士別市議会 令和7年第3回定例会 2025年10月21日
市民が中心となって活動している文化・芸術・伝統芸能を含めた芸能活動に対する本市の考えと想いについて
2025年10月21日、士別市議会の一般質問で、大西陽議員が「市民が中心となって活動している文化・芸術・伝統芸能を含めた芸能活動に対する本市の考えと想いについて」質問し、生涯学習部長 丸徹也が答弁しました。
- 質問者
- 大西陽 議員
- 答弁者
- 生涯学習部長 丸徹也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 12番 大西陽
最後の質問となりますが、市民が中心となって活動している文化、芸術、伝統芸能を含めた芸能活動に対する本市の考え方とその思いについてであります。文化、芸術、伝統芸能を含む芸能活動は、取り組む人や鑑賞する人に楽しさや感動を与え、精神的な安らぎと豊かな人間性を鑑賞して感性を育みながら生きる喜びをもたらし、人生を豊かにするものだと思います。その中で、伝統芸能については、次世代への確実な継承が今を生きる私たちの責任ではないでしょうか。このことについて、本市の取組の状況をお聞かせください。本市では、市民が絵画や書道、写真、そして俳句、短歌、音楽や民謡、演劇、舞踊などの多くの文化、芸術、芸能活動を個人やサークル等に参加して行っており、それを多くの市民が鑑賞して楽しみと安らぎを得ていますが、これは日常の市民生活にとってその機会のあるときには参加や鑑賞することは必要で大事なことであると思います。そこでまず、文化、芸術、芸能に対する本市の捉え方と合わせて、思いをお聞かせください。次に、本市の事務事業の見直しにより財源措置がなくなったことで、これまで実施してきたあさひサンライズホールの自主企画事業を独自に開催することは限界があるとして、今後、自主企画事業の実施は困難になったとされております。その影響があって、先生方や子供たちの演劇公演をはじめ、士別市を中心に近隣からも多くの参加者が関わって自ら手作りの歴史ある演劇については、残念ながら今年がファイナル公演となりました。関係した方にお話を伺うと、寂しさはもちろん、落胆と失望感しかありません、とのことでした。このことは、同様に多くの市民が感じているのかもしれません。そこで、文化、芸術、伝統芸能を含めた芸能活動に対する本市の取組の実態をお伺いして、この質問を終わります。(降壇)
答弁 生涯学習部長 丸徹也
ただいまの御質問にお答えいたします。文化・芸術・伝統芸能を含めた芸能活動に対する本市の考えと実態についてです。文化・芸術活動は、学校教育段階からその後の生涯にわたる学習や地域社会における社会教育活動において、市民が感動や安らぎ、想像力を享受し、国境や世代などを越えて人々の心をつなぐ、人生を豊かにする糧となるものであると考えています。本市におきましては、士別市文化振興条例で、豊かな自然と歴史的風土による文化の継承により、地域文化の創造と振興を図ることを目指し、行政と市民がお互いに連携し文化の振興に努めることとしています。本市における具体的な取組としては、自主的な文化活動に取り組む団体に対する補助や、いつでもどこでも誰もが学ぶことのできる生涯学習社会の実現に向けた団体サークルの情報発信、文化財をはじめとする文化活動の成果を発表する場の創出などを行っており、引き続き市民の皆様の自主的な文化活動を支援してまいります。また、本市には無形文化財に指定されている瑞穂獅子舞のほか、中央地区の士別郷土芸能つくも太鼓、上士別地区の上士別宝来太鼓、多寄地区の日向神代神楽、温根別地区の温根別子ども太鼓、朝日地区の岩尾内太鼓など、各地域で様々な伝統芸能の活動が行われ、地域の例大祭や文化祭などにおいて、地域文化を彩っています。一方で、議員のお話にありましたとおり、次世代への継承は重要な課題であり、依然、後継者に苦慮している団体も多く、今後における継承に向けた取組の必要性は認識しているところであり、子供たちが自分の生まれ育った地域に興味や関心を持ち、地域の魅力に触れることで自分の役割や生き方を見詰め、ふるさとに対する思いを育む教育活動を推進してまいります。サンライズホールの指定管理者による自主企画事業については、自主事業として位置づけしてきましたが、令和7年度予算審査で真保議員に対して御答弁したとおり、指定管理業務は施設の管理と自主事業は区別して行うものという本来の趣旨に鑑みて、指定管理業務から除外したものです。