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士別市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月12日

人材育成と職員数について

2023年12月12日、士別市議会の一般質問で、石川陽介議員が「人材育成と職員数について」質問し、市長 渡辺英次が答弁しました。

質問者
石川陽介 議員
答弁者
市長 渡辺英次

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 2番 石川陽介

(登壇) 通告に従いまして一般質問を行います。午前中、奥山議員が人材確保についてといった質問をされておりまして、一部重なるところもあるかなと思いますが、よろしくお願いいたします。その中でも、市長がおっしゃっていた職員の育成に力を入れていくというお話を聞いて、非常に私自身うれしく思いました。ちょっと釈迦に説法感も出るかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。令和6年度予算編成方針では、2の令和6年度予算の基本方針内(6)の多様な人材の確保・育成に向けた戦略的な取組、様々な職種での構造的な人手不足に対応するため、あらゆる手段を講じて人材の確保・育成を図ること。職場環境の改善、働き方改革、若者や外部人材等の活躍など、多様で柔軟な働き方を選択できる環境整備に努めるとともに、挑戦する人を応援できる体制の構築に努めることと示されています。今回、人材育成と職員数に対する取組につきまして、3点お伺いいたします。令和3年10月10日の渡辺市長の所信表明の中で、市政運営の基本的な考え方に、元気なまちづくりは元気な市役所づくりから始まると考えています。まずは職員一人一人の意見を聞きながら、互いの理解を深め、信頼関係を築き上げ、働きやすい職場環境づくりを進めるとともに、職員と市民の英知を広く結集し、市政に反映できるよう取組を進めます。また、市内経済の活性化による財政基盤の強化では、職員一人一人が担当部署のプロフェッショナルである意識をさらに高め、市民サービスの向上に向けた事業提案や事務事業の見直し提案など、さらなるボトムアップが可能となる仕組みを創設しますと示されております。市内経済の活性化や子育て、教育、福祉等のサービス向上のための職場環境づくりはもちろん、職員の能力のさらなる向上、人を重要視している考えは、私も重要なことと考えます。元気なまちづくりには、市役所はもちろん、民間の事業者も重要になってきます。人材確保と人材育成という面では、行政も民間も同様の課題を持っているかと考えます。民間の事業者からは、依頼はたくさんあるが、人がいないため受託できない、人がいれば受託できる仕事が増えるというお話を聞いていて、人材確保が急務なこと、また、場合によっては必要な能力や資格がある人がいないとできる仕事の幅も増えないと。それらの理由から、適した人材がいれば解決でき得る課題を取りこぼしてしまうことが悔やまれると耳にしております。その中でも現在、民間に対しては中小企業振興条例があり、その中で人材育成に対しての補助を行っていることと存じます。一方、今回質問にしている行政の人材育成についてはどうなっているでしょうか。人材確保や人材育成のよい流れをつくることができないと、まちの心臓といっても過言ではない、行政も同様の問題に陥ってしまうのではないでしょうか。質問の1点目に、現在行っている職員の人材育成はどのような取組をしているのか、また、これから行う予定の人材育成について、どのような取組をお考えか、お尋ねいたします。2点目に、人材育成の取組として、民間への出向を行うのはいかがでしょうか。一例を挙げますと、広告会社や企画会社など多角的な面から課題解決を行っている会社などです。他市の例では、神戸市役所では、2016年からヤフーに毎年出向されており、兵庫県三田市では2021年からLINEに出向されており、長野県高森町では、高卒3年目の職員を対象に民間企業への出向を行っているという状況もございます。出向を提案する理由は2つあり、1つ目は、その中で頭や体を使い、実働することで、様々な関係者との協働をする力をはじめ、リサーチ力、コミュニケーション能力、マーケティング力、発想力、企画力などを身につけ、地域経済活性化をはじめ、様々な課題に多角的な角度から解決のアプローチができるのではないかと考えます。2つ目に、民間の事業者のぎりぎりな感覚を理解してもらいたいからです。民間の会社であれ、個人事業主であれ、仕事をしている人全員が、ほぼ毎日売上げと向き合っています。日々の売上げは、自分たちの給料、生活費に関わってくるため、売上げと生活が背中合わせにある感覚です。そのため、毎日の業務に必死になっている、その感覚を少しでも理解していただきたいです。これらの経験や感覚、スキルを会得した暁には、市民や事業者など、ユーザー目線に立ち、地域経済の活性や、子育て、教育、福祉、ほか様々な課題に対し、多角的な視点から解決をしていただきたいです。勘案すべきことはあるかと思いますが、ぜひ積極的な人材育成に、民間出向も御検討されてはいかがでしょうか。3点目に、職員の方々の現状の業務量と人材育成との兼ね合いはいかがでしょうか。人材育成を考えるときに、研修や出向した場合、その人分の仕事をほかの職員でカバーしなくてはいけないことが想定されます。そのときに、職員の業務量がいっぱいいっぱいだと、働く環境のバランスが崩れ、モチベーションの低下や様々な問題が生じるおそれがあります。一方で、現在はもちろん、将来的にも、行政機関がよい仕事を続けていくためには、世代横断的に、行政の知識はもちろん、コミュニケーション能力をはじめ、さきにも言った課題解決の力を身につけていく必要があります。現状の業務量でいっぱいいっぱいになってしまうと、視野を広げたり、視座を高めたりするための時間や気持ちの余裕は生まれないのではないでしょうか。今をおろそかにしてはいけませんが、精いっぱい暮らしを続けている若い世代や未来ある子供たちのためにも、業務量と財政健全化実行計画の職員数削減のバランスを慎重に考えて人材育成に当たっていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。重ね重ねになりますが、今、そして将来、行政機関はもとより、士別というまちがよりよく続いていくために、ぜひ人材確保、人材育成に力を入れていただきたいと存じます。以上、どうぞよろしくお願いいたします。 (降壇)

答弁 市長 渡辺英次

石川議員の御質問にお答えします。初めに、現在行っている人材育成と、これから行う予定の人材育成についてです。近年の地方自治体を取り巻く環境は、人口減少、少子高齢化社会の進行や環境問題の顕在化、自治体デジタルトランスフォーメーションの推進などの下、目まぐるしく変化をしています。そのような状況下にあっても、限られた財源や人材を有効に活用し、多様化する市民ニーズに対応しながら、行政サービスの向上に取り組むことが求められています。本市では、士別市職員人材育成基本方針を策定し、職員の能力開発を総合的、計画的に推進するための基本的事項や、能力開発に関する様々な取組に基準を設け、職員研修はもとより、人事管理や職場の環境づくりの推進を含めた総合的な観点から人材育成に取り組んでいます。今年度の職員研修では、人材育成基本方針に基づき、ナッジ理論を活用した資料作成研修、DX推進員の育成に向けた研修などの市独自研修や、北・北海道中央圏域定住自立圏合同職員研修、市町村アカデミー派遣研修等を行ってきたところです。今後においては、OJT、オンザジョブトレーニングの推進や研修メニューの充実に加え、北海道へ1年間の職員派遣研修を計画しているほか、財政健全化実行計画期間終了後は、みよし市職員派遣研修も再開する中で、職員の人材力向上に努めていく考えです。次に、民間事業者への派遣研修についてです。本市では以前から職員の派遣研修は、北海道との相互交流等を中心に行ってきており、今後においても、基本的には道や自治体などの公共への派遣研修を想定していたところです。民間事業者への派遣研修実施に当たっては、年単位での派遣を行う場合、職員数の関係から計画的に実施をする必要があり、派遣期間についても検討をしなければなりませんが、道内の自治体においても民間への派遣を実施している事例があることから、職員研修計画の立案に当たっては、石川議員の御提言も踏まえ、他自治体の取組も参考にしていきたいと考えています。次に、職員数と業務量についてです。健全で安定的な財政基盤を確立し、効率的かつ効果的な行財政運営を念頭に、事業実施に必要となる適正な定員を確保するため、計画的な定員適正化に努めてまいりました。医療職を除き、平成17年の合併時には427人だった職員数は、令和2年4月1日現在で328人となり、財政健全化実行計画では、そこから15年かけて30人を削減する目標を掲げています。議員お話しのとおり、業務過多になると目の前の業務処理に追われ、自己研さんやOJT、研修受講など、自己の成長に目が向かなくなり、人材育成に影響を及ぼすことも考えられます。職員数の減少によって、過重な業務量とならないよう、機構改革による効率的な組織運営とともに、人事異動を通した適正な人員配置に努めてまいります。なお、本年9月に総務省のポスト・コロナ期の地方公務員のあり方に関する研究会において、人材育成確保基本方針策定指針に関する報告書が取りまとめられました。これは、地方自治体職員の育成方針を提示した人材育成基本方針策定指針に、人材育成のみならず人材確保や職場環境の整備を図る観点を加えたものであり、社会情勢の変化による人材確保の影響に対応していこうというものです。報告書を受け、国では新たに人材育成確保基本方針策定指針が定められる予定であることから、本市においても策定指針を踏まえて士別市人材育成基本方針を改正し、人材獲得競争の激化に対応していく考えです。議員お話しの業務量と財政健全化実行計画の職員数削減のバランスにつきましては、行政課題がより一層複雑・多様化していく中、良質な行政サービスを安定的に提供し続けることができるよう、計画的な職員採用と併せて慎重に検討をしてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

出典:士別市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月12日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる