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士別市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日

士別市の教育について

2024年9月11日、士別市議会の一般質問で、石川陽介議員が「士別市の教育について」質問し、市長 渡辺英次、生涯学習部長 三上正洋が答弁しました。

質問者
石川陽介 議員
答弁者
市長 渡辺英次、生涯学習部長 三上正洋

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 2番 石川陽介

令和6年第3回定例会に当たりまして、通告に従い一般質問をいたします。初めに、通告しておりました2問目の指定管理施設についての質問は、取り下げさせていただきますので、よろしくお願いいたします。さて、皆さんは先の見通せない不確実な世の中、変化の多い時代に、子供をはじめ、全市民に対してどのような姿になっていてほしい、どのような力をつけてほしいと願いますか。今回は、子供たちの学校教育をはじめ、子供から大人まで関わる社会教育、生涯学習を含めた教育における考え方やビジョン、プランにつきまして質問をいたします。現在、次期まちづくり総合計画を策定中かと存じます。まちづくり総合計画とは、士別市が目指すべき将来像や目標を定め、その実現に向けて、市民と議会、行政が連携し、まちづくりを進めるための基本方針となっております。では、まちの将来、未来を考える際、まちの定義はどのようなものでしょうか。現状の士別市まちづくり総合計画においては、市民または一人一人といった表現が出てきております。つまり、まちは市民である人やその人が集まるところ、つまり、地域であるということと定義できます。まちイコール市民や市民が集まる地域ということは、まちづくりイコール市民づくりということになるでしょうか。まちづくりが、まちの成長やよい方向への変化とするなら、市民づくりということは、市民が成長することや、変化することなどと捉えられます。ということは、まちの将来、未来を考える際、市民にどうなってもらいたいか、理想像を考えることがまちづくりの基礎となるのではないでしょうか。市民にどうなってもらいたいか、その理想像に向かって進んでいくためには、まちづくり総合計画に、その理想像について示すことも必要だと思いますし、誰もが見ることができ、理解しやすい教育や学びのビジョンやプランをつくることが重要だと考えます。市内外の大人も子供も学校も社会も同じ方向が見え、理解することが、今そしてこれからの士別のまちづくりにとって重要かと考えます。その点についてはいかがでしょうか。経済をつくり、回すのも人、福祉サービスを受けるのも、提供するのも人、自治会活動をするのも、コミュニティーを守っていくのも人、どの分野においても人が関わっています。どの分野においても、人の成長が各分野の成長に関わってくると考えると、まちづくりと教育、学びは切っても切り離せない、むしろ非常に密接な関係にあると考えます。その点はいかがでしょうか。次期まちづくり総合計画策定中かと存じますが、未来のまちづくりにおける教育や学びの在り方、位置づけ、方向性、重要度について、市長のお考えをお聞かせください。次に、士別市の教育ビジョン、プランを、市内外、老若男女、誰もがアクセスでき、分かりやすい形で掲げることを提案いたします。士別市の学校教育及び社会教育の内容や効果につきましては、北海道教育委員会の方などから非常に高い評価をいただいているとお聞きしております。市内の教育関係者も同様に、よい評価をされていらっしゃることを耳にいたします。しかし、一市民におきましては、よいと評価している人も一部いらっしゃると思いますが、大多数の方が、そもそも何のために何をやっているのか知らないといった状況にあります。これでは士別市の教育はもちろん、さきのテーマでもありました、まちづくりが産学官民、市全体として力強く推し進められることはありません。まずは、市全体として、共通理解、認識を持つことが重要ではありませんでしょうか。未来の大人である子供たちが自分たちの力を高めていくために、多くの市民が子供たちを応援していくような、よりよい環境をつくることが重要であると考えますが、いかがでしょうか。そのためにも、士別市が行っている教育や学びについての今後の在り方や方向性が市民に浸透していくことが重要と考えますし、市内の学校教育関係者や社会教育関係者からも同様の意見をお聞きします。また、学校教育関係者からは、学習指導要領にのっとり学校教育を進めていくことは大切ではあるが、士別市の学校としてどのような教育を目指すかということも、今となっては重要ではないかといった意見も聞きました。士別市の教育の向かう方向、その中に学校教育と社会教育がすみ分けされていて、それぞれの役割などを明記し、分かりやすいビジョン・プランを共有していくことが必要だと考えますが、いかがでしょうか。ここで、先進的に行われている他自治体の教育プランにつきまして説明させていただきます。添付資料のように、安平町では、あびら教育プランという教育の在り方や方向性、行う事業などがまとめられた教育に関わる人以外も理解しやすい旗印が立っています。ここでいう旗印とは、自治体として教育や学びをどうしていきたいか、教育や学びを通し、自治体の子供から大人までの市民にどうなってもらいたいか、そのためにどのようなことをしているかなどのビジョンやプランとなります。安平町のあびら教育プランでは、行政の考える教育の目標を日本一の公教育を目指すまち、教育プランの在り方として、あびら教育プランが担うのは、子供たちの挑戦の場、そして地域コミュニティーや学校をも巻き込みながら進化し続けますとあります。教育プランってどういったものかというところですと、北海道安平町の挑戦できる人を育む教育パッケージ、そして、このように年代に合わせて事業を行っていることも説明をしております。そして、どのような力を身につけてほしいかというところは、不確実なこの時代を生き抜くために最も必要な力、自分に期待する力を身につけてほしいとされています。そして、教育プランをつくった背景としまして、不確実な世の中に対し、子供たちが自分で未来を構想し、自分を信じて行動できる力をつけるためとあります。そして、現代は、新型コロナウイルスなどの感染症、台風、地震などの災害、AI技術の急激な変化により、世の中の変化が予測しにくくなっています。このような変動が激しく、不確実な社会の中で子供たちが豊かに生きていくためには、様々な人や情報と向き合い、主体的な行動、挑戦を繰り返して、自分自身をアップデートし続けるということが必要になっていくと考えています。ただし、学校現場の多忙な状況を見ると、学校教育だけにこの機会創出を委ねるのは難しいことは明らかです。そこで、社会教育の立場から、その特性を生かして、まちの子供たちに地域をフィールドにした新たな教育機会を創出する目的で立ち上がったのがこの教育プランですとございます。こちらはホームページにもございますが、実際に紙媒体の冊子などでも教育プランの広報を行っているということです。このように、誰もがアクセスできて、分かりやすい教育プランを提示、共有することで、教育関係者だけでなく、市内外、老若男女、誰もが士別市の教育について理解でき、その上で応援したり実践することができる、これまでよりさらによい風土や文化がつくられていくと考えます。なお、近隣の自治体の下川町では、下川町地域教育ビジョンという名前で、誰もが下川町の教育の在り方や方向性を見ることができる旗印が示されています。また、全国的には、石川県加賀市の教育ビジョンも一目置かれています。最後に、今年の5月に安平町に足を運び、実際に現地で住まわれている方々のお話を聞いていると、多くの町民が教育プランを理解していると感動しました。出会った50人ほどの大人たちは、子供の未来のためにというマインドを持っていて、様々な事業に関わったり、事業を理解し、事業に参加せずとも子供たちを応援しているとのことでした。話の中で、大人たちが背中を見せてあげることも重要だと言っていました。挑戦する姿勢を大人たちが見せ続けること、失敗を恐れないで挑戦することが大事だと。大人が失敗することで、子供たちも失敗することを恐れず挑戦できるようになると。そうすることで、子供たちの可能性を広げることができると多くの方が口をそろえておっしゃっていました。重ね重ねになりますが、士別の教育を力強く、士別市全体として、まちづくり、人づくりを推し進めていくためにも、安平町のように、市民をはじめとした多くの方々が理解をしやすい旗印を立てることが重要と考えます。そのためにも、内容については士別独自のもので、時代や市の現状に合わせてビジョン、プランを策定していくのはいかがでしょうか。最後になりましたが、まちづくり基本計画、教育大綱や教育行政執行方針、士別市教育推進の重点、士別市人づくり・まちづくり推進計画、事業内容の一連の施策が市内外、老若男女に浸透していくために、これまで行われてきた方策についてお聞かせください。併せて、今士別にいる大人もそうですが、何より未来の大人である子供たちのために、教育ビジョン、プランの策定を進めていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。 (降壇)