指定管理者制度における自主事業は、業務の範囲、管理の基準外となる指定管理者独自の事業であり、自主事業の経費は、原則として自主財源で賄うことになります。このたびの自主事業の取扱いについては、収支に見合うチケット価格を設定し、事業を展開するには客席数も少ない小規模ホールでは収益性を確保することが難しく、事業の継続性などを考慮した結果、今後の実施は困難であると指定管理者が判断されたものと捉えています。8月30日にファイナル公演が行われた市民参加型の演劇公演「体験版 芝居で遊びましょ♪」は、合併前の旧朝日町時代から創造型の自主企画事業として実施され、子供たちや多くの市民の参加の下、これまで23回にわたり演劇体験の場が提供されてきました。子供から大人まで多くの市民が関わる創造型の事業や生の舞台芸術に触れることができる鑑賞型の事業、子供たちが直接体験する体験型の事業は、心の豊かさや生きがいにつながるものであり、本市の文化・芸術の振興においても大切なものと考えています。各地域においても、地域の歴史や風土、伝統に根差した文化を継承するなど、次世代に引き継ぐことができる仕組みづくりが大切であると考え、市民の皆様による市民の文化・芸術の振興が図られるよう、行政としてその活動を支援してまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
再質問 12番 大西陽
それでは再質問いたしますけれども、この自主企画事業について、指定管理と区別して指定管理の契約をしたということでありますけれども、答弁にありましたように、自主的にやるのは客数のロットからして採算ベースに乗らないので、実質的には支援がないと、財源措置がないとこれをやめざるを得ないということは、御承知のとおりだと思います。市としての思いは、これは文化・芸術については、市民が親しむことは大切なことだという答弁がありました。できるだけ、できるだけというか、これに対しては行政としても支援をしていくのだという答弁でしたけれども、そこで自主企画事業について、それを運営する団体と向き合って再度支援をするかどうか、これを検討できないものか。その点、ちょっと考え方を伺いたいと思います。
答弁 生涯学習部長 丸徹也
再質問にお答えいたします。先ほど御答弁したとおり、自主企画事業ということで位置づけてございました創造型、鑑賞型の舞台芸術の機会の提供という部分、それと体験型、子供芸術劇場のような体験型と言われる部分については、指定管理業務から外したということでございましたが、この中で子供芸術劇場につきましては、市の事業として行うということで、こちらについては令和7年度予算から業務委託という形で予算を計上いたしております。こちらの子供劇場については、学校現場からも一定の評価もいただいている部分でございますし、学校のニーズに合わせてこの部分、今後も実施してまいるという考えは持っているところでございます。一方、創造型、鑑賞型の舞台芸術に係る機会の提供という部分についてなんですけれども、この部分については、やはり先ほど申し上げたとおり、低廉な価格で芸術作品に触れる場の提供であったり、舞台の演者ですとか大道具など、舞台に関わる場の提供というのも実施してきた経過がございます。ただ、この鑑賞型の部分に対する部分では、実際低廉な価格によって、例えばチケット、具体的にはチケット代ですとかそういった部分の関連について、どの程度まで市として公的負担をすべきか。また、市外客、市内客がいらっしゃる中で、市民に向けた還元ですとかサービスの考え方といった課題もあることは事実でございます。ただ、しかしながらこの間、指定管理者とこの間、複数回協議してきているわけですけれども、鑑賞型という部分に対しての場の提供については、何かしらの支援を行う方向で、現状継続協議しているところではございます。以上でございます。
再質問 12番 大西陽
分かりました。ということは、その支援についてその団体と今協議をしているということですから、ぜひ、それを取り組む団体の考え方もあるんだと思うし、市の考え方も当然あるんだと思うので、前向きに進めていただいて、市としても大切な取組だと思っているという答弁でありますから、ぜひ、その辺をお願いして、私の質問を終わります。