士別市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日
羊と雲の丘観光施設について
2024年12月10日、士別市議会の一般質問で、石川陽介議員が「羊と雲の丘観光施設について」質問し、経済部長 坂本英樹が答弁しました。
- 質問者
- 石川陽介 議員
- 答弁者
- 経済部長 坂本英樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 2番 石川陽介
令和6年第4回定例会に当たりまして、通告に従い一般質問をいたします。今回は、羊と雲の丘観光施設につきまして質問をいたします。まずは、前段で認識の共有をしたいと思います。先日の令和5年度の決算報告でもありましたが、単年度実質収支4億7,000万円の赤字といった財政状況の厳しさが続く中におきましても、将来を見据え、新しいチャレンジや変化を促していかなくては士別の将来が先細っていってしまいます。今後ともチャレンジや変化を促すためにも、まずは今行っている事業を見直し、廃止していかなければならないということが今の士別のステージだということは、議場にいる方は理解されていると思いますし、士別に住んでいる全員が共通認識として持ちたいところです。その中で現在、行政として士別市の将来、未来を考え、様々な事業廃止をされているところ、そしてこれからさらに進めていくところと存じます。市内で様々な方と話していると、事業廃止の順番について、市民の生活を守っていく扶助費以外の部分で、まずは機能をほかのもので補完でき、お金を生まないハードやソフト事業から廃止すべきとの意見を多数の市民の方からお聞きしております。廃止・縮小はもちろん、予算の使い方として5年、10年、20年と未来へ向けた教育や経済に関わる事業への投資をすべきとの意見も聞いております。特に、教育については継続的に推進していかないと、ハードなどが整っていてもそれを生かせる人がいなくなっていく状況なども容易に想像できます。また、少し話はずれますが、廃止統合については、プロセスとしてもっとコミュニケーションを取るべきとの意見を聞いております。財政状況についての説明や事業アセスの先に何を見ているのか。どのようなまちを目指しているのかなどのビジョンを示す必要もあるかと思います。将来のビジョンがあるからこそ、今、事業アセスを行っていること。なぜ該当の事業がアセスメントの対象になったのかなども、それぞれの審議会や委員会、ステークホルダーの方々との話合いが必要ではないかと思います。市民に対しても、同様にオープンな説明会が必要ではないかという意見も出ています。話を戻します。先般、11月15日に行われた市長記者会見の資料の中に、持続可能な財政運営を目指してという資料がございました。まずは、ぜひ市民の皆様にも御一読いただけたらと思うところです。その中に改善の視点とあり、主に10点のポイントが示されています。少し読ませていただきますと、単に財政が厳しいからという視点ではなく、各種事業の目的や必要性などを再度見詰め直し、次の視点で事務事業見直しと公共施設の最適化を行いますとあります。10点のポイントは、上から順に合併した当時の人口2万4,000人と同じ規模で提供しているサービス・事業はないか。10年後を見据え、今からスリム化に着手が必要なものはないか。他市町村と比較して、過大なサービスや人員配置はないか。民間と競合している事業や民間の事業を圧迫しているものはないか。人員不足によってサービスの破綻が目に見えているものはないか。著しく稼働率の低い一部受益者に偏った設備・システム・サービスはないか。経費はかからないものの、マンパワーがかかり効果が見合っていない事業はないか。廃止はできなくても、サービスの提供方法を変更できそうなものはないか。統合や共催によって重点化、ほかとの差別化を図り、魅力を向上できそうなものはないか。取組が形骸化し、漫然と行っている事業・サービス・イベントはないかとあります。非常に重要な視点だと思います。一方で、これらに加えて将来を見据え、先ほど来から話している未来に対してレバレッジをかけた投資的な視点も重要かつ必要と考えます。前段が長くなりましたが、これらのことも踏まえながら質問をいたします。先ほどと同じ資料に、主な見直し対象事業、廃止、縮小などの枠組みがあり、事務事業アセスメントの取組による対象事業を選定し見直しを行う主な事業に、令和9年、2027年度予算に向けて世界のめん羊館管理運営事業がございます。まずは、こちらの施設・事業の概要をお聞かせください。また、羊と雲の丘観光施設の運営にかかっている指定管理料は幾らか、過去3年分もお聞かせください。手法は様々あると思いますが、士別市のシンボル、ランドマークとしての機能は持ちつつも本市の財政も鑑みて、それら指定管理料の圧縮に向けて検討していく必要があると考えます。ほかのまちの議員と話をしていると、公共施設や指定管理施設は様々な議論を重ねた上、10年以上前に廃止や譲渡を実行しているという話を聞きました。誰が運営するかも重要なのかもしれませんが、どのような運営、在り方をするかが最も重要と考えますので、今こそ施設の在り方を検討すべきと考えますがいかがでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。 (降壇)
答弁 経済部長 坂本英樹
石川議員の御質問にお答えします。初めに、羊と雲の丘観光施設についてです。本市の羊によるまちおこしは、昭和42年、農業の複合経営を目的に飼育されていたサフォーク羊に注目し、まちづくりの顔としてサフォーク研究会が中心となり運動を展開されたことがきっかけです。その後、官民連携による観光振興を目指し、平成4年に体験学習施設羊飼いの家、6年に世界のめん羊館、21年にめん羊工芸館くるるんを開設しました。平成7年には、約250人の市民参加により羊と雲の丘の牧柵整備が行われ、現在も継続した催しとなるなど、市民にも支えられる施設となりました。当施設における主な事業の概要ですが、花壇整備や施設内の草刈り、牧柵整備の資材購入等を行う羊と雲の丘施設管理運営事業をはじめ、世界各国の珍しい羊と触れ合える世界のめん羊館、羊毛を使った工芸体験ができるめん羊工芸館くるるんの管理運営事業のほか、指定管理者である羊と雲の丘観光株式会社の自主事業として羊毛製品などの販売や、良質な士別産羊肉料理が味わえるレストラン羊飼いの家、長期連休などに実施される羊の毛刈りショーやシープドッグショーなどの取組により数多くの観光客が訪れ、地域の活性化や観光振興が図られています。次に、指定管理料についてです。羊と雲の丘施設管理運営事業費、世界のめん羊館及びめん羊工芸館くるるん管理運営事業費を合わせた過去3年分の指定管理料の決算額は、令和3年度4,261万3,000円、4年度4,777万9,000円、5年度5,293万7,000円です。今後の施設の運営や在り方等についてですが、当施設は本市の観光拠点としてより一層魅力を高められる施設であると考えています。しかし、現状は展示用羊の種類の減少や、飼育者の慢性的な人員、人材不足、さらには多くの作業機械の更新時期など運営や維持管理に苦慮している現状があります。長きにわたり官民連携の下進められてきたサフォーク羊によるまちづくりを振り返りながら財政的視点も含め、施設の運営や在り方について検討が必要だと捉えています。世界のめん羊館管理運営事業を事務事業アセス対象事業とし、令和9年度予算での見直しに向けて検討を進めてまいります。併せて、羊と雲の丘観光施設については、公の施設としての必要性や最適な施設の運営の在り方について、幅広い視点を持って総合的な検討を進めていく必要があると考えております。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)