答弁 市長 渡辺英次

石川議員の御質問にお答えします。初めに私から教育や学びの在り方に対する考えについてお答えし、教育行政全般に関する御質問については教育委員会からお答えします。私が考えるまちとは、地方自治法に定められた地理的、物理的なものではなく、市民一人一人が夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営むことのできるコミュニティーであり、生活を支え合うことができる共同体と考えており、地域経済も含めて、まちが成立していると認識しています。これは、国のまち・ひと・しごと創生法におけるまちの定義と同様であります。また、教育や学びは、まちづくりはもとより、個人の生き方や幸福度の向上にも重要な要素であると考えています。本年の市政執行方針では、国の教育振興基本計画における持続可能な社会のつくり手の育成と日本社会に根差したウェルビーイングの向上を受け、本市においても、学校、家庭、地域が連携し、地域の教育力の強化、多様な状況に応じた学習者主体の学び、協働の学びを展開し、学力の向上はもとより、豊かな心と健やかな体を育むことが肝要であると申し上げました。そして、そのベースとなるのは、市民が豊かにいつまでも安心して暮らせるまちの実現に向けた市政運営であると考えています。本市の発展に欠かすことができない教育と学び、そして人づくりについて、今後も教育行政執行方針に基づき、さらなる充実に努めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

答弁 生涯学習部長 三上正洋(生涯学習部長は2025年3月まで)

私から教育ビジョン、プラン、方策の策定についてお答えいたします。本市の教育は、平成27年度総合教育会議において協議を重ね決定した士別市教育大綱の全ての市民への主体的な学びの機会の提供や、子供たちが士別に誇りを持ち、自分も他人も大切にし、夢や希望を持ち、その実現に向かって進む豊かな人格を養うこと、歴史や文化を尊重し、豊かな地域社会を目指した人づくりを基本としております。また、一連の施策の方策は、各世代の学びを小学校の体験活動から始め、中学校のアイデアの実践、青年を対象としたまちづくりの担い手の育成、そして高齢者の生きがいづくりへと各層に応じたテーマを設け、生涯において、ふるさと士別の特色を生かして展開しております。教育施策の周知につきましては、毎年第1回定例会において教育長から教育行政執行方針を申し上げ、その方針に沿った各種事業の計画や実績などは、ホームページやフェイスブック、新聞報道などで市民の皆様に広くお知らせをし、現士別市まちづくり総合計画にあります我がまちの個性の一つ、だれもが、いつでも、どこでも、生涯にわたって学び続けられるまちづくりを進めております。中でも、義務教育から高校までの学びの段階については、士別市教育大綱に基づき作成いたしました教育行政執行方針の内容を1枚物にまとめた士別市まなびフォーカスを作成し、年度当初に開催しました市内小・中学校、市立高校の校長、教頭、主幹教諭を集めた士別市立学校教育推進会議でお示しをし、小・中・高校と本市教育の目指す姿の共通理解を図ったところであります。各学校においては、子供たちの生きる力の育成に向け、7つの重点を位置づけ、確実に教育活動を推進しているところですので、さらに、士別市まなびフォーカスを各世代や社会教育も加味したものに、今後、改善するなどして、市民全体に幅広く周知を図ってまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

質問 2番 石川陽介

市長から答弁いただきましたまちづくり、そして、そのまちとはどういったものか、そして、教育、学びはどういったものかというお話、非常に前向きなお話だったので私もうれしく思っております。その中で、ぜひまちづくり計画にもそういった教育の重要度などを掲げていただければと思っているところでございます。そして、教育委員会から回答いただいたところでございまして、最終的には、まなびフォーカスといったものと教育行政執行方針を用いて、市内の市民ですとかそういった方にお知らせをしているということでございました。まなびフォーカスについてホームページでも調べたのですけれども、まなびフォーカスがどこに落ちているのか分からなかったので教えていただければとは思うのですけれども、何よりも、今必要だといった話は、教育関係者は先ほどお話ししたとおり、こういった教育行政執行方針ですとかまなびフォーカスという部分で理解しやすい環境にあるというのは私も存じているところではあるのですけれども、やはり教育をまち全体として推し進めていくためには、市民全体がまなびフォーカスでしたり執行方針という部分の要素を理解していかなくてはいけないと思っておりまして、それが一目で分かるものなのか、よくあるのですけれども、文字がずっと書いてあるようなものだと、結局、読みにくいというか、理解するまでも至らない、まず読まないというところで終わってしまったりしてしまうので、そういった意味で、市内の人も市外の人も、どなたでも見ることができて、そして、理解のしやすい学び、そして士別市としての教育のビジョンとプラン、そういったものが必要だと考えているところであります。その点もう一度お聞かせいただければと思います。

答弁 生涯学習部長 三上正洋(生涯学習部長は2025年3月まで)

お答えいたします。ただいま石川議員のほうから再質問で、このまなびフォーカス、まずはホームページの掲載の場所が分からないということでしたが、先ほど私の答弁の中で若干言葉足らずのところがございました。現時点で、繰り返しになりますが、年度当初に開催しました士別市立学校の教育推進会議の中で、まずは管理職、また主幹教諭等々でお示しをし、我々教育委員会の方針を学校に落とし込むといった形でお示しさせていただいているというところです。各学校の中でも、これまでの学校経営方針ですとか、そういったこともあろうかと思いますので、教育委員会のほうで示したまなびフォーカスがそのまま丸々これを進めてくれといったことはその場では説明せず、こういったことも含めて参考にしていただきたいということでお示しをしているところであります。まなびフォーカスの部分については、国が示す教育基本法から成る方針の部分で、令和の日本型教育の構築といった形で、まず一つ国のほうは、自分のよさや可能性を見つけ、目標実現に向け立ち向かう子供たち、それを踏まえて北海道のほうでは、3つの施策の柱というところを掲げておりまして、子供たち一人一人の可能性を引き出す教育の推進をはじめ3つの部分、そして、さらに上川教育局の中で4つの重点、その年度初めに示されたものを士別市教育委員会独自の部分で、なおかつ教育振興基本計画の全体像の中から大きく逸脱しないような形で、先ほど答弁で申し上げましたとおり、7つの重点ということで学校のほうに示しているといったところです。繰り返しになりますが、この部分については、今後、学校教育のみならず、社会教育も含めた中で精査をしながら、精査したものをアップしていくといった形で、現時点ではホームページのほうには掲載しておりません。あくまでも学校の管理職、主幹教諭に向けてまずは作成させていただいたということになります。もう1点、文字が多くて読みにくいといったところもございました。そういった学校関係者向けの部分で、まずはつくらせていただいたので、こういった構成にはなっているところです。今後、お話にありましたとおり、もしホームページに掲載する場合には、当然、市民が、誰が見ても分かりやすいような形にしていくべきだと思いますので、その後、先ほど申し上げた学校教育以外のものも精査して作成したものをホームページ等々で掲載をしていくという形で進めていきたいと思います。以上です。

再々質問 2番 石川陽介

再々質問になるのですけれども、まなびフォーカスというところで、今お答えいただいて、ホームページにはないというところと、今は学校関係者だけというお話だったと思います。この後、社会教育の方面についても追加していくといったことで私のほうも理解したのですが、そちらでよろしかったかどうか。そして、国が言っている方針に対して、今、学校に対して、こういった授業とか学びをしていくというところがまなびフォーカスだというお話だったと思います。もちろんそれも大事だと思いますし、それを基礎にして士別市独自のものを今考えているということだったと思います。何よりも、これらいろいろな方針ですとか、まなびフォーカスというものがあったりとか、そういった文書、方針、計画、大綱などいろいろある中で、やはり先ほど、三上部長からも見やすいようなものをつくっていくということをお話しいただきましたけれども、ぜひ、まず士別市としてという部分が一番ですし、その士別市として、今いろいろな時代の変化がある中で、これまで過去の方針とかはもちろん大事だと思いますけれども、今後、一体どういったことが必要になっていくかというところを、教育関係者ももちろんそうですけれども、市民全体として考えていけるようなことがまずはプロセスとしても必要だと思いますので、そういった部分も含めて、教育関係者だけのものにならない、市民全体が士別市の教育というものを推し進めていくためのもの、これがまなびフォーカスになるのか分かりませんが、そういったものをつくっていただきたいと思っております。ぜひ最後に御回答をお願いいたします。

答弁 生涯学習部長 三上正洋(生涯学習部長は2025年3月まで)

再々質問にお答えいたします。先ほど、私のほうで士別市まなびフォーカスの説明をさせていただきました。この部分、議員御質問の中でも、広く市民からも意見をといった中での反映ということを問われているということもございます。全部の市民から聞くというところよりも、まず、社会教育については、社会教育委員の会議等々で市民の代表の方が集まる場がございます。その場の中で研究、協議を行っておりますので、こういった場の中で社会教育委員の御意見を伺いながら、こういった見やすい、分かりやすいものを視野に入れてつくり込んでいきたいと思っています。先ほどの学校のほうでは、このまなびフォーカスをということでの再々質問でもございましたが、まず、学校では、この士別市まなびフォーカスを我々が示す前に、先ほど申し上げました国の部分の施策ですとか、道の基本理念ですとか、上川教育の重点、それを落とし込んだ中で、年度当初の前に、次年度の学校の経営プランということで落とし込んでいる部分があります。もう既に出来上がって、各学校では年度初め4月1日にはもうスタートできているものになりますので、その後に開催した今回の会議の中で教育委員会のほうでお示ししたということで、そこは自分たちの学校経営プランも生かしつつ、このまなびフォーカスも参考にしながらということで今回はお示しをしているところです。最後になりますが、この部分については、先ほど来の繰り返しになりますが、様々な意見をいただきながら、分かりやすく、見やすくという形で、修正したものを市民の方に周知をしていきたいと考えております。以上です。

出典:士別市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる