指してまいります。以上申し上げ、答弁とします。 (降壇)

質問 12番 大西陽

グリーンパートナー推進事業は、先ほども触れましたけれども独身の農業者の伴侶として市外からの、市外在住の農業に関心や体験をしてみたい女性との出会いの機会をつくることで、担い手育成の一環だと思います。そういう意味では、この目的を持った事業と捉えています。先ほど答弁いただいたように、この事業を始めてから9組が成婚されているということで、これは先ほど触れたように、政策効果は十分あったのだと、目的に照らしてということになります。この事業を根本的に見直すということで、特に移住促進を目的にするということですけれども、事業を見直す場合は、大方の問題はこの事業が一定の役割は終わった、あるいはもう少しこれを発展的に強化していくというのが見直しの根幹ではないかと思います。今回の出会いを求める誰もが参加できるイベントを構築するという所信表明の市長のお話ですけれども、その目的が移住促進を目的とすると。根本的に目的が変わっている。本来の農業者、あるいは担い手対策と全く変わってしまうということは、今までのグリーンパートナー推進事業はこれで一定の役割は終わったという解釈になるのかどうか。これを再確認していきたい。それから、出会いを求める誰もが参加できるということですから、多くは市内独身男女が出会いの場をつくって、よき伴侶を迎えるということが目的になるのだと思いますけれども、これは俗に言う、今はどうなのか知りません。まちコンという言葉があります。これはまちと合コンの合体した造語だと言われています。まちコン。まちづくり懇談会ではないですよ、まちコン。これに想定しちゃうのですね。ですから、基幹産業を農業とした士別市が、せっかく政策効果が上がったグリーンパートナー推進事業、なぜここで見直す必要があるのか。もう少し強化をして範囲を広げるとか、考えを持つべきでないかと思います。そしてもう一つは、誰もが参加できるイベント。これは、私個人の考えですけれども、これを行政が主体となって取り組むことは少し疑問が残ります。民間の団体がこれを発想して行政がそれを支援すると、バックアップするというなら分かりますけれども、行政が主体となっていて、このいわゆるまちコンといったらあまりあれですけれども、このことについて政策的に展開をしていくというのはどうなのでしょうか。この点ちょっと確認をさせていただきたいのと、分かりやすく答弁をいただきたいと思います。

答弁 経済部長 坂本英樹

再質問にお答えいたします。答弁で申し上げ、また、大西議員からお話しいただきました、この間の取組で9組の方々が成婚されています。大西議員からお話がありましたとおり、この取組は決して無駄な取組でなかったと思っていますし、一定の役割、また成果は発揮できたものと思っています。今回、第5次の農業・農村活性化計画を策定するに当たって、アンケート形式でこの取組についても多くの農家の皆さんから御意見をいただいたところです。実際参加されている方、参加されていない方々からの御意見になりますけれども、当然この制度、事業がよかったという御意見もありますけれども、ほかの職種ですとか、男性同士も含めた交流の場というものですとか、改めて見直す必要があるのではないかという御意見が、約半数以上を占めているような状況がありました。このような参加者、農家様の方々の御意見も踏まえて、担い手協議会ですとかJA北ひびき様の方々ともいろいろと協議を進めながら、抜本的な見直しをしていくということを御理解いただき、今、見直しについて検討を進めていきたいと考えているところです。行政がやるべき部分から相当逸脱しているのではないかという御意見もあったと思います。実際にこれから中身については検討していくことになりますけれども、多様な層との交流の創出を考えることから、市内の民間団体への委託的なことも考えて、様々な発想力を持ったような外部への委託も想定しながらの検討作業になってくるかと思っています。参加される方がよりよい交流の場、また市外からの移住者を増やせるような、またそして担い手の確保につながるような取組に向けて、これから検討作業を進めていきたいと考えています。以上です。

質問 12番 大西陽

いずれにしても、政策効果があったこのグリーンパートナー推進事業、これは何らかの形で残すべきだと思うのですね、効果があったのですから。何らかの形で残す。農業の担い手の対応の、担い手育成の一環も含めてやると。それからもう一つは、多くの人に対象にしてやるということで、その辺の工夫はすべきだと思うのですけれども、この点どうですか。

答弁 経済部長 坂本英樹

再々質問にお答えします。その検討する団体のメンバーをどのような形の方々にお願いしていくのかというのはこれからなんですけれども、農業関係者の方々ももちろん含めて、その体制を整えていきたいと思っています。また、農業者のイベントにつきましては、今、JA組織で実施しているイベント、士別市だけではなくてちょっと広域になりますけれども、行われているということも伺っております。JAでも様々な通信等を利用して、その参加の促しですとか周知は行っていると思いますけれども、市としてもそのようなイベントの参加に向けて、各農家様の方々への情報発信も進めていきたいと考えています。以上です。

出典:士別市議会 令和7年第3回定例会 2025年10月21日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる