士別市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月4日
市政執行方針について
2025年3月4日、士別市議会の大綱質疑で、湊祐介議員が「市政執行方針について」質問し、企画課長 増田晶彦、総務部長 大橋雅民、経済部長 坂本英樹、建築課長 峯垣智剛、商工労働観光課長 庄司伸一、合宿の里・スポーツ推進課長 徳竹貴之が答弁しました。
- 質問者
- 湊祐介 議員
- 答弁者
- 企画課長 増田晶彦、総務部長 大橋雅民、経済部長 坂本英樹、建築課長 峯垣智剛、商工労働観光課長 庄司伸一、合宿の里・スポーツ推進課長 徳竹貴之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 湊祐介
午後、最後の質問になりますので、よろしくお願いいたします。先ほど真保議員から公共施設マネジメント計画について御質問あったと思うんですけれども、少し重複する部分があると思いますが、よろしくお願いいたします。令和7年第1回定例会に当たりまして、通告に従い大綱質疑をいたします。私からは、市政執行方針について、関連ある項目を含めて、それぞれ考えをお伺いしていきます。よろしくお願いいたします。1つ目は、幸福度の高いまちづくりについてです。市政執行方針の中で、市民一人一人の幸福度を高める政策とは果たしてどういったものが回答されるのか、私個人におきましても、幸福度はどのように高まるのか、期待に胸を膨らませているところです。ただし、一人一人の幸福度を追求したまちづくりは千差万別の印象を受けます。例えば同世代の子育て世代においては、その市に期待する要望は地方経済の活性化、子育て環境の充実もあります。また、私の親世代におきましては、地方福祉の充実や生涯学習の充実なども関心が高いと推察されます。この幸福度の高いまちづくりに向けては、定性的な概念なのかはたまた定量的なものであるのか、その定義についてお知らせください。また、ダウンサイジングという言葉も多く聞かれるようになりました。このダウンサイジングという言葉の背景には、人口減少に比例して行政機能を縮小していくという意味合いで受け取っています。地方経済の側面で判断したときには、例えばですが現状の公共財産の取扱いを機能を縮小し、新しくつくり変えるのもダウンサイジングにつながると思われますが、市政執行方針で並べられている2つの言葉の定義につきまして、御教授願います。以上が大きく、テーマの一つでございます。次に、地方経済や地方産業の活性化についてです。令和3年の渡辺市長の所信表明の中で、従来の経済循環構想を見直すために、地域経済循環分析を行い、市民と共有しながら、市内経済の地域内循環の向上を目指すとされていました。今から3年前の話になりますが、地域経済分析が行われ、翌年には士別市地域経済循環市民会議が設立され、多くの議論がされました。ふるさと納税や施設の利用促進、新規補助制度の在り方など、実際に分析されたデータに基づいて政策が行われたという形が見える化されていること、そもそも目的である地域経済の見える化がなされ、通知に基づきながら、新しい政策が生まれていく期待感がありました。地域経済分析の現状値を改善させるための施策の方向性についてお聞かせください。また、国の地域創生の方針においても、産官学、勤労者や市民団体との共創という連携やネットワークの在り方に関心が集まっております。本市においても、直近では、移住定住促進事業の移住定住交流促進協議会Mazaruが組織化されておりますし、こうした組織との共創事業として、施策の立て方が今後ますます重要になると考えておりますが、その議論を深めていくためにも、地域経済循環分析のような定期的なデータ分析に基づく施策が地域経済の活性化につながると考えますが、今年度の共創事業の在り方の方針がありましたらお聞かせください。次に、士別市の空き地、空き家、空き店舗対策についてお伺いいたします。国土交通省では、2022年の秋に地方価値を共創する不動産アワード、国土交通省不動産・建設産業局長賞を創設され、第1回、第2回の受賞団体が公表されております。この表彰制度の趣旨は、地域に密着した不動産業者や不動産管理者が地方公共団体や住民等とともに地域づくりやコミュニティーづくりに取り組むことで、新たな地域価値を創設することを推奨するとされており、共創の一つのモデルケースと考えられます。この士別市の空き家におきましては、施策がなされておりますが、各部や各課での所掌事業の範囲外となる、いわゆる自治体プロモーション戦略ですとか、シティセールスと呼ばれる市役所全体との外向けの情報発信の在り方が今後ますます重要になってくると考えています。SNSやWebのみならず、デジタル化がますますなされていく、ものの数秒で情報が世界に届く中で、地域情報の発信のされ方にもこれまで同様のパンフレットやポスターなどのアナログ的な情報共有に加え、行政DXや地方などのデジタル技術を組み合わせた比較的新しい技術革新にも適用されていく必要があると考えています。そうした面も踏まえて、士別市ならではの競争の在り方が問われると思われます。現状の空き地、空き家対策及び空き店舗の対策をお聞かせください。最後に、合宿の里聖地創造についてです。長年本市で合宿してきた企業チームの継続誘致だけでなく、新たな合宿チームの掘り起こしの取組を継続的に進める渡辺市長がトップセールスを自ら行っている姿は、関係者の皆様からもお言葉をいただいております。そこで、今後はどのような形で進めていくのか。今までの経緯からトップセールスの重要性をどのように考えているのか。また、トップセールスを含む誘致活動や合宿情報の市民共有が重要と考えるがどのように考えているかお聞きして、この質問を終わりたいと思います。 (降壇)
答弁 企画課長 増田晶彦
私から幸福度に関する定義と、共創事業の在り方についてお答えいたします。地域幸福度指標は、市民の暮らしやすさと幸福感を数値化、可視化したものであり、実際の調査項目につきましても、愛着度や暮らし満足度などでありますことから、定性的な指標であると言えます。一方で、暮らし満足度は行政サービスの充実に比例しますので、満足度の高いサービスを維持しつつ、市民が不満に思っているサービスの向上を図ることが満足度を押し上げ、ひいては幸福度を引き上げることとなると考えております。行政サービスの充実度合いについては、他市町村との比較や、実際の利用状況など定量的かつ客観的な数値を用いることが重要であり、行政側の主観が入らないデータでなければ説得力を持ち得ないものと考えております。したがいまして、幸福度そのものにつきましては定性的な概念でございますが、幸福度を押し上げていくためには定量的な目標値の設定が必要となると考えております。こうしたことから、次期総合計画におきましては、計画の中に必要に応じてKPI指標を設定し、施策の進捗も図ってまいりたいと考えているところでございます。次に、共創事業の在り方についてです。共創とは行政があらゆる利害関係人と共同しながら事業を行い、新たな価値を創造することを意味しておりまして、複雑化する行政課題に対しまして、産学官や企業との共創により解決に当たっていくことが今後重要となると考えております。現在も例えば一部のイベントなどは実行委員会形式を取り、様々な方たちと議論を交わしながら実行しているほか、習い事応援タクシーについては関係団体から構成された次世代モビリティ推進会議が主体となって実施しているなどの事例がございます。また、昨年10月には議員のお話にもありましたとおり、士別市移住定住促進交流協議会Mazaruを設立したところであり、市も事務局として加わっているところでございます。共創によるまちづくりは、より市民に寄り添った行政課題の解決策となると考えており、引き続き共創の在り方などについて検証実践に取り組んでまいる所存でございます。以上です。 (降壇)
答弁 総務部長 大橋雅民
私からダウンサイジングについて答弁申し上げます。市政執行方針の中で、時代の変化や人口規模に応じた行政機能のダウンサイジングと安定した市民サービスの提供との両立を目指すと申し上げたところです。進め方については、全ての事業や施設、組織機構、各種制度の手続などを聖域なく点検検証して、丁寧な市民説明を行う中で進めていくと、市長のほうから申し上げさせていただきました。先般、実施したまちづくり懇談会においても説明させていただきましたが、まずは合併当時と同じ人口規模で提供しているサービス、事業はないか。他市町村と比較して過大なサービスや人員配置はないか。将来を見据え、今からスリム化に着手が必要なものはないかなど改善の視点から、引き続き事務事業の見直しと最適化を進める考えであります。既に取り組んでいる、提案しているものも複数ありますが、引き続き関係団体や利用者と意見交換や協議を行いつつ、市民にも経過が分かるよう配慮しながら進めていく考えです。持続的な行政サービスの提供のためにも、将来の人口を見据えた事業内容、施設に段階的にしていく必要があり、こうした見直し、最適化も市民の満足度、幸福度を引き上げるキラリと光る市独自の施策を展開していかなければならないと考えているところです。私からは以上になります。 (降壇)
答弁 経済部長 坂本英樹
私から、本市の経済の好循環に向けた取組と方向性について答弁させていただきます。先ほどの真保議員への市長からの答弁で重複する部分がありますが、令和4年度に地域経済循環分析を行いまして、市内経済の実態の把握に努め、産業別の関連性を可視化するための基礎資料を作成してきたところです。令和5年の6月に記者会見におきまして、地域経済分析の結果及び今後の方向性についてお示しを市長のほうからさせていただきました。1つは、士別の未来を支える強い農業、2つ目に人と人をつなぐ合宿の里づくり、3つ目に道の駅羊のまち侍・しべつを拠点としたまちの魅力発信、それと4つ目に市内経済循環を下支えする仕組みづくり、そして5つ目にデジタル地域通貨導入に関する長期的な調査・研究の5つのテーマを掲げたところです。令和6年度につきましては、この5つのテーマに基づきまして、特産品の農産物、地場産品の地産地消の推進、またスポーツ合宿センターの浴室及びサウナの改修、道の駅を拠点とした市内外へのまちへのPR、住宅新築及びリフォーム助成金を活用、そのほかふるさと納税の返礼金による全国を販路とした消費拡大を推進してきたところでございます。7年度以降におきましても、今申し上げました地場産品の地産地消の推進ですとか、道の駅を拠点とした町のPR、ふるさと納税返礼品によります消費拡大、商店街の活性化を目的としたサフォークポイントの活用など継続的な取組を進めるとともに、併せて次期総合計画の策定に向けた経済の好循環を生み出す施策について協議してまいりたいと考えております。以上です。 (降壇)
答弁 建築課長 峯垣智剛
私から空き家・空き地対策についてお答えいたします。当市の空き家・空き地対策につきましては令和2年度に策定した空き家対策計画に基づいて行っております。現状の対策としましては、空き家の流通を目的とした、空き家・空き地バンクの運営を行うとともに、北海道空き地バンクへの登録や全国的な空き家バンクからのリンクを貼るなど、流通のための情報発信を行っています。バンクへの登録を促す施策としましては、全庁で使用している封筒裏面に、空き家・空き地バンクの利用方法を印刷し、広く周知しているほか、死亡の手続で親族が来店された際には、バンクへの登録や相続登記についてのチラシを交付しています。今後については、まずは空き家にさせない施策として、来年度住まいの終活ガイドブックの発行を予定しています。また、空き家・空き地バンクを利用した流通促進策として、市暮らしナビやSNS等を活用した情報発信、市内の不動産会社等との連携もさらに模索していきたいと考えています。以上です。 (降壇)
答弁 商工労働観光課長 庄司伸一
私から、空き店舗対策についてお答えいたします。空き店舗対策として、数年に一度、士別商工会議所等との協力体制の中、現地調査による確認を行い、本市中小企業振興条例に基づく空き店舗活用事業など、各種施策による支援を行っています。空き店舗に関しては引き続き、商工会議所など各団体との連携による企業支援に努めるとともに、空き家・空き地バンクに新たに空き店舗も加え、需要と供給のマッチングを図ることも検討していきたい考えです。以上です。 (降壇)
答弁 合宿の里・スポーツ推進課長 徳竹貴之
私からは、合宿の聖地を目指す取組についてお答えいたします。まず、招致活動につきましては、市長によるトップセールスといたしまして、合宿の里士別推進協議会ですとか、合宿の受入れを行っていただいております、市内の宿泊施設の方々と市の担当課により実施をしてきております。令和6年度の招致活動といたしましては、実業団女子を対象といたします、クイーンズ駅伝、実業団男子を対象とするニューイヤー駅伝と関東の大学を対象とする箱根駅伝、また、多くの実業団チームが参加する全日本実業団対抗陸上競技選手権や宮様スキー大会国際競技大会など、各種大会開催に合わせて行うものですとか、中央機関の訪問やハーフマラソン大会の道外協賛依頼に合わせて招致活動を実施をしてきております。継続チームへは、これまでの士別合宿に対する意見ですとか、要望などをお伺いし、引き続き士別の合宿の実施に向けた意見交換を行い、新たな新規のチームにつきましては士別のトレーニング環境の説明ですとか、宿の状況の情報を伝えることに加えてチームからどういった要望があるかなどを確認をしてきています。令和7年度の招致活動につきましては、これまで同様に各種駅伝大会等を中心に大会の開催日程に合わせて行うことを基本としていきます。また、市長がトップセールスを行うことの重要性につきましては、市長自らが各チームに対して士別市はこれからも市民一体となって、皆さんにお越しいただく環境づくりに努めるとともに、合宿で訪れる皆さんの姿を間近で見る子供たちにとってすばらしい刺激になっているということを直接伝える最良な手法だと考えています。さらに市長のトップセールスをはじめとする招致活動の取組を含め、合宿全般の情報をより市民と情報共有することにつきましては、市民の大きな関心事となり、多くの意見等もいただける機会となる重要なことと捉え、今後においても進めてまいりたいと考えています。以上です。 (降壇)
再質問 3番 湊祐介
各御答弁ありがとうございました。数点、再質問させていただきます。先ほど、まちづくり懇談会のお話が少し出たと思うんですけれども、私、少し気になっていたことがありまして、私も全て出てきたわけではないので、全てではないとは思うんですけれども、ここの参加される方々を見ていて、年齢層が高いというのはもちろんあったのかなと思ったんですけれども、私たちの30代、40代世代がちょっと少なかったのかなというのがありまして、ましてや10代、20代に関しては、やはり興味の部分でも薄いのかなというのもあったんですけれども、これから未来に残すものに関しては、やはりいろんな意見を酌み取るものが必要ではないかと思っていますし、ああいった場でももちろん発言される人って、私の勝手な印象なんですけれども、限定されてくるのかなというのもあります。ただ参加している中でも、意見を言えないで帰っていく人だとかもいらっしゃいますし、その中で具体的に数字の把握だとか、例えばですけれどもアンケート調査するなりだとか、いろいろな手法を取って、もう少し何て言うんですか、意見を酌み取りをしていったほうが私はいいのではないのかな。特に、その20代、30代の意見って、物すごく貴重な意見だとは思いますし、なかなか市政に反映できるのって私の中で今のところ少ないのかなと思っております。そういった中でいろいろな手法を考えていただけたらなと思っております